富良野川とベベルイ川・ヌッカクシ富良野川の合流点

富良野川とベベルイ川・ヌッカクシ富良野川の合流点
今回のエントリーも富良野市にある合流点をご紹介します。

写真一番奥、中州の向こう側でと合流をし、そのベベルイ川が写真左から流れこむと合流する地点です。

この富良野川、ベベルイ川、ヌッカクシ富良野川は、空知川ととともに富良野盆地を形成し、開拓初期からはこの3河川を中心に造田を国策で行うようになりました。ゆえにこの場所はいわば北海道のへそ富良野盆地の大中心地点ともいえるのではないでしょうか。現在でもこの地域は田園が広大に広がっています。

富良野といえば、TVドラマ「北の国から」で描き出される畑作や畜産、はたまたラベンダーというイメージがあったのですが、それは丘陵地帯や山麓地域での産業で、富良野盆地の平地に広がる地域はそのほとんどを田園地帯として利用されているようです。

富良野盆地

広々とした富良野盆地に広がる田園地帯
富良野ワイン工場の丘から撮影

 

今回訪れるまで、北海道の田園地帯といえば、空知のイメージがつよかったのですが、まごうことなきこの富良野も田園地帯・米どころなのですね。まぁ、富良野は元をただせば空知の一地域ではあるのですが、、、。

富良野川、ベベルイ川、ヌッカクシ富良野川の合流点にかかる橋から今回の写真を撮ったのですが、その橋から富良野川の下流をみれば、

富良野線富良野川橋梁

富良野線富良野川橋梁を渡るキハ150

現在札幌近郊では見ることのできなくなったキハ150が富良野川橋梁を渡る姿を見ることができます。
キハ150は以前札沼線(学園都市線)でも運用されていましたが、札沼線(学園都市線)の札幌~医療大間の電化に伴いその区間で運用されていた車両は廃車となりフルで運用されている区間はこの富良野線くらいになっています。(他、函館本線の一部、留萌線の一部、根室本線の一部で運用)
しかも、富良野線の運用編成はご覧の通りラベンダーカラーのラインが引かれていてローカル色が強く表れているのです。こういうさりげないローカル色をだしている編成をみるとちょっと嬉しくなっちゃいますね。

撮影場所 富良野市東学田二区
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 Canon Eos Kiss X2

空知川と富良野川の合流点

空知川と富良野川の合流点
今回のエントリーから3回にわたって6月22日に訪れた富良野・砂川で撮った合流点をお送りします。

まず一回目はの合流点です。

写真の根室本線空知川橋梁の橋げた左すみに見えるのが、富良野川が空知川に流れ込んでいるポイントとなります。この写真に写っている鉄橋はTVドラマ「北の国から84夏」で東京へ戻る宮前雪子が乗る列車が走る鉄橋としてTVにも写っているとのことです。

この空知川、南富良野町の上ホロカメットク山を水源に一旦南下をし、富良野盆地を形成しながら北上をし夕張山地の谷間を抜けながら滝川砂川・新十津川の境界あたりで石狩川と合流をします。石狩川の支流としては一番の長さをほこっているのではないでしょうか。

富良野市がある上川地方は北海道の各地方のうち唯一海に面していない地方です。北海道の各地方の名称は北海道 (令制)までさかのぼり、そのころの石狩国上川郡に由来しています。その頃の国境は分水嶺を元に川の流路ごとに国分けしていましたが、前記のごとく現上川地方の由来は石狩国の中の群をわけたものなです。その後旭川近隣を中心とした上川支庁は近隣の支庁(現留萌地方・現空知地方・現胆振地方・現宗谷地方)から隣接地域の移管などを行い現在の版図となりました。よって現在の上川地方は分水嶺は3つ(石狩川・鵡川・天塩川)もありつつも海のない地方となっているのです。

撮影した日は、出発の札幌ではうす曇り、岩見沢では霧雨、芦別の夕張山地中では快晴、富良野に入ってから薄曇り~晴れといった天候が劇的に変化した日でした。山間地域を超えた後の空気感の違いもかなり感じられた道中となりました。

今回も実はキハ40の国鉄色朱色5号塗装を狙っての富良野行だったのですが、残念ながらノーマル色でした。いつかキハ40朱色5号を納めたいものです。

撮影場所 富良野市学田三区
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材 Canon Eos Kiss X2