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滝の沢川の滝(滝の沢川<星置川支流>)

滝の沢川の滝(滝の沢川<星置川支流>)

の撮影を無事完了した、私とバウの探検隊は本日のメインディッシュ、へと向かい、上の写真のようにしっかりとミッションをコンプリートしたのです。

予想以上の距離と、予想以上の道路状況に戸惑いながら、やっとその姿をみることができた、滝の沢川の滝は緑の中から流れるような3段構えの爽やかな渓流瀑でした。

手稲山乙女の滝ルートの登山道のすぐ横でその姿をみることができるので、きっと登山の人たちの一服の清涼剤となっていることでしょう。

ただ、この登山道脇ってのが滝撮りをするには曲者で、光が充分すぎるほど降り注ぐので、水の流れをシルキーに表現するスローシャッターを活用するためには、普段のレンズにNDフィルター(減光効果のあるフィルター)を使わなければいけなくなります。そして私はNDフィルターをもっていないのでした、、、。なんとかぎりぎりまで絞ってシャッター速度を1/15秒まで遅くしてやっとこんな感じです。理想はもう少しアンダー目に出てくれるとよかったのですが、、、。

また、ここまでの道のり、なかなか予想に反してくれました。

 

まずは、乙女の滝から綺麗に整備された林道をひたすらあるきます。

この林道エコマネジメント株式会社まできちんと整備されています。この会社の業種を調べてみると、鉱業となっていました。いまだ、この金山は鉱業の山なのですね。

綺麗な建物と多分この会社の関係者なのでしょう。何台も車とスライドしました。歩行距離としては、登山口から乙女の滝までの約1.5倍ほどでしょうか。勾配はそれほどきつくないので、あまりきつい感じはしませんでした。

そしてエコマジメントの建屋を過ぎると、

滝の沢分岐

滝の沢分岐

北尾根ルートへの連絡路との分岐に到着します。

北尾根連絡路は多分途中まででしょうが、林道となっていました。乙女の滝ルートは見るからに草ぼうぼうの登山道がはじまりそうでした。

手稲山の登山ルートは割りと案内も豊富で、景勝地に対しても乙女の滝のように案内看板があるものだと思って前調べしていかなかったのが失敗でした。

ついつい、歩きやすそうな道(北尾根ルート)へと足を向けてしまっていました。ヘアピンカーブをすぎると、いままで以上に勾配のきつい坂になって沢からはグンと離れます。

ちょっとおかしいぞと、水分補給の休憩のついでにiPhoneのgeographicaをみようとすると、、、、。スタート前に地図をキャッシュするのをわすれていて、ついでにここは電波が通じていませんでした。 地図をしっかりとみることができません。。でも、このまま歩いても沢筋にはいきそうにもなかったので、きた道を戻り、乙女の滝ルートへと進むこととしました。

乙女の滝ルートは、最初は滝ノ沢川沿いに登山道がつけられていたのですが、じょじょに沢から離れていきます。道路の具合も短い下草や道端の草が多いかぶさるような緑の道となっています。

乙女の滝ルート登山道

乙女の滝ルート登山道

これにはちょっとあせりました。歩けば歩くほど沢の音は遠くなり、道の緑はもしゃもしゃとなってきて、、、、、ほんとにここでいいのかと、地形図を確認しようにも、しっかりとした地図は表示されず、、、。

もう途中から腹をくくりました。もしちがったらこのまま山麓駅まででて、今度は北尾根ルートを下って滝を探そうと、、。

でも、その最悪な予想は軽く裏切られ無事滝の沢川の滝へと到着することができました。

今回、登山道のある夏山でも前調べと紙の地図の携帯が必要だとものすごく実感をしたハイキングとなりました。

ちょっとした散歩気分でしたが、総行程距離7.8kmとなり、バウにとっては最長距離、わたしにとっても前回の砥石山山行についで2番目の歩行距離となりました。

今回は夏山でもリスクの認識と油断は大敵であるといことを充分に学べたのでした。

撮影場所  札幌市手稲区金山 滝の沢川の滝
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000