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石狩川と知津狩川の合流点

石狩川と知津狩川の合流点

先ほどのエントリーの石狩川河口からほどない場所にこの石狩川知津狩川の合流点があります。

石狩川に流れる最後の支流として知津狩川があるわけなのですが、その合流点は汽水域というよりもほぼ海といってもいいくらいの場所です。

現在の知津狩川は河川改修によってこの地に河口をさだめていますが、以前は日本海にそそぐ本流としてながれていたそうです。知津狩川は川幅せまく蛇行もしていたため、よく氾濫をおこし付近の生活の脅威として存在していました。長年にわたり改修を重ね現在の流路として安定をしているようです。

石狩市の八幡~シップ地区をあるいてみるとわかるのですが、海岸そばまで田園がせまっており対岸の石狩川左岸の漁業集落とはまた趣をかえています。八幡の市街地区の中央にあたる十字路には「JA(農協)」の大きなたてものがあり、まるで左岸地域とは違うんだよってアピールしているみたいでした。

ちなみにこの知津狩川は以前は石狩町と厚田村の境界線だったのですが、現在市区町村統合によって石狩市の市内の一河川となっています。ただ、今回の撮影場所の住所をご覧になってもわかるかと思いますが区の境界ではあるようです。

 

撮影場所 石狩市厚田区聚富525
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

石狩川河口

石狩川河口

今回は大河石狩川の最終地点。石狩川河口です。

北海道の開拓はこの石狩川を中心におこなわれていたといっても過言ではないでしょう。その証拠にこの川の流域には、札幌市・旭川市・岩見沢市・千歳市など、道央~道北地域の主要都市が存在し、流域内市町村人口は約308万8千人をほこります。(平成12年国勢調査)。

流域の人たちにとっては母なる川としてのイメージを小学校のころに校歌や社会科の地域史なんかですりこまれているのではないでしょうか。また度重なる洪水などの水害で暴れ川のイメージや、旭川以南の何処までも幅広くとうとうと流れる様とカムイコタンのイメージを重ね神々しささえ感じるかもしれません。そんな川の最終点、訪れる人も釣り人(右岸地域)や観光客(左岸地域)など訪れる方も多数です。

私も幾度とおとずれています。ただ、今回は初めて河口部右岸に訪れてみました。この写真にうつっている石狩川河口導流堤が存在しているので、ここまでが川ですよ感がわかりやすいかなと思ってみたのですが。ご覧の通り導流堤の内側には波が襲ってきていて、川な感じはまったくありません。

ただ、この導流堤がなければ、この砂浜は常に浸食されていったのではないのかなとも思えます。かなり古い施設っぽいヤレ感もでていていかつい海の施設という感じですね。

このあたりは結構釣り人のメッカらしく、この日も釣り人が数名いました。

以前訪れた左岸地域の写真も合わせて掲載しておきます。

2007年5月石狩川河口部左岸

2007年5月石狩川河口部左岸

2013年6月石狩川河口部左岸

2013年6月石狩川河口部左岸

 

撮影場所 石狩市厚田区聚富618−11
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2