尻別川山村広場~2017 ARKラリー洞爺 ラリーパーク

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7月1日 ニセコ洞爺周辺は真夏の天気

炎天下の中開催されたARKラリー洞爺

蘭越町の尻別川山村広場にはラリーパークが設置されていたので、写真を撮りに。

空の高いところには雲がかかりニセコの山々がみえないのが残念だが、の蛇行具合がよい感じ。

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川のそばまでいくと見た目は涼しげ。

ただ、尻別川が流れている地域は見た目は涼しげなのだが、真夏の気温はかなり上がる。

山々に囲まれて、空気の対流が弱いのだろうか、高気圧に覆われると、空気が圧縮しやすいからなのだろうか。

川の水はキンキンにつめたいのだが。

ラリー洞爺のSSに観戦にはいったのだが、ポジション取りがわるくいい写真がとれなかったので、道道32号のリエゾンで写真をとってきました。

撮影場所
北海道磯谷郡蘭越町尻別川山村広場
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 sigma dp2

喜茂別川と喜茂別1号川の合流点~喜茂別岳登山~

喜茂別川と喜茂別1号川の合流点
そろそろ秋の日差しになってきたある日、札幌と羊蹄山麓を結ぶ中山峠の喜茂別側に沿うように流れていると、中山峠の頂上と喜茂別の市街地の丁度中間あたりで合流をする、の合流点へといってきました。

中山峠を分水嶺に後志地方側は、尻別川水系となり、山間部を流れる渓流の様相をその水系のほとんどで見ることができます。

そんな尻別川水系の中でも札幌からのアクセスも良い、この喜茂別川は無意根山塊の小喜茂別岳のあたりから流れ出し中山峠をそうように流れ、喜茂別市街地にて尻別川と合流をしていくのですが、この喜茂別川に流れ込む支流の半分は、無意根山塊からの河川になります。国道230号線中山峠は無意根山塊の谷をすすんでいるといってもいいでしょう。

翻って写真の手前に流れている喜茂別1号川。喜茂別町内で喜茂別川に一番最初に合流するような名前なのですが、そんなこともなく 喜茂別川上流には、黒川や硫黄川などまだまだ河川があります。なぜ、こんな名前になったのかは凄く不思議です。地形図を眺めてみても、喜茂別町内に端を発する最初の川ってわけでもありませんしね。

そんな喜茂別川と喜茂別1号川のご合流点には、中岳林道がきられていて、ここをたどっていくと、札幌50峰の一つ喜茂別岳への登山口があります。今回はそこを目指して喜茂別岳へと登山することとします。

ルートは以下の通り

中岳林道をひたすら3KM強すすむと、

中岳林道。喜茂別岳登山口付近

中岳林道。喜茂別岳登山口付近

喜茂別岳中岳林道登山口

喜茂別岳中岳林道登山口

喜茂別岳への登山口となります。
この登山口のそばには車が3~4台とめることのできるスペースがありますので、そこに車を止めてスタートします。

登山道の様子

登山道の様子

登山道は周りの笹がちょっと広めにかりわけられていますが、下草はご覧のように地面を覆っています。道の途中にはちょっとした沢の源にあたるのかなと思えるような感じで、道に水がながれていました。この道を500Mほど進むと、黒川コースと合流します。

黒川コースとの分岐

黒川コースとの分岐

ここからは、現在はあまり使われていないだろう作業林道を伝って登っていきます。

登山道の様子その2

登山道の様子その2

車一台分の幅と轍のあとと、古い砕石がひかれた道となっていました。とはいえ迷沢山のときのようなバウと一緒に歩けるほどしっかりとした林道ではなく、下草ぼうぼうの道でした。

途中、

うるし?の絡まった大木

うるし?の絡まった大木

見事につた漆のからまった大きな木があったり目を楽しませてくれます。

道の傾斜は作業道なのでそれほどの急登はないので歩きやすくペースがなんとなく速くなってします。ただ、平坦な道はなくひたすら登るので、主尾根へと取り付きの坂道あたりで気がついたら息が少しあがっていました。少しペースを落として、ゆっくり登ると尾根の肩辺りへとたどりつきます。

尾根の肩あたりから眺望がよくなります。

尾根の肩あたりから眺望がよくなります。

今までは眺望の効かない林の中を歩いていましたが、尾根へと取り付くと眺望が開けてきます。木々も白樺の疎林帯となり、林床の笹が目立ち始めます。ここらあたりでは写真のように小喜茂別岳が笹の狭間から見え隠れをし、登山の雰囲気がぐっと高まってきます。

少しあるくと、
高原のお花畑
白樺の疎林と笹に囲まれた登山道にゴガネギクが満開となったなんとも素敵な光景をみることができました。

満開の花にはミツバチが大挙して蜜を採っています。道に花がかぶっているので、歩くたびにミツバチがブーンブーンと飛び立ちます。そして、写真を数枚とっていると、道脇の笹薮から聞いたことのない獣の鳴き声が聞えてきます。車から降りて、約2kmそして、この見事な花畑、それほど深い山に入った感覚はなかったのですが、考えてみてみれば、山の中の国道230号線からさらに林道をつないでここまできているので、元々が深山なんですよね。そんな気持ちを改めて獣の鳴き声で思い出されました。ちょっとビビッて撮影もそこそこに、先に進みます。

見晴し台

見晴し台

 

見晴台から中岳を望む

見晴台から喜茂別岳を望む

標高1000mを超えたあたりに見晴台との看板があります。ここから喜茂別岳のたおやかな稜線を眺めることができます。気分のよくなる一瞬です。

この尾根に上ってからの怒涛のハイライトラッシュに良くなる気分と裏腹に道には朝露に濡れた草がかぶってきており、歩くごとにズボンや靴にどんどん水がついてきます。

でも、山頂まであと少し、我慢をしていきます。

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秋の花が綺麗にさき、空は青く、空気はさわやか。

とても気分の良い山歩き。

なのですが、下半身はどんどんぬれていきます。

この日の下半身の装備は、作業ズボン、キャラバンシューズ、毛糸の靴下。 ゲイターはつけていませんでした。

その結果、靴の中はいつの間にか水浸し。靴下が水を吸い。ガポっガポっと音をだします。

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ささの背が低くなり低木があらわれてくると、道は緩やかなトラバースそして写真のようなちょっとした急斜面となります。

ここまでくれば山頂はあと少し。

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遠くに中岳も見え出します。

そして振り返れば、

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羊蹄山と尻別岳が、羊蹄山麓の平野ににょきにょきっとはえています!

この景色がなければ心が折れるところでした。

この景色にはげまされながら、

喜茂別岳頂上

喜茂別岳山頂

山頂に到着しました!
山頂は綺麗にかられていて、ケルンが積んでありますし、少しの岩もあります。人もいませんでした。

これは好機!

一通り山頂のだい展望を撮影
季節は進む。
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まずは、いつもの通り、シャツを脱ぎ汗をぬぐい、その次に、靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、ズボンまで脱いで、パンツ一丁となりました。山頂でのパンツ一丁!思わずな裸体ですが、なんとも気持ちいですねw

でも、人がきたら大変だし、このままだと体を冷やしてしまうので、かえのシャツを着込み、ズボンは代えをもってきていなかったので、雨具のズボンをパンツの上からはきました。 靴下の代えがないので、いままではいていた靴下をギューっと絞って水を切れるだけ切り、後は岩に乗せて、少しでも乾くようにしておきます。

裸足の状態で、山頂飯をゆっくりたべていき、またまた写真を撮りながら時間をつぶします。

いいころあいかと靴下をさわってみてもまだ濡れています。でもこのままでは埒が明かないので、意を決して靴下を履き、靴を履き、下山の準備をします。

帰りは羊蹄山を眺めながらの展望路、着たときよりも露は少なく、ゲイターもしたので、靴への水の浸入は少しだけ避けられました。

途中、一組のハイカーさんとスライド。

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いい天気だね~ですね~なんて話をしてのんびり下山。

のぼりで約1時間40分、くだりで約1時間10分の山行を無事終えることができました。

札幌50峰 33/50座 喜茂別岳(1176.8m) GETです。

撮影場所  虻田郡喜茂別町川上
アクセス難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

ペーペナイ川と美比内川の合流点(京極ダム)~無意根山登山その3~

ペーペナイ川と美比内川の合流点(京極ダム)

承前

左大江沢川と右大江沢川の合流点~無意根山登山その1~

ムイネシリポロトー(湖水川水系)~無意根山登山その2~

の続き

無意根山の山頂から望む、京極ダムです。ここは、が合流してる谷間に作られたダムで、この写真だけをみると規模はそれほど大きくないようですが、実は、北海道初の純揚水式発電所で、写真はそれの下部調整池。ここから3kmほどはなれた標高900M地点に

京極ダム上部調整池

京極ダム上部調整池

上部調整池に水をくみ上げ、必要なときにだけ水を発電水路に水を落とし発電をする仕組みなのだそうです。

川をせきとめ周りをダム湖下に沈めるかなり大きなインパクトを自然に与える今までの工法とは違い、なるべく自然に与えるインパクトを分散させようというような目論見だとどこかで読んだ記憶があります。

なるほど上部調整池は丘の上に大きなため池としてつくり、川の水を直接せき止めている下部調整池のダム湖の範囲を狭めているのでしょう。建設にあたり、なるべく付近に住まう野生動物への影響もすくなくするために資材の搬入もかなりゆっくりとしたペースでおこなってきたそうです。以前よりその存在はダムマニアの方々には知られていたようですが、運用された去年まではその姿をなかなか見ることができなかった秘密のベールにつつまれていたダムとのこと。

あまり人目のつかないこのような場所でも人の営みを支える川と人の関係が築かれていたのですね。

さて、無意根山山頂はというと、登頂直前のガスもはれ、

羊蹄山と京極の街並

羊蹄山と京極の街並

豪快に雲を従えた羊蹄山とその下に広がる京極の街並が見ることができ

中岳と羊蹄山

中岳と羊蹄山

無意根山のお隣の峰中岳と羊蹄山のコラボもしっかりと拝め。

定天と手稲山

定天と手稲山

目を札幌側に転じれば、定山渓天狗岳と手稲山を一緒に眺めることができる、なんとも贅沢な眺望をえることができました。天気予報が12時くらいから晴れに転じるとのことを信じて登ってきた甲斐があったというものです。

と、いうわけで、

札幌50峰 27座/50座 (無意根山 1464m) GETしました。

このルート、蚊の襲来がなければ、程よい長さと傾斜と飽きることのない眺望で最高の登山コースなのでした。

登り、4時間:くだり2時間30分のいつもどおりの標準タイムより大幅上乗せの貧脚登山でした。

おまけ

撮影所 虻田郡京極町・札幌市境界無意根山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

ムイネシリポロトー(湖水川水系)~無意根山登山その2~

ムイネシリポロトー
承前

左大江沢川と右大江沢川の合流点~無意根山登山その1~

の続き

無意根山の元山ルートは、札幌市と京極町の境界の無意根山の尾根をたどるようにきられています。その登山道が若干京極町よりに入っていったところから、無意根山の北西側に当たるえぐられた地形のところにひっそり佇むのが、地理院地図上の表記 大沼 こと、ムイネシリポロトーが佇んでいます。

水系的には地図上はの源流となっています。ただ、ここを降りて実際に口をみていないので、なんともいえません。沼畔までたどるには、さきほどエントリーした記事中にも載せた刈りわけを200Mくらいくだらないといけないのです。

夏山ガイド本にはここで豊羽の人たちの釣り大会がおこなわれていたとのこと。巨大なイワナもいたとのことなので、いまでも釣り人がはいっていたりするのでしょうか。

しかしこのたたずまい、なんとも神秘的ではありませんか、山奥にまさに水色の沼面を輝かせ訪れるの人間は稀にくる数奇物くらいで、あとは野生動物だけのほとんど手付かずの状態でその姿をみせてくれています。

今回の山行のハイライトです。ややしばらくここから写真をとりつづけていました。ここから女神が出てきてもおかしくないような優美な姿に目を奪われない人はいないでしょう。

ここから無意根山への登山道は若干あれてきます。

登山道は道へはみ出した下草の下になったり、いきなり崖のトラバースになったり、

崖のトラバース路より

崖のトラバース路より

歩く歩幅は自然と小さくなっています。
そんな道をあるくと、

高原の散歩道

高原の散歩道

いよいよ、無意根山の頂が見えはじめてきたころ、
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道は薄別コースと出合います。
そこから登山道はまた明瞭となり始めますが、道は露岩し始めます。ただ、丁度よい感じで岩がころがっているので、階段を登るような感覚になってきます。

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こんな情景をたのしみながら、いつしか道は、ハイマツの回廊となります。

ハイマツ回廊

ハイマツ回廊

そんな道をあるいていくと、

無意根山最高点

無意根山最高点

無意根山の最高点がひょっこりと現れます。
ただ、ここからの眺めはそれほどでもなく、ここから約250m先の三角点設置場所を案内する看板があってそれにしたがって歩みを進めます。

もう少し

もう少し

先行者の方はそろそろ山頂へと到達しそうです。

そして私も、

無意根山山頂

無意根山山頂

まだ雲が京極方面を覆っていた頂上へと到達しました。

山頂の様子は続きは次のエントリーにかきます。

撮影所 虻田郡京極町無意根山登山道元山ルート上
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

大沢川(真狩川支流)と南別川の合流点

大沢川と南別川の合流点

今回は羊蹄山麓の真狩村のの合流点のご紹介です。

尻別川水系のこの両河川、写真に写っている川が大沢川、南別川とは丁度写真では見切れている場所での合流となります。南別川は真狩川と同様、真狩村の中心をながれており、この村の中心河川でもあります。両河川ともちょうど留寿都村との境界あたりの丘陵地帯に端を発しています。河畔の様子をみると、護岸が程よく施させれていて、景観と治水が良いバランスで保たれているのが伺われます。

ところで、なぜいきなり真狩村で写真をとってきたかというと、

比羅夫駅でのSLニセコ号

比羅夫駅でのSLニセコ号

倶知安サンモリッツ大橋からSLニセコ号

倶知安サンモリッツ大橋から羊蹄山をバックにSLニセコ号

ことしで最後とのうわさがいよいよほんとになりそうな、SLニセコ号を倶知安近辺で紅葉とともに撮り鉄するためなのでした(^^

で、その撮影の帰りに真狩村のまっかり温泉に立ち寄ってその帰りに合流点の撮影となったのでした。

真狩温泉駐車場かた羊蹄山を望む

真狩温泉駐車場かた羊蹄山を望む

真狩温泉の露天風呂からは、この写真と同じアングルから羊蹄山を望むことができます。

なかなか絶景の温泉でした(^^

遠出をしてもなんとか合流点をおさめることもできました。今後もこの意気込みで合流点をおさめていきたいものです。

撮影場所 虻田郡真狩村緑岡42−6
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

尻別川と登延頃川の合流点

尻別川と登延頃川の合流点
ARK RALLY洞爺観戦の帰り道 国道230号線を札幌へ向かう途中に見つけた、の合流点です。尻別川はしりべつかわ、登延頃川はのぼりえんころかわと読みます。 山裾を沿うようにながれてきているのが尻別川、キャンプだろうと思われるブルーのテントの奥に見える川らしきくぼんでいる所を進むのが、登延頃川です。

尻別川は後志地域の南西部羊蹄山麓の河川を一手に引き受ける一級河川です。この地域は畑作~米作~畜産と様々な1次産業が花開いている地域でもあり、現在はすたれてはきていますが、山間部は林業も盛んな場所でした。そんな地域の人々の生活を支えてきた大河の上流部。普段札幌ではみることのできない、山裾を流れるその様は牧歌的でもあり、優しくもあり、ちからづよくもあり、なかなか素敵な景観でした。

撮影場所 虻田郡喜茂別町尻別1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000