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薄別川と小川の合流点~小白山登山 その1~

薄別川と小川の合流点

国道230号線、豊平峡へと向かうT字交差点を過ぎそのまま230号を喜茂別へと向かっていく。

その道に沿うように一本の河川が流れている。 いや、この河川沿いに国道230号線がつくられているといったほうが良いのだろう。

多分、大勢の人はこの川を豊平川と認識していることと思う。

ところがこの川は、豊平川にあらず、その支流のであるということは以前このブログでお伝えしたとおり。

そしてその薄別川に沿った国道230号を少し進むとバス停「薄別」があり、無意根山登山口の看板が見える。

無意根山に向かうには、ここから宝来林道を歩いていくことになるのだが、この林道に沿って流れているのが、今回TOP写真で手前から流れている、である。

小川なんてかわいらしい名前の割には、流量も多く、冬のこの時期でもそこそこの流れをみせてくれているし、この川には治山のためのダムが何個も敷設されているくらいの暴れん坊だとのこと。

無意根山へと途中までつなげてくれている、この宝来林道もこの小川とその支流の宝来沢川の治水管理のためにつくられていったに違いない。

そんな宝来林道をたどりながらこの2つの沼と林道を見下ろすように横たわる小白山へと歩みをすすめようと思う。

宝来林道入り口

宝来林道入り口

スタートはもちろん宝来林道として、ロシニョールBC110&ボレー3ピン&スカルパT4のいつもの装備で出かけた。

今回の山行には一つ試したいことがあった。

冬の山行のブログを見ていただけるとわかるように、行程写真のほとんどをSONYのコンデジでの撮影となっていることがわかるだろう。

夏のように一眼をもっていっていないわけではなく、バックパックには一眼を入れているのだが、スキーを履きながらだと、バックパックの荷解きをしてカメラを取り出すのが手間だし、また夏のように首にかけたままの行動だと転倒リスクや悪天候リスクが怖いので、ほとんどは胸ポケットにしまったコンデジを使うことになっていたのだ。

山行をし始めた理由ってのが写真を撮るためでもあるのにこのままでは本末転倒。なにか良い方法はないものかとかんがえていた。

そこでネットを調べてみると体の前面にカメラ用のバックを装備して行動をしている記事を見かけた。それようにバッグを購入する手もあるのだろうが、貧乏なのでそこまで手が回らない。

そこで考えたのが、元々もっていたショルダーバッグを流用することだ。

幸い手持ちのバッグパックにはいろいろと紐やDカンもあるしカラビナも一つあまっていた。

そこであれやこれやと試してみて、いたった結論が下記のスタイル。

IMG_3998

これで、気軽に一眼に手を伸ばせる。行動に支障がきたされるほどの邪魔にもならない。のぼりのときだけこのスタイルで、くだりはバッグごとバックパックにつめれば転倒時のカメラへの衝撃も軽減されるだろう。

われながら今回の試行はいいアイディアだった。

IMG_3999

気兼ねなくカメラに手を伸ばすことができたのは収穫だった。

いい気分で、宝来林道を歩いていくのだった。

その2へ続く。

撮影場所
札幌市南区定山渓薄別
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

薄別川と白水川の合流点

薄別川と白水川の合流点

今回のエントリーは中山峠を走る国道230号線の横を流れるとそこに合流するです。

地図をみてこの川を豊平川の上流部だと思っている方も多いかと思います。私も中山峠まで道路わきに流れているのはずっと豊平川だと思っていたのですが、地図をしっかりみてみると、薄別川との名前。果たして豊平川はというと、豊平峡ダムへと曲がる道へ一緒に湾曲していくのです。そこら、中山峠の国道と併走するのはこの薄別川となるのです。

豊平川は水量も多いので、このあたりの地盤を削りながら生成されていったのでしょう。そしてさほど流量の多くない薄別川沿いが中山峠へとつづく道のガイドとなっていったのでしょう。

ところで、中山峠というと、、、あげいも!!なのですが、そこにある、中山峠スキー場はに数えられるの斜面を利用しているのです。

と、いうわけでいってきました。

中山峠スキー場

中山峠スキー場

中山峠スキー場!!

 

いや、いや、

蓬莱山!!

ちょうど、てっぺんに見えるアンテナが頂上とのことなので、初心者の私でもえっちらおっちら道に迷わずいけるでしょう。

晴天だと羊蹄山も見える眺望と青空に輝く樹氷が名物のようなのですが、あいにくの曇り空。

天気予報では、晴れのち曇りとのことでしたので、ここまできたのですが、、、

ただ、ここまできて転進もなんだかな~~気分なので、スノーシューをはいてスタートをします。

スキー場のを横切り廃リフトからみた中山峠

スキー場のを横切り廃リフトからみた中山峠

まぁ、雪はふっていないので、遠望はききませんが、そこそこの眺望がえられます。こうやって、ゲレンデ下部を横切り林道へと入っていきます。そして15分くらいあるくと、

林道と林の中への分岐点

林道と林の中への分岐点

林の中へと向かうスノーシューの踏み分けがありました。今回はありがたく使わせていただきます。

ただ、このルートをしった北海道スノーハイキングのルート図を帰ってから見直してみると、私のルートは若干巻いたようなルートになりました。

そこから15分くらいあると送電線下の広いかりわけにつきました。

送電線下

送電線下

送電線

送電線

林の中を歩いているとそうは感じませんでしたが、吹きさらしのかりわけにでると、結構風が強く感じるものですね。スノーシューのトレースも一部消えかけていて、足元もぬからない感じ、、、。そんな状態をみながら、おおーーこれがトレースが消えるってことなんだ~~と妙な感動をしていました。

このかりわけをトレースは横切っていたので、それに習って私もまた林の中へと分け入ります。それほどきつくはない坂ですが、スノーシューをはいて軽い雪とはいえ雪道を歩くと結構な体力を消耗しますね。休み休み30分くらいあるくと、やっと目当ての

樹間から目当ての頂上アンテナ

樹間から目当ての頂上アンテナ

樹間から目当ての頂上アンテナがみえてきました。

そしてトレースをたどりつつ林の中を5分ほどあるくと、、

雪原が!

新雪の雪原が

ちょっとした新雪のバーンをはさんで、アンテナが見える位置にきました。スキー場のリフトの鉄塔も目の前だし、ちょっと冒険心が湧き、この新雪をラッセルとしゃれこもうとおもったのが、、、、

つかれた、、、

 

つかれった、、、とってもつかれた。10分くらい斜面と新雪と格闘をしてやっと、通常のスキーゲレンデへ這い出してきました。

中山スキー場ゲレンデ

中山スキー場ゲレンデ

頂上はすぐそば!!って所までやってきたのですが、ここからわりと急な斜面となっていて、スノーシューの足元がたまにズルっとすべったりしつつひいこら10分かけてのぼっていって、やっと、

蓬莱山山頂

蓬莱山山頂

蓬莱山山頂へとたどりつきました。

ご覧のように山頂は軽く雲の中。雪も風もふってきて、、、

それでも山頂から幌滝山へと向かうルートくらいまでくだり、よい被写体を30分くらいさがしてみたのですが、なかなか最初イメージしていた写真をとることができず、下山しようかとおもって廃リフト降り場にたつと、やっとそれっぽい景色を見つけて、

中山峠俯瞰

中山峠俯瞰

蓬莱山山頂からの中山峠俯瞰図を撮れました。

そして、もう少し下って、スノーモンスター的な鉄塔と3本の木を写真におさめ

スノーモンスター的ななにか

スノーモンスター的ななにか

下山することにしました。

帰りは、廃リフトの鉄塔沿いのゲレンデの隅っこをイメージ的にはスキーで滑り降りるように、、、

実際はえっちらおっり歩いて、30分ほどで下山してきました。

蓬莱山下山

蓬莱山下山

そして車の中で一休みしてるとぐんぐん空が青くなってきたじゃありませんか、、、、

まぁ、山の天気は移ろいやすいってことで、、、、悔いなく帰路についたとさ。。。。

札幌50峰/11座目 蓬莱山(980m)

 

撮影場所 札幌市定山渓 白水橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 SIGMA DP2