盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点~盤渓山登山~

盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点

雪が舞い降りるクリスマス。中央区の山間部、盤渓地区の奥、盤渓市民の森の入り口付近で合わせる、の合流点を訪れました。

札幌市の河川区分では、丁度ここから盤渓川の名称となるようですが、もっと奥まで川筋は伸びています。

ここのポイントは妙福寺というお寺への連絡道を挟んで、山側に向かって左から盤渓川が道路の下をくぐり右側に流れている無名川と合流する地点となっています。写真では残念ながら合流ポイントはみきれてしまっていますが、こちらの写真のほうが、冬の季節感があり好きな構図なのでtopへと掲載しました。

ところで、無名川、、、、、。

別に私が勝手につけたわけでもなく、空知総合振興局の土石流危険渓流一覧から調べだしたものです。

この一覧表には札幌市内に流れる小さな沢に「無名川」として命名している河川もわりと多いようです。

ほかにはあきらかに通称・愛称のような名前の河川名も多く、見ていて飽きない一覧ですので、見てみることをお勧めします。

リンク→空知総合振興局土石流危険渓流一覧

 

ところで、この盤渓川はその名の通り、盤渓山から流れ出る河川です。2015年版の北海道夏山ガイドに掲載されて夏道もあることが、広く知られたようですが、それまでは冬の気軽に雪中登山ができる山としてしられていました。

そこで、今シーズの雪山初めとしてこの山を登ってみることにしました。

・・・・とはいうものの、三菱山(ばんけいスキー場)で山スキー体験してきたので、厳密には今シーズン2座目ですが・・・・
詳しくは、ヤマレコに記録をアップしていますので、こちらをみてみてください。

今シーズンの冬装備として、ワークマンの防寒ストレッチウェアと同じくワークマンの格安手袋を新調しましたので、その使い心地もためせるでしょう。 さらに久々の雪歩きなので、スノーシューもザックにくくりつけてスタートです。

最初は、妙福寺へとつながる車道をテクテクあるいていきます。

道路がカーブをしだすあたりに、

入山場所

入山場所

山火事注意の大きな看板がくくりつけられている木のあたりから入山します。

天気予報は降雪だったのですが、案外晴れ間がのこっており、気持ちよく歩くことができそうです。

かなりな人たちがこの山に入っているのでしょう。しっかりと踏み固められたトレースが遊歩道のようについていました。冬道でこんなに明瞭な道に出会ったことはないので、気分は夏山登山道をあるいているようでした。

しばらくあるくと、

盤渓川渡渉点

盤渓川渡渉点

盤渓川を渡渉するポイントになります。左岸の歩幅程度の細い沢を渡るわけなのですが、雪道での渡渉は初なので、かなり緊張をしました。水に濡れたら帰る気満々でえいやっと、川を渡ります。

無事にわたりきった後は遊歩道並みのふみ跡にみちびかれ林の中へと分け入っていきます。もちろんそんな状態なので、スノーシューをつけることもなく、また軽く雪が積もり、ふみ跡も程よくグリップするので、軽アイゼンもつけることなく、緩い傾斜を快適に登っていきます。

遊歩道のようなふみ跡

遊歩道のようなふみ跡

こんな快適な道を標高450m地点くらいまでいくと、

盤渓山が見えてきます。

盤渓山が見えてきます。

木々のあいだから盤渓山の稜線がみえてきます。

札幌の低山らしく、木々が密集した藪山なのですが、この時期は葉もないので、冬の木漏れ日が林の中までしっかりと届く気持ちのよい日差しを味わうことができました。

このまま天気が持ってくれればいいなと思いながら、トコトコと今回使っている尾根ともう一本南側の尾根が合流する場所あたりまで、来ると雲ゆきがあやしくなり、山頂下の急登区間になると見事に雪がおちてきました。

山頂下の急登区間

山頂下の急登区間

傾斜は奥三角山や、兜峰の急登のような傾斜具合なのですが、斜面が広く平均して同じ傾斜なので、直登ではなく斜めに斜めに登るようにふみ跡がついていましたので、それにしたがって登っていきます。

そして程なくして山頂へと到着。

盤渓山山頂

盤渓山山頂

展望自慢の山とのことでしたが、さすがに雪が降っているとその自慢の展望を楽しむことができません。

雪も風も強くなってきたので、そそくさと山頂をあとにしました。

一休みできそうなところを探して登って着た道をピストンでおりましたが、空模様も回復の兆しどころかどんどん雪と風が激しくなる始末。

のぼりには遊歩道並みの明瞭だったふみ跡も、20分前に着いたはずの私の足跡さえもきえていました。

雪山ならではの緊張感です。

降雪時のウェアの機能を確かめるのにも丁度よかったかも知れません。

果たして、その撥水性はというと、残念ながらイマイチといわざるおえませんでした。雪が降らないような状況でしたら、満足に足りるものですが、雪が降るとやはりつくりの弱さがでるのか、若干しみそうな気配がしてきます。

今回のような行動時間が短い山行だと許容範囲ですが、もっと長い時間を行動することとなったりとか、標高が高いところで行動となると、不安な感じがしました。

あと手袋も変に群れるので、突然風がついたりして体感温度が急激に下がるような状況だとこちらも不安な感じがします。

まぁ、今シーズンの冬山の計画としては、8時間以上の行動時間をかける山は登らないつもりなので、この装備で通そうかとはおもっています。

そんなこんなで、スノーシューは最後まではかずに雪面を快適に駆け下りて無事に下山となりました。

 

撮影場所 北海道札幌市中央区盤渓450
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sony DSC-W170

 

左股川と小別沢川の合流点

左股川と小別沢川の合流点
今回は札幌50峰の一つ西区福井にある五天山南ピークからの俯瞰撮影といたしました。ご紹介する合流点は、写真中央やや左にあるグラウンドの先で合流をしますです。

左股川は札幌南西部の百松沢山・烏帽子岳・神威岳・砥石山などを流れる沢をここの少し上流で集め左股川の名前を冠し流路を形成しつつグラウンドの手前側を流れ、もう少し下流でと合流をします。小別沢川は写真に見える山々の裾野を流れグラウンドの奥側まで流路を形成し左股川と合流します。

写真の中央に広がる山々の稜線は三角山や大倉山などの中央区に鎮座する山々です。

今回の合流点、どうも藪の中をこがなければいけなさそうで、なにか良い方法はないかと調べてみると、この五天山からの俯瞰で撮影するとちょうど良い感じに合流点を捉えることができることがわかりました。昨年はそれとは意識もせずにの一つ円山を登ったのだからどうせならと同じ札幌50峰である五天山にも挑戦してみようとおもいたちました。

五天山

五天山
山頂のように見えるとがった部分が南ピーク。
ここから今回の写真をとりました。

標高303メートル。前回の円山が225メートルなので80メートルほど高い山になります。登山は完全な初心者なので、登山ルートを調べ、カメラを運ぶ方法もいつものカメラバックからリュックにかえ、以前腰を悪くしたときに入手した杖ももち、タオル2枚・飲料水2本・などなど円山登山の際よりも初心者なりには準備をして望みました。

五天山神社入り口

出発点・五天山神社入り口

ネットで調べてみると登山口は現在二つ。五天山公園からとその裏側になる五天山神社入り口からとのこと。今回は五天山神社入り口から入山することにしました。この写真の場所から広めの林道を3分ほどあるくとすぐに五天山神社が現れます。

五天山神社脇の登山道

五天山神社脇の登山道

その脇にしっかりと踏み固められた登山道を発見!

いままで、渓流系の合流点や滝を眺めるために分け入った藪なんかを思い返すとロープもはってありなかなか良いかんじじゃありませんか!

そのままこの道をえっちらおっちらと3分ほど登りました。そうすると、

五天山の標識その1

五天山の標識その1を発見(^^

この先の道は若干下草がはえていましたが、木々にピンクテープが巻いてあり不安もなく歩みを進めます。

そして2分後今度は、

五天山標識その2

五天山標識その2発見(^^

この標識のそばに藪が刈られたあとや倒木を処理したものが積みあげられていました。道中伐採された木々もみかけました。事前のネットで調べた中に、五天山の登山道を有志の方が手弁当で整備をしてたブログをみていたので、その方々への感謝の気持ちをいだきながらありがたくのぼっていきます。

この標識をすぎてしばらくすると登山道一の急登区間がでてきます。そこを休み休み10分ほど上り詰めると、

五天山神社奥の院

五天山神社奥の院

五天山神社の奥の院と呼ばれる祠に到着します。ここのすぐ後ろが三角点のある五天山の頂上となります。

五天山山頂

五天山山頂
手前に三角点、おくの木に五天山標高の標識

五天山神社入り口からこの山頂までの所要時間は写真の時間記録をみると20分でした。

円山よりも行程時間が少なかったです。多分しっかりとした登山道を整備してくれた方々のおかげかと思います。ネットに転がってる昨年までの山行記録をみてみると迷っただの藪漕ぎしただのと、低山のわりにはかなりハードな山行がしるされていたので覚悟をしていたのですが、良い意味拍子抜けでした。繰り返し整備をしてくれた方に感謝です。

今回の山行は山頂GETが目的ではありません。南ピークと呼ばれる崖の上から写真を撮ることです。この山頂の奥にはまだ道がつづいているのは事前に調べてしっていましたが、この登りくだりが結構急なので、油断はできませんでしが、そのまま進むと約5~6分で南ピークに到着します。

五天山南ピークから

五天山南ピークから五天山公園を眺める。

まさしく崖の上です。いつも写真を撮るときは、「カメラは足をつかって構図を決める」の格言どおり一歩踏み出すように心がけているのですが、さすがにここでそんなことをしたら、あの世へ一歩踏み出すことになってしまいます(苦笑) しっかりと地べたに座り込んで写真をとっていきました。

五天山南ピークから札幌市街地を臨む

五天山南ピークから札幌市街地を臨む

絶景ですね~~(^^

ひとしきり写真をとって水分を補給したあとこのピークをあとにしました。

そして山頂へもどってみると、

五天山山頂のエゾリス

五天山山頂のエゾリス

山頂標高札のかかっていた木にエゾリスがとりついていました。しばし目を合わせた後、エゾリスは木を登り隣の木からまた隣の木へと場所を移し、この写真のようにじっとこちらをうかがっていました。

ひとなれしているのか、ある程度の距離をたもっていたらそれ以上逃げることはしませんでした。

人なれしているエゾリスがいるってことはここの山も結構な人がのぼっているんでしょうかね。ただ野生生物と出会いがしらに出会うと私も動物も一旦にらみ合いになるもんなんですね。これがもし熊だったとしたら、こんなに落ち着いてはいられないでしょうが、やはりその可能性も考えながら山歩きしなければとおもった出来事でした。

そしてこのリスとの出会いから約20分後には入山口に到着していました。

景観すばらしい山であり、現在の登山道がそのまま整備されていけばそれほど苦もなく上れる五天山。結構お勧めですね。

 

川撮りをしてくと山との関係はきってもきりはなせませんよね。当ブログでも川がテーマではありますが、今回のように登山もしていくことになるかと思います。

登山も楽しいね。

撮影場所 札幌市西区平和 五天山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

琴似発寒川と左股川の合流点


琴似発寒川と左股川の合流点

今回のエントリーは琴似発寒川左股川の合流点です。
手稲山を水源とする琴似発寒川と盤渓の山から流れ出る左股川。両方の川とも沢歩き、滝見、ハイキングなどのルートとして親しまれ、札幌の南西部の有名河川といっても差し支えないでしょう。その両方の川の合流点もごらんのように、冬でも趣き深い姿で目を楽しませてくれます。今回のアプローチ方法は札幌都心から小別沢線を走行して福井に入り手稲左股線を北上。福井一丁目の交差点をつきやまばし方面に右折。つきやま橋そばの広い道路で駐車して、琴似発寒川にかかっている発寒緑地への遊歩道の橋からの撮影です。
到達するまではそれほど苦のない道程でした。

SDIM8521

 

 

発寒川緑地への遊歩道は数少ない散歩の人たちの足跡で細い道ができてきますね。雪がとけるとまたちがった様相をしめすのでしょう。

SDIM8520

 

 

前日まで降り積もった若干重めの雪が昨晩の冷え込みと今朝の晴天のおかげでキラキラしていますね。3月でこんな光景を見れると、こんなときばかりは雪国に住んでいてよかったと思います。

 

撮影場所 札幌市西区福井一丁目山子橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sigmaDP2
exif f /7.1 – 1/1600sec – iso100 – 24mm -elv+0.7