琴似川と宮の森排水の合流点~奥三角山山頂より~

琴似川と宮の森排水の合流点
写真に写っている小高い山二つ、奥は円山、手前が神社山。その神社山のふもとに見える学校のグラウンド。丁度そのあたりに、の合流点があります。

琴似川は、盤渓の森の中から札幌の西区・中央区を流れていきます。とともに札幌中西部の基幹となる河川なのは、このブログで何回も紹介しています。

琴似川はそのほとんどを三面護岸か暗渠の中にその流れを預けています。上流部はこの写真のように、札幌都心部に面する山間部にそっていて、各山間部から流れる小河川を支流に持っています。

宮の森排水もその支流のうちのひとつでです。以前もこのブログで琴似川と宮の森排水の合流点でエントリーをしていますが、その姿を拝むことは未だかなわず。今回も奥三角山から遠望という形でのご紹介となりました。

琴似川上流部の支流をめぐることは是非機会を設けて行いたいと思っています。

この写真を撮った奥三角山は、札幌都心部に面する山としては、なかなかの景観を見せてくれる穴場スポットといえるでしょう。適度に高度感があり、ビルの林だけではない、緑の縁のある190万都市をみるとができます。

では、ここまで歩いてきたルートを以下に載せます。


今回は、山の手から三角山~大倉山を縦走し、奥三角山へとたどっていきました。

三角山登山口

三角山登山口

入山は、車を置くスペースのある山の手口を利用しました。

三角山の頂上は標高311m、標高差240mを約1.2kmかけて登ります。近くの人の散歩コースとなっているようでこの日も常連のような方々が元気に歩いていました。

昨年三角山に登ったときは大倉山からの縦走路を利用してきましたので、このコースは初の利用です。

山頂までは、

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二の坂、三の坂・・・・九の坂

と、合目表記をしています。

そして、山頂への最後の坂の前に


あずまやがあります。

ここからあと一息踏ん張ると。

三角山山頂

三角山山頂

三角山山頂より、藻岩山麓方面を望む

三角山山頂より、藻岩山麓方面を望む

三角山の山頂となります。ここは札幌駅方面の絶好の展望台なのですが、今回はあえて、藻岩下方面の写真を撮ってみました。

時折雨がぱらついてきていましたが、午後から本降りとの予報を信じて、縦走路を大倉山へと向かうこととします。

三角山山頂を降りて縦走路にはいるとすぐに、

三倉の大下り

三倉の大下り

この縦走路一番の難所の三倉の大くだりとよばれている、急な長い坂を下っていきます。

ここを過ぎれば、あとはアップダウンが多少あるものの、綺麗に整備された山道をハイキング気分で歩いていくことができます。

萩の花

萩の花

道中、萩の花や、きのこなど、秋の装いとなりつつある山道を見物しながら、

大倉山山頂

大倉山山頂

標高307mの大倉山山頂へと到着します。

大倉山シャンツェとそのの展望ラウンジ からの絶景はあまりにも有名ですが、帰りによることとして、先に進みます。行き先は、奥三角山!

自然歩道の小別沢口へと向かっていきます。

大倉山をすぎると、いままでの一級国道なみの山道から、少し細くなって、それでも綺麗な1級道道な感じの道となります。そこを大倉山・奥三角山間の標高240mあたりのコル、小別沢トンネルの丁度上あたり、まで降りていきます。

ツユクサ

ツユクサ

道端にはツユクサの花が咲いていました。

ワレメ

ワレメ

小別沢のコルには割れ目といわれる独特な地形があって、この自然歩道から宮の森側へとぬけれるような道となっています。

ここからは奥三角山への直登路をえっちらおっちら登っていきます。

奥三角山直登

奥三角山直登

かなり急な斜面なので、結構な登り応えです。休み休み登っていくこととなりました。

この斜面を登りきると稜線へと飛び出すので後は奥三角山山頂へと到着です!。

奥三角山山頂

奥三角山山頂

切れたった崖の直前までテラス状となっているので札幌の市街地を臨む絶景ポイントとなっています。

札幌都心部の山々(大倉山、三角山、円山)あたりの景色に見慣れたら是非こちら側からも景色をみて欲しいポイントです。

と、ここまでは小雨もぱらついてはいましたが、丁度よいハイキング気分だったのですが、この山頂で休憩をとってさぁ、下山となったときに、いきなりの本降りがはじまりました。

急いでカメラをしまい、雨具を着ようかとおもいましたが、夏の名残の雨なので、そう冷たくはありません。そのまま濡れたままで、歩くこととします。

相方さんは、かさ、ウインドブレーカー、登山パンツ。

私は、普通のポロシャツ、作業ズボン、麦藁帽。

この差が凄かったですね。

上半身は私はもちろんずぶぬれ。相方さんは、傘とウインドウブレーカーに守られ、それほど濡れませんでした。ただ、ウインドウブレーカーを着込んでの歩行で若干蒸れたようでしたが。

そして決定的だったのは、ズボン。下山時の状態は私は下着まで濡れ濡れ。相方さんの登山パンツは撥水も効いていて、下山後彼女の用事を済ますにも支障がないくらいでした。

やはり登山用品ってのは、こういった雨の日に差がでるもんなんだなと改めておもいました。

今回はそれほど冷たい気温でもなく、しかも途中大倉山の展望ラウンジなんていう絶好の雨宿りのできる施設があることも頭にあったので、軽装で充分でしたが、もっと奥深い山でこういうことにであったら、、、。

道具の大切さを十二分に体験できた山行となったのでした。

撮影場所  札幌市中央区宮の森 奥三角山
アクセス難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000
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