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石狩川河口

石狩川河口

今回は大河石狩川の最終地点。石狩川河口です。

北海道の開拓はこの石狩川を中心におこなわれていたといっても過言ではないでしょう。その証拠にこの川の流域には、札幌市・旭川市・岩見沢市・千歳市など、道央~道北地域の主要都市が存在し、流域内市町村人口は約308万8千人をほこります。(平成12年国勢調査)。

流域の人たちにとっては母なる川としてのイメージを小学校のころに校歌や社会科の地域史なんかですりこまれているのではないでしょうか。また度重なる洪水などの水害で暴れ川のイメージや、旭川以南の何処までも幅広くとうとうと流れる様とカムイコタンのイメージを重ね神々しささえ感じるかもしれません。そんな川の最終点、訪れる人も釣り人(右岸地域)や観光客(左岸地域)など訪れる方も多数です。

私も幾度とおとずれています。ただ、今回は初めて河口部右岸に訪れてみました。この写真にうつっている石狩川河口導流堤が存在しているので、ここまでが川ですよ感がわかりやすいかなと思ってみたのですが。ご覧の通り導流堤の内側には波が襲ってきていて、川な感じはまったくありません。

ただ、この導流堤がなければ、この砂浜は常に浸食されていったのではないのかなとも思えます。かなり古い施設っぽいヤレ感もでていていかつい海の施設という感じですね。

このあたりは結構釣り人のメッカらしく、この日も釣り人が数名いました。

以前訪れた左岸地域の写真も合わせて掲載しておきます。

2007年5月石狩川河口部左岸

2007年5月石狩川河口部左岸

2013年6月石狩川河口部左岸

2013年6月石狩川河口部左岸

 

撮影場所 石狩市厚田区聚富618−11
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

石狩川と当別川の合流点

石狩川と当別川の合流点
先ほどのエントリーから石狩川を渡り当別川の合流点へと向かいました。 遠く手稲山も拝めますね。

この地区は石狩川下流自然再生事業として指定されております。石狩川下流域の河川敷は砕石などを行うために人の手がはいっている箇所が多く、この場所も以前は工事用車両がいききしていた地区でもあります。そこを行政主導にて自然再生を行うためのモデル地区とされ、湿地や自然な樹木の復活を計り生態系も開発以前の状態にもどうそうとしているようです。

自動車での立ち入りは堤防まで、河川敷に降りるためには車道はありますが徒歩のみでの立ち入りとなります。

野鳥も多く、

石狩川下流自然再生地域

なんの鳥でしょう?そっぽをむかれてわかりませんね。

石狩川下流自然再生地域

とんびですね。

石狩川自然再生地域

ほんの少し下流にいくと、トヨペリ川の遊水地にたどりつきます。 トヨペリ川の合流点へは改めて訪れることにしています。

石狩川下流自然再生地域

上の写真の桜をアップするとヒヨドリがいました。

このように広大な地域の自然再生をおこなっているようです。

人の都合により自然を失った河川の姿、、それを再度元の姿に戻そうと人の手が入る。 人と川との関係の新しい形になってゆくのでしょうかね。

影場所 石狩郡当別町ビトエ1887
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

石狩川と豊平川との合流点

石狩川と豊平川の合流点
今回は超早起きをして朝焼けを写真におさめに、石狩川豊平川との合流点にいってまいりました。

幾度となくこのブログでも豊平川の流路の変遷をご紹介してきましたが、ここが現在の豊平川の最終点になります。

CA3K0294昨年川撮りを始めた初期のころ、ここにきています。

川の名前を調べる地図で道順を調べ、数度道に迷い石狩川の堤防にたどりつき、河原の藪に作られた車が通っているあとを歩いて川面までたどり着いた時、その広大さにすごく魅せられました。
←その時の写真がこちらです。

昨年豊平川と月寒川の合流点とこの石狩川と豊平川の合流点を訪れたことが、いままで飽きもせずに川の合流点の写真を撮りあるいているきっかけとなっているのです。

 

SDIM8660実は先月もここに訪れています。

その時は少しだけ家を出るのを遅れたため日の出後少し経ったときで、かつ地平線方向に若干雲がかかっていた状況で←のような写真を撮ってかえってきたのです。

なぜその時にエントリーしなかったのかというと、もう少し良い写真を撮りたかったためのただ一点です。

そのために、週末の天気予報を入念にチェックし前回よりもすこし早めに家をでて日の出前に到着できるようがんばりました

そんな甲斐もあってなんとかマジックアワーの石狩川と豊平川の合流点を写真に収めることができました。

DSC_0074_01

4月27日に訪れ、若干上流域にて撮影したカモの群れ
この地域の対岸は自然再生地域となっているので、野鳥がとても多いのです。

 

影場所 札幌市東区中沼町216
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材 CANON EOS KISS X2

石狩川と世田豊平川の合流点

石狩川と世田豊平川の合流点
4月29日撮り歩きツアー最後のエントリーです。最後を飾るのは夕刻に恵庭岳を背負う石狩川世田豊平川の合流点です。

ここの合流点は現在工事中で対岸からはアプローチはできません。反対に合流点対岸の今回のポイントから撮ると、天気がよければ遠く恵庭岳の姿を拝むことができるので景観はこちらのほうがよいでしょう。

この時のエントリーにもかいていますが、この世田豊平川は札幌市の母なる川豊平川の昔の合流点なのです。豊平川の改修開削によって残された旧川道がこの世田豊平川と厚別川を挟んだ札幌方面の旧豊平川になります。この旧川道の内陸部は昔の河川の様相で野鳥の楽園となっていたりするのですが、さすがに、合流点ともなるとしっかりと整備がされていくのでしょう。たしか世田豊平川は江別市民の手によって整備保護される運動なり施策なりがおこなわれているような看板をみたことがあります。

この撮影地から対岸側は江別市工栄町という地区で江別の工業地区になります。ここからもう少し上流にむかうと、

王子製紙工場王子製紙の江別工場群につきあたります。

さきほどのエントリーでは江別のこのあたりは舟運の要であることを紹介していますが、もう少しだけ下流域におりるとこのように江別の産業の要の地域となるのです。どちらも北海道の大河石狩川が背景にあります。川というのは常に人の営みにとって大きな影響を与えているのだとこういう場所ににくると改めて思います。

 

 

撮影場所 江別市篠津207
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000