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発寒古川と西新川の合流点

発寒古川と西新川の合流点

前田森林公園を後にし、帰路の途中で撮影したのが、の合流点です。

この二つの河川名、 新川と、そこそこの規模のメジャー河川の名前を冠しています。

西新川はその名の通り新川の西側を流れている人口河川。発寒古川は、発寒川とその流域を同一にしており、発寒川はへと合流をする石狩川水系、かたやこの発寒古川は新川水系となっています。かといって連絡水路といったものでもなく、単純に発寒川の旧川道かというと、実はそうではないようです。発寒川は元々新川が開削される前までは、現の流域からつらなっており、その流路は現在の新川起点から石狩の藤女子大あたりの線に流路をもっていたのです。と、いうことは、この発寒古川、、、発寒川の残された川道ではなく、発寒川へと注ぐ小さな支流を用水路として?それとも利水のために残していた川道になるのでしょか。

とにかくこの名前元とは直接の関係がないこの二つの小河川が合流するというのもなかなか面白い感じがしますね。

 

撮影場所 幌市北区新川西1条7丁目6−2
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

新川と中の川・発寒古川の合流点

新川と中の川・発寒古川の合流点
中の川散策第三弾エントリーは、新川と中の川・発寒古川の合流点です。

中の川が流れ込む新川。この川は札幌市内を流れ海に流れ込むたった3つの本流河川のうちの1つです。現在は二級河川(参考:wikipedia 二級水系河川法として道の管轄に置かれています。この新川、札幌の開拓史とは切っても切れない人口河川です。

 

石狩川の背水の影響によって氾濫を繰り返していた、かつての琴似川や発寒川などの流域の治水と周辺湿地の排水、そして舟運などを目的として1886年(明治19年)から1887年(明治20年)にかけて「琴似川小樽内川大排水」として開削された。

引用:wikipedia:新川(北海道))

この新川の整備とともに、あるいは人の営みの変遷とともに、札幌市内に流れている川はその時々によって流れを変え、新たな川が生まれ、またはそれまであった川は姿を消していきました。
このブログでも時々触れている札幌市内の川の変遷の影にはこの新川が大きく影響していることが多いのです。西区手稲区においてはこの新川がその地勢の形成に大きく関与しています。

もうひとつ写真奥に見える排水機場は発寒古川の合流点です。この川もまた不思議な川で、同じ流路には発寒川をもっておりそちらは石狩川水系の伏籠川に流れを預けているのに、この発寒古川は逆の新川に流れを預けています。しかもこの流路、過去にさかのぼっても発寒川が流れた形跡はないようです。 百花繚乱@シニア様の::歩行記(手稲追分川・旧中の川を歩く)によるとこれは追分川の流路あとのようです。中の川と同じくここにも迷走河川ミステリーがありました。川歩きってほんと楽しいですね。

影場所 札幌市手稲区前田10条10丁目9−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 Canon EOS Kiss X2