オカバルシ川とポンオカバルシ川の合流点

オカバルシ川とポンオカバルシ川の合流点

 

5月の4週目の日曜。

ものすごく天気のいい週末を迎えられた。

今年になってこんなに光に恵まれた写真を撮ることができた。

とその支流の合流点。

オカバルシとはアイヌ語で「川尻に平岩のあるところ」の意味だそうだ。

豊平川との合流する地点では、そのような景観がみることができるのだが、上流域のこの場所では三面コンクリートの護岸がされている。そこに同じく護岸壁に守られた支流のポンオカバルシ川が流れ込んでくる。

藤野の地は急峻な地形が多く、このオカバルシ川も土砂災害を起こすことがたびたびあったそうだ。

治水の結果最近はとんとそんな話はニュースにはならないので、治水は成功しているということなのだろう。

この日ここからまだ山側に進路をとった、藤野聖山園までいってみた。

sapporo cloud city

藤野富士にのぼろうかとおもったのだが上り口がわからずじまいで、その計画はかなわなかった。

撮影場所
札幌市南区藤野6条1丁目420
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

 

当別川と三番川の合流点(青山貯水池)~神居尻山山頂より~

当別川と三番川の合流点(青山ダム)

残雪の残る斜面の向こうにかすんで見える樺戸山地の谷あいに流れるをせき止める青山ダムによって作られた青山貯水池。

ここ神居尻山から流れ出すとの合流点もある。

神居尻山は石狩郡の当別町の町内に属しているのだが、ここの稜線をたどり樺戸山地のピンネシリまでたどり着けば空知のそれも中部地区である新十津川町へと抜けることができる。

北海道の各支庁(現振興局)の区切りはだいたいが水系とその分水嶺を元に区切られている。

だが、石狩と空知の境界の根拠がいまいち把握できていなかった。

しかし今回自宅の札幌から当別川に沿って流れる道道28号ふくろう街道をたどりここまできてみると合点がいった。

の下流で合流している当別川との両河川の流域を石狩地方としているのだ。

同じく石狩川下流域で合流している河川には、もありその流域の大部分は空知地方なのだから、その認識は違うという向きもあるだろが、元々夕張川は南幌と北広島の境界あたりで、千歳川と合流していた。その地点はが流れていることを現在でも確認できる。その流路は夕張川とあわせてすべてが空知地方であるのだ。

開拓期の舟運の要であった、江別およびその下流に位置する当別に流れている千歳・当別両河川をたどって石狩としたのだろう。

多分、開拓史などを丁寧に紐解けばすぐにわかったのだろうが、元来の不精ものの私は、ここまできてさらに神居尻山へと登る山道の中でやっとその考えにいたれた。

 

以降は、その神居尻山への山行記録を下記に示す。

スタートは道民の森・神居尻地区の学習センターの臨時駐車場から。

道民の森・神居尻地区

道民の森・神居尻地区

春紅葉が美しい。このアスファルトの車道を山に向かって歩き出ししばらくすると、林の中へと遊歩道が切られている。

道民の森遊歩道

道民の森遊歩道

三番川のそばに切られたこの遊歩道上には丁度桜が見ごろをむかえていた。

この静かな遊歩道をゆっくりとあるき、再度車道に行き当たると、

神居尻山登山口Bコース

神居尻山登山口Bコース

神居尻山Bコース登山口だ。

ここで登山届けをだして登山道へとはいっていく。

序盤は九十九折の坂道を春の息吹を感じながら穏やかに登っていく。

この日の気温は割りと高めで、まだまだ葉が茂りきっていないな林の中は日の光がどんどん射し込んでくる。

道中には里山の春の花がそこかしこにさきみだれていた。

IMG_4201IMG_4210IMG_4197IMG_4223シラネアオイ

ゴゼンタチバナ

ミヤマスミレ

カタクリ

ほかにも、エンレイソウ、ツツジ、ショウジョウバカマ、エゾエンゴサク、ニリンソウ、エゾイチゲ等々、枚挙にいとまがない。

そんな花の山をたのしみつつ歩いていくと、

標高400mあたりくらいから、

階段地獄

階段地獄

果てしのない階段の急登が始まる。

ひたすらこの階段を登っていくのだ、

稜線は目の前にみえているのだから距離はそれほどのないのだろうと登るのだが、なかなか稜線へはたどりつけない。

途中に休みどころがあり、中間点かとおもいきや、標識を見てみると登山口から800mとかいてあった。

まだ、800mしかすすんでいないのかと愕然とした。

登山道の総距離が2.7kmと短いことからこのBコースを選んだのだが、失敗だったとこのとき不覚にも思ってしまった。

この階段を少し登り足を止め、少し登りまた足を止めを繰り返し息を切らしながらのぼっていく。

夏山登山の感覚を徐々に取り戻しながらもくもくと登る。

神居尻山への稜線

神居尻山への稜線

階段の林を上りきると、やっと稜線の道へと飛び出す。

ここからは大パノラマの連続だ。

増毛山地をながめつつ

増毛山地をながめつつ

まだ芽吹かないだけかんばの隙間から雪をたたえた増毛の山々を背後に感じながら、深く切れ込んだ左右の谷をぐるっと回るように稜線は続く。

途中、途中、大小のこぶを越えていく急な坂道もある。

だが、そのこぶに乗ったあとの展望が疲れを癒してくれる。

IMG_4303

IMG_4295

趣味として登山を始めて、二年目になるが、夏山での規模は小さいがダイナミックな稜線歩きは始めての体験だ。

今、写真を見返しても気分が上がる。

山頂への急登を息を切らせながらゆっくりと歩いていると道警のヘリがぐんぐんちかづいてきた。

稜線上を旋回している。

遭難者でもでたのだろうかと一抹の不安を抱えながら、急坂を登りきり、

山頂が目の前のところまでくる。

ピンネシリが見える。

ピンネシリが見える。

遠くにレーダードームを携えるピンネシリと、Aコースの稜線上に建つ非難小屋。

この風景を見たくてここまできたのだ。

高所にある小屋をみるのも始めてなので、うれしくなる。

ニコニコしながら気分よく後は山頂を踏むだけと、歩みを進めていくと、山頂には4人ほどたっていた。

どこかのパーティかとおもいつつ山頂に到着をして、そのうちの一人と挨拶を交わす。

曰く、

BコースとCコースの間辺りで羆の発見があったとのこと。

そして、

先ほどから上空を旋回している道警のヘリは、女性二人の登山客が救助要請を出したために飛んできたとのこと。

その女性客は非難小屋あたりに居ることを山頂からも確認できた。

道警ヘリは稜線を旋回し、その女性客の上空でホバリングをし女性を吊り上げ、救助作業をはじめた。

IMG_4320

神居尻山救助作業

 

期せずして神居尻山からの山頂写真はヘリによる救助作業の光景も写ることとなったのだ。

道警ヘリは女性二人を回収しとびさっていった。

残された山頂の3人と私を含めた4人。

件の三人にはパーティではなく、別々にのぼってきた3人だそうで、羆の知らせがあり道警ヘリが飛んでいたことで、即席のパーティを組みBコースを使って下山をするとのこと。

私も誘われた。

今回の山行用にエスビットのコンパクトストーブとモンベルのクッカーを新調し山頂で湯を温めようとおもっていたのだが、どうやらそんな悠長な雰囲気ではなくなってしまっていた。

私も即席パーティに加わることを決め、下山を開始した。

パーティのリーダー格となった男性はこの山へはよく来ているようで、私を含めた残りの三人は始めてなので、彼の指示とペースに従い進んでいった。

初めての身内以外でのパーティだ。

途中途中休みながら山談義をしつつBコースをおりていく。

登山中もそうだったのだが、Bコースには羆の気配は微塵もなかった。

春先とはいえ、昼の1時くらいの真昼間。気温も20度をこえている晴れ。人里からはなれているとはいえ、治山の工事や自衛隊の演習が入っているこの山。羆がそんな時間に活発に動くとは思えない。

でも、発見報告があり、道警ヘリも存在を確認したようなので要ることはたしかなのだろう。

まったくもって穏やかな天気の中、羆の気配に注意をしながら4人で無事に到着できた。

帰りしな道民の森の管理人氏にねぎらいの言葉を受け、4人とも思い思いに車に乗り帰路についた。

撮影場所
北海道石狩郡当別町青山奥 神居尻山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★★
撮影機材 CANON EOS KISS X2

 

千歳川と島松川の合流点

千歳川と島松川の合流点

 

、両河川とも恵庭・北広島地域ではかなり知名度の高い河川なのだが、その合流点はというとご覧のようにひっそりと静かなたたずまいをみせている。

IMG_4183千歳川の堤防沿いからは若葉が茂る河畔林にさえぎられ、その合流地点を見ることができまかった。

それではと、堤防まで降りてみるとなにやら河川改修をおこなっていた。

そのための工事用の臨時橋梁が島松川との合流直前にかけられており、今度はそちら側から合流点の写真を撮ろうと橋の上から、カメラをむけてみた。

 

 

IMG_4169

残念ながら、島松川側でも両岸には河畔林がたちそびえ春の若葉が元気に茂っていた。

ここから合流点のあたりに目を凝らしてみると、周りの木の茂り具合に比べると、まだまだ藪化していなかった。

まだまだ若葉が萌え始める春なのだ。

もう少しあとだと、足を踏み入れるのも躊躇してしまうくらいの藪になるだろう。

これはしたりと合流点の突端へと進み、撮った写真がTOPの写真となった。

踏み入れてみるとわかったことなのだが、島松川の岸辺まで一筋のふみ跡があった。

釣り人が少なからず訪れているのだろうか。

漂着したのか、置き捨てられたのかはわからないが少しのゴミも散見されていた。

突端まで潅木があり、なかなかすっきりとしたぬけのいい写真がとれなく、なんとかTOPの写真をおさめてこの合流点をあとにした。

おもったよりも地味な合流点であったのだが、

THE GATE
THE GATE posted by (C)ジプシー

工事用の臨時橋梁のゲートがいい雰囲気で無骨感をかもしだしていた。

この工事が完成したら一体このあたりはどう変わるのだろうか。

様子をみてみるとまだまだ終りそうにない工事状況なのだが、完成した際にはまたおとずれてみたく思う。

帰り道、河川敷に一輪だけさいていた、名前のわからない黄色い花に目を奪われた。

黄色い花
黄色い花 posted by (C)ジプシー

撮影場所
北海道恵庭市北島
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

小樽内川と張確越沢川の合流点

小樽内川と張碓越沢川の合流点

今シーズン最後のスキーを楽しみに、札幌国際スキー場を目指したのだが、現地に着き営業をまっていたところ、折からの強風のため、ゴンドラの営業が中止とのアナウンス。

しかたなく、国際スキー場を離れどこにいこうかと思案。

スキー場からほどなくした場所にある、春香小屋のある小樽内川奥林道をゆったりスキー散策をすることにした。

DSC_0676

今シーズン5回目のこの林道。

雪はまだ残っていた。

スキーを履きゆっくりと歩き始め、いままでいったことのない春香沢方面へと足を伸ばした。

川撮りをしようとはまったくおもっていなかったので、事前の下調べをせずに歩いていったのが、思いもかけず、春の増水したに勢いよく合流する河川の姿に目を奪われた。

カメラを取り出し、写真をとっておくことにした。

帰宅後しらべてみると、小樽内川に合流していた河川は、というらしい。

このあたりはわりと緩やかな台地上の地形に小さなピークが所々ある。そんな地形なので縦横に林道が走っている。もしかしたら昔から、小樽方面から定山渓へと抜けるための道としてしられていたのかもしれない。有名な銭函峠なんてのもこの地域にある。

「○○越え」という名称も、「○○峠」に近い意味合いを持っているのだろう。やや峠よりも難所としてのニュアンスが伺える。

道道1号で整備された朝里~定山渓間を結ぶ朝里峠、銭函の桂岡から定山渓へと抜ける林道として有名な銭函峠、この二つの峠に挟まれた格好できっと張碓越えなんて地名がつけられた山道があったのだろうか。ジオグラフィカに搭載されている地形図をみてみると、この張碓越沢川に沿う形で林道が札幌と小樽の境界の稜線のそばまできられている。

その先、小樽側にはいると一転険しく等高線がひかれており、その谷間に張碓川がながれていた。

もしかしたら、険しい張碓川を沿い標高を上げると訪れる札幌側の台地状の地を「張碓越え」といっていたのだろうか。

 

やちぶき・ふきのとう

やちぶき・ふきのとう

雪解けの水は林道を覆い始めあふれた水が作る湿地にヤチブキやふきのとうが春がきたとささやいているようだった。

 

撮影場所
北海道札幌市南区定山渓 小樽内奥林道
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と東砥山川の合流点~八剣山山頂より~

豊平川と東砥山川の合流点

 

ゴールデンウィークとなり、標高500m前後の山からはほとんど雪がなくなってくる。

もう少し標高の低い地点では木々の葉も茂ってくる。

札幌の山間にも遅い春が少しづつやってきた。

ここは山頂。ここから眺めたのは、豊滝と砥山の境を大きく蛇行をすると、そこにかかる橋の脇あたりに落ちる、八剣山を源流としたの合流点。

この山からはその豊平川の蛇行具合がよく観察できる。

去年も、この時期一人で八剣山に登っているのだが、今年は私を含め三人で登った。

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そのときの様子は、

ヤマレコに記載しているので、お目汚し程度にどうぞ。

撮影場所
北海道札幌市南区砥山 八剣山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★★
撮影機材 NIKON D3000

 

石狩川マクンベツ湿原

石狩川マクンベツ湿原

 

の下流域。地名で言うところの石狩市の生振や船場町、美登位等々、現在は広大な農地が広がる札幌近郊の食料庫としてなくてはならない存在だ。

ところがこの地域、かつては北海道の三大湿原の一つとして数えられていた石狩湿原に覆われていたのだ。

もちろん湿地は農耕に適さない。

必然、人と自然との戦いが始まるわけだ。

生振捷水路、当別捷水路などで石狩川本流をショートカットし、がうまれたのをはじめ、この地には数々の用水・排水の水路が存在し、この広大な湿地の排水事業をおこなっていくのである。

その結果、石狩湿原は地名として消失し、現在の同地区の農耕地としての拡大がかなったのだ。

だが、その名残はある。

それが、ここマクンベツ湿原なのだ。

石狩川下流域の堤防内の馬鹿みたい広い河川敷に残されたこの湿原は、葦原とハンノキの林に覆われ、原初の石狩湿原の姿を垣間見ることができるのだ。

そして北国の遅い春の訪れとともに、この湿原には水芭蕉の花が咲き乱れる。

マクンベツの水芭蕉

マクンベツの水芭蕉

 

写真を撮るようになり、風景を撮りに出かけ、以前よりも季節の移りかわりに敏感になった。

花は季節の移り変わりを感じられる絶好なアイコンだ。

なので、行く先々で花を撮ってみたりしている。

水芭蕉は春の訪れを一番最初に感じさせてくれる。

昨年は手稲の星置緑地に水芭蕉目当てで訪れたし、山に登っていったときも、道沿いの湿地に水芭蕉をみかけたりして、そのたびにカメラを向けたり見ほれていたりしていたのだが、このマクンベツ湿原の群落は見事なものだった。

広いハンノキの林の中に水芭蕉がそこかしこに密集しているのだ。圧巻だった。

石狩湿地がもっと広大だったときはもっともっとすさまじい景観だったのだろうか。

マクンベツ湿原の中には木道が敷かれており、ハンノキの林、葦原、の湿原の植生を堪能できる散歩道となっている。

この木道をずっとあるいていくと、雪解け水によって水かさが増している石狩川本流を見ることができた。

DSC_0576

マクンベツ湿原木道をぬけて石狩川へ

 

春の霧の向こうにかすんで見える対岸にこの川の大きさを感じた。

撮影場所
石狩市船場町
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

白井川と湯の沢川(白井川支流)の合流点~南岳登山~

白井川と湯の沢川(白井川支流)の合流点

湯の沢川。

全国各地でよく目にする川の名前。 この名前を持つ河川は札幌市内でも複数ある。

大抵はその名のとおり、温泉がそばにある川の場合が多いのだが、今回訪れた定山渓豊羽地区でに合わせられる、もその例に漏れないようだ。

今回この白井川と湯の沢川の合流点から程近い白井川にかかる山鳥橋を渡り、道道95号線の対岸にある、札幌50峰の一つの南岳を目指していったのだが、この道中の前半では硫黄の匂いが終始していた。

はたしてインターネットで調べてみると、湯の沢川の上流には

地熱変質作用により形成された変質帯があり、蛋白石化、黄鉄鉱化、昇華硫黄の形成がみられ、昇華硫黄のみられるところでは、硫化水素臭をもったガスと冷鉱泉の湧出がみられる。

とのこと。

また、この地質を変性させた地熱を利用し地熱発電に利用できるかどうかの調査もおこなわれているとのこと。

なるほど、名前に偽りはない。

元来、定山渓周辺の豊平川には川床から高温の温泉が自然湧出している。

定山渓近辺には大きな活火山はないのだが、地熱が非常に高い地域があるのだ。

そんな発見をできるのも、実際に川の場所までいって撮影をして感じられることだと、うれしい気持ちになる。

そんなちょっとした喜びを胸に、前述のとおり南岳へ登路のレポートを下記に記す。

 

スタートは

山鳥橋から白井川をのぞむ

山鳥橋から白井川をのぞむ

白井川にかかる山鳥橋の向かいに車を止め、ここからスタートとする。

この日の天気予報は晴れ間もありそうだったのだが、残念ながらご覧のとおり、霧に包まれたスタートとなった。

山鳥林道口

山鳥峰林道口

今回のルートは山鳥橋を渡ったあと右側に伸びている山鳥峰林道を最後まで詰め、そこから南岳の主尾根の稜線歩きを楽しもうと計画した。

道具は、いつものロシニョールBC110&スカルパT4のテレマークスキー。

春になり気温が高いし、ルートも割りとなだらかな傾斜が多いようなので、今回の最大の目標としては最後までシールをつけずスキーのうろこだけを頼りに登っていこうとおもった。

この林道。地形図からも予想していたが、林道の割には傾斜が強い。これは帰りのスキーが楽しめそうだ。

傾斜が強いとは言え、それは林道レベルだし若干圧雪気味の路面状況ではあるが、雪温も高いのでウロコがよく効く。

林道分岐

林道分岐

途中林道の分岐もあるがスノーモービルのトレースが見事についている山鳥峰林道の本線を迷わず歩いていく。

さらにつぼ足の方々が歩く尾根へ取り付くポイントが現れるが、私はかまわずそれを無視し林道をどんどんつめる。

南岳の主尾根の一部まで林道がきられていてここからはトレースはほとんどなくなり、雪質も所々に湿った雪の層が現れる。

この雪の層に乗るとスキーがいきなり重くなる。これが所謂ストップ雪といわれるものだろうか。

林道をつめ切ると、

主尾根への取り付き 。

林道終点

今回のルート上最大の核心である、急な細尾根が現れる。

この区間の距離は地形図をみてみると直線距離にして約200m。標高差は約50m強

ここを過ぎればわりと緩やかな尾根歩きとなるはずだ。

シールをつけずにジグザグを切って登っていく。急傾斜のステップターンは最初はとまどったが、ゆっくりと落ち着いてこの難所をクリアしていく。

この急傾斜をのぼりきると、予想通り緩やかな稜線歩きがまっていた。

天気が悪いのとストップ雪が出てくる重い雪質が残念だが、ウロコ板で歩くには最高のロケーションだ。

ここからは、ジオグラフィカの地形図をみながら、この極楽尾根の所々に現れるコブをつないで、南岳の山頂を目指すこととする。

co811

co811

まずは急傾斜を過ぎてすぐに現れる、811m標高点。

ひとつめのコブをクリアしたことで俄然やる気がでてくるものだ。尾根はゆるやか、気温が高いとはいえ暑さでばてるような気温ではない。いままで山歩きをしたなかでは最高にお気楽気分の極楽尾根だ。

山鳥峰

山鳥峰

co811を過ぎちょっとしたコブを巻いて歩くとそれまで割りと込んでいた樹林もすっかりまばらになり始めオープンバーンが目に入る、雪のいいときだと初心者にとっては最高の斜面になると思われる斜面だ。

この斜面のTOPが山鳥峰。三等三角点だ。

このあたりで歩いているばしょに日があたった。今回の山行中唯一の晴れ間だった。

しかし、周りは雲に包まれ眺望をえられなかった。

この山鳥峰を乗り越し、一旦コル状のところまで下降する。

初心者にとっては丁度よい距離の直滑降斜面。

喜び勇んで、スキーを滑らせる。

しかし、

快調に飛ばせたのは最初の一瞬。

斜面の終り近くで、いきなりストップ雪に板をつかまれ前にほうりだされた。

頭から見事に着地だ。

テレマークスキーってのは頭から転ぶとはよくきいていたのだが、今回初めてそれを経験した。

こんなにも見事に、豪快に、頭から飛びこむものなのだと驚きもした。

気を取り直し、次に待ち受けたコブを登りまた下降しようとスキーを滑らせると、

またもや同じように頭から突っ込む。

どうやら、足をそろえての直滑降だと私は前に重心が偏重しているようなのだろう。

これは気をつけなければ。

次の滑降時にはテレマーク姿勢で直滑降しようと心に誓う。

そんなことをおもいながら、歩みをすすめ、

co937

co937

937m標高点へと到着。

いままでの標高点とはピンクリボンなんかがぶらさげられていたのが、ここはあっさりとしてものだった。

ここからは、あとは山頂へともうひといき。

のぼり易そうな場所を探しながら、

ゆっくりと、

南岳山頂

南岳山頂

南岳山頂を踏むことができた。

いままでの山スキー山行の中で始めてのウロコのみでの山頂踏破だ。

シールの脱着は必要ないのだが、この雪質だと下山時にワックスが必要と判断し、スキーを脱ぎワックスをつけついでにちょっと一息をして、下山とした。

下山時は、

予想通りストップ雪にスキーは進まない。

しかし、さっきの経験を活かし、直滑降でもテレマークスタイルを維持し、ゆっくりとすべる。

テレマークスタイルは前後への重心バランスが非常に安定するものだ。

いきなり頭から突っ込むことはなくなった。

しかし、雪質が重いのでターンを楽しめる局面は数箇所くらいだった。

それでも初心者の私にとってはとても楽しい山スキーだ。

ゲレンデ以外で初めてテレマークターンもすることができた。

最大の難所の急斜面はびびりながらもへなへななターンでおりてきて、林道出合いに到着。

最初の予想通り、今回一番スピードがでてスキーで滑った感覚はこの林道区間であった。

GPSの標高ログをみてみても、この区間が一番傾斜がある。

気分よくスキーをすべらせ。

のぼりの半分の時間で到着とあいなった。

札幌50峰 43/50 南岳(982.9m) GET

撮影場所
札幌市南区定山渓豊羽 湯ノ沢橋
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と漁入沢川の合流点~大二股山登山~

豊平川と漁入沢川の合流点

定山渓の奥、は国道230号線を離れ、深い渓谷豊平渓をつくり上げる。豊平渓ダムによって作られたダム湖定山湖の手前はかなり原初の雰囲気を残した沢が点在している。

今回訪れたこのとの合流点。写真は若干遠い位置からの写真になってしまっているが、そんな点在している豊平川上流域の沢との合流点の一つ。

ただ、私にとってはとても重要な川である。

現在、このブログでもかなりな数登山をからめたエントリーが多いのだが、そのきっかけとなった川でもあるのだ。

川の写真を撮ることを趣味としてはじめた初期のころ、河川情報を集めるために参考にした、札幌市のホームページの中の札幌市の河川分類というページ。一級河川・二級河川などの河川分類のガイドラインとも言えるページなのだが、ページ内には札幌市が管理している、

一級河川(石狩川水系) ●二級河川(新川および星置川水系)
準用河川(一級水系) ●準用河川(二級水系)

の河川名がかかれているのである。

川・撮り歩きをしているものとしてみては願ってもいないページなのだ。

そして、掲載されている河川の場所を

で探してみると、なかなかいけそうにない河川が一つだけあった。

それが、この漁入沢川だった。

他の河川へのアクセスは割りと道路沿いからちょっとがんばればたどりつけれる場所で、バウとの散歩には丁度良いのだが、この河川だけは、一体どうやってたどるのだろうと、インターネットをもっとしらべてみると、登山や沢登の記録がどんどんヒットする。それを呼んでみると国道230号線の望岳橋から標高差250m下の谷間に降りてから云々といった記述ばかり。そんな記述を読んでいるうちに、この川を拝むためには登山スキルが必要なのだと思い込んでしまった。そしてこの川を拝むために登山を始め、その結果が現在の「川と登山と写真(時々鉄道)」のためのブログスタイルとなっていったのだ

今思うと、ここへたどるためには定山渓トンネル先の豊平川右岸林道をたどればよいのだけの話なのだが、そのころの私にとっては林道歩き自体も登山の一種と思えるくらいハードルの高い行為であるので、どのみちこのような結果になっていたのだろう。

なにはともあれ、この川を拝むためのトレーニングが成果を出せたと思えたので満を持して今回のアプローチとなった。

結果は若干遠い写真ではあるが、写真に収めることができた。これで、前述の札幌市の河川分類一級河川(石狩川水系)に掲載されている、全44河川を写真に納めることができた。私にとってはこの日は記念すべき日なのである。

札幌市の河川分類に掲載されている全河川撮影には、

  • 東濁川
  • 旧軽川
  • ポンオカバルシ川
  • 藤野川
  • 左藤野川
  • 東砥山川
  • 道庁排水

の7河川が足りないが、多分年内には残りの撮影もできるようがんばりたい。

ところで、最近のこのブログのテーマの一つ、札幌50峰の一つ大二股山へのルートもここからスタートできるので、むかっていた。今回の山行では私にとっての新たな試みをおこなったのだ。

望岳橋駐車場にて今回の装備

望岳橋駐車場にて今回の装備

上の写真はスタート地点での望岳橋駐車場で撮影したもの。

今回のルート上には長い林道区間と、望岳橋から標高差250mの谷くだりがある。

以前、小白山登行のときに感じた林道歩きにはノーエッジのクロカン板が楽しいのではないかという感想。幸いにも私の手元には父親より譲り受けたYAMAHAのSTD CCというセンター幅45mm程度のノーエッジワックスレスタイプのクロカン板にマーカーの古い3ピンビンディングがついたスキーがあるのだ。靴はこれまたゆずり受けたTOYOというメーカーの古い3ピンクロカンシューズ。

これを装備して今回の山行の林道を楽しもうとおもったのだが、なにぶん望岳橋から急降下はこの板では絶対無理である。いや、普段はいているロシニョールBC110でも無理だろうし、たとえATスキーをもっていてもここで履こうと思えない。

そこで考えたのが、この急降下区間は徒歩での雪山歩きのときに使うKEENのウインターポートにスーパーカンジキのセットでクリアをして、林道区間から大二股山からはスキーで楽しむという計画。

そこでこのようなシートラスタイルとあいなった。いつものLOWアルパインのバックパックに登山趣味初期のころにつかっていたMIZUNOのディパックをくくりつけ靴入れとした。

これから先、札幌50峰を狙うにしろ他の山を狙うにしろシートラをおこなう局面がおきてくることも考えられるので、今回はその訓練でもある。

初めてのシートラにはこのYAMAHAのスキーとTOYOの靴の軽量さはねがってもかなったりなのだが、それでも重さが気になるので今回はいつも一眼スタイルは遠慮と相成った。カメラはSONYのコンデジとSIGMAのDP2の軽量セットとした。

このスタイルでいざ谷間を急降下。

雪は適度に埋まるザラメ。思ったよりも歩きやすい。春のこの時期にこのルートを選んだのは正解だった。スーパーカンジキとウインターポートの組み合わせは約一年ぶりだが心強い。

順調に降下をしていき、

DSC03929

一本目の林道にたどり着く。

この日の中山峠付近望岳橋あたりからは霧が立ち込め、道中の天気概況では視程50m程度とのことだった。実際望岳橋から先は見事に霧につつまれていた。しかし、降下をしてくと当然ながら霧は薄まっていき、視野がなくなることはなかった。霧雨は間断なく落ちてはいたがそれほど気になる量ではない。

DSC03930

木々は密にはえており、急傾斜とあわせてスキーでの降下はまったくもって私には無理だろう。

一本目の林道からさらに降下をしていき、

豊平川右岸林道

豊平川右岸林道

豊平川右岸林道へと到着する。

ここで、ウインターポート&スーパーカンジキのセットからYAMAHA STD CC &TOYOの靴に履き替える。

ウインターポートは最近の冬靴の例に漏れず対雪での防水機能は充分でこんな気温の高いザラメの雪での歩行でも足元を快適に保ってくれるのだが、スキー用の靴はなにぶん古いもので、一昔もふた昔も前のやすい陸上競技用のナイロン靴にゴムでテレコバをつけたようなもの。靴の中は起毛使用になっているが、どうみても防水にはなっていない。この点に一抹の不安をかかえていたが、この時期の豊平川右岸林道は雪を溶かすための重機がはいっているだろうとの予想が的中。靴を雪の中に突っ込むことはなかった。この時点での心配な点は天から落ちてくる雨による靴濡れだけだった。

果たしてスキーに履き替え歩み始めてみると、ものすごく足が軽快に進む。

いつものロシニョールBC110&スカルパT4だとシールをつけなくともこうはいかない。

感触でいうと、ロシニョールBC110&スカルパT4は「ズリズリっ」と引きずって歩く感触。

一方このYAMAHA STD CC&TOYOは「シュっ」と前に滑り出す感触。

クロカンスキーの評で滑走とかスキッドとかの表現が多くみられ、これまでは平地のスキーで大げさだなと思っていたのだがその考えは今回で大きく覆された。まさに、「滑走」であり「スキッド」であり「グライド」だ。非常に気持ちが良い。

そんな初めての感覚に感動しながら少し進むと、豊平川を渡る橋にたどり着く、

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橋の上は重機のおかげもありコンクリートが出ている。こんな場面でも今回のスキー装備だとスッと板をはずし軽いスキーを抱えテレ靴で歩き始めることができる。

SDIM0128

豊平峡深部

 

豊平川がつくり上げる渓谷美を堪能できる。これは紅葉時期にでも見てみるとまたちがった美しさを堪能できるのだろう。

この橋を渡ると林道は

漁入林道

漁入林道

漁入林道となり若干傾斜がついてくる。

だがこれくらいの傾斜ぐらいは今回のクロカン板だと平地変わらない感覚ですべり出すことができる。すごぶる快適だ。

雪が整地されたこの林道を左の眼下に漁入沢川をみながら進んでいくと

左大二股林道

左大二股林道

左大二股林道との分岐が現れる。
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ここからはザラメ雪の足首くらのラッセルとなる。

ラッセルに関してもこれくらいの傾斜地だとYAMAHA  STD CCは、適度にテール側が沈みこみトップのラウンド具合の効果もあるのだろう、トップが沈み込むことなくスキーを前に出しやすくしてくれる。

ロシニョールBC110だとスキーの太さもあるからここまで沈むことはないのだがもう少し深くなるとトップは雪の中に埋まり足を前にだすのが激しく難儀な行動となる。

その点からも、平地&緩い傾斜地でのクロカン板の優位性はすばらしい。

ただ、ここから心配していた古いナイロン靴問題が顕在化してきた。

足首までザラメの中に埋まる、靴についた雪は水分を多めに含んでおり、たやすく体温で水化する。その水が容赦なく靴の中に進入してくるのだ。

いままでの無雪期のハイキングでもキャラバンスタンダードや、普通のスニーカーをはいて不幸にも雨や朝露で靴下まで水浸しになったことは何度もある。そのたびに靴の重要性を考えさせられるのだが、雪山でこんな水浸しになってくるとは不快を通り越して不安を生んでくる。

春の雪山なので気温がそれほど低くならないのと常に運動をしている状態なので、凍傷のリスクはないので良いのだが、これが厳冬期だとしたらゾッとする。

写真を撮る気もこのあたりからうせだし、もくもくと林道をたどっていく。

途中林道をショートカットできそうな場所で、少しだけ急な沢形がありそこにふみいってみた。

そうすると途端にノーエッジのクロカン板の弱点が露呈してきた。

ハの字登高をしても所々でスリップをする。ジグザグ登高をしてもスチールエッジではないので、、エッジのかかりが悪く思うように進めない。センター幅45mmというのは、足の幅よりもかなり狭い。しかもきついダブルキャンバーで板のセンターへ向けてどんどん高くなっている。しかも、靴のコバと靴本体とのつなぎはゴムとナイロン。これは、エッジングをしようと板を傾けると靴がコバだけを残して、板からずり落ちるのだ。のぼりのエッチングでさえこれなのだから、通常スキーでの滑降をたのしめそうなz斜面でのターンなぞ望めないだろう。帰りはおとなしく林道をたどろうと心にきめた。

いや、それよりも今回の山行、途中敗退でも良いだろうとまでおもってきた。

そんな気持ちが湧き上がるたびにジオグラフィカを覗き、徐々につまる山頂までの距離を折れそうな心を奮いたたせ足を前に出していった。

大二股山山頂へのと取り付きやすいところから林道を離れ疎林の尾根を登っていく、緩い斜面なのだが、この板だとそこそこ苦労する。

なんとか稜線を見つけぐちょぐちょの靴に我慢をしつつ山頂を探してみると、疎林の果てに針葉樹でかこまれた一点の奥に

山頂広場

山頂広場

山頂標識をみつけた。丁度このあたりでぐずついてた空模様がちょっとの風によって雲を吹き飛ばし、青空がみえてきた。

福音のように感じたのは言うまでもない。

大二股山山頂

大二股山山頂

山頂広場に立ち入り山頂標識のそばで陽の光に温まり一服をした。相変わらず靴の中は不快なのだがひとごこちつけた。

帰りの最大の難関は最後の望岳橋までののぼり返しだろうと心においておいたのだが、この山頂からのくだりも今回のスキーでは難所となった。エッジングがうまくいかない。靴の材質がここまでターンに影響するのかと。

今回の装備は不完全だったのだと改めて反省をした。板の性能に関してはこれでよいので、靴とビンディングの見直しをおこなわなければ、楽しい山行には程遠い。

そんな気持ちを引きずりながら帰りの林道をとぼとぼと歩いていった。

前回の長尾山のくだりの満足度がたかかっただけに、今回のくだり時のギャップは激しい。のぼり時の軽快さがあったからまだ軽減されているくらいか。

のぼり返し地点で、ウインターポートに履き替えようとびしょびしょになった靴を脱ぐと靴下が絞れそうなくらい水を含んでいた。

はだしでウインターポートに履き替え、スーパーカンジキを装着し、250mののぼりを休み休みのぼって、望岳橋の駐車場までたどりついたころには、豊平渓に虹がかかっていた。

札幌50峰 42/50 大二股山(856m) GET

 

撮影場所
北海道札幌市南区定山渓 豊平川右岸林道
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

 

豊平川と藤野沢川の合流点

豊平川と藤野沢川の合流点

 

札幌市南区藤野。 この地名の由来はこの地区を流れる二本の川に由来をしている。

一つは現在の藤野地区の西側を流れる野々沢川。

もう一つは藤野地区の東側を流れるこの

この二本の河川の頭の文字を取って「藤野」と1944年(昭和19年)の字名改正時に名づけられた。

それまでは、この地区は前述の二本の河川を中心にそれぞれ、藤の沢、野々沢として別々の地区だったようだ。

地形図をみてみてもこの二つの河川流域には、二つの地区を分かつ大きな山や谷があるというわけではないのだが、それは現在の価値観でみてのことだろう。

写真をみてわかるとおり、本流のに分け入る本河川の最下流でも、両岸が急な崖地でさながら深い谷の一部のように感じる。

現在こそ、この藤野地区を流れる河川は三面護岸が施され、アスファルトで固められた道路とともに、人の行き来には何の支障もないような状態ではあるが、開拓時にはやはりこの規模の河川が作る崖地でも日常の範疇での人の行き来には障がいになるだろ。それゆえに別の地区として存在していたとしてもうなづける話だ。

藤野沢の段丘より豊平川との合流を臨む。

藤野沢の段丘より豊平川との合流を臨む。

ところで、この写真を撮った藤野東公園内には、

定山渓鉄道 藤ノ沢駅跡

定山渓鉄道 藤ノ沢駅跡

定山渓鉄道藤ノ沢駅跡を示す標柱が立っている。

この崖地のすぐそばに駅があったのだろう。

そしてこの藤野東公園内には藤野沢川に架かっている歩行者専用の橋があるのだが、公園の規模と歩行者専用と考えるとかなり広い立派な橋だった。

これはもしかして、定山渓鉄道が藤野沢川を渡る際につかっていた橋脚を鉄道廃止後に活用していったのことなのだろうか。

国道230号線から数メートルのところに位置しているこの川を渡る人のためだけの橋を見てそういった妄想をせざるおえなかった今回の川・撮り歩きだった。

撮影場所
北海道札幌市南区藤野2条3丁目 藤野東公園
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sony DSC-W170

白井川と胡桃沢川の合流点~長尾山登山~

白井川と胡桃沢川の合流点

4月に入ると札幌の豪雪地帯豊羽地区でも雪解けが進んでくる。

道道95線に沿って流れるは定山渓西部の山間を深い谷をつくっている、特に道路がつけられていない左岸は雪解けのこの時期、雪つきの悪い崖面がご覧のように荒々しい地肌を見せ付けてくれる。

この写真はちょうど右下からながれてきている、との合流点を道道95号線に架かっている胡桃橋からとったもの。

定山渓奥の山間には無数の林道がつけられてれいる。その多数は大小の沢沿いにつけられていて、林道名もその沢の名を冠しているところが多い。

今回は、この胡桃沢沿いにつけられている楜沢林道をたどり、札幌50峰の一つ長尾山へと向かうこととする。

胡桃沢林道は、残念ながらこの合流点からスタートしているわけではなく、無意根山の登山口でもある、無意根山荘跡からスタートとなった。

胡桃沢林道スタート

胡桃沢林道スタート

夜明けと同時くらいに雪面に向かう。遠くには定山渓天狗岳が頭をのぞかせている。ここ、豊羽の地は札幌市内の高い山がすぐそに迫ってきており、すごぶる景観の良い地だ。

林道は広く、なだらかな坂が続く。雪はこの時期だからだろう、日中に融けた後、夜半に再び凍るを繰り返したクラストした雪面。その雪面をいつものロシニョールBC110でシールをつけずに歩いていく。

パリパリのクラストした雪面ではウロコが効きづらいのを覚悟して挑んだので、スリップしてもそれほどいやな気分にはならず、かえってウロコの効果的な利かせかたを研究しながらの林道ツアーとしてあるいていった。

少しづつ日が高くなっていくとともに体に当たる陽の光の温度が変わっていくこの時間帯の山歩きは気分も良くなる。山歩きは晴れの日がいいものだ。

ただ残念なのは、肝心の楜沢をみることができずに、長尾山へと向かう尾根への離合箇所に到着してしまったことか。

胡桃沢林道と尾根への分岐

胡桃沢林道と尾根への分岐

ここからはスキーにシールをつけて尾根へとのぼっていく。

それほど傾斜はきつくなく、尾根も広く、木々もそれほど込んでいなく、のんびりと春の雪山を感じるには丁度良い尾根歩きだ。

標高を上げるにつれ木々が少しづつまならになってきて、900mを越えたあたりでちょっとした沢形にだどりつく。

スキーの後が思い思いにつけられて楽しそうな疎林だ。

後ろを振り返ると、

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胡桃沢コースco900近辺

 

定山渓天狗岳などの山々が堂々と背後にひかえていた。

今回は写真はないが、余市だけの真っ白い姿がドーンと見えたときは思わず声が出た。

この沢形をつめていくと、

千尺高地の稜線が見え出す。

千尺高地の稜線が見え出す。

無意根~長尾山の主稜線ともいえる千尺高地の稜線が壁のようにみえだしてくる。

ここが今回の山行の最大の核心部だ。

雪面は硬くパックされており、エッジも聞かない場所が所々に出てくる。しかもデブリっぽい後が少しみえてきもする。

なんとか速やかにこの場所を通過したいのだが、のぼりやすいルートを探そうにもなかなかな斜面が待ち構えていた。

あっちこっちとルートを変えてはみたがどこも変わらず、千尺ピークの左側の切れ込んだ沢形を目指して時々階段登高をしながら悪戦苦闘しつつ少し傾斜がゆるむところまでたどり着くと、羊蹄山の頭がものすごく近い感覚でみえてきだした。

これにはまた声がでてしまった。登山を趣味としてからこんなにも感動したことはなかったではなかろうか。

千尺高地の稜線にのぼりきると

千尺高地より、無意根山と羊蹄山

千尺高地より、無意根山と羊蹄山

スノーモービルのキャタピラのあとがちょっと邪魔だが、無意根山や羊蹄山、そして、

千尺高地から長尾山

千尺高地から長尾山

これから向かう長尾山がみえた。

ここから長尾山までの稜線歩きは絶景の連続だ。

夏に無意根山までのぼったときは今回のルートと程近い場所をのぼっていたのだが、あたり一面笹に覆われた登山道だったので、ここまでの絶景を見ることができていなかった。ただ夏は夏で様々な感動をあたえてはくれていた。まったくもって、この無意根山塊は私にいつも感動をあたえてくれる。

ここからは展望を楽しみつつ

長尾山山頂

長尾山山頂

長尾山の山頂へとたどりついた。

さすがに4月になっているので、スノーモンスターは拝めなかったが、

無意根&羊蹄

無意根山と羊蹄山の抜群なコンビネーションを見ることができた。

抜群な景観をのぞみつつシールをはずし下山準備をした。

天気予報だと爆風とのことだった。若干風は強いもものの日差しもよく景観もよかったので、それほど苦ではなかった。多分風速も予報よりもよわかったのだろう。

千尺の壁までの緩やかな斜面をのんびりとすべり

春の青
春の青 posted by (C)ジプシー

羊蹄山とニセコの山々のコラボを眺めながら、順調に苦もなく千尺北壁のドロップ地点まで移動。

ここでカメラをザックにしまい北壁滑走の準備をした。

北壁は余市岳や定山渓天狗岳方面へとすべり降りる斜面だ。

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ファイル_006ファイル_002こんななんとも言い難い景色に向かってすべり降りるわくわく感とともに、先ほど登ってきた雪面のパック具合と急な斜面への恐怖心がない交ぜとなり、なかなか心が斜面へ向かいきれなかった。

意を決して斜面をくだるものの、この急斜面は斜滑降メインで降りていくこととした。

その後の疎林帯の緩やかな斜面ではツリーランを心行くまでたのしめた。

これまでの練習の成果だろうか、木々の狭い間隔でもビビることもなく降りてこられた。尾根を下り終わり林道も程よくすべる雪面だったので、役一時間ほどで駐車場所へと降りることができた。

登山にスキーを導入した理由として、緩くのぼってゆくる降りてくることなのだが、今回初めてその目論見どおりに山行を無事に終えることができた。

 

札幌50峰 41/50 長尾山(1211m) GET

 

撮影場所
札幌市南区定山渓豊羽 胡桃橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2