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八垂別の滝(左中の沢川)~砥石山登山~

八垂別の滝(左中の沢川)~砥石山登山~

今回のエントリーは、前回に引き続き滝撮り詣でです。

札幌の滝の中で私の好きな滝の3本指に入るです。昨年の中の沢川と左中の沢川の合流点のエントリーでも紹介していますし、その前の年も訪れているお気に入りスポットです。

今回は晩春でもあり、昨年夏に訪れた時のアブやブヨやヤブカの襲来はなく涼しげな滝を思う存分堪能できました。滝見は盛夏にいくと涼を感じられていいかなとおもっていましたが、案外この時期が快適にしかも緑に映える瀑を堪能できるのかと考えをあらためました。 もう少し早かったりすると緑が芽吹く前だし晩秋になると枯れ木に囲まれますしね。

札幌市の戦前の地図をみてみると、北の沢~中の沢~南の沢の藻岩村八垂別と区分されていて、北の沢は四號ノ澤、中の沢地区は五號ノ澤、南の沢は八號ノ澤として表記されていました。4、5、8とあって八垂別となっているのなら、1や2や3や6や7もあったのかとは思いますが私が見ることのできた地図ではそこまで表記されていませんでした。

もし、機会を得ることができるのならこの辺のことをいろいろと調べてみたいものです。

ところで、この八垂別の滝からスタートする登山道があります。

札幌50峰に数えられる砥石山です。この時期、花の山として知られているこの山、標高826.3mをコース長4.1km、標高差616mの登山道を使って登っていくので、その植生の進み具合が道中めまぐるしく変わります。標高600mをこえたあたりから雪渓がのこっていて、標高の低い場所ではもう終ってしまったエゾエンゴサクなんかがいまや盛りで目をたのしませてくれます。

そんな砥石山登山のルート以下の通り。

登山道は、左中の沢川に沿って沢地形を歩いていきます。この左中の沢川は、砥石山を源にするいろいろな沢の水をあつめているのですが、そのさまを各所でみることができます。そんな中から、

左中の沢川枝沢の小滝

左中の沢川枝沢の小滝

きちんと滝つぼももある枝沢の滝なんぞとってみました。そんな沢の姿をたのしみながら、

左中の沢川と登山道

左中の沢川と登山道

まったりとあるいてきます。

しばらくすると登山道は沢を離れ、稜線へと向かうように高度をあげてきます。

稜線へ向かって

稜線へ向かって

坂はどんどん急になっていき、いままでのまったあるきが嘘のような急坂をジグザグに登山道がきり始めたころ、いままでは鬱蒼とした森の中だったのが、すこしだけ空の青さが目にはいってくるようになってきます。

ジグザグ登山道をのぼりきると、

T4分岐

T4分岐

小林峠ルートとの合流点のT4分岐へとたどりつきます。沢沿いの道で体力を温存できたので、ここでは休憩をせずに次なるポイント砥石三角山へとむかっていきます。

稜線にでてからは登山道はアップダウンを繰り返すものの、沢沿いの道とは違って木々の間から日の光がさしてくる気持ちのいい山道となります。

気持ちのいい稜線歩き

気持ちのいい稜線歩き

全工程、これくらいの道路状況ならバウをつれてきてもいいかと思うのですが、いかんせん沢沿いの道の鬱蒼と茂った道があるので、ダニが面倒なのでつれてこれないですね。

標高500mあたりから、

ニリンソウの群生

ニリンソウの群生

ニリンソウが今が盛りと咲き誇ります。奥には雪渓もみえてきました。

雪渓とエゾエンゴサク

雪渓とエゾエンゴサク

まだ残る雪渓の下には、標高の低い地点ではもうおわってしまっていた、エゾエンゴサクがさきみだれていました。

このあたりから虫が少なくなり500m以下の山の1ヶ月前くらいの雰囲気の気持ちのいい山歩きをたのしめました。ただ、ここを過ぎると割りと急な坂が続きますので、ヒーヒーと息が絶えずあがります。

樹間から札幌の街並がみえはじめます。

樹間から札幌の街並がみえはじめます。

ただ、木々の間から時折覗く眺望と道中に咲く花や絶えず聞える鳥の声、シマリスやエゾライチョウのガサガサとした歩く音やその姿に癒されつつ、

三角山分岐

三角山分岐

眺望ポイントである、三角山の分岐に到着します。
立ち寄るかどうかまよったのですが、まだ体力がのこっている登行時に立ち寄ることにします。前情報だとわりと急坂との話でしたので、気を入れなおしてのぼっていったのですが、わりとすぐにピークにたつことができました。

三角山ピーク

三角山ピーク

三角山からの眺望

三角山からの眺望

石山藤野方面がかなりいい感じでみることができます。

ひとしきり眺望を楽しみ、写真をとり水分を補給したあと、三角山をあとにします。くだりは登りと反対側からおりていったのですが、これが結構な急坂でして、慎重におりていきます。

山頂直下のコル

山頂直下のコル

三角山から結構標高を下げていき山頂直下のコルまでたどりつくと、なんとなく目指す山頂がみえてくるゆうなきがします。ただ、ここからはまた急坂になるので、気をひきしめていかなきゃいけません。

結構な急坂を登山道はジグザグを切ってのぼっていきます。

ここからまだあるよー。

ここからまだあるよー。

坂の上をみているとのぼりきるだろうとおもっていても、まだその先にみちがあり、つぎこそはと思ってもまだその先に道があり、を数度繰り返し、道端には木がしげっているのでわかりにくいのですが、細めの馬の背上の稜線歩きになってきて、また登り、、、

よっこらせと、登山口から2時間半で

砥石山山頂

砥石山山頂

砥石山の山頂へとたどりつきました。
山頂標識の先にはシロナガスクジラのような無意根山が、
視線を右に振ると、

烏帽子・神威・余市

烏帽子・神威・余市

烏帽子岳・神威岳・余市岳が

もっと右を向くと、

手稲

手稲

手稲山をみることができました。

もちろん

石山藤野方面

石山藤野方面

石山方面もみることができます。

ネットの情報だと眺望の効かない山とのことだった、砥石山。ところがどっこいなかなかいい景色をみることができます。写真にとると、木々がうるさいですが、肉眼で見ると標高826mからの眺望の爽快感を得ることがしっかりとできます。

山頂はしっかりと刈り払われて居心地がよく、眺望の邪魔と思われる笹や木立が風を防いでくれていてザーザーと木立揺れる状況でも山頂で風を感じることはありませんでした。

ここで恒例の山頂儀式です。
写真撮影。
水分補給。
カロリー補給は、、、今回初めておにぎりを持ち込みました。山頂で食べるおにぎりの美味しいこと美味しいこと。

こりゃたまりませんわ。

それと今回は山頂独り占めなので、生着替え!!
4.1km約2時間半の登行でアンダーウェアは汗でびしょびしょでしたので、タオルでしっかり体を拭いて、乾いたシャツに着替えました。

乾いたシャツはきもちいいね。濡れたシャツとタオルはビニール袋に入れてザックインです。

まったりと、山頂を楽しみいざ下山です。

急な坂は慎重に、緩い坂は快速で、上り返しがあったものの、1時間半で八垂別の滝がまっている登山口まで下山をしました。

下山

下山

今回初めて、片道4km超えの山行を経験しました。これからもっと長い道のりにも挑戦することになるのでしょう。

のぼりの時、息が上がってしまうのは、いつか解消されるのかなと、はかない夢をいだきつつ

札幌50峰 22座/50座 砥石山(826.3m) GETしました。

撮影場所  札幌市南区中の沢 八垂別の滝
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

白糸の滝(定山渓発電所余水)~夕日岳登山~

白糸の滝(定山渓発電所余水 )

久々の滝撮りです。

訪れたのは定山渓の

この滝、北海道で稼動している最古の水力発電所、定山渓発電所の余水を流す水路上に落ちている滝です。

定山渓発電所はこの水路からほんの少し豊平川の上流で水路式で取水をして、発電施設の中に通し、水を蓄えずそのまま流し水車をまわして発電機を稼働させるダムを持たない水力発電施設です。

自然河川ではもちろんなく、人工の河川としても認知はされていませんので、厳密には川ではありませんが、用水路の一種として今回紹介いたしました。

この日はそれほど水量が多くなく迫力には乏しい瀑布でしたが、緑に覆われた滝面はなかなか涼しげば雰囲気をかもしだしていました。

札幌の奥座敷定山渓温泉街からすぐそばなので、気軽に涼を求めるには丁度よいロケーションにあるのではないでしょうか。

ちなみに、冬季は渇水期のためこの滝はブルーシートに覆われて氷瀑は形成しないようです。

この白糸の滝から程近い定山渓神社の裏に札幌50峰に数えられる夕日岳という山があります。

定山渓神社

定山渓神社

と、いうわけで登ってまいりました。

ルートは以下の通り、

夕日岳登山口

夕日岳登山口

 

定山渓神社の左奥に登山口への看板があってそこを少し進むと入林届けと看板が設置された夕日岳の登山口があります。冬季は入林ポストは撤去されているはずなので、ポスト設置後のノートを見てみると、結構な人がのぼっている事がわかります。

登山道はの左岸を沢に設置されている砂防ダムを見ながらまったりと歩いていきます。

程なくして、

定山渓第一沢川渡渉

定山渓第一沢川渡渉

定山渓第一沢川を渡渉するポイントがあります。ここには橋はかかっていなく飛び石をつないでの渡渉となるのですが、まだまだ融雪期なので、若干深いです。飛び石から転げおちたら脛くらいまでは水につかることでしょう。もし、ここで落ちたら靴水浸しになるので即効撤退決定になってしまうので、慎重にわたります。

一方バウ君はというと、器用に飛び石をつないでさっさと対岸にわたって私をまっていました。

右岸にわたってからの登山道は、ほぼ小さい沢状になっていて、どろどろの箇所をぬからないような場所を探して歩いていくことになります。

定山渓第一沢川枝沢

定山渓第一沢川枝沢源頭

この枝沢をずんずんつめていくと、源頭に近いところまでたどりつきます。ここから登山道は左に曲がり沢から離れると谷地形のトラバース路となります。

このトラバース路、道幅が割りとせまく、沢の湿気が届かない高度になってくると乾きやすい土壌になっているので、下りは少し注意が必要かもしれません。倒木箇所や岩が露出している部分や木の根のギャップもあったりで、似た感じの谷地形のトラバース路の藻岩山小林峠コースよりはワイルドな印象です。

木の根のステップをかるがる超えるバウ。

木の根のステップをかるがる超えるバウ。

そんな道でもバウ君は意に介せずひょいひょいと進んでいきます。 最近山行に同行することがおおいので、登山道の歩き方をしっかりと身につけたのでしょうか。

道中はニリンソウやシラネアオイが咲き誇り目を楽しませてくれます。

ニリンソウロードとバウ君

ニリンソウロードとバウ君

ほかにも、今回はヤマツツジが綺麗に咲いていました。

ツツジロード

ツツジロード

ヤマツツジ

ヤマツツジ

春の時期はいろいろな花が目をたのしませてくれますね。

そんなこんなで登山口から45分くらいで、

夕日岳見晴らし台から定山渓温泉方面

夕日岳見晴らし台から定山渓温泉方面

定山渓夕日岳見晴らし台から定山渓ダム方面

定山渓夕日岳見晴らし台から定山渓ダム方面

この山唯一の展望スポット見晴らし台へと到着します。

無意根山や余市岳、定山渓天狗岳をみることができます。

特筆すべきはここから眺める定山渓ダムの巨大さです。見晴台へと続く道を登って一番最初に目に入るのが、定山渓ダムの壁。谷に流れる水をせき止める巨大な壁はさながら城壁のようにもみえました。

ここで、水分補給や写真撮影をしてちょっと休息します。

見晴台はしっかりと刈り払われてベンチなんかも設置していましたが、木々が育ってぬけのいい眺望とは言い難いですが、それでも爽快感は得られます。ただ、この時期ヤブカが発生してきています。休憩をしているとどこからともなくあつまってきて、私やバウにまとわりつきはじめます。虫除けスプレーを噴射しまくり蚊を除けますが、なかなか落ち着いて休むことはできません。この時期の低山では仕方ないのでしょうね。

休憩もほどほに歩みを山頂へと向かうこととします。

ここからは山頂へと向かう稜線を伝う道となり20分くらいあるくと、

夕日岳山頂

夕日岳山頂

山頂へと到着しました。

周りは林。眺望0ですが、心地のいい山歩きをたのしませてくれました。

登山口からは1時間20分。休憩時間をはずすとだいたい標準タイムで登ることができました。今回はバウの先導だったので、写真タイムを撮ることもすくなっかたのがその原因かも。

頂上でカロリー補給なんかをしながら休憩をして、下山とします。

途中の渡渉ポイントのバウ君の勇姿に野生を感じつつ約45分くらいで登山口へともどってきました。

登山口で見つけたミドリのニリンソウ

登山口で見つけたミドリのニリンソウ

と、いうわけで、

札幌50峰 21座/50座 夕日岳(590m) GETしました。

撮影場所  札幌市南区定山渓 定山渓発電所
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

簾舞川と西御料川の合流点~焼山(豊平山)登山~

簾舞川と西御料川の合流点

新緑と空沼からの雪とけ水をたたえ豪快に流れる、と2段目のナメの左側に流れ込む

札幌の南区の奥にいくとこんな野趣あふれる場所が沢山あります。この時期は緑の色も若葉の色で透明感があり、川の流れも勢いがあってみていてあきません。

簾舞川がこんなにも迫力あふれる川だとおもっていませんでした。丁度このあたりに水量調査施設があって、そこに市街地の川でよくみる水深計がたっていたのですが、淵のようになっている場所でなんと4mにもなっていました。流れもかなり急だし、もしここでおちたらと、緊張しながらの撮影でした。しかもこのあたりよく熊もでるとのことなので、ここまでいく林道跡のフキをみながら食べ跡や糞がないかと慎重にあるいていきました。こんなところで熊にであったらしゃれになりませんしね。

かたや西御料川。

南区には御料の名前のつく場所が結構あります。川でも簾舞川をはさんでなんてのもありますし、道路でも道道341号真駒内御料札幌線、橋でも新御料橋ってのもあります。御料ってのは、皇室の直轄地ということでつけられる土地のことであり、簾舞地区はその大半をその昔は御料地だったのでしょうか。開拓期はどうかはわかりませんが、現在はあまり人の手のはいっていないような土地に見えます。簾舞地区の宅地は国道230号線沿いに集中していて、それよりも500m程度山側にはいっていくといきなり山村の風情をかもし出します。180万都市札幌市内なのかと目を疑ってしまうような里山がひろがるのです。御料というからには、ここの地域に住まわれている方は御料の番兵さん見たいな方も居たのかなとおもいつつ簾舞川沿いの市道をはしっていくと、途中民族派の街宣カーがとまっていたりしました。

そんな御料の簾舞地区なのですが、ここには、

焼山(豊平山)

焼山(豊平山)

札幌50峰にも数えられている、焼山(豊平山)という山があります。今回はこの山に登ってみようと思います。

左の写真をみてみていただけるとわかりますが、えらい鋭角な山ですよね。

この藤野・簾舞地区には藤野三鋭山という鋭い山容をもった山が藤野~簾舞の街並をみまもってくれています。

藤野三鋭山はいままでとってきた川の写真の中にもよく探せば写っていたりします。遠くは東区のモエレ沼からもみることができます。多分、定山渓からの帰り道、小金湯あたりの国道230号線から左側にえらいとがった山として、多くの方が目にしているのではないでしょうか。

今回の山行ルートは以下の通り、

この鋭角な山を1kmくらいの距離で山頂までいくのですから結構ハードば道のりです。
スタート

今回登った簾舞川コースの登山口は、簾舞川に沿った市道のすぐ脇にあります。注意してみていればわりとすぐ見つかる場所です。もう、山の雰囲気は夏山です。鬱蒼とした林の中へと道はいざなっています。

丸木橋

丸木橋

はじめは、焼山が源となっているであろう沢筋に沿って登山道はきられていました。途中、こんな風に明瞭に沢をわたる丸木橋があったり、焼山の沢に流れる小沢にも満たない流れが登山道に染み出してきていてぬかるんだ場所があったりしましたが、おおむね良好な登山道です。

途中、ちょっときつめかな思える坂もありましたが、まだまだ山すそまぁのんきに

三合目

三合目

いつのまにか三合目までたどりついていました。なんだか、快調だな~~体力もついてきたのかな~~なんておもったのはここまで、ここから鋭峰の本領が発揮されてきます。

ロープ場登場

ロープ場登場

ロープ場が登場してきます。

でも、まだまだ大丈夫。ロープに頼らずに登ることができています。ただ、スピードは格段におちて、後続にきた男性ソロにおいぬかれます。貧脚っぷり炸裂しはじめます。

汗をかきはじめたところで、

お休みどころ

お休みどころ

わりと平坦な場所があらわれ、お休みどころのベンチの登場です。

これはありがたい!しかもわりと平坦でシダの葉とかが低いいちでしげっていて、ものすごくきれいいな森の姿をみせてくれます。日差しも受けやすい場所ですが、かといって直射日光を浴びるような場所でもなく適度に明るく適度に涼しい、最適なお休みどころです。この道を開削された方のセンスに脱帽です。

ここで、首からぶら下げていたSIGMAのDP2をいったん置き、CANONの KISS X2で写真をパシャパシャとりながら、水を飲みながらの休憩をします。

さぁ、どうやらここを過ぎてからが本番のようです。

落石注意

落石注意

お休みどころでカメラをDP2に再チェンジをして、身支度を整え、少し歩くとこんな看板と激坂がまちうけていました。確かに石は浮いているものも多く、人が沢山あるいている場合だとちょっとした落石が起きそうでした。この日は私のほかには先ほど抜かしていったソロ男性しかのぼっていないし、そのソロ男性はもうはるか先にいっているでしょうから、落石の被害は実質気にしなくてもよいかな、、。

親切な看板

親切な看板

こんな親切な看板のをみつつ激坂・ロープ場・段差の大きな階段・木の根の階段をすこしづつ、休み休み登っていきます。

SDIM9683

なんとか7合目に到着。この辺から空気が少し冷たくなってきます。今までの経験上、札幌近郊の山は500m前後で空気の層がかわるのか、空気の質がかわることが多いですね。

とか、おもいつつも汗だくでえげつない坂をひーひー言ってのぼっていくと、いままで木々の葉でさえぎられていた空が少しづつ見え始めます。後ろを振り向くと藤野の街並がかすかに枝越しに見えはじめます。高度が上がっているのをしっかりと実感できます。

山頂まであと少し

山頂まであと少し

そして、山頂まで後すこしとエールを送ってくれる看板が出現します。

シラネアオイ

シラネアオイ

しかも、いままでの道中では終りかけたしおれたシラネアオイしかなかったのですが、ラストの坂で元気に咲いているシラネアオイの小群落までありました。

とても励まされます。

きつい坂をえっちらとのぼりつめ

焼山(豊平山)山頂

焼山(豊平山)山頂

1時間10分の標準タイムで山頂へ到着です!

出迎えてくれたのは

割と広く駆り払われた広場

ケルンと山頂標識

これから初夏に向かうんだといきまいているような照りつける太陽と青空

そして、大量のハエ・・・・・・・

日が照って暖かいごごちがいいのか、ケルンの石は多様なハエさんたちで大賑わいです。

私の前にもブンブンよってきてくれちゃいます。

いや、、

君たちの挨拶はいらないから、、、、、

と思ってもむだなのでしょう。

そのハエ君たちを狙っているのでしょうか。山頂付近の上空で一羽のトビが旋回していました。

でも、ここの山頂切り立っている山だけあって絶景でした。

ここまでの、眺望をえられるのなら道中の激坂も、ハエの歓迎パレードも我慢できるってものです。

この焼山(豊平山)の最高のビュースポット は、東側につづくふみ跡をたどって

ビュースポット

ビュースポット

こんな切れ落ちた崖までいきます。

私は、びびりなので、先っぽまではいけませんが、インターネット上の記事をみると、わりとこの先まで行く人おおいみたいたですね。

山頂で写真をとったり、水を飲んだり、おやつを食べたりの、気分のいいときの山頂儀式をしつつ、今回はそんな儀式にシャツの着替えも行いました。

今回はインナーにスポーツTシャツとその上にニットをきていったのですが、Tシャツはびしょびしょでした。今後は夏モードの山服を考えなきゃでした。

そんなこんなの30分を満喫し、いざ下山です。

激坂をくだらなきゃいけないので、慎重に慎重に

下山開始

下山開始

 

おかめの木ロード

おかめの木ロード

 

ニリンソウと小沢

ニリンソウと小沢

ゴール

ゴール

約40分で無事下山となりました。

今回の山行、ローブ場のある登山道3回目にして初めてポールの収納をおこなえました。

少しは経験値あがってきているかな。

というわけで、

札幌50峰 20座/50座 焼山(豊平山)<662.7m> GETしました。

撮影場所 札幌市南区簾舞313−1
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★★★
撮影機材 Canon EOS KISS X2

不老の沢川(野牛沢川)源頭部~野牛山登山~

不老の沢川(野牛沢川)源部

今回は合流点ではなく川の源流部をおとずれてみました。

場所は、札幌市南区の滝野に横たわる札幌50峰の一つ野牛山の山腹にあるの源頭部です。

この山の山肌の雪解けはほぼ終り、残るは伏流水や雨水を流す水のみとなり、比較的穏やかな春の沢といった様相をみせてくれています。

この写真よりもう少し上流につめればきっと本当の源流にいきあたるかとはおもいますが、そこまでの装備も知識もありませんし、今回はバウ連れ登山ですので、このままこの沢を倒木をつなぎながら渡って野牛山山頂へと登るのでした。

今回のルートは以下の通り。

スタート地点

スタート地点

今回のスタート地点はいままでの山に比べると探すのが大変でした。

道道341号線を札幌市青少年山の家の看板を頼りに曲がり、そのまま滝野すずらん丘陵公園をやり過ごし、細い生活道路になり、そこからまた車一台走れるくらいの林道に入っていかなければいけませんでした。車3台くらいしかとめられないような場所でした。

写真の土嚢の下に流れている川はアシリベツの滝へとつらなるでしょう。この沢をわたり土嚢も超えて対岸の林道へとはいっていきます。少し歩けばゲートがあり、そのゲートをくぐってさっき通ってきた林道よりも立派な林道を歩いていきます。

清水沢林道

清水沢林道

せめて、こっちの林道まで車ではいれたら、もっと野牛山へ訪れる人も多いのだろうなと思いつつもこの日であった人は5組。意外と人が入ってきています。そのほとんどは山菜取りの人で、山登り・写真撮り・犬の散歩の人は、我々のほかはいませんでしたね。山菜の知識はまったくゼロなので、出会った人に竹の子いっぱいあるよって言われてもどれがどれやら歩いていてもさっぱりわかりませんでした。

しばらく歩くと、土場のような開けた場所にたどりつきます。

 

DSC_0265

写真のおくに見える山道はどこにたどれるのだろう?

歩いてきた道はこっちの写真に撮っています。

DSC_0266

山道の誘惑にかられながらも、登山口を目指します。

途中、

長八コース分岐

長八コース分岐

青少年の家に向かう長八コースとの分岐看板がありました。

各看板が綺麗なのは、きちんといつも管理されているのかな。

そうこうしているうちに、

野牛山登山口

野牛山登山口

ここから登山道へとはいっていきます。

野牛山登山道

野牛山登山道

いままで歩いてきた林道には花が終ったようで、新緑の林の中といった感じでしたので、登山道に入れば花が見れるかなとおもいましたが、ほとんど見当たらず、ひたすら山道を登る山行です。

登山道は写真のようにわりと広めにかりわけられていて、笹が覆いかぶさっている場所は数箇所といったところでしょうか。でも、木々には緑の葉がつき始めそろそろ鬱蒼としだしてきています。

この日の平地での最高気温は14度程度、汗かきの私としては心地よく山道を歩けるボーダーの気温です。まだ湿気がないのがすくいかな。

しばらくあるくと、

小さな沢を渡る

小さな沢を渡る

小さな沢に架けられている木の橋を渡り、緩くのぼっていくと、

TOPに写真の不老の沢川(野牛沢川)の源頭部へ到達です。

ここを過ぎると、いよいよ急登のはじまりです。

急登はじまる。

急登はじまる。

道幅もせまくなり、斜面も急になりだし、

ロープ場登場

ロープ場登場

ロープ場も登場しだします。

ロープのある登り道はバウは初めてですが、自分の体長程度の木の段差くらいならあまりきにせず上ります。

ロープ場

ロープ場

坂が急と言うよりも、いやもちろん坂は急なのですが、木の根や岩との段差が高かったりする場所が多いのでロープを張っているのではないでしょうか。実際私がロープに頼った場所はそうした段差の激しい場所だけでした。

そんなロープ場を2つくらいクリアしたあと3つ目のロープ場で

バウ君にちょっとした受難が襲いかかりました。

それまで快調にとばして、私を先導していたバウなのですが、段差の激しい場所に差し掛かったとき、私の後ろから登ろうとしたバウ君。いままで先行していて後ろについたので、脚にリードがひっかかて、それに気づかず岩に登ろうとしたところ、足をとられ、ドスンと落ちてしまいました。それほどの高度はなく、落ちたといっても、家でソファの背もたれから足を滑らして床に落ちることもあるバウなので、ダメージはゼロだったのですが、いままで快調さとのギャップからか、

U(´・ω・`)Uしょぼーん

こんな顔になって、意気消沈です。

おいで、って声をかけても一向に登る気なしで、しょうがないので、ザックにカメラをしまって、バウを抱えて途中まで登ります。

ギャップのない場所でバウをおろしたら、いままでのことは忘れたかのようにバウ君元気でのぼりはじました。

そして最後のロープ場をクリアしたら、

最終ロープ場、頂上付近から撮影

最終ロープ場、頂上付近から撮影

野牛山山頂

野牛山山頂

野牛山山頂(539.2m)に到着です。

バウ君も

三角点にタッチ

三角点にタッチ

三角店にタッチをします。

山頂は結構広めの広場になっていました。

北の方角は若干ひらけていて、眺望を得ることができました。

野牛山山頂より

野牛山山頂より

滝野の丘越に若干真駒内方面?の街並が春霞とともに見ることができます。山頂には写真にもうつりこんでいますが、ヤマザクラが少し咲いていて、今回の山行で初の花撮りとなりました。

ここで、バウとおやつタイムをして

野牛山名物 かみなり落ちたオンコの木

野牛山名物
かみなり落ちたオンコの木

野牛山名物のオンコの木をとって下山としました。

下山のバウ君、さっきの意気消沈はどこえやら、超快適に下山していきます。のぼりの半分のスピードで登山口までおりてきました。

のぼりのときもそうでしたが、途中大きな獣の糞を2~3箇所バウ君がみつけました。熊かな??なんて思いながらびびりつつこの登山道をあるいていたのです。狐にしては太かったし、、。帰ってきてからネットで熊のフンの画像検索をしましたが、見つけたものと同定できるようなものがなかったので確定はできませんが、、、。

そういえば、帰りの林道でバウがいきなり耳をピンとたてて走りだしたので、その方角をみてみると、おっきな狸が林道の土手の上に向かってのそりのそりとのぼっていました。そのときバウの反応は吼えはしなかったので、なかなか良い反応です。

もし、熊だとしてもこれくらいの静かな反応だと相手を刺激しないですみそうです。

今回の山行、花もなく眺望もそれほどよくなくアドベンチャー要素もそれほどない、山行でしたが、バウの訓練と、急登の登り練習にはなったかな。

と、いうわけで

札幌50峰 18/50 野牛山(539.2m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区滝野 野牛山
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と砥山沢川の合流点~八剣山登山~

豊平川と砥山沢川の合流点

札幌岳を遠くに望み写真下に流れるに丁度右隅に流れ込む。この写真を撮ったのは札幌50峰の一つ八剣山山頂下の剣の一つからとったものです。

こういう写真で川の合流点を撮りたくて山に登っているようなものなのですが、なかなかこういう抜けの良いロケーションに出会えることはないので、今回は大満足の撮影山行でした。

こういう風にみてみると札幌の豊滝地区は札幌岳の凄く大きなカールにもみえてきます。実際は豊平川が作った大きな谷筋とそこに流れ込む沢がつくり上げた地形なのでしょうね。

ここまで登った八剣山。かなりスリリングで且つ見所たっぷり、しかも札幌都心から30分程度の場所にあって、一度は登ってみて欲しい山でした。

多くの山のガイド本にも紹介されていますが、その評価は初心者向けとして紹介されています。登山口にも「気軽に登山の雰囲気を楽しめる山です」との文もあったりしますが、なかなかどうして、山を初めて登ってみようって方(ほぼ初心者の私含む)にはなかなか手ごわい山行となるでしょう。

今回のルートは以下の通り。

スタートは3つある登山口より一番使われていると紹介されている南口をつかいます。

八剣山小屋

八剣山小屋

八剣山小屋で登山名簿に記帳をします。思えば札幌50峰を含め20座くらい登ってきましたが、初の登山名簿記帳です(^^)。これが私の本当の登山デビューになるとはこのときは思ってもいませんでした。今回は事前にネットで調べた結果ガケ・岩が多いようなの、バウは大事をとって不参加です。のぼってみるとこれは正解だったと思っています。

八剣山南登山口

八剣山南登山口

さぁ、スタートです、、、とこの登山口の先をみてみると、、、。

( ̄□ ̄;)!!

いきなり岩場

いきなり岩場

そして、、、

足場のない壁のような木の根の坂

足場のない壁のような木の根の坂

。。。。(;д;)

この時点でバウをつれて来なかったに安堵をしつつ、冷や汗を心の中でながしていました。

でも、私の足元はイオンの靴屋さんの改装セールで格安で手に入れたコロンビア・サンギルでかためてるし~~と意味のわからない鼓舞を心に打ちつけ(ちなみにサンギルって、スニーカーと登山靴の中間のような扱いらしいです。)

うんとこどっこいしょとのぼっていきます。

ここを登れば普通の山道でした。
朝の気持ちのいい山道をゆっくりのぼっていくと、

中央口分岐

中央口分岐

もしかして、中央口からくるとさっきのプチ難所を通過しなくてもいいのかな、と少しの後悔をしつつ山道をのぼっていきます。

道端には、

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

ヒトリシズカや、

シラネアオイ

シラネアオイ

シラネアオイが目を楽しませてくれます。

若干きつめの傾斜をのんびりは朝の林の気持ちよさを味わいながらのぼっていくと、

ガレ場登場

ガレ場登場

ガレ場の登場です!

家に帰って写真をみてみるとヒカリゴケがあったのですね。この写真の下のほうにうつっています。

このガレ場をクリアをすると樹林帯を抜け出し、稜線へとびだします。

稜線登場!

稜線登場!

ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

前情報で想像をしてはしましたが、その想像以上の岩だらけ!!

視線を逆に向けると、

藤野方面眺望

藤野方面眺望

藤野石山の方面を綺麗にみることができました。

綺麗に見ることができるってことは、はい!この下はきれ落ちています、、、(^▽^;)

岩山を登りはじめます。

岩山を登りはじめます。

ここからは八剣山の本領発揮なのでしょう。岩につけられた道を慎重にたどりながらこんな岩をのぼっていきます。

豊滝方面眺望

豊滝方面眺望

その岩を登ると豊滝方面の眺望を望むことができました。

なかなかの高度感で気分がよくなります。

でも、稜線上の岩をまくようにまだ道はつづきます。

岩の稜線を巻く道

岩の稜線を巻く道

この道がなかなかスリリング

巻き道

巻き道

道幅の狭いところにこんな木がたっていたりしています。朝早く登り始めたのでのぼり時には私を抜かした人としかスライドしませんでしたが、ほかの登山者とスライドするときも気をぬくことができなさそうです。バウをつれて来なかったことを改めてよかったおもいました。しかも実はこの時点でポールが手からするりとぬけてがけ下へとおちていきました。。。

岩壁を逆に向かい

岩壁を逆に向かい

時には岩壁を逆に巻き高度を稼ぎ、また岩壁の北側に回りこみを繰り返し、

今回最大の難所セクションに到達します。

八剣山核心部

八剣山核心部

細い道幅、がけ側に道は傾き、山側は道にせり出してきています。

この日初めてもらった水筒をザックにぶら下げていったのですが、こいつが歩みを止めるたびにぶら~んぶら~んと右へ左へとゆれるのです。その反動で私の重心も右へ左へと持っていかれます。。。。

こ、こ、これはまずい(; ̄ー ̄A

 

びびりの足元にこれはやばい(; ̄ー ̄A

とはいえ、この狭い道でザックをおろしてポジションを返ることもかなわずなんとか慎重に一歩づつあるいていきます。

超岩場!

超岩場!

この細道を冷汗ものであるいてくと、なんと初心者の私には目が飛び出るほどの岩壁さんが登場です!

ガイド本で得た三点支持の知識を総動員してゆっくりと足場を確認しつつよじ登ります。

ここをやっとの思いでクリアをすると、あとは岩の稜線の細道をあるくだけです。

あるくだけとは言いつつも両端が切れ落ちた稜線。慎重さは忘れてはいけません。

そしてTOPの写真を撮れた岩のポイントまでたどりつきました。

なかなかの絶景です!

でも、まだ山頂ではありません。

山頂直下

山頂直下

山頂はこの写真の右に写っている岩のてっぺんあたりです。

ついている道を忠実に慎重にたどり途中急なガレ場もクリアし、なんとか

八剣山山頂

八剣山山頂

八剣山(498.8m)へ到達です!

藻岩山より低い山なのに、このアドベンチャー感!そして山頂からの眺望

充実感MAXです!

体力的にはそれほど消耗をしていませんでしたので、水分補給やカロリー補給もそれほどおこなわずすみました。

この山体力をつけるというよりも山登りの技術をつける山なのですね。

下山時はカメラをしまい、慎重に岩の稜線をくだっていきました。

時間は8時半を回りだしたころから、どんどん人が登ってきます。スライドしたのは10組前後いたのではないでしゅうか。

登山口につくと、ゴールデンレトリバーをつれた人ものぼろうとしていました。きちんと訓練したワンコなら登れるのですね。

バウよ、、、、見習ってほしいものだよ。。。

てなことで、

札幌50峰 17/50 八剣山(498.8m)GETしました。

撮影場所 札幌市南区砥山 八剣山
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材  SIGMA DP2

豊平川と滝の沢川(豊平川支流)

豊平川と滝ノ沢川(豊平川支流)の合流点

前日の雨と雪解け水によって増水濁流の大迫力のに流れ込んでいるのは、を撮影にいきました。融雪期の河川での川遊びはやめましょう。というアナウンスがよくこの時期ラジオなどでながれますが、こういう風景をみると納得できますね。流れのスピードもものすごく速く、落水したらひとたまりもないですね。100万人超えの大都市圏に流れる川としては例外的に急峻な川と言われている豊平川ですが、こういう風景をみるとその本性をみたようなきがしました。

滝の沢川(豊平川支流)

滝の沢川(豊平川支流)

一方その濁流豊平川に流れる「滝の沢川」ですが、今回で同一名の川三本目の登場です。

おなじ、市内に同じ名前の川、しかも同じ水系に今回だけで二つ。上記リストの上の二つはそれぞれ滝だったり、山登りや釣りなんかで、したしまれていると思うのですが、今回の滝の沢川は母なる豊平川へ直接流れ込む支流なのにイマイチ知名度がひくいのか、なかなか情報を得ることができませんでした。

地図を見る限りでは札幌岳の中腹を源にもち豊滝地区の丘陵地帯を流れ国道230号線を暗渠でくぐり、豊平川へ合流する直前で山部沢川と合流をして豊平川へと流れおちます。途中暗渠化されているようなので、川幅も含めそれほど規模の大きな川ではないのではないでしょう。その河川規模からか、またこの近辺の豊滝・砥山・小金湯地区に流れる沢の多さからか、それほど特に着目をされることなく、さらさらとながれている川なのでしょう。

この滝の沢川という名前、札幌市内にまだまだありそうです。きっとこのブログをすすめていくうちにいろんな場所の滝の沢川を紹介することになるでしょう。

八剣山

八剣山

今回の写真を撮った砥山栄橋から札幌側をながめてみると、山頂に急峻な岩をいただく八剣山がその勇壮な姿を朝日とともに見ることができました。この日この八剣山にものぼりました。その山行報告は次のエントリーに書くことにします。

撮影場所 札幌市南区小金湯 砥山栄橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材  SIGMA DP2

フシコ第1枝川とフシコ第2枝川の合流点~瀞台ハイキング~

フシコ第1枝川とフシコ第2枝川の合流点

前回エントリーの富志戸川とフシコ第1枝川の合流点 (ながぬまコミュニティ公園)で遺構のワンダーランドながぬまコミュニティ公園の散策を終えたあと向かったのがここ、

写真手前から流れると出合いながぬまコミュニティ公園へと流れる直前のポイントです。両河川とも三面護岸の細い川筋ですが、この二つの川いずれも馬追丘陵から流れ出しています。

ながぬまコミュニティ公園から馬追丘陵を望む

ながぬまコミュニティ公園から馬追丘陵を望む

馬追丘陵は、長沼町・南幌町と栗山町・由仁町・安平町を隔てる丘陵地帯なのですが、地図をみてみると、日高山脈にもつらない夕張山地とはつながっておらず、それこそ石狩平野にポコッと突然湧いて出た馬の背のような丘陵地帯です。どうやら地質学的にもかなり興味をそそられる場所らしく、いろんな学者さんの研究の場としても有名だそうです。

しかし、最近の私にとっては、山や丘は登るものなのです。

と、いうわけでバウとともにのぼってきました。馬追丘陵の最高標高点、瀞台(273m)へ。ルートは以下の通り

スタートは馬追名水となりの馬追自然の森遊歩道Fポイントから入山します。

スタート

スタート

道幅広く、路面状況も適度に乾いて良好。前回登ったワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点 ~長官山へ~の長官山ハイキングと同様、春の馬追丘陵はバウとの山歩きには最適のロケーションです。

前回よりは小さな虫やまるはな蜂がでてきていましたが、刺す虫の姿は見えず、山菜とりやハイカーの方々もたまに入ってきていて、そばには自衛隊の演習地にもなっているし、地形的にも孤立した丘陵地帯なので、それほど熊の心配もなく、ツタウルシにさえ気をつけていればいい程度の快適なハイキングです。

快適な自然遊歩道

快適な自然遊歩道

ここを管理なさっている方々のご尽力によって倒木箇所もみあたらなく、傾斜も適度に楽しめる程度の区間なので苦行と感じることもなく、お気楽ハイキングです。

途中自衛隊の用地をわたらなければいけないので、

馬追名物トンネルくぐり

馬追名物トンネルくぐり

こんなコルゲート管のようなトンネルをくぐる場所や、自衛隊用地の林道がはしっていたりと若干山歩きとしては興ざめする部分もありますが、逆にいうとそれだけ遭難リスクの低い安心な山歩きが担保されているということでしょう。

今回ここをバウとのハイキングコースにした理由は、この季節の遊歩道沿いに咲く花の可憐に魅せられたのと

歩く距離を少しづつのばして、いままでよりもロングトレックに耐えられるようにトレーニングをしたいなとおもったからです。

今まではピークまで2km前後の山行でしたの、今回は2.8kmの遊歩道コースをチョイスしたわけです。

目指す札幌50峰の山の中には5kmを超えるコースも多々あり、それに向けて徐々に体をつくっていかなきゃいきなりはつらいですしね。

ただ、根性があまりない緩い初心者ハイカーの私はいきなり急登りのつづくような山でのトレーニングはいやです。

このコースの緩やかなアップダウンとあまりきつくない傾斜や、

ニリンソウステップ

ニリンソウステップ

こんなかわいいニリンソウに彩られた階段なんかがある、ほんわかでいままでよりもちょっと距離の長いこのコースは凄く楽しめてあるけるのです。

山頂直下の遊歩道

山頂直下の遊歩道

一時間くらいで、山頂直下の遊歩道までたどれて、そこからちょっとした傾斜をつめれば、

瀞台山頂

瀞台山頂

自衛隊の用地があるので、金網が張られていてちょっと残念ではありますが、その向こうに見える石狩平野はなかなかのものです。

瀞台山頂より石狩平野を望む

瀞台山頂より石狩平野を望む

雲がかかっていて遠景はききませんでしたが、長沼の街並までははっきりとみわたせました。

ここには入山ポストならぬ、

登山記帳ポスト

登山記帳ポスト

登山記帳ポストがそなえつけられていて、登ったみなさんがいろいろと書き込みをしていました。この日は私の前にはヒトリでしたが前日は結構な人がのぼっているようでした。

下山時には5組くらいの人とスライドしたので、結構人気のコースなのかもしれませんね。

ここで、恒例のバウとのおやつタイムをした後はのんびり下山をしていきます。

スミレロード

スミレロード

道端にさくスミレや、

ニリンソウロード

ニリンソウロード

ニリンソウや、

春紅葉

春紅葉

春紅葉に目を楽しませてもらいながら、

ご満悦なバウ君

ご満悦なバウ君

バウ君もご満悦な様子で無事下山となりました。

撮影場所 北海道夕張郡長沼町東7線北
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

朝里岳沢川と朝里峠沢川の合流点~朝里岳登山~

朝里岳沢川と朝里峠沢川の合流点

道道1号定山渓レイクライン沿いを流れる川。所謂定山渓ダムに流れ込む川として小樽内川は親しまれていますが、春香山や奥手稲山への登山口駐車場辺りから道路沿いのその河川はとなるということを以前の小樽内川と朝里岳沢川の合流点のエントリーでお話しました。では朝里峠の頂上付近まで道に沿っている川が朝里岳川かというと、実はそうでもなく、札幌国際スキー場の駐車場あたりから今度は、が道に沿ってながれているのです。朝里岳沢川はというと、そのまま、札幌国際スキー場へと連なっています。その名の通り朝里岳から流れる沢として存在しているのです。

今回の写真はそんな朝里岳沢川と朝里峠沢川の合流点を撮影してきました。

この両河川の地図上での区分はというと、朝里岳沢川に朝里峠沢川が合流している扱いとなっています。ところが、TOPの写真を撮影した現地にいってみると、、、、。

奥から流れている流量の多い立派な川が朝里峠沢川、そして左から流れ込んでいるのが朝里岳沢川なのです、、、、。しかも本流にあたる朝里峠沢川をまたぐ道道1号の橋は、沢ガードに毛が生えた程度のものときています。

地図で川の名前を調べずにこの現地にいくと絶対に朝里峠沢川のほうが本流に見えます。

本流・支流の区分っていったいどうなっているのだろうと、インターネットで調べてみると、どうやら明確な基準が存在しておらず、長さ、流域面積、流量の三者の大きさできめていく、または昔からの慣習できめていくとのこと。

今回の両河川の例でいうと、

長さは、地図上は両者五分

流量は、朝里峠沢川

流域面積は、朝里岳川かな??(朝里峠沢川は石狩川水系の小樽側分水嶺まで遡るので、小樽側に流れる朝里川水系などほかの水系域に集積面積が分かたれているのかも)

となるでしょう。

今回の写真は雪解け期での撮影なので、渇水期になると、両河川の流量の差は目に見えてわかるような差ではなくなるのかもしれないという仮説もたつのですが、両河川の川底の形状を見てみる限り、流量にかかわる川幅は明らかに朝里峠沢川のほうがひろいのです。

比較項目としては両河川とも同ポイントになるので、あとは昔からの慣例という説もなりたちます。

ところが、ここからもう少し下流の朝里岳川を道道1号が渡る秩父橋の欄干には小樽内川の文字がかかれており、昔からの慣例説も積極的には取ることができません。

いったい、どういった経緯で朝里岳川の扱いをきめたのでしょうか。。。

謎です。。。。

そんな謎を残しながらも、朝里岳沢川の名称の元となった朝里岳にのぼってきました。

で今回初めて1000m超えの山頂に挑戦です!

とはいうものの朝里岳には札幌国際スキー場のゴンドラを使って1100m付近まで運んでもらえます。

ルートは以下の通り、

スタートは山頂カフェかっこうの左をすり抜けて朝里岳山頂をめざします。事前にインターネットをしらべていると、立ち入り禁止の鎖があるとか、ゴンドラ降り場に登山届け所があるとかの記事をみたのですが、その両方ともなくてすんなり朝里岳山頂へのルートに乗ることができました。

スタート

スタート

念のため、ザックにスノーシューをくくりつけてのアプローチでしたが、かなりしまった雪にはスノーシューの出番はまったくなく全工程つぼ足での登行となりました。

ザック投入

新ザック投入
Low Alpain VIVION25

今回の山行より懸案事項となっていたザックの容量不足を解消するべく、中古のお値ごろ価格で入手できた low alpine vision 25 を投入です。

25Lサイズですが、2気室仕様なのでカメラを収納するスペースも確保しつつ以前のMIZUNOのデイバッグから比べると3倍くらいの容量を収納することができました。

初の1000M超の山なので、念には念をいれて防寒用のオーバーも別途もっていくこともこれでかなえられました。

ウエストベルトやバックチェストなどもついているわりには本体重量もそれほど重くはなく快適なスノーハイクをすることができました。

やはり装備品のバッファが担保できるのは安心感がちがいますね。

あと、アウターも薄手のものに変更、ミドルレイヤーをフリースとして汗対策をちょっとはかんがえてみました。 ズボンだけは雪山にはいるのだからと、防寒&撥水パンツの雪山装備としました。

 

朝里岳頂上へと向かうコースは比較的なだらかな坂になっています。雪山なので、行く方向さえあっていればどこを通っていってもかまわないのですが、なるべく等高線の緩い場所をえらんであるきます。

そんななかでも

一番の斜面

一番の斜面

ここの坂だけはほんの少しだけ急な坂でした。

天気もよくちょっと汗をかいたあたりでコースの半分くらいとなります。後ろを振り返ってみると、

コース半分あたりから国際スキー場のゴンドラ方面

コース半分あたりから国際スキー場のゴンドラ方面

いい天気もあいまってこんな絶景をみることができます。北側に視線を移すとかすんではいましたが、小樽の市街地もうっすらと見え、南側をみると白井岳が勇壮な姿でわれわれをみまもってくれています。

標高が高くあまりさえぎる木々もない山歩きがこんなに爽快なものだとは、想像以上でした。

まばらな木々の間をゆっくりとあるいていくと頂上付近からはスキーヤーが広いバーンを颯爽と滑ってきます。

10年以上スキーにのってはいませんが、しかもゲレンデしかやったことない私なのですが、その姿をみるとスキーを復活、いや、山スキーに挑戦してみたくなってきました。

そして後ろからは、家族連れのハイカーの姿やスノーボードを担いだソロのボーダーの方がのぼってきていました。

ゴールデンウィーク初日のしかもこんな穏やか日、前回の円山のように沢山の人でにぎわっているかと思いきや、それほど多くの人とは出会うこともなくまったりと爽やかな風にみをゆだねゆっくりとあるいていくことができました。

気分的にはこんな素敵な場所を独り占めしている気分です。

そんなこんなで、地形図に標高がでているであろう地点までやってきました。

多分標高点?

多分標高点?

多分、この木が目印かとはおもうのですが、後続の人たちは、ここから若干南よりの地点を目指してあるいていました。

よくよく目をこらしてみると、どうやらそちらの方向に山頂看板があるらしいのです。

まぁ今は人もいるし、地形図の標高点はGETできたので、もう少し奥に進んで余市岳の姿を見てみようと、すすんでいきました。

朝里岳山頂付近から余市岳を望む

朝里岳山頂付近から余市岳を望む

雪の上に顔をだしているまばらな針葉樹とタケカンバの風景に浮かぶ余市岳が見える風景。この世の果てかとおもうような光景でした。

そしてその奥に広がっている通称飛行場と呼ばれる台地

飛行場から余市岳を望む

飛行場から余市岳を望む

憧れの光景です。

木々が樹氷にくるまれていれば満点なのでしょうけど、この時期だとさすがに樹氷はみることができませんね。快適な登行とトレードオフです。

でも、この光景を見れただけでかなり満足でした。

そして、いつかは眼前の余市岳をめざしてみたいと心にちかったのでした。

ひとしきり憧れの光景をみたのち、山頂標識を探しにもどり

朝里岳山頂標識

朝里岳山頂標識

その後、休憩タイムに入ります。若干風があるので、木の陰を選び座って水分やカロリーの補給をしていると、少し離れた木の影で先ほどの後続の家族連れの子達が元気に雪合戦をはじめていました。標高1281mでの雪合戦。なかなか体験できるものではありませんよね。

ゆっくりした後は下山です。

下山時はさっきとルートを少し変え、尻すべりができそうな場所を探して、相方さんに滑ってもらおうとおもい若干南よりのルートをたどっていきました。

そして若干谷地形になっている場所にあたりをつけちかよってみると、、、。

亀裂発見

亀裂発見

斜面上部、雪庇の跡のあたりに亀裂がはいっていました。

この場所を尻すべりスポットにしようかとおもいましたが、こんな亀裂、、。

もしなにかあったら大事なので、あきらめて先ほどのぼってきたちょっとしや斜面ですべることにしました。

亀裂の地形反対側から白井岳を望む

亀裂の地形反対側から白井岳を望む

亀裂の反対側にまわると白井岳がとても綺麗にみえてきました。

ちょっとした坂での尻すべりに終って残念かとおもいましたが、相方さんは持参の米袋で楽しそうにすべりおりて、私はこんな写真が撮れて、二人とも満足な気分でゴンドラの山頂駅とかえっていきました。

 

札幌50峰 16座/50座 (朝里岳 1281m) GETしました。

撮影場所 北海道札幌市南区定山渓
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

円山川春景 ~円山登山~

円山川春景
なんだか最近のエントリーが登山ブログのようになってきていますが、今回もしっかりと登山エントリーです、、、。
でも、川の写真はわすれませんよ。

円山公園の中を走る木道沿いに流れるのスナップです。

護岸は景観に配慮してからなのか、よくみるコンクリート護岸ではなく石積みの護岸壁でその石につく苔がいい具合にアクセントとして目をたのしませてくれます。

ちょうど、札幌の桜開花宣言がされ、各所の桜も咲き出してきたころでしたので、お花見がてら円山公園~円山登山をバウと相方さんとやってきました。

写真には、あまりうつっていませんが、さすが円山の桜と円山動物園のシロクマの赤ちゃん効果。人がかなりごったがえしていました。

バウと一緒では動物園にははいれませんので、円山へのぼってみることにしました。前回の敗退があったのでリセット登山です。

標高225mの円山。雪はまったくなく登山道にはゴールデンウィークスタートの人々が老若男女沢山のぼってきていました。

ルートは坂下球場そばのコインパーキングをスタートして、八十八ヶ所コースから動物園裏コースの周遊路をつかいました。

スタート

八十八ヶ所入り口

 

お地蔵さんが沢山

お地蔵さんが沢山

割と急な坂道に九十九折の道がきられていて、そこにお地蔵さんが沢山ならんでいます。そこをのんびり歩くわけですが、前回の朝日岳の時はそれほど実感しませんでしたが、新調したコロンビアのトレッキングシューズはやっぱりいいですね。いつもはいているスニーカーとは段違いのグリップでした。

道中いろんな鳥や、エゾリス・シマリスなんかが道端から愛想をふりまいていましたが、今回カメラに装着してきたのは、50mmの単焦点なので、生き物撮りはあきらめて、登山道に咲く花を撮りながらあるいてました。

円山頂上より

円山頂上より

円山山頂からは、さすが札幌屈指のビューポイントです。街並が手に取るように見えます。
しかし、山頂にいる人の多いこと多いこと。
最近は人気のない山頂ばかりを踏んできていたので、ある意味新鮮でしたが、あまり落ち着かず、バウとおやつタイムをしたのち、人気があまりない動物園裏コースを写真をゆっくりと撮りながらあるくこととしました。

エンレイソウ

エンレイソウ

 

エゾカンゴサク

エゾカンゴサク

エゾカンゴサクが道端までいろどってくれていました。

エゾカンゴサクロード

エゾカンゴサクロード

以前に訪れたときは鬱蒼とした森の中の森林浴でしたが、今回は日の当たる気持ちのいい散歩道でした。やはりこの時期の低山はいいですね~。
下山後、円山公園で桜をとって今回の山行を終了して、秀岳荘のバーゲンをのぞいてかえってきました。

円山公園の桜

円山公園の桜

撮影場所 札幌市中央区円山公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon d3000

豊平川と西定山渓川の合流点 ~朝日岳 敗退~

豊平川と西定山渓川の合流点

早春の様相の定山渓の温泉街のちょっとはずれ、いこい橋の上からと屈曲しているところに小さく流れ落ちるの合流点の写真をとりにいきました。

豊平川はエメラルドグリーンの深い色合いで雪解け水をながし幅広くその姿をみせているので、西定山渓川がこの写真では目にとまりにくいでしょうが、合流直前の西定山渓川は

西定山渓川

西定山渓川

こんな感じで春の渓流の様相をみせてくれています。

この日、山菜とりの人やこの渓流の様子を見に来ている人がいました。結構知るひとぞ知るポイントなのかもしれませんね。

そして、ここからはの一つ朝日岳がそびえているので、前回の登山で春山登山の気持ちよさを味わった私とバウのコンビで登ろうとやってきました。

バウ連れで山歩きってことは、もちろん天気は晴れ。気温も暖かい春の陽気。ってことで装備はお散歩装備&1本ポールとこの間バーゲンセールで買ったコロンビアの登山靴のシェイクダウン気分のお気軽状態、、、、

 

が、

 

これが失敗でした。

ルートは以下の通り、タイトルにも書いていますが、頂上いかずに見事敗退してきました。


スタートから、

スタート

スタート

いこい橋へは車がはいられないような残雪がのこっていました。

この豊林荘コースは南斜面に登山道がきられているので、きっと残雪は所々に少しある程度だと高をくくって出発して、TOPの写真をとったりして、林道ゲートに到着しました。

林道ゲート

林道ゲート

ゲートは開いていましたが、倒木がゲートの代わりに行く手をはばんでいました。

この倒木をバウ抱えてまたいで林道に入り、しばらく進むと豊林荘コースの登山口が現れます。

豊林荘コース入り口

豊林荘コース入り口

ここから先は若干の雪原がひろがっていましたが、そこそこ締まっていたしその先はしっかりと土がでているのを視認できたので、そのまますすんでいると、

エゾアカガエル?

エゾアカガエル?

冬眠から覚めたばかりのエゾアカガエルがのんびり雪の上を散歩していました。啓蟄だね~~なんておもいながら

登山道

登山道

傾斜のはじまる登山道へと入りこみます。
予想通り、南斜面の登山道陽の当たる場所はしっかりと道がでています。
木々もまだしげっていないので、いろいろなガイド本やインターネットの記事には眺望の悪い山との紹介されているこの朝日岳でも、この時期は木々の間からそこそこ遠望ができます。

朝日岳からの中山峠側の山を望む

朝日岳からの中山峠側の山を望む

こんな風に見渡せるのはこの時期だけだよな~~。春はいいよね~~なんてのんきに明るい山道をバウとのぼっていきます。

倒木からこんにちは

倒木からこんにちは

所々倒木をまたいだり、くぐったりしていちょっとアドベンチャー気分を味わいながら高度を稼いでいきます。

ところが、標高450mあたりからいきなり残雪が多くなってきました。

残雪が多くなってきます。

残雪が多くなってきます。

日の当たる場所はまだ道が見えているのですが、谷地形にはいってくると、一面雪になります。

日が当たらないので気温もぐっとさがってきます。

雪面自体は締まっている場所が多かったので、たまにズボっと来る場所があるくらいで、バウと一緒に岩戸公園コースとの分岐までがんばってみましたが、その先のルートが不明瞭だったのと今回の装備とバウの足が冷たそうだったので、ここで撤退をきめました。
一人できていたら、雪面をつないでクリアできたと思うのですが、バウと一緒だと春先の所々藪が顔を出す斜面を登山道のアシストなしの登坂はちょっと不安にかんじました。

無理は絶対しない。

というのが、私の山行のモットーなのです。

山は逃げないしね(^^

撮影場所 札幌市南区定山渓892 いこい橋
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000