チャラセナイの滝~小樽山中海岸~
今回は小樽の秘境、山中海岸にひっそりと落ちる、チャラセナイの滝のご紹介です。
この滝の存在を知ったのは、サイトきたのたきさまの紹介からでした。いつかいってみようと画策していたのですが、ついに実現できました。
この滝の名称の由来としては、松浦武四郎の西蝦夷日誌に記載のあるチャラセナイ(ザァっと言う・川)からではないかと、きたのたき様はじめいろいろなサイトでも言及されています。
なので、当サイトの水系カテゴリーとしても河川の一つとして、チャラセナイの滝をエントリーさせていただきます。
最初に秘境とかきましたが、ここへのアクセスは割りとというか、結構大変でした。
ルート以下の通り。
まずは、これまた小樽の秘境オタモイ海岸への道へはたどらず、
山中海岸への入り口、小樽出羽三山神社まで車を走らせます。ここには、赤岩山へと向かう自然探勝路と山中海岸への道と二手にわかれます。赤岩山への道へは標識がでていますが、山中海岸への道には標識はありません。ただ、坂道が下っているのでそれほど迷いはしないでしょう。
道中はというと、ほぼ登山路ですね。
午前中にいったので、朝露に濡れた草が道に多いかぶさり、ズボンがぬれます。
なんだか、海へ行くというよりも、いつもの登山をしている感覚です。帰るときにかなりの訪問客の方々とこの山道でスライドしましたが、海へ行くつもりでつれてこられた子供や女子たちがキャーキャーいいながらこの山道にこだまを響かせていました。初めて行く方は、ビーサンは手持ちにして、普通の運動靴で訪れたほうがいいかもです。この日は、蚊などの刺す虫の襲来はなかったですが、時によってそれらの襲来も考えられるので対策も講じたほうが懸命ですね。
山のくだり道がひと段落して、平坦になってくると、、、
背丈以上の、イタドリやらなんやらの藪漕ぎがまっています。ふみ跡は明瞭なれど、ここまで茂った藪に数100M進むのははじめての経験です。今日降りて着たのは、どうやら一番らしく蜘蛛の巣も沢山はっていました。道端に落ちていた枯れ枝をブンブン振り回して、蜘蛛さんには申し訳ないけど、蜘蛛の巣をチラシながらあるかなきゃいけません。
だけど、ここまで来るとかすかに海の色が見えてきます。なんとか気力をふりしぼって進みだすと
山中海岸へ到着です!!
この日は風も波もない凪の状態。そして海水は小樽一とも謳われる透明度!!
山道・藪漕ぎの苦行の末の大ご褒美です!!!
この写真にも写っている、水の中に広がる平たい青い岩。どうやらこれはこの山中海岸特有の岩らしく、もう少し進むとこの岩もなくなってくるそうです。
山中海岸の絶景を独占!!とまではいかず、漁場監視の人が船でここまできていて、休憩をとっていたりしていました、、。
ただ、この岩場を東へ進むと、冒頭のチャラセナイの滝に到着します。
この滝、崖をくだり釜をつくり、大きな一枚岩をナメ、磯の岩の間をたどり、海へと注いでいきます。
なんとも素敵な風景です。
海からの写真をとりたくて、海につかるのもいたしかたないですよね、、、。
ロビンソン・クルーソー的な? posted by (C)ジプシー
まぁ、その結果こういうハメになるんですけどね、、、。
ズボンを乾かしながら、まったりしていると、周りの岩場には、
かもめが羽を休め、
時間もお昼まじかのいい時間になってきたので、オタモイの青い洞窟へのツアー遊覧船が船上からこのチャラセナイの滝を案内していたりと、
黙っていても飽きない時間をすごすことができました。
ズボンも乾いてきたので、そろそろ帰ることにしますが、
山道に抵抗がなければ、是非訪れて欲しいスポットです。
影場所 | 小樽市山中海岸 |
アプローチ難度 | ★★★☆☆ |
景観 | ★★★★★ |
撮影機材 | Canon EOS Kiss X2 |
子供の頃歩いてよく行きました六十年前の話です。昔ニシン取れていた頃船や魚具などを入れていた.小屋ありました。
壁板などをはがして燃やして身体などを温めていました。とにかく水が綺麗な所です滝があり飲み水が使え一日中いても 楽でした
懐かしい写真が見れて大変良かったです。ありがとうございました。
西 博之様
お返事遅れて申し訳ございません。
私のつたない写真から古き良き日を思い出していただいてうれしい限りです。
この場所は、いくのがおもったより大変でしたが、たどり着いた後の景色のすばらしさには
感動するあまりでした。
お子さんのころ、この場所ではしゃげた西さんをうらやましくおもいます。