カテゴリー : 中央区

盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点~盤渓山登山~

盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点

雪が舞い降りるクリスマス。中央区の山間部、盤渓地区の奥、盤渓市民の森の入り口付近で合わせる、の合流点を訪れました。

札幌市の河川区分では、丁度ここから盤渓川の名称となるようですが、もっと奥まで川筋は伸びています。

ここのポイントは妙福寺というお寺への連絡道を挟んで、山側に向かって左から盤渓川が道路の下をくぐり右側に流れている無名川と合流する地点となっています。写真では残念ながら合流ポイントはみきれてしまっていますが、こちらの写真のほうが、冬の季節感があり好きな構図なのでtopへと掲載しました。

ところで、無名川、、、、、。

別に私が勝手につけたわけでもなく、空知総合振興局の土石流危険渓流一覧から調べだしたものです。

この一覧表には札幌市内に流れる小さな沢に「無名川」として命名している河川もわりと多いようです。

ほかにはあきらかに通称・愛称のような名前の河川名も多く、見ていて飽きない一覧ですので、見てみることをお勧めします。

リンク→空知総合振興局土石流危険渓流一覧

 

ところで、この盤渓川はその名の通り、盤渓山から流れ出る河川です。2015年版の北海道夏山ガイドに掲載されて夏道もあることが、広く知られたようですが、それまでは冬の気軽に雪中登山ができる山としてしられていました。

そこで、今シーズの雪山初めとしてこの山を登ってみることにしました。

・・・・とはいうものの、三菱山(ばんけいスキー場)で山スキー体験してきたので、厳密には今シーズン2座目ですが・・・・
詳しくは、ヤマレコに記録をアップしていますので、こちらをみてみてください。

今シーズンの冬装備として、ワークマンの防寒ストレッチウェアと同じくワークマンの格安手袋を新調しましたので、その使い心地もためせるでしょう。 さらに久々の雪歩きなので、スノーシューもザックにくくりつけてスタートです。

最初は、妙福寺へとつながる車道をテクテクあるいていきます。

道路がカーブをしだすあたりに、

入山場所

入山場所

山火事注意の大きな看板がくくりつけられている木のあたりから入山します。

天気予報は降雪だったのですが、案外晴れ間がのこっており、気持ちよく歩くことができそうです。

かなりな人たちがこの山に入っているのでしょう。しっかりと踏み固められたトレースが遊歩道のようについていました。冬道でこんなに明瞭な道に出会ったことはないので、気分は夏山登山道をあるいているようでした。

しばらくあるくと、

盤渓川渡渉点

盤渓川渡渉点

盤渓川を渡渉するポイントになります。左岸の歩幅程度の細い沢を渡るわけなのですが、雪道での渡渉は初なので、かなり緊張をしました。水に濡れたら帰る気満々でえいやっと、川を渡ります。

無事にわたりきった後は遊歩道並みのふみ跡にみちびかれ林の中へと分け入っていきます。もちろんそんな状態なので、スノーシューをつけることもなく、また軽く雪が積もり、ふみ跡も程よくグリップするので、軽アイゼンもつけることなく、緩い傾斜を快適に登っていきます。

遊歩道のようなふみ跡

遊歩道のようなふみ跡

こんな快適な道を標高450m地点くらいまでいくと、

盤渓山が見えてきます。

盤渓山が見えてきます。

木々のあいだから盤渓山の稜線がみえてきます。

札幌の低山らしく、木々が密集した藪山なのですが、この時期は葉もないので、冬の木漏れ日が林の中までしっかりと届く気持ちのよい日差しを味わうことができました。

このまま天気が持ってくれればいいなと思いながら、トコトコと今回使っている尾根ともう一本南側の尾根が合流する場所あたりまで、来ると雲ゆきがあやしくなり、山頂下の急登区間になると見事に雪がおちてきました。

山頂下の急登区間

山頂下の急登区間

傾斜は奥三角山や、兜峰の急登のような傾斜具合なのですが、斜面が広く平均して同じ傾斜なので、直登ではなく斜めに斜めに登るようにふみ跡がついていましたので、それにしたがって登っていきます。

そして程なくして山頂へと到着。

盤渓山山頂

盤渓山山頂

展望自慢の山とのことでしたが、さすがに雪が降っているとその自慢の展望を楽しむことができません。

雪も風も強くなってきたので、そそくさと山頂をあとにしました。

一休みできそうなところを探して登って着た道をピストンでおりましたが、空模様も回復の兆しどころかどんどん雪と風が激しくなる始末。

のぼりには遊歩道並みの明瞭だったふみ跡も、20分前に着いたはずの私の足跡さえもきえていました。

雪山ならではの緊張感です。

降雪時のウェアの機能を確かめるのにも丁度よかったかも知れません。

果たして、その撥水性はというと、残念ながらイマイチといわざるおえませんでした。雪が降らないような状況でしたら、満足に足りるものですが、雪が降るとやはりつくりの弱さがでるのか、若干しみそうな気配がしてきます。

今回のような行動時間が短い山行だと許容範囲ですが、もっと長い時間を行動することとなったりとか、標高が高いところで行動となると、不安な感じがしました。

あと手袋も変に群れるので、突然風がついたりして体感温度が急激に下がるような状況だとこちらも不安な感じがします。

まぁ、今シーズンの冬山の計画としては、8時間以上の行動時間をかける山は登らないつもりなので、この装備で通そうかとはおもっています。

そんなこんなで、スノーシューは最後まではかずに雪面を快適に駆け下りて無事に下山となりました。

 

撮影場所 北海道札幌市中央区盤渓450
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sony DSC-W170

 

円山不動の滝(円山川)~神社山・円山縦走~

円山不動の滝(円山川)

190万都市札幌の中核、中央区の住宅街の中に滝が落ちていることを知った。

住宅街に落ちる滝といえば、精進川の滝が色んなメディアでも記録されているし、このブログでも2度ほど訪れた。だが、場所は豊平区平岸。住宅街のど真ん中とはいえ、札幌の中心部からは若干離れている。

ところが、このは、札幌の中心部から少しだけ離れた円山動物園から歩いて約1キロのところにひっそりと落ちている。しかもこの滝を落とすはそのほとんどを3面護岸の水路のような様相なのだが、このあたりだけは原始河川のような姿を残し、その滝の名の通りお不動さんを祭った祠もある。信仰の滝なのだろうか。祠にはお供えがあり絶えず誰かがおとずれているのだろう。だた私のように物見遊山で訪れるひとは先述の精進川の滝よりも圧倒的にすくないだろう。アクセスの不明瞭さがそうさせているのだろうか。それとも紹介されることが少ないからなのだろうか。

ここへのルートとこの日登った札幌50峰の神社山と円山へつないだGPSトラックを下記に示し歩行記を記す。

スタートは、円山公園や北海道神宮を訪れるときに利用するカービススカイナー南1西28 のコインパーキング。

ここから円山公園の中を走る南1条通の坂をのぼっていく。

DSC_0007

ややしばらく進むと円山動物園が見え、その後ろに神社山がその姿をあらわす。

円山動物園と神社山

円山動物園と神社山

藻岩山麓通と交差してから藻岩山麓通を南下して緩い坂道をのぼっていく。

途中隆光寺への案内板に従い住宅街の中にはいっていく。おもいもよらなかった傾斜の坂道に体が丁度よく温まる。目の前に明らかに登山ルックをした3人組が先行していた。こんな住宅街をそんな格好であるくってことはこの三人組も目的は神社山かとおもいつつ、履いているキャラバンスタンダードの靴紐を締めなおし傾斜を登る。この坂道のピークに当たるところが隆光寺。なかなか良い眺望がえらた。そこを少し過ぎたところに、

神社山へのとりつき

神社山へのとりつき

とりつきやすそうな場所をみつけたので、この場所から登ることにする。取り付いてはみたものの割りと急な傾斜と背丈ほどの笹藪に突入したのでカメラのレンズキャップをおとしてしまった。携行していたカメラはNIKON D3000 レンズは日本光学ロゴの古い35mm f/2 。レンズキャップが取れやすい懸念があったもののかまわず首からさげていったが、案の定おとしてしまった。2度ほどこの藪の傾斜を上り下りしたが差さと落ち葉の中でキャップを探すのは難しい。藪漕ぎの中、剥き身のレンズをさらして歩くのは抵抗がある。あきらめカメラをラップにくるみザックにしまうこととする。iPhoneもあるのでこの山行中はそちらで撮影することとする。

ファイル_001

胸あたりの笹薮を漕ぎ尾根らしきところにたどり着くと、神社山とピークが見える。事前に地形図から読み取り想像していた山容とはことなり神社山ピークとコルをはさみ西側にもちょっとしたポコがあった。トラバース気味にコルへと進むこととする。傾斜がついてくるとうるさかった藪も少し薄くなり気持ちのよい山歩きの気分が味わえた。

神社山コル

神社山コル

コルにたどり着くと、葉を落とした木々越しに札幌の街並がはっきり見える。落葉期以降の景観なのだろう。もう少し樹林が薄ければとおもいつつも、ピークへと向かうこととする。

ここからピークへはあっという間にピーク(標高237m)へとたどりついた。標高差はそれほどないので、景観は先ほどのコルとほぼ変わらず

神社山ピーク

神社山ピーク

写りはえに変化はなし。

ところで先ほど住宅街で先行していた三人組がやはりこのピークにいた。今日は札幌近郊の山をいくつか回るとのこと。誰も来るはずがないと思ったら私が来てびっくりしたともいっていた。札幌50峰に数えられているだけあって、こんなマイナー山でもだれかかれかに会うものだ。以前夏の迷沢山に登ったときも同じような台詞を聞いた。

降りるのはどこからときかれたので、道立特殊教育センターあたりにおりようかと思うと答えたところ、登ってきたところとは反対側の北側の尾根に道がついていると教えてもらった。果たしていってみるとしっかりとしたふみ跡になっている。

北側のふみ跡

北側のふみ跡

結構な人が登っているのだろう。開削された様子はないがここまで明瞭に踏み跡になっているとは驚きだ。せっかくなのでこのふみ跡をたどって下山することとした。

降り口は、当初予定をしていた道立特殊教育センターからはずいぶん離れ、山体の北側へとたどりついた。降りる直前になると住宅街が見え、人様の庭に入り込まないように注意をしながらまたまた藪をこぐこととなった。

本日の目的の一つを終え、メインである不動の滝を目指すこととする。

藻岩山麓どおりを再度登り返し、界川へとの分岐をそのまま直進。幌平峠への看板がある辺りから

不動の滝への分岐

不動の滝への分岐

細いわき道を伝っていく、丘の上に立てられている瀟洒な住宅の街並から一点して、農村・山村の道のような様相となり円山川に沿ってあるくこととなる。

最終民家の脇を抜け、少しあるくと、

円山不動の滝

円山不動の滝

お目当ての不動の滝へとたどりつく。がけ下のあまり日が当たらない場所でこじんまりとしてはいるが、充分に信仰の対象となりえそうな雰囲気がかもし出されている。

このあたりを散策して思ったのだが、この後向かった円山も含め信仰の対象の自然物や寺社仏閣が多いことに気づく。

和人が入植して100数十年。開拓使がおかれた道庁あたりからこの山間部は充分に自然の驚異の尖兵だったのだろうし、その中に神々をみるこにはうってつけの神秘性があったのだろう。手稲山や、阿部山のように採掘のために使われ近代化の歩みの同調していった山々や定山渓のように景観の山とは違い、ここに定住していった人々の精神性がそのままパッケージされ、今に残っているような感じがした。

そんなことを思いつつ、ついでなのでこの滝の後に円山に上ることにした。

円山西町から円山を眺める。

円山西町から円山を眺める。

今回は、いつも使っている八十八ヶ所口の反対側を歩いているので動物園裏口から登ってみることとした。

円山動物園裏登山口

円山動物園裏登山口

普段はくだりで使うルートだが、のぼりでつかってみると、どんなもんだろうとのぼってみると。

DSC_0058

20分もかからずに山頂へ到着。

円山山頂から

円山山頂から

先ほどの神社山、不動の滝とはうってかわっての展望良し。そして人も絶えず上りおりをしている。登山ルックの人、普段着の人、小さい子をつれて登っている人など沢山。この展望を見れること、札幌一有名な都市公園円山公園の一部のような扱いであることを考えれば当然なのだろう。

ここの動物たちはリスは当然。小鳥さえもひとなれしている様子で、

山頂の小鳥

山頂の小鳥

人に臆することなく小鳥がよってくる。周りを見るとえさのようなものがあちこちに。これには野生動物とのかかわりを考えると、少し考えらされた。

山頂で一休み後、八十八ヶ所口へ下山することとした。

くだりのタイムものぼりのタイムと同じ位だったことを考えるとこちらのルートは若干長いのだろうか。

八十八ヶ所口

八十八ヶ所口

合計8km強。おもったより歩いた散策だった。

札幌50峰 36/50 神社山(237m) GET

撮影場所 札幌市中央区円山西町5丁目
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000 / iPhone 5c

鴨々川を歩く。

鴨々川を歩く。

紅葉の時期。雨まじりの天気。しっとりとした川と紅葉を求めて散策へといってきました。

現在の札幌を作り上げたともいえなくもなく、札幌へ遊びにきた人のほとんどが目にする川。取水口から南7条までの上流区間を特に鴨々川と呼ばれ親しまれています。その区間のほとんどは札幌の一大都市公園としてしたしまれている中島公園の中を流れ、この中島公園は紅葉の名所としてもしられています。

今回あるいたルートは以下の通り。

スタートは豊平川の幌平橋そばの取水口から、堤防を越えた直後から。

鴨々川起点

鴨々川起点

いつも狸小路あたりや、テレビ塔のそばをながれている創成川をみていると、この起点の水の量はびっくりです。190万都市のど真ん中を流れる川なので、水量調整を各所でおこなっているのでしょうか。

そんなことを考えながら、ここの左岸の藪地をもそもそとあるいていきます。ここから中島公園に入るまでは遊歩道なんてのは整備されていません。小雨の中靴を脱がしながらあるいていきます。

護国神社エリア

護国神社エリア

南18条の道路を渡り護国神社の公園敷地にはいると、いままで3面コンクリ護岸の味気ない川相がいきなりご覧のとおり侘びさびさえ感じさせる風情となってきます。

地図上では公園とはなっていませんが、この場所も中島公園の一部です。公園内を流れる川として親水区間として整備されているのでしょう。

いままでのいろいろな河川をみてきましたが、ここまで見事に整備されている親水区間はみたことがありません。最高の親水区間だと私は思います。

DSC_0127

七五三詣でまっさかりの護国神社を横目でみつつ南14条の道路をわたると、地図上でも緑地扱いとなる中島公園中盤エリアにはいります。ここでもご覧のように見事な親水空間が数10m続きます。

ここから鴨々川は中島公園の際を沿うような進路をとり始めます。

中島公園出入り口1付近

中島公園出入り口1付近

中島公園出入り口1付近で、鴨々川は完全に中島公園と他地区の境となります。

親水区間はまだまだ続きます。これだけの流量をもつ親水区間をこれだけ長い距離整備しているところもいままでみたことなく、でも、それを意識させることのない景観に溶け込んだ風景。まったく癒しの散歩道です。

そんな川端をとことこバウとまったりあるいてコンサートホールKITARAあたりまでいくと、親水区間は終り川の横には鉄柵がはられます。それでも遊歩道はしっかりと整備されているので、川のせせらぎを聞きながらの散歩は滞りなくおこなうことができます。

川をみてみると、

瀬?

KITARA裏の瀬

川幅が少しせまくなり石積み護岸となった鴨々川は瀬を作るほどの急な流れの顔をみせてくれます。

このあたりカラスに注意の看板があったりするのですが、中島公園のカラス。まったく人を恐れていません。それどころか犬にさえおびえません。写真をとっていると、カラスが地面をちょこちょことあるいてきてちかづいてきます。

バウが追いかけるとさすがににげますが、ちょっと飛んでは目の届く範囲に着地をしてまた近寄ってくるといった感じです。

もしかした大通り公園の鳩よりも人なれしているのではないでしょうか。

歩みをすすめると、豊平館エリアへと川端はつづきますが、このエリア豊平館の改修工事にともない立ち入ることができずに迂回をしいられました。さらにその先にある日本庭園エリアは犬をつれての立ち入りが制限されているので、バウ連れの私は入ることができません。歩みをどちらにとろうかと逡巡した結果、中島公園の由来となる、菖蒲池へと向かうこととします。

鴨々川をあるく

菖蒲池

菖蒲池はKITARA手前の鴨々川本流から水を引き込み池に水をたたえた後こども劇場あたりから本流へと水をもどしていきます。

絶好の撮影スポットらしく、この日も沢山の観光客やカメラマンが足をとめています。当然私もいろいろな写真をとってみます。

菖蒲池

菖蒲池

ここに泳ぐかももまったく人から逃げることをあまりしません。さすがに至近距離までちかずくとにげだしますが、こちらが危害をくわえないとわかっていれば平気に池の岸で羽を休めています。

写真をとりまくったあと、中島公園交番へと歩みをすすめて中島公園を出ます。

鴨々川すすきのエリア

鴨々川すすきのエリア

すすきのエリアに突入すると、コンクリ護岸にはなりますが、なんとなく景観に配慮すかのように柵は木柵風、2面の護岸にはつたを這わせて古い町並みを演出するような演出が施されています。

このあたりは錦鯉が放流されていて、
あきにこい

紅葉と鯉の見事なコラボをみることができます。

錦鯉エリアをすぎるとほどなく三面護岸となり、

創成川へ切り替わり

創成川へ切り替わり

南7条の創成川への切り替わり地点となるのでした。

今回の鴨々川逍遥はここで終りとしました。

いつもみている定規のようにまっすぐながれる創成川とはまったくちがった趣きを見せてくれた鴨々川。同じ流路の都市河川でもここまで表情を変えてくれる稀有な川だと今回改めて再認識させてくれた鴨々川散歩でした。

撮影場所 札幌市中央区 中島公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

 

琴似川と宮の森排水の合流点~奥三角山山頂より~

琴似川と宮の森排水の合流点
写真に写っている小高い山二つ、奥は円山、手前が神社山。その神社山のふもとに見える学校のグラウンド。丁度そのあたりに、の合流点があります。

琴似川は、盤渓の森の中から札幌の西区・中央区を流れていきます。とともに札幌中西部の基幹となる河川なのは、このブログで何回も紹介しています。

琴似川はそのほとんどを三面護岸か暗渠の中にその流れを預けています。上流部はこの写真のように、札幌都心部に面する山間部にそっていて、各山間部から流れる小河川を支流に持っています。

宮の森排水もその支流のうちのひとつでです。以前もこのブログで琴似川と宮の森排水の合流点でエントリーをしていますが、その姿を拝むことは未だかなわず。今回も奥三角山から遠望という形でのご紹介となりました。

琴似川上流部の支流をめぐることは是非機会を設けて行いたいと思っています。

この写真を撮った奥三角山は、札幌都心部に面する山としては、なかなかの景観を見せてくれる穴場スポットといえるでしょう。適度に高度感があり、ビルの林だけではない、緑の縁のある190万都市をみるとができます。

では、ここまで歩いてきたルートを以下に載せます。


今回は、山の手から三角山~大倉山を縦走し、奥三角山へとたどっていきました。

三角山登山口

三角山登山口

入山は、車を置くスペースのある山の手口を利用しました。

三角山の頂上は標高311m、標高差240mを約1.2kmかけて登ります。近くの人の散歩コースとなっているようでこの日も常連のような方々が元気に歩いていました。

昨年三角山に登ったときは大倉山からの縦走路を利用してきましたので、このコースは初の利用です。

山頂までは、

DSC_0052DSC_0053DSC_0054DSC_0055DSC_0057DSC_0059

二の坂、三の坂・・・・九の坂

と、合目表記をしています。

そして、山頂への最後の坂の前に


あずまやがあります。

ここからあと一息踏ん張ると。

三角山山頂

三角山山頂

三角山山頂より、藻岩山麓方面を望む

三角山山頂より、藻岩山麓方面を望む

三角山の山頂となります。ここは札幌駅方面の絶好の展望台なのですが、今回はあえて、藻岩下方面の写真を撮ってみました。

時折雨がぱらついてきていましたが、午後から本降りとの予報を信じて、縦走路を大倉山へと向かうこととします。

三角山山頂を降りて縦走路にはいるとすぐに、

三倉の大下り

三倉の大下り

この縦走路一番の難所の三倉の大くだりとよばれている、急な長い坂を下っていきます。

ここを過ぎれば、あとはアップダウンが多少あるものの、綺麗に整備された山道をハイキング気分で歩いていくことができます。

萩の花

萩の花

道中、萩の花や、きのこなど、秋の装いとなりつつある山道を見物しながら、

大倉山山頂

大倉山山頂

標高307mの大倉山山頂へと到着します。

大倉山シャンツェとそのの展望ラウンジ からの絶景はあまりにも有名ですが、帰りによることとして、先に進みます。行き先は、奥三角山!

自然歩道の小別沢口へと向かっていきます。

大倉山をすぎると、いままでの一級国道なみの山道から、少し細くなって、それでも綺麗な1級道道な感じの道となります。そこを大倉山・奥三角山間の標高240mあたりのコル、小別沢トンネルの丁度上あたり、まで降りていきます。

ツユクサ

ツユクサ

道端にはツユクサの花が咲いていました。

ワレメ

ワレメ

小別沢のコルには割れ目といわれる独特な地形があって、この自然歩道から宮の森側へとぬけれるような道となっています。

ここからは奥三角山への直登路をえっちらおっちら登っていきます。

奥三角山直登

奥三角山直登

かなり急な斜面なので、結構な登り応えです。休み休み登っていくこととなりました。

この斜面を登りきると稜線へと飛び出すので後は奥三角山山頂へと到着です!。

奥三角山山頂

奥三角山山頂

切れたった崖の直前までテラス状となっているので札幌の市街地を臨む絶景ポイントとなっています。

札幌都心部の山々(大倉山、三角山、円山)あたりの景色に見慣れたら是非こちら側からも景色をみて欲しいポイントです。

と、ここまでは小雨もぱらついてはいましたが、丁度よいハイキング気分だったのですが、この山頂で休憩をとってさぁ、下山となったときに、いきなりの本降りがはじまりました。

急いでカメラをしまい、雨具を着ようかとおもいましたが、夏の名残の雨なので、そう冷たくはありません。そのまま濡れたままで、歩くこととします。

相方さんは、かさ、ウインドブレーカー、登山パンツ。

私は、普通のポロシャツ、作業ズボン、麦藁帽。

この差が凄かったですね。

上半身は私はもちろんずぶぬれ。相方さんは、傘とウインドウブレーカーに守られ、それほど濡れませんでした。ただ、ウインドウブレーカーを着込んでの歩行で若干蒸れたようでしたが。

そして決定的だったのは、ズボン。下山時の状態は私は下着まで濡れ濡れ。相方さんの登山パンツは撥水も効いていて、下山後彼女の用事を済ますにも支障がないくらいでした。

やはり登山用品ってのは、こういった雨の日に差がでるもんなんだなと改めておもいました。

今回はそれほど冷たい気温でもなく、しかも途中大倉山の展望ラウンジなんていう絶好の雨宿りのできる施設があることも頭にあったので、軽装で充分でしたが、もっと奥深い山でこういうことにであったら、、、。

道具の大切さを十二分に体験できた山行となったのでした。

撮影場所  札幌市中央区宮の森 奥三角山
アクセス難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

琴似発寒川と左水無川の合流点~荒井山ナイトハイク~

琴似発寒川と左水無川の合流点
海のない街札幌にもカモメは飛んできます。そんな写真がとれたのは、の合流点がある発寒川緑地です。

すすきのにもカモメが現れるので、別段珍しくはないことなのですが、カモメって人なれをしていて、彼らのほうからカメラを構えた私に撮ってくれといわんばかりに飛んできてくれました。

今回特別出演のカモメさん 魚道で魚待ち?

今回特別出演のカモメさん
魚道で魚待ち?

琴似発寒川はこのように魚道が整備されていて、魚がすみやすい環境を整えている川なので、カモメもそれを狙ってここまで登ってきているのでしょうか。

ちなみにもう一方の左水無川ですが、

左水無川と琴似発寒川

左水無川と琴似発寒川

ここ発寒川緑地に連絡するように延びている西野緑道に沿って流れている(途中暗渠になっているらしい)川です。

このポイントよりもう少し上流で琴似発寒川から取水し、西野緑道にそいながら西野の住宅街を流れここで再び琴似発寒川と合流しているようです。今度機会を作って西野緑道も歩いてみたいと思います。

で、今回はこの琴似発寒川から三角山を隔てた荒井山からの夜景撮影を目論んで実行してきました。ルートは以下の通りです。

発寒川緑地から車を走らせ宮の森へ。そこかから大倉山シャンツェの駐車場に車を止め、荒井山の入り口へと向かいました。

荒井山入り口

荒井山入り口

暗くなってきてからのスタートなので、山道は真っ暗、、、、この写真よりは若干あたりが見える程度。

ちょっとひるみました。

大倉山シャンツエの写真を意味もなく撮ってみたりして、

大倉山シェンツェ

大倉山シェンツェ

気分を落ち着かせます。

何回か帰ろうかとおもいましたが、携帯のライトを懐中電灯代わりにしてバウと一緒にスタートしました。

暗い道のりでしたが、荒井山山頂は一度いったことがあるし、木の段が整備されているのですぐに到着しました。

荒井山山頂

荒井山山頂

荒井山の山頂は木々にかこまれているし山頂標識もないので、昼に行っても夜にいっても変わらないですよね。

そそくさと写真をとり、そのまま今度は荒井山の展望台へと向かいます。

ここは傾斜のあるところは木段が設置されているので携帯のライトたよりでも何の苦もなくあるけるのですが、傾斜が緩くなったあたりから、木段はなくなり、土の歩道になります。そしてそこは実は片側が谷地形になっていたりするのです。まぁ落ちてもすぐにあがってこられるような場所なのですが、やっぱり暗い道では不安ですね。歩行中一回だけ道から片足が外れてこけそうになりました。。。。

やはりナイトハイクにはそれようのライトが必要ですね。

実は今回ナイトハイクをしようとおもったのは、前回の神威岳・烏帽子岳の11時間山行経験があったからです。結果的には日が落ちる前にかえってきましたが、もしもっと日の短いときの山行だったら、あの時の持ち物(携帯のライト)で無事に下山できていたかを確かめたかったのです。

結論はもちろん携帯のライトでは役に立たたないですね。

携帯のライトは、そこそこはてらしてくれるのですが、時間がたつと消えてしまいますし、ホールドが不安定です。非常用にもなりません。しっかりとしたライトを入手したほうがいいってことを思い知らされました。

草かぶりの道は特に怖かったです。

そんな実証をおこないながらすぐに、展望所につき、写真を数枚撮影。当然蚊もよってくるわけですが、今回なぜか虫除けスプレーをもっていかなったので、落ち着いてカメラの設定が出せず。測光設定も失敗し、

荒井山からの札幌夜景

荒井山からの札幌夜景

なんとか見れるのはこれくらいでしかもこれもピンボケだったりです。

あまり夜景撮影をしないので、やはり設定の判断が甘いですね。

ひとしきり写真をとった後は、元着た真っ暗な山道を登り返す気がおきなく、宮の森シャンツェと結ぶ一般道まで降りて、そこから大倉山シャンツェの駐車場までの坂道をのぼることとしました。

荒井山入り口からは約10分で山頂なのですが、そこから麓までおりて上り返すには、30分くらい必要でした。

今回の目的の一つライトの実証ができたし、思ってた以上に汗をかけたので、まぁよしとします。

撮影所 札幌市西区西野7条1丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 /

円山川春景 ~円山登山~

円山川春景
なんだか最近のエントリーが登山ブログのようになってきていますが、今回もしっかりと登山エントリーです、、、。
でも、川の写真はわすれませんよ。

円山公園の中を走る木道沿いに流れるのスナップです。

護岸は景観に配慮してからなのか、よくみるコンクリート護岸ではなく石積みの護岸壁でその石につく苔がいい具合にアクセントとして目をたのしませてくれます。

ちょうど、札幌の桜開花宣言がされ、各所の桜も咲き出してきたころでしたので、お花見がてら円山公園~円山登山をバウと相方さんとやってきました。

写真には、あまりうつっていませんが、さすが円山の桜と円山動物園のシロクマの赤ちゃん効果。人がかなりごったがえしていました。

バウと一緒では動物園にははいれませんので、円山へのぼってみることにしました。前回の敗退があったのでリセット登山です。

標高225mの円山。雪はまったくなく登山道にはゴールデンウィークスタートの人々が老若男女沢山のぼってきていました。

ルートは坂下球場そばのコインパーキングをスタートして、八十八ヶ所コースから動物園裏コースの周遊路をつかいました。

スタート

八十八ヶ所入り口

 

お地蔵さんが沢山

お地蔵さんが沢山

割と急な坂道に九十九折の道がきられていて、そこにお地蔵さんが沢山ならんでいます。そこをのんびり歩くわけですが、前回の朝日岳の時はそれほど実感しませんでしたが、新調したコロンビアのトレッキングシューズはやっぱりいいですね。いつもはいているスニーカーとは段違いのグリップでした。

道中いろんな鳥や、エゾリス・シマリスなんかが道端から愛想をふりまいていましたが、今回カメラに装着してきたのは、50mmの単焦点なので、生き物撮りはあきらめて、登山道に咲く花を撮りながらあるいてました。

円山頂上より

円山頂上より

円山山頂からは、さすが札幌屈指のビューポイントです。街並が手に取るように見えます。
しかし、山頂にいる人の多いこと多いこと。
最近は人気のない山頂ばかりを踏んできていたので、ある意味新鮮でしたが、あまり落ち着かず、バウとおやつタイムをしたのち、人気があまりない動物園裏コースを写真をゆっくりと撮りながらあるくこととしました。

エンレイソウ

エンレイソウ

 

エゾカンゴサク

エゾカンゴサク

エゾカンゴサクが道端までいろどってくれていました。

エゾカンゴサクロード

エゾカンゴサクロード

以前に訪れたときは鬱蒼とした森の中の森林浴でしたが、今回は日の当たる気持ちのいい散歩道でした。やはりこの時期の低山はいいですね~。
下山後、円山公園で桜をとって今回の山行を終了して、秀岳荘のバーゲンをのぞいてかえってきました。

円山公園の桜

円山公園の桜

撮影場所 札幌市中央区円山公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon d3000

琴似川と琴似2号川の合流点 ~小なまこ山・大なまこ山縦走へ~

琴似川と琴似2号川の合流点

札幌市有数の高級住宅街の宮の森地区をさらさらと流れる。今回は、この琴似川とが合流してそうなポイントにおとずれました。

場所は以下の通り。

本郷新札幌彫刻美術館のちょい東に見えている水路が琴似2号川であることを札幌市埋蔵文化財包蔵地分布図にて確認したので、間違えないとはおもいます。ただ、この流れは私有地の中をながれているようなので、容易にはみることができません。でも本郷新札幌彫刻美術館の西側にも琴似2号川の流路が地図上に描かれているので、いつか撮りにいこうかとおもっています。

この地域を流れている琴似川は盤渓の山地からながれでるケネ・ウシ・ペツとのこと。三角山・大倉山・奥三角山などの西区と中央区の境界になっている札幌連山から中央区川に流れる小沢を集めて流れています。メムを発祥とする下流域は現在にいたるまで湧水が枯渇し埋め立てられていることが多いのですが、このケネ・ウシ・ペツ地域の支流は札幌連山が源流になるものが多いので、枯渇ではなく、治水面で暗渠としてひっそりと宅地の下を流れているものが多いのでしょう。

さて、札幌連山の話がでたわけですが、その一群となるであろう山?丘?がこのそばにあるのです。宮の森緑地と宮の森4条緑地の二つの緑地がそれで、それぞれ小なまこ山、大なまこ山の愛称でふるからしたしまれていたそうです。

この間バウの2015年登山初日をだしたわけですが、山と称されているこの二つの山を2015年2山目としました。

ルートは以下の通り

スタートを本郷新札幌彫刻美術館とし、小なまこ山、大なまこ山、琴似川と琴似2号川の合流点の順でまわっていきます。

スタート

スタート

朝の光の中、宮の森の住宅街の中をあるいていきます。

ここからすぐそばに、小なまこ山(宮の森緑地)の入り口があります。

小なまこ山(宮の森緑地)入り口

小なまこ山(宮の森緑地)入り口

この二つの山、なまこのような山容ゆえにこの名前がつけられたとのこと。現在でも、大倉山の山頂展望台からみると、住宅地の中にぽっこと浮かぶなまこの様な緑をみることが容易にできます。

小なまこ山の取り付きはこんな階段をてくてくあるきます。

小なまこ山取り付き

小なまこ山取り付き

そして、3分もたたずに小なまこ山の山頂です。カップめんも出来上がらないほどの時間です。

小なまこ山山頂

小なまこ山山頂

標高85mの山頂にはこん風にベンチが用意されていて、程よい散歩道です。そのまま気持ちの良い木立の中を右に円山、左に宮の森の住宅地を見ながらまっすぐ歩いて反対側の入り口へと向かいます。

小なまこ山下山

小なまこ山下山

彫刻なんかが配置されていて奥に宮の森フランセス教会の尖塔が見え、なかな瀟洒な雰囲気をかもしだしています。

小なまこ山をでるとそこは宮の森の住宅街。でて左側に大き目のなまこがみえるのでそちらに向かって歩きだしていきます。予習はあまりせず、現地で取り付きを探そうとおもっていたのですが、住宅地の中、なかなか公共の道から取り付く場所がありません。そのまま北一条宮の沢通りへ出て大なまこ山の土手を眺めながら取り付けそうな場所をさがします。宮の森4-10の交差点が丁度三角山への登山口への入り口であり、大なまこ山の尾根の終り風にみえたので、その交差点を曲がってみると、

大なまこ山(宮の森4条緑地)入り口

大なまこ山(宮の森4条緑地)入り口

ありました緑地の入り口が、ここをてくてく歩くと、大なまこ山への取り付き発見

大なまこ山取り付き

大なまこ山取り付き

土手についてる階段をのぼり尾根へとたどる遊歩道をあるいていくと、広場につきあたり、その奥にすすむと鉄製の階段が用意されていて、ちょっとした急坂を楽に登れるようにしてくれています。その階段をまったりのぼっていくと、頂上のすぐしたあたりに階段の踊り場があり、展望台との表示が。

大なまこ山展望台

大なまこ山展望台から札幌市街地を臨む。

こんな眺望をみることができます。まだ葉がそろっていないので結構いい眺めですが、草や葉が茂るときっとこの半分くらいの眺望になるのでしょうね。ここから階段を数段登れば、

大なまこ山山頂

大なまこ山山頂

大なまこ山山頂(標高92.4m)へとつきます。この写真の奥にみえるようにこのまま遊歩道が続いて反対側の入り口へとみちびいてくれます。朝の気持ちのいい空気感の中、春の木立の中をまったりあるいて、下山していきます。

大なまこ山下山

大なまこ山下山

下山すると三角山小学校の脇の道路へとでてきます。桜並木になっているので、きっともう少しししたら、この並木の中を小学生たちが歩くのでしょうね。こんな綺麗に並木になっている小学校の敷地そばの道は札幌でも珍しいのではないでしょうか。

そんなこんなで札幌の超低山2座をバウ君は制覇しました。この後は宮の森の住宅街を散歩しつつ、冒頭の琴似川と琴似2号川の合流点へと足をすすめたのでした。

撮影場所 札幌市中央区宮の森2条12丁目4−37
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材  NIKON D3000

琴似川と宮の森排水の合流点

琴似川と宮の森排水の合流点

きっちりとしたコンクリで三面護岸されてはいるのに蛇行をしている。ここの付近で流れ込む川は、とのことを北海道美術館ネットというサイトで河田雅文さんの個展を見て、琴似川を思うという記事をインターネット読みましたので、早速いってみることにしました。宮の森中学校の端あたりからねらってみましたが、合流していそうな部分が見当たりはしません。でも地図上では宮の森排水と思わしき川は確かにここから東に進むと記載されているので、ここを撮影ポイントとしました。

琴似川は札幌の市街地区を流れる川として古くより親しまれているようで、その支流の情報を発信しているサイトも散見できます。今回は特に前調べをしたわけではありませんでしたが、機会を作ってこの宮の森地区の琴似川支流を探訪したくおもいます。

ところで、ここから東の山側に進むと小別沢地区につながる道があり、そのそばには奥三角山と呼ばれる山があります。今回はバウの2015年登山初日をだそうと、いってみることとしました。

ルートは小別沢トンネル脇からスタートをしてトンネル上部へ渡り、奥三角のピークを狙うこととします。

スタート地点は小別沢トンネル脇の林道?

スタート

スタート

車道にちかい部分はしっかりと土が露出していますが、その奥はまだ雪がつもったままです。ただ、今回はそれほど長い距離でもないので、ゴム長&毛糸の手袋&トレッキングポールで装備して、ズボンも雪用ズボンにはしなく普段のズボンでいくことにしました。ここから札幌市自然歩道・三角山~磐渓ルートへの合流までの雪道は所によりズボっとはきましたが、一面雪になっていることもなく道の端は土がでている所も多い状態でした。

SDIM9523

しばらく歩くと、自然歩道との出合いにつきます。

IMG_0217

ここでいきなり写真の質がかわったのは、もっていったDP2のバッテリーがいきなりきれてしまったのです。多分寒さでバッテリーが終ったのでしょう。しかも、ここに行く途中レンズキャップをおとしてしまい、レンズキャップ捜索にもと来た道を戻るというおまけ付でした。

IMG_0218
自然歩道上は、わりと地面がでている部分が多くもう雪山ではないですね。

ここからすぐいったところで、自然歩道は右にまがるのですが、今回は冬ルートとして使われる山頂への直登ルートをたどることとします。

直登取り付き

直登取り付き

この写真でみるとそれほどの傾斜にはみえませんが、このルート、かなりきつい傾斜です。気を抜いてずるっとすべればこの取り付きまでいっきにすべり落ちそうなくらいです。早朝なので、雪も硬く長靴ではキックステップもききません。所によってはうまってくれる場所もありますが、ほとんどは残されているトーレスを頼りに歩みをすすめていきます。特にきつい傾斜では、バウに習って四つんばいになりながらのぼっていきました。初めて四足登坂をためしましたが、凄く安定するもんなのですね。気分はクライマーでした。

バウと励ましあいながら、取り付きから15分で奥三角山山頂へとつきました。

奥三角山山頂

奥三角山山頂

市街地側は木が払われていてなかなかの景観を望むことができました。

奥三角山山頂から

奥三角山山頂から市街地を望む

カメラはiPhone5cでの撮影となってしまいました。本当はNIKON D3000ももっていていたのですが、なんとこちらもバッテリー切れで使うことができませんでした。いつもは前日にバッテリーチェックをしているのですが、今回はなぜかそれを怠ってしまい、こんな残念な顛末でした。この写真の方向から、右を向くと木々の隙間から石狩湾を望むことができたのですが、なんともiPhoneではこころもとない写りでしたのでUPはしていません。

山頂はとても風が強くバウがかわいそうだったので、五分ほどで下山することにしました。

下山ルートは登ってきた直登ルートを下る気にはなれず、自然歩道の小別沢から分岐する登山道を使うこととしました。こちらのルートは先ほどのアドベンチャーとは対照的にすごぶるハイキングな気分で歩くことができました。自然歩道に出会った後は奥三角山の斜面をトラバースするように山のすその野をあるいていきます。小別沢トンネルがみえだしたので、そちらに下って小別沢トンネルをくぐりゴールとあいなりました。

約1時間の気楽なハイキングですが、急登りあり、急傾斜のトラバースあり、癒しの緩やかな道ありと、バラエティに富んだ山行でした。今度またきてみようーっと。

 

奥三角山354m

撮影場所 北海道札幌市中央区宮の森1条16丁目6
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材  SIGMA DP2 / iPhone5c

琴似川と宮の森川の合流点

琴似川と宮の森川の合流点
今回は札幌の中央区を流れるの合流点です。

琴似川は盤渓あたりから流れ出し、近隣の山間部の小河川や沢を合わせて新川と琴似発寒川・琴似川の合流点(新川起点)まで流れていきます。あわせる小河川は以外と多くそのうちのほとんどは一般の道路地図には載っていないものが多く、なかなか知ることができなかったのですが、インターネットで調べてみると、宮の森地区には琴似川にあわせる小河川の合流地点がまだ見れるとのことなので、今回撮りにいってみました。はっきりと合流点を視認できませんでしが、多分この辺あたりだろうというところの写真です。

三面護岸の川ではありますが近辺の雰囲気とあわせなかなか素敵な景観をみることができました。

で、背後をみてみると、荒井山、大倉山、三角山の札幌中央区のお手軽縦走山歩きができる山が見えるじゃありませんか(^^

と、いうことで三山縦走としゃれこみました。

大倉山駐車場
大倉山の駐車場に車を止め、まずは荒井山へと出発です。

荒井山登山口
大倉山の身体障害者用駐車場の脇にひっそりと上の写真のように登山口(入り口?)があります。ちょっとだけ急な階段をせっせとのぼっていくと、あっというまに、

荒井山山頂

荒井山山頂に到着です。所要時間は10分もかかりませんでした。

でも眺望が全然ありません。入り口には荒井山展望台なんてかいてあったのに、、、。山頂から先は踏み分け道だけだけど、ちょっと進んでみました。でもそれっぽい感じはまったくなく、、、山頂にもどってみると、昇ってきた道のほかにも道がついていました。

あ~~こっちだったのかと、そちらの道をくだっていってみると。

10分くらいで荒井山の展望台に到着です(^^

標高は185MMの荒井山、そこからさらにくだってからの眺望は思ったよりも、札幌の街並を一望できるものでした。しかもちょうどよい塩梅の視点になるので札幌のビル郡がそびえている様をみることができます。

夜景の撮影にもきてみたい展望ですね。

ややしばらく写真をとったり、なんだりしたあと、きたみちを戻って今度は大倉山へ向かいます。

大倉山は札幌有数の観光名所なので、駐車場からは、エスカレーターが、

vanishing point

エスカレーターをおりて大倉山シャンツェのランディングバーンからはリフトが

大倉山シャンツェ

用意されているので、楽々に山頂展望所まで行くことができます。今回は初縦走なので、楽できるとろは楽をしていきます(笑)

ラクチン気分で大倉山から札幌の眺望を眺めることができました。

標高307Mの山頂からはちょっと雲がかかてきて遠くの増毛山地までは見渡すことができませんでしたが、札幌の街並にぽつぽつと当たる光の感じがなんともいい感じでした。

こうやって見てみると、札幌の街並って 豊平川から北側は平地で南西側がビルがにょきにょきたっているのがはっきりとわかります。なんとなく私見ですが札幌って南西部と北東部の街並や文化がちがうなっておもっていたのですが、こうやって俯瞰でみてみると、合点がいきました。

たくさんの観光客にまじって写真をとったあと、今回の本命の大倉山~三角山縦走へとスタートです。

大倉山遊歩道入り口

ここにも熊の看板がありますね。今から向かう三角山付近で熊の目撃が。。出会わないことをいのりつつ、縦走路へ向かう前に、大倉山山頂

入り口から2~3分のところにある大倉山山頂の三角点までいって記念写真(^^

さぁ、ここから縦走スタートです。

一旦尾根伝いの自然歩道をくだります。低山だけあって尾根道をとことこ歩いても周りは樹木がしげってわかりませんが道の両端は結構急斜面だったりするんですよね。登山ブログをみているとナイトハイクを気軽にやっている人たちをみますが、そこそこ道をわかっていなければそんなことできないな~~とおもいつつ、10分ほどあるいて、西野の街並が木々の間から見える地点までつくと

DSC03561

なにやら遠くのほうで、ゴロゴロと雷の音がきこえてきました。天気予報を信じてレインコートなんかの雨天装備は一切もってきてませんでしたの、もどろうか戻るまいかなやみましたが、とりあえず山頂までいくことにしました。

三角山8番分岐

10分ほどで8番分岐につくころには少し雨がふってきました。降り始めだったので、ちょっとあわててシャッターを切ったのでぶれてますね(笑い。すこしの雨だと実は木々が雨よけになってくれててさほど濡れずにすみましたけどね。

ここからが急登です。階段は用意されているものの段差も大きくなかなか難儀します。

その急登区間をひいこらあるいて、5分ほどで

三角山7番分岐

7番分岐につきます。事前の下調べではここからさらに急なのぼり坂があるとかいていましたし、雨脚がつよくなってきたのでここの休憩場で一休みします。中にはなんだかノートなんかが思い思いのことを書き連ねてありました。

ここでしばらくまっていてすこし雨脚がよわまったタイミングでえいやっ!と出発!!山頂へ!!!

三角山山頂

5分もかからず、のぼりきっちゃいました。さっきの7番分岐~8番分岐の間の坂の方がきつかったよ。。。。

三角山からの山頂からの眺望はご覧のように雨でけぶっています。

こんな天気なのに山頂には絶えず登山客が入れ替わりでやってきました。

さすが札幌の有名山歩スポット。お気楽にやってきますね。

雷の音もそろそろ大きくなったので、早々に退散。

来た道をあるいてくと雨もやみ、雷の音もきこえなくなってきました。

帰りは大倉山のリフトでラクチンに下ろうとおもっていたのですが、到着してみると、なんとリフトがとまっていましたorz

雷の影響だったのでしょうね。。。

リフトの再開をうだうだまっていたのですが、なかなか復旧せず、、、、山頂アイスも食べられなかったし、、、。つまんなくなって、そのまま遊歩道を使って降りることにしました。大倉山遊歩道

そんなこんなの初縦走。雨に降られたけどなかなか楽しむことができました。

これで札幌50峰 6座登頂しましたよ(^^

 

撮影場所 札幌市中央区宮の森3条13丁目5−18
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

界川と双子沢川の合流点

界川と双子沢川の合流点
今回紹介する合流点は、の合流点です。界川が本ブログに登場するたびに、界川本体の川面が見えない写真ばかりになりますね。今回もまた暗渠内で両河川が合流しています。都市化が進んだ札幌の都心部を流れる川は埋め立てられるか暗渠に納められることが常になっています。

豊平川扇状地の上に立ち南西部は山地をいだく札幌は実は湧水や渓流の多かった街なのです。札幌中心部の中央区に属する円山~藻岩山麓~盤渓あたりにも土石流警戒渓流の指定をうけている小河川が多々あります。そんな札幌なのですから都市化が進むにつれ河川の暗渠化は治水のためには必要なことなのでしょうね。

ただ、いままでは暗渠の中の界川しかご紹介できませんでしたが、すぐそばまでは開渠としてその流れをみることができます。

界川開渠

界川開渠

このブログでは初めての界川川面のお目見えです(^^)

札幌市内の小河川の上流域と市街地地区が交わる点にはこういった開渠化された河川もまだまだありますので、機を見てこのブログでも紹介したいと思います。

ところで、TOPの写真ではみきれていますが、ここはの一つ藻岩山の山麓になります。円山五天山とのぼったのだから、せっかくなので、、、、いってみる??

と、いうことで、登ってみました藻岩山!!

藻岩山旭山記念公園コース入り口

藻岩山旭山記念公園コース入り口

藻岩山への登山道は5コースあり、今回は旭山記念公園コースからの入山としました。今回はバウもつれて犬連れ登山です。

このコース、起伏が激しいとのこと、でも、前回五天山(303m)にのぼったのだから!と変に山づいた私には、標高531mで前回より200mくらい標高があがっても、子供も登る山なのだからちょうどいいくらいだぜ!的な気持ちでいどんでみたのです!

藻岩山登山口

藻岩山登山口
さぁスタートです。

登山口に到着して、気楽な気分でスタートをしたのですが、、、

このコース、、いきなりの尾根伝いの急なのぼりがはじまりました。。。。いままでののぼった山は近所の裏山レベルだったんですね。。。orz

最初っからはぁはぁぜぇぜぇのぼっていくはめになりました。一方バウはなんだか楽しそうに階段上になった木の根をぴょんぴょんと元気に上っていきます。

やっとこさっとここのコースの滝の沢三角点のある場所まで上り詰めることができました。

滝の沢ピーク

滝の沢ピークから眺める札幌市街地

旭山記念公園コースは市街地と並行して登る区間もおおく、このように樹林の中から市街地の眺望を得ることができるので、つらい区間も報われます。
が、ここまでで1時間かかってしまいました。。。バウ連れなので他の登山客に道を譲りながらとはいえ、このコースの標準のタイムは1時間10分程度とのことなに、、ちょっとかかりすぎかな、、、。ちょっと心が折れかけましたが、ここから10分ほどでなんとか最初の目標T6分岐に到着、

T6分岐

T6分岐到着

この分岐は小林峠コースからの合流となります。小林峠コースは藻岩登山道最長コースなので、歩く人もすくないと聞いてはいたのですが、さすが人気の藻岩山、この分岐を過ぎると人が少し増えた感じがしてきました。そした下り登りを繰り返し、途中途中で写真を撮ったり、景色を眺めたり他の登山客に道をゆずったりして20分ほどまったり歩くと、

馬の背分岐

馬の背分岐

藻岩登山道最大の交差点、馬の背分岐に到着。ここをすぎると、まぁ人の多いこと多いこと、降りてくる人も増えそのたびに道を譲り、待っている間に後続に追いつかれその人たちにも道を譲り、、、、少し歩いたら止まっての繰り返しがはじましました。。

まぁ、休み休みのぼるので、ちょうどいいのですがね(笑

頂上直下の最大の登坂区間をやっとこさ登って、

藻岩山頂

藻岩山頂に到着!

馬の背分岐からは40分ほど、登山口からは2時間かかって山頂へつくことができました(^^

藻岩山頂から札幌市街地

藻岩山頂から札幌市街地をのぞむ

さすが札幌の有名観光スポット。市街地側をみてみると素敵な景色が広がります。夜景も綺麗なのでしょうね。

頂上にてバウと

頂上にてバウとパシャ

バウも元気いっぱいでのぼってきて、一安心した模様です(^^

山頂で一時間ほどまったり景色を眺め、下山の道につきました。下りも2時間かかりました。登山客がどんどん増えて、道を譲るための停止回数がふえたのも原因なのですが、ちょっとかかりすぎですよね~~。

つかれたけど、森の道歩きを存分と楽しむ事ができました。

今度は、どこに登ろうかな(^^

撮影場所 札幌市中央区界川1丁目1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 sigma dp2