ポロベツ川暗渠部を歩く。

ポロベツ川暗渠部を歩く

札幌の平地をながれていた小さな川は宅地化や街区としての開発などで、埋められたり暗渠として道路の下に流れているものも少なくない。

今回はそのような小さな河川の一つ、の暗渠部の道路の上を歩いてみようと思う。

ポロベツ川という名前は北海道の各所にあり、有名なのは斜里町にある川なのだろうが、札幌のここのポロベツ川は市民にもあまりしられていないマイナーな川なのではないだろうか。

源流は野幌森林公園に端を発し、野幌森林公園下の丘陵地をながれてきて、国道12号線~函館本線をくぐったあとすぐに暗渠に入り、森林公園パークタウンの道路の下をヒッソリと流れている。

TOPの写真は暗渠に入る直前。JR函館線の下をくぐったあたりからのアングル。

ここから下流方面をみると、

DSC_0442

住宅街の真ん中だということがわかる。

この道をまっすぐ歩くと

小野津幌川との合流

小野津幌川との合流

と合流を果たす。

距離にして約400mの暗渠部だった。

この合流点のすぐそばに、

厚別北若葉公園がある。

DSC_0460

雪だるまをつくっていたのであろうか、こわれたそりと雪の塊がうちすてられていた。

これもまた初春の風景。

撮影場所
札幌市厚別区厚別北3条5丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon D3000

 

カシオペア最後の日(野幌川橋梁)

カシオペア最後の日(野幌川橋梁)

 

3月20日札幌駅発16:12発

寝台特急カシオペアが運行廃止の日です。

JRの寝台特急や急行が去年から今年にかけて続々と廃止となっていました。

北海道新幹線開通の余波なのでしょう。

そんな列車を撮ろうと上野幌駅すぐそばのにかかる橋のそばまで撮りに行きました。

 Cassiopeia Forever

北海道の区間で寝台特急を牽引するのはDD51ディーゼル機関車なのだけど、各列車は客車がいろいろバラエティに富んでいました。

カシオペアといえば、この銀色の客車。

未来的な雰囲気で、牽引する機関車との対比がなんともいえませんでした。

この勇姿ももうみられないんですね。

撮影場所
北海道札幌市厚別区厚別町上野幌
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

厚別西川と厚信川の合流点

厚別西川と厚信川の合流点

今回は、昨年2014年1月13日に撮影した、の合流点です。

だいたい札幌のこの時期は毎年降雪が続き雪も深くなってきます。川の写真をとりに行くにも車の駐車場所や、バウと歩ける場所を探すのもかなり難儀するので、勢い市街地近くのアプローチのたやすいところが撮影対象となります。しかも前述のように良い天気にはめぐまれにくいので写真もなかなすっきりとした爽快な写真が取りづらい時期でもあります。

そんなこんなで、このときの写真は白黒で仕上げてみています。

ところで、この厚信川の名前、「厚」は厚別の厚でしょうが、「信」はというと、、、、このあたりから南東方面一体を信濃地区と呼ばれる地域となっているので、その頭文字「信」をとっているのではないでしょうか。

もちろん信濃の由来は本州の長野のそれに由来するわけです。明治16年長野県からの入植者たちによってこのあたりは開墾されていき、その人たちのふるさとの場所ということで、この地域名が定着していったのでしょう。古くからこのあたりの地域に住まわれている人たちにとってはなじみの深い名称なのですが、そうでない人にとってもなんとも不思議な地区名に感じることでしょう。

北海道の地名はこのように、開墾者たちにちなんだ地名も数多くあります。本州の地域の名前と同じ名前があった場合はまず間違いないと思います。 未開の土地に入植をしてきた先人たちの故郷への想いがきっと地名にもこもっているのでしょうね。

 

極寒の銀世界号(旭山動物園号)
近くの鉄路からとった冬の旭山動物園号。

撮影場所 札幌市厚別区厚別西5条5丁目6−10
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

野津幌川と機農川の分流点

野津幌川と機農川の合流点

今回は久々の夜間撮影となりました、の分流点です。機農川は、ここで野津幌川と別れた水をへと運びます。世田豊平川との合流点は以前世田豊平川と 機農川の合流点でエントリーしています。野津幌川・厚別川沿岸の江別市大麻から角山辺りは泥炭地で、それはここを走る道路のうねりを見てみると一目瞭然です。そんな地域に人の営みを作ろうとすると、やはり排水・利水・治水との戦いなのでしょう。きっとこの機農川はその一翼をになっているのではないでしょうか。それでも、この機農川近辺は畑作よりも酪農農場が多く、畑作や稲作を広がらなかったのではないでしょうか。

そういえば、ここを走る大麻と角山を結ぶ道路ですが、雪解け期になると野津幌川と厚別川の間はよく冠水していたなと、この写真をとりながら思い出したのでした。

撮影場所 江別市大麻450
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

野津幌川と厚別西川の合流点

野津幌川と厚別西川の合流点

前回のエントリーに続き、昨年2013年11月30日に撮影をした、の合流点です。

気温が低く積雪があると、写真のように、ふわっとした雪が撮れますね。そしてよくみる狐?かなにかの動物の足跡が見て取れます。こんな風景も冬の野外撮影の醍醐味ですね。

ところで、厚別西川。多分、近隣の住民もこの川の存在は知らない人が多いのではないでしょうか。厚別区厚別西の住宅街をひっそりと流れ、厚別通り、北13条通り、JR函館線なんかをくぐってこのポイントまで流れ込んでくるのですが、この川を渡る橋らしき橋も一本あるかないかくらいで、その存在感が非常に薄い川です。 かくゆう私も、川撮影を始めた去年にこの川の存在をしりました。多分、このような積雪のある日出なければ、ここを訪れたとしてもがっかりしてかえってきたのではないかと思います。

でも、このように積雪があると味わい深い写真を撮ることができたので、この日は満足感にひたってかえってきた覚えがあります。

白樺白く
白樺白く posted by (C)ジプシー
おまけ。
この合流点の目印にもなる、白樺をHDR処理で現像してみました。

撮影場所 札幌市厚別区厚別町山本1066−384
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

野津幌川と小野津幌川の合流点

野津幌川と小野津幌川の合流点

今回のエントリーは昨年2013年11月30日に撮影をしたの合流点です。

昨年のこの日は、見ての通り積雪があり、真冬の様相をしめしていました。 今年の札幌は去年よりも積雪が早かったですが、今日現在は雪は積もっていません。ただ、明日は雪模様のようです。

ところで、ここから見る野津幌川と小野津幌川、積雪でもしていなければ、川筋を見ることができないくらい河畔の藪と潅木が生い茂っています。

野津幌川と小野津幌川

夏の野津幌川と小野津幌川を厚別北側から撮影

この写真のように、まったく川面が見えなくなってしまいます。

積雪初期は合流点の撮り歩きには絶好の日和なのです。

と、いうことで今年もそろそろ良い季節となってくるのでした。

撮影場所 札幌市厚別区厚別町山本645
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

小野津幌川とポロベツ川の合流点

小野幌川とポロベツ川の合流点

今回のご紹介は、昨年2013年11月23日に訪れたの合流点です。

写真右から流れ込んでいるポロベツ川は、野幌原始林の百年記念塔あたりの谷間をその源流にしていますが、その半分を暗渠の中を流れてきています。

暗渠化されているのは国道12号線をくぐったあたりからになるのですが、そこには森林公園パークタウンという新興住宅地がここ20年くらい前に造成されていった結果なのでしょうか。この合流点のそばにはポロベツ緑地という緑地があり、その川筋の跡を今に残すような呼称となっています。
くんくん。
そのポロベツ川緑地をバウとゆっくりと散歩してきました。

撮影場所 札幌市厚別区厚別北3条4丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

ポンノッポロ川と西野幌川の合流点

ポンノッポロ川と西野幌川の合流点
今回のエントリーは昨年の10月12日に撮影をしたの合流点です。

写真左から流れ込んでいるのが西野幌川で本流がポンノッポロ川となります。西野幌川は普通河川で、河川名が載っている地図がなかなかすくなかったりしています。普通河川は札幌市の河川分類のページにも名称がのらないので、名前を特定するのがなかなか大変なのですが、この西野幌川は橋に河川名称がのっていましたので、名称の特定も難しくありませんでした。この両河川当然野幌原始林から端を発しています。そしてこの地域は住所の通りテクノパークといって、札幌市が積極的にIT関連企業を誘致し札幌のシリコンバレーを作ろうとした地区でその思惑通り、大手IT系の有名企業がたくさん軒を並べています。おなじように、札幌市がIT企業の誘致をしようとした場所はほかにもあったのですが、このテクノパークが唯一の成功例なのではないでしょうか。

また写真の場所はしもみじ台緑地の一部でなかなか良い散歩道です。写真にうつっている橋の下を超えると、

此岸と彼岸
このようにちょっとした庭園風の遊歩道があったりして、お勧めの散歩道ですよ。

撮影場所 札幌市厚別区下野幌テクノパーク2丁目3−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon COOLPIX2500

野津幌川と農場川の合流点

野津幌川と農場川の合流点
水田の稲穂も頭をたれて収穫待ちとなってきました。そんな秋の日に訪れたのが、手前から奥まで流れると丁度田んぼの切れ目あたりで合流するです。

名前からして、農業用水といった感じの農場川なのですが、その名前の由来はインターネットを探すだけでは、見当たらず、、、。流路の地図を見ると大曲を走る道道1008号のあたりに源を発し、大曲の農業地帯を縦断しここで野津幌川に注いでいるので、農業用水の任をまかされているのは間違いないでしょう。 大きな農場でもあったのかな。。。古地図なんかを調べれば、なにか手がかりとかみつかるかもしれませんね。

で、なぜ今回ここを訪れたのかというと、グーグルマップをながめていたら、なんだかよさげなJRの陸橋をみつけたからなのです。勇んで現地に到着しましたが、、、、

トワイライトエクスプレス

北広島の高架を走るトワイライトエクスプレス

鉄塔や、電線や、札幌方面の列車を撮るには午前中はモロ逆光となるためなかなか難しい撮影ポイントでありました、、、。

天気がよければ撮りに行こうと思って暖めていたポイントなので、今回はなぜか負けた気持ちになってしまいました。

撮影場所 北広島市西の里452
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

野津幌川と立花川の合流点

野幌川と立花川の合流点
今回は札幌市の隣町北広島市で出会うの合流点にいってまいりました。

とはいえ、札幌市厚別区との境界のすぐそばなので、そんな遠出ってほどではありません。以前ご紹介した野津幌川と大曲川の合流点のすぐそばにこの合流点はあります。は札幌と北広島の境界をつくっているような川ですが、写真左の排水溝から水をおとしている立花川はというと、ぱっと見農業排水路のために開削された川にもみえます。ところが調べてみると、案外昔からあった川のようです。しかもこの立花という名前、厚別区上野幌から北広島市西の里のこの辺りの野津幌川沿いの地域名だったようです。大正初期に薄野遊郭の芸妓・立花がこの辺りで馬追い相 手の店を開いたのに由来されているようです。この立花の店、駅逓の役割もはたしたようでこのあたり一体を取り仕切っていたことが伺いしれます。

今では、写真のように里山と住宅街の端境のようなのんびりとした空気感が流れる同地域ですが、昔は街と街を結ぶ中継点としてそれなりの要衝だったのではないでしょうか。

川の名前から昔の人々の生活を感じるのも川歩きをする楽しみでもあります。

ちなみにこのそばはJR千歳線が小高く盛り土をされ走っています。

北広島市西の里立花地区より。

来年に運用廃止になるトワイライトエクスプレス。

ちょうど空も曇っていたこともあり流し撮りを楽しんできました。

[快速] エ ア ポ ー ト 92 号

快速エアポート
旭川からのスーパーカムイをそのまま千歳空港までの乗り入れ接続した789系電車

撮影場所 北広島市西の里474
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000