カテゴリー : 由仁町

夕張川とヤリキレナイ川の合流点

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4月29日撮り歩きツアーの第4弾投稿です。
今回は夕張川ヤリキレナイ川の合流点です。

このヤリキレナイ川、その切ない名前のせいで全国的にわりと有名だったりしますね。テレビ番組のタイトルにもなってたようです。その知名度も多分名前だけが先行し、この川周辺のことはあまり紹介されていないでしょう。 由仁町の市街地を堂々とよこぎり夕張川に注ぐこの川。夕張川の増水にともない氾濫をおこしていたことが起因となり、この名前がついたともいわれています。地図によると数キロ下流に下ると、ヤリキリナイ川というやりきった名前の川もあるようです。

ここヤリキレナイ川の合流点、写真を趣味にしている方、特に鉄道・野鳥などのジャンルの方には、春先の
この時期限定ですがとても良いスポットかも知れません。

ヤリキレナイ川下流河畔林のハシブトカラ

ヤリキレナイ川下流河畔林のハシブトカラ

ヤリキレナイ川下流の河畔林内のアカゲラ

ヤリキレナイ川下流の河畔林内のアカゲラ

こんなかわいい野鳥がいたり。

ヤリキレナイ川下流粋から由仁夕張川橋梁下へ

ヤリキレナイ川下流粋から由仁夕張川橋梁下へ

前回もお伝えした空知産業遺産に選出されている由仁夕張川橋梁の橋の下までアプローチできたりします。

このヤリキレナイ川を紹介している見聞ブログなんかを見ると、面白い川の名前以外は特筆すべき場所はなし! みたいな書かれ方をしていますが、実はこの周りには豊かな自然とそれと格闘し人工物を作り上げた先人の遺構をみることができるのです。こんな自然と人とのコントラストに気づける川めぐり、やってる自分が言うのもなんですが、豊かな趣味に出会えたなと、改めて思えることができました。

CA3K0517ちなみに、由仁川のエントリーと同じく去年の9月ころにもここに訪れています。

そのときの写真は←です。画像サイズが小さいものしかのこっていなかったので、今回撮りなおしたわけです。

このエントリーの文中で春先がベストであると書きましたが、この時期を過ぎると、この写真のようにジャングル化します。降雪期はというととんでもなく雪深い地域なので、かなり気合を入れなければここの自然を楽しむことはできないでしょうね。

ただ緑深い時期に夕張川の写真を撮ると普段は茶色い川なのですが、周りの木々の緑を反射して、この写真のようにジャングルで撮ったかのような深めの黄緑色にうつります。これも味わいありますよね。

 

撮影場所
北海道夕張郡由仁町山形551
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SONY CYBERSHOT DSC W-170

 

夕張川と由仁川の合流点

DSC_0109 4月29日撮り歩きツアー第3弾エントリーです。 今回は夕張川由仁川の合流点です。 合流点は写真左中くらいにあります。鉄橋のすぐ下あたりです。今回は鉄撮りをメインに由仁・栗山までいってみました。狙いは、この写真に写っているJR由仁夕張川橋梁です。そらち産業遺産にも選ばれている鉄橋なのです。

由仁町と栗山町の境に流れている夕張川のJR室蘭本線に掛かるアーチ型の橋で、建設されたのは1902(明治35)年です。現在の橋は1930(昭和5)年に改築されています。構造は鉄ケタ造りで各部材の接合点をピンで連結したトラス造りに属します。湾曲力に強く、橋や屋根組みに用いられる構造です。現在もJR上り線の橋として使用されています。 汽車と夕張川を背景に写真撮影に最適です。引用元そらち産業遺産

かなり古い橋みたいです。 この室蘭本線、歴史も古く 北海道炭礦鉄道 として岩見沢~室蘭間が明治25年に開通したのがはじまりで、それ以降石炭の運搬・道央空知圏と胆振南部を結ぶ旅客の足として活躍していったそうです。炭鉱が衰退していった昭和の中盤にはいってからは運航本数もへり、現在は1時間に一本ペースの状況です。運行されている車両は以前訪れた江差線と同じく北海道のローカル線でおなじみキハ40系の軌道車です。この路線南空知の牧歌的な平野部の風景を走るので撮り鉄さんにとってはこれからがいい季節かもしれませんね。 CA3K0520 この川も実は昨年9月ころおとずれています。 ←がその時の写真になります。由仁川堤防からのアプローチなのですが、合流点まで数十メートルをのこした地点で堤防沿いの道路はカーブをしてゆきあとは背丈以上の藪に阻まれていた状態でした。なんとか川面に近づける場所を探して撮影を行いましたが、合流点まで撮り収めることはできませんでした。 今回はアプローチをかえ、夕張川にかかる栗由橋から望遠でねらってみました。 合流点もおさめる・列車もおさめることができたので割合満足なのですが、若干光の感じが難しい状況ではありました。 今回の撮影において列車も絶対おさめたかったのですが、前述のように運行間隔が長く、橋の上でまっている間に夕張川をおとずれる鳥たちの写真を撮っていました。飛んでいた鳥はトンビやウやカモやカラスなど。ちょいちょい目の前をとんでいたり羽をやすめていたりしましたが、さすがは野鳥!人間がいるとなかなかそばにはいてくれませんでした。そんな中で比較的近くまできてくれていたトンビの写真もおまけに掲載しておきます。 DSC_0097

撮影場所 夕張郡由仁町古川 栗由橋
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000