カテゴリー : 空知

北海幹線用水路とパンケ歌志内川の立体交差

北海幹線用水路とパンケ歌志内川
今回のエントリーは合流点ではありません。

なんと交差点です!!しかも立体交差!! 登場するのは上を流れているのが、下をくぐるのがです。

北海幹線用水路とパンケ歌志内川の立体交差

北海幹線用水路をくぐるパンケ歌志内川

川めぐりをするまで、水の流れが立体交差してる場所があるなんておもいもよりませんでした。

まぁ、今回の北海幹線用水路は純粋な河川ではなく、用水施設なのですが、川の名前を調べる地図 様で調べると石狩川水系の名称不明の流路として表示されますので、本ブログでも石狩川の支流扱いとしてカテゴリーしておきます。

全長約80kmの北海幹線用水路は

北海幹線用水路の旅は赤平の北海頭首工から始まります。しばらく、道道227号赤平滝川線と併走します。途中、幾つかの小河川をまたいだりしなければなりません。こうした箇所では水路橋が設けられでいます。歌志内の北光一の沢をまたぐ焼山水路橋、ペンケウタシナイ川の上を通るペンケ水路橋などはその代表的な例です。また、美唄川、幾春別川、幌向川、夕張川など、逆サイフォンを設けて川の下を抜ける工法が採られたところもあります。丘陵末端とはいえ、山腹には起伏が少なくないためトンネルで通過する箇所もあります。

ペンケウタシナイ川を越え、さらに進みます。ポンプを使って水路の水を流すことは無駄なエネルギーの消費になるため、できるだけ自然に流下するように蛇行し道央自動車道と一般道の下を流れるところもあります。砂川市内には思わず歩きたくなるような欧風の並木道があります。街の人たちに安全に水に親しんでもらうために、水路に約1㎞にわたって覆いをかけ、大部分の水はそこを潜るようにしながらも、一部は表面を流れるようにしてある親水公園もあります。このような公園は、美唄や岩見沢市内にも見られ、市民の憩いの場になっています。

三笠市では幾春別川の水を市来知頭首工で分水した市来知幹線が岡山付近で合流しています。南幌町に入ると夕張川から揚水をして南幌リバーサイドゴルフ場のグリーンの上空を通過して幹線に水を引き入れ、最終ランとなります。引用元(空知産業遺産と観光)

と、空知産業遺産にもえらばれ、さらに北海道遺産にも選べれている日本一長い用水路なのです。いままでも、秩父別のや真駒内川から分流するなどを紹介してきた本ブログです。北海道の大動脈だろうこの北海幹線用水路を紹介しないでどうする!ですよね。

実際にみてみるとこの北海幹線用水の流れのスケールの大きさにびっくりします。

やはり水というのは人の生活ときっては切れない存在なんだなとこういう施設をみると改めておもってしまいます。

 

あと、実は、、、ここ砂川にきた目的は、、

2014オールジャパンジムカーナ(全日本戦)

2014オールジャパンジムカーナ(全日本戦)がここ砂川でおこなわれたのでした。

先月のダートラ全日本戦に続き今年2回目のモータスポーツ観戦がこの日の本来の目的だったのです。

今年よりJAFのジムカーナの車両規定は改造無制限のD車両は廃止となり、ちょっとさびしいかなともおもったのですが、

2014全日本ジムカーナ第4戦

SC車両ではAE86や、

2014全日本ジムカーナ第4戦

GA2 シティなんかの懐かし車両も元気にはしっていたりします。

かなり楽しませてもらいました(^^)

今回の各クラスの優勝者の写真は写真共有サイトフォト蔵にもUPロードしました。

 

撮影場所 砂川市吉野1条南2丁目1−8
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

奈江豊平川とパンケ歌志内川の合流点

奈江豊平川とパンケ歌志内川の合流点
北空知~中空知遠征も場所を砂川に移動し、天気も青空がみえてきました。今回のエントリーは奈江豊平川パンケ歌志内川の合流点です。

写真をごらんの通りものすごく広いですね。実はここ砂川オアシスパークといいまして、

100haの広大な池は流域の住民を洪水から守るため旧石狩川跡地を利用してつくった遊水地で治水機能を兼ね備えています。ウォータースポーツ(ヨット、カヌー)や釣り、バーベキュー、自然散策、ジョギング、犬の散歩など多様に楽しめます。
パークゴルフコース、ローラースケート広場などの遊具施設も充実し、イベント等も開催されています。3~4月にかけては白鳥が飛来します。(引用元 そらち産業遺産と観光)

という場所なのです。

写真奥に見える尖塔の付近で奈江豊平川とパンケ歌志内川が合流をしています。この遊水地の水の供給源は現在はほぼ奈江豊平川ですが、昔は石狩川がのこしていった三日月湖なんでしょうね。

パークっていう具合ですから付近住民の憩いの場として充分機能をしています。広大な水をたたえているので、釣りや

こんな具合にウインドウサーフィンに興じる方もいたりします。

こんな具合にウインドウサーフィンに興じる方もいたりします。

そんなのどかな砂川オアシスパークなのですが、この日ばかりは、尖塔の向こう側・石狩川河川敷にて、

全日本ダートトライアル第三戦 砂川

全日本ダートトライアル第三戦が爆音と砂埃の中おこなわれていました。

今回の遠征の最大の目的はこのモータースポーツイベントの観戦です。
そのときの模様は、写真共有サイトフォト蔵の私のアルバムに掲載しています。 ご興味のある方はごらんになってみてください。

 

撮影場所 砂川市西7条南11丁目2−5
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

ポンクラ川と宮下川の合流点

ポンクラ川と宮下川の合流点
今回は滝川に場所を移してポンクラ川宮下川の合流点のご紹介となります。

今回ここを訪れた本命は、あとでご紹介する鉄道写真をとりたかったためなのです。

国道38号線脇で合流しすぐ空知川に流れこむこの両河川、ちょっとした渓谷美をかんじさせる場所でした。別段渓流というほどの山間部でもなく、すぐそばは住宅地ですし滝川と根室を結ぶ線路や国道ははしっているし、東滝川の駅はあるし、田んぼや工場もあったりでそこそこ人の手が入っている場所です。でもここだけすぽっと別の場所にきたかのような美しさをみせてくれました。

到着時には別の場所からのアプローチもおこなってみたのですが、イマイチでしたので場所を移しあまり期待せず国道沿いをあるいてみると、なんともすがすがしい水の流れる音が車の音にかき消されずに聞えてくるではありませんか。恐る恐る国道のガードロープをまたぎ谷間をのぞいてみるとそこにはこの写真のような光景がひろがっていました。こんなおもいもかけぬ贈り物でした。

もうひとつの目的は日本一長距離を走る鈍行列車(滝川9:37発~釧路18:02着 308.4km/)を写真に収めることです。この路線にキハ40形の国鉄色(朱色5号)が乗り入れているとききましたので、もしかしたらと写欲がふつふつとわいたのでした。

で結果は、、、。

2429D東滝川着-5/25

2429D東滝川着-5/25 

残念ながら朱色5号ではありませんでした。ただ、富良野発の快速電車もちょうどこの時間東滝川で交差します。、単線の根室本線なので2429Dは東滝川で交差待ちなのです。期待をしてまっていると、、。

富良野発快速3426D

富良野発滝川行き快速3426D

うーーん残念、ノーマルバージョンでした。

そうこうしているうちに、

釧路行き2429D

日本一長時間長距離の鈍行列車2429Dは東滝川を出発して釧路へとことこはしっていくのでした。

 

撮影場所 滝川市東滝川482
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

雨竜川と秩父別川・沼田奔川の合流点

雨竜川と秩父別川・沼田奔川の合流点
北空知~中空知遠征第2弾エントリーは、雨竜川秩父別川沼田奔川の合流点です。

前日の雨もともなって川ごうごうと流れる濁流となっています。写真のJR留萌線雨竜川橋梁の奥右側が秩父別川の合流点、奥左側が沼田奔川の合流点です。

雨竜川は北空知田園地帯の母なる川といっても差し支えのない川かと思います。旧空知支庁の北端幌加内町(現在は上川振興局管轄)朱鞠内湖の上流に端を発し、幌加内のそば畑を潤し、沼田・秩父別・深川・妹背牛・の田園に水を供給し滝川の北部で石狩川に流れ込みます。地図を見るとわかりますが、非常に曲がりくねってその流路をきずき、周辺に多くの三日月湖を残していっています。もちろんこの手の河川の常として洪水問題も抱えそれに対抗するため捷水路事業がこの秩父別地域でもおこなわれています。

石狩平野北部を石狩川とともに形成したこの川の荒々しく雄大な光景は一見の価値があると思います。

 

撮影場所 雨竜郡秩父別町秩父別2070
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

秩父別川と第一幹線用水路の合流点

秩父別川と第一幹線用水路の交差点

今回から四回に渡って5月25日に行った北空知~中空知の遠征記録となります。

江差遠征のときのように川のほかに撮りたいものがあったからなのです。

まずおとずれたのは北空知秩父別町秩父別川第一幹線用水路が交わる場所です。

この秩父別町、深川、妹背牛、などに並ぶ北空知有数の田園地域となります。訪れた日も朝早くから農家のみなさんが田植えうや耕作なんかで忙しそうに働いていました。田園都市だけあって町内を縦横無尽に用水路がはりめぐっています。中には国営の用水路なんてのもあって、この第一幹線用水路もそんな国営の用水路にあたるのだそうです。

合流点ではありますが、写真にうつっている秩父別川に流れ込んでいる地点の反対側の河岸にも第一用水路との交点があったりするのですね。町の東西に渡って水田の用水として大活躍なのです。

話はかわりまして、今回の遠征の大目的のお話といきましょうか。

それは、秘境駅に行こうというサイト様でも紹介もされている木造駅舎板張りホームのなんともいい雰囲気の北秩父別駅を川とあわせて撮りたかったのです。上の写真の木造の小屋のようなものがその駅舎になります。先ほどもかきましたとおり今時期は農作業に追われる人たちでわりとこのあたりはにぎわっていたので秘境感はそれほどかんじられませんでした。

でも実は写真を趣味とする前に、このあたりで道に迷って知らずにこの駅まできたことがあるのです。そのときの心境もあったのでしょうがこの駅のインパクトたるや、、、。 それから数年たちインターネットで鉄道関係の被写体を探していたところ、この駅の情報を得て改めて写真をとってみようとおもいたったわけです。

北秩父別駅

このアングルだとかなり当時の思い出に近い雰囲気がでています。

 

北秩父別駅看板

駅舎にかかる看板
文字のかすれ具合に歳月の重みをかんじます。

 

留萌線キハ54

一日数本しか止まらない留萌線の列車(キハ54形)の発車シーン

影場所 雨竜郡秩父別町秩父別2073−22
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

夕張川とヤリキレナイ川の合流点

DSC03432
4月29日撮り歩きツアーの第4弾投稿です。
今回は夕張川ヤリキレナイ川の合流点です。

このヤリキレナイ川、その切ない名前のせいで全国的にわりと有名だったりしますね。テレビ番組のタイトルにもなってたようです。その知名度も多分名前だけが先行し、この川周辺のことはあまり紹介されていないでしょう。 由仁町の市街地を堂々とよこぎり夕張川に注ぐこの川。夕張川の増水にともない氾濫をおこしていたことが起因となり、この名前がついたともいわれています。地図によると数キロ下流に下ると、ヤリキリナイ川というやりきった名前の川もあるようです。

ここヤリキレナイ川の合流点、写真を趣味にしている方、特に鉄道・野鳥などのジャンルの方には、春先の
この時期限定ですがとても良いスポットかも知れません。

ヤリキレナイ川下流河畔林のハシブトカラ

ヤリキレナイ川下流河畔林のハシブトカラ

ヤリキレナイ川下流の河畔林内のアカゲラ

ヤリキレナイ川下流の河畔林内のアカゲラ

こんなかわいい野鳥がいたり。

ヤリキレナイ川下流粋から由仁夕張川橋梁下へ

ヤリキレナイ川下流粋から由仁夕張川橋梁下へ

前回もお伝えした空知産業遺産に選出されている由仁夕張川橋梁の橋の下までアプローチできたりします。

このヤリキレナイ川を紹介している見聞ブログなんかを見ると、面白い川の名前以外は特筆すべき場所はなし! みたいな書かれ方をしていますが、実はこの周りには豊かな自然とそれと格闘し人工物を作り上げた先人の遺構をみることができるのです。こんな自然と人とのコントラストに気づける川めぐり、やってる自分が言うのもなんですが、豊かな趣味に出会えたなと、改めて思えることができました。

CA3K0517ちなみに、由仁川のエントリーと同じく去年の9月ころにもここに訪れています。

そのときの写真は←です。画像サイズが小さいものしかのこっていなかったので、今回撮りなおしたわけです。

このエントリーの文中で春先がベストであると書きましたが、この時期を過ぎると、この写真のようにジャングル化します。降雪期はというととんでもなく雪深い地域なので、かなり気合を入れなければここの自然を楽しむことはできないでしょうね。

ただ緑深い時期に夕張川の写真を撮ると普段は茶色い川なのですが、周りの木々の緑を反射して、この写真のようにジャングルで撮ったかのような深めの黄緑色にうつります。これも味わいありますよね。

 

撮影場所
北海道夕張郡由仁町山形551
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SONY CYBERSHOT DSC W-170

 

夕張川と由仁川の合流点

DSC_0109 4月29日撮り歩きツアー第3弾エントリーです。 今回は夕張川由仁川の合流点です。 合流点は写真左中くらいにあります。鉄橋のすぐ下あたりです。今回は鉄撮りをメインに由仁・栗山までいってみました。狙いは、この写真に写っているJR由仁夕張川橋梁です。そらち産業遺産にも選ばれている鉄橋なのです。

由仁町と栗山町の境に流れている夕張川のJR室蘭本線に掛かるアーチ型の橋で、建設されたのは1902(明治35)年です。現在の橋は1930(昭和5)年に改築されています。構造は鉄ケタ造りで各部材の接合点をピンで連結したトラス造りに属します。湾曲力に強く、橋や屋根組みに用いられる構造です。現在もJR上り線の橋として使用されています。 汽車と夕張川を背景に写真撮影に最適です。引用元そらち産業遺産

かなり古い橋みたいです。 この室蘭本線、歴史も古く 北海道炭礦鉄道 として岩見沢~室蘭間が明治25年に開通したのがはじまりで、それ以降石炭の運搬・道央空知圏と胆振南部を結ぶ旅客の足として活躍していったそうです。炭鉱が衰退していった昭和の中盤にはいってからは運航本数もへり、現在は1時間に一本ペースの状況です。運行されている車両は以前訪れた江差線と同じく北海道のローカル線でおなじみキハ40系の軌道車です。この路線南空知の牧歌的な平野部の風景を走るので撮り鉄さんにとってはこれからがいい季節かもしれませんね。 CA3K0520 この川も実は昨年9月ころおとずれています。 ←がその時の写真になります。由仁川堤防からのアプローチなのですが、合流点まで数十メートルをのこした地点で堤防沿いの道路はカーブをしてゆきあとは背丈以上の藪に阻まれていた状態でした。なんとか川面に近づける場所を探して撮影を行いましたが、合流点まで撮り収めることはできませんでした。 今回はアプローチをかえ、夕張川にかかる栗由橋から望遠でねらってみました。 合流点もおさめる・列車もおさめることができたので割合満足なのですが、若干光の感じが難しい状況ではありました。 今回の撮影において列車も絶対おさめたかったのですが、前述のように運行間隔が長く、橋の上でまっている間に夕張川をおとずれる鳥たちの写真を撮っていました。飛んでいた鳥はトンビやウやカモやカラスなど。ちょいちょい目の前をとんでいたり羽をやすめていたりしましたが、さすがは野鳥!人間がいるとなかなかそばにはいてくれませんでした。そんな中で比較的近くまできてくれていたトンビの写真もおまけに掲載しておきます。 DSC_0097

撮影場所 夕張郡由仁町古川 栗由橋
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

旧夕張川と馬追運河の合流点

記念すべき初投稿になります。
このブログでは私の趣味である、川の写真を撮り集めていきたいとおもいます。

今回のエントリーは

旧夕張川馬追運河の合流点です。

3月も終わりとなり本州では桜の頼りも徐々に聞えるころ、ここ北海道は重い雪が降ってきています。それでも今回訪れた馬追運河には白鳥が羽をやすめていました。 私のイメージでは、白鳥は雪解けの使者のイメージがあります。この鳥たちが来るとあと春までもう少しという気分になるのでした。

 

DSCF6406

川の氷もミシミシと音を立てて溶けていきます。はるまであと少し!

馬追運河概説

西長沼の道道3号札幌夕張線沿いを流れる総延長14.45kmの大規模排水運河です。
1894(明治27)年に起工、1896(明治29)年に完成しました。石狩低地帯は夕張川の氾濫、無数の残沼などが隠れた泥炭の大湿原で、開拓促進のため大規模排水運河の一つとしてつくられました。おかげで土地改良に著しい効果をあげるとともに、空知地域~江別間の舟運にも利用されました。
しかし大正から昭和にかけて、水害が発生し、1975(昭和50)年から大改修に着手し1991(平成3)年に完成しました。それを記念し、長沼町馬追運河改修促進期成会が運河河畔に「馬追運河の碑」を建立しています。
引用元 そらち産業遺構と観光

撮影場所 夕張郡長沼町西8線南
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100