小樽内川と滝の沢川(小樽内川支流)の合流点 ~四ツ峰へ~

小樽内川と滝の沢(小樽内川支流)の合流点

定山渓天狗岳と道道1号線の滝ノ沢橋、四ツ峰トンネルが程よいバランスで目を楽しませてくれるのが、(さっぽろ湖・定山渓ダムのダム湖)との合流する地点です。この写真はこの滝の沢川に沿って走る滝ノ沢林道上から撮ったものです。ちょうど札幌50峰の一つ四ツ峰へと登ってきた帰りに撮影しました。

滝の沢川の話は前回のエントリーにくわしく書いておりますので、ここでは四ツ峰への山行のことを書いていきたいと思います。

この日はとても天気がよく絶好の春山日和でした。防寒用のジャンパーとズボンをはいていったのですが、途中でジャンバーを脱いでちょうどよいくらいの気温にめぐまれました。ただ、これが問題で、私のザックに脱いだジャンバーを入れるのが一苦労でした。もう少し容量の大きなザックと軽いウェアが欲しくなりました。

今回登ったルートは以下のとおり

往きは林道の奥の方まで進み帰りは四ツ峰の稜線をたどりながら、滝ノ沢川と一ノ沢の合流点につく尾根を下る反時計周りのルートとしました。今回のルートどりは一部を除き事前に立てた計画通りのルートをたどることができました。少しは山登りになれてきた証拠なのでしょうか。
スタートは滝ノ沢林道のゲート前の駐車できるスペースに車を置き、ここからとします。

四ツ峰へスタート

四ツ峰へスタート

天気は晴天。私冬の山を始めてはじめてのピーカンの天気です。気になる林道内の雪はというと、近々にブルでもはいったのでしょうか。キャタピラの跡がしっかりとのこり、その上にスノーモービルのトレースがのっかていて、しかも雪は程よく固まっていてツボ足で余裕な雪面でしたが。一応念のためにザックにスーパーカンジキをくくりつけての出発です。
この林道往きはきづかなかったのですが、緩い傾斜を下っていくような道なのです。下っていることにほんとに全然気がつかなくて今日はものすごく快調だな~、やっぱり天気のせいかななんて林道を歩いていたのでした。

先ほどのエントリーの滝の沢川(小樽内川支流)と一ノ沢の合流点を経過してすぐにほとんどの方がここから取り付くよって場所に到着をしました。

メジャールート分岐

メジャールート分岐

左が側に見える尾根に皆さん結構取り付いているようです。でも今日の私は林道をもっと歩いてみることにしました。GEOGRAPHICAのトラックレコードがここからスタートしているのは、単にスタート時にレコードするのを失敗していたのでした。気づいたときはちょっとあせりましたがね(笑)

それにしてもいい天気です。

いい天気

いい天気

この先に見えるのが四ツ峰の山頂かなと想いながらゆっくりと林道散歩です。

途中、崖が派手に崩落している場所もあったりしましたが、

がけ崩れの跡

がけ崩れの跡

無事に、林道の分岐まで到着です。

林道分岐

林道分岐

ここを左にすすみます。この林道から傾斜がつき始めます。やっと山に来た感が少しだけでてきました。

はてさてどこから取り付こうかなと、左側に迫っている尾根筋の地形をみながら、地形図にチェックした場所をさがしてみます。

ここから取り付き

ここから取り付き

予定していたポイントに丁度ピンクテープ。では、ここからのぼりますか。と取り付きました。

が、

この尾根。。。

地形図で想像していたよりずっと急です。

いきなり急坂

いきなり急坂

樹林が密集しているので、思うようにはジグを切れずキックステップでのぼっていきましたが、何回足をとめたことか。。。

あの木まで、、

次は、こっちの木まで、、、

と近い場所に目標を設定して、そこまでは足を止めずにがんばろうかとおもいましたが、それもかなわずな場面が多々ありました。
それでも、以前のようにこのまま帰ろうかなという気持ちにはならずに登ろうと思えたのは天気が良いせいだったのでしょうか。
ただ、その天気のせいで着ている防寒ジャンバーが暑くて暑くて、、。
結局脱いでザックにしまうこととしたのですが、ザックの容量が不足気味でした、、。無理やり詰め込んだわけですが、しまうのにかなりな時間を要する始末。これはあまりよくありませんね。容量の大きなザックが必要だな~。あと、これからの季節、今着ている防寒ジャンバーだと、過分すぎるな、、、アウターも案配のいいものをみつけなきゃ、、。

そうなってくると、歩いている途中で考えることは、どんなザックがいいかな~~、とか、どんなウェアがいいかな~~、とか、頭の中は物欲妄想に支配されていました。

そんなお気楽気分とは裏腹に尾根は相変わらず急坂、、、。

その様相が崖っぽい尾根から、普通の尾根らしくなってきたところで、

やっと普通の尾根っぽいところ

やっと普通の尾根っぽいところ

水分をがぶがぶ補給しました。最近の山行ではそれほど大目の水分をとらずともよかったのですが、この天気のせいか、一回の給水量が増えていました。

よし、がんばるぞ!と歩きはじめるのですが、この尾根丁度いい感覚でピンクテープがまいてあって、初心者の私のルートファィンディングをコーチしてくれているようでした。気分はオリエンテーリングですね(笑)

予定していた山頂へのポイント

予定していた山頂へのポイント

前日、予習をしていて、このポイントに到着したら、一旦ルートをまげてから、送電線のある場所まで登ろうとおもっていた場所につきました。

いままでのルート上にもあったのですが、そこも割りと3~4mくらいの幅で広く刈り分けられたような場所でした。ここって林道なのかな?
送電線も走っているわけでだし、作業道なのかな?もし、そうなら、そこをつなげば、夏も登れるのかな??
なんて無駄な想像をしつつ、次の目標ポイント

送電線交差地点

送電線交差地点

送電線の交差地点へと到着です。

樹林帯の中から抜け出し広い刈りわけにでると空もはっきりと見え爽快感倍増です。

ここからは稜線も見て取れるようになり、そこそこ急な坂を広い疎林帯をこまかくジグをきりながら、

四ツ峰山頂

四ツ峰山頂

四ツ峰山頂へスタートから3時間20分かけてのんびりと到着しました。

天気もいいし、ここで大休憩です。カロリー補給をしつつ雪の上でごろごろしていると、ブーンとでかい羽音がきこえてきました。なにやら蜂っぽい虫が私のそばを2度3度いききしていたようです。

春ですね~~~。

のんびり休んだあとは下山です。

下山ルートは一番のビューポイントといわれている、主稜線上の隣のコブ経由しつつ、最初のメジャールート分岐の所まで尾根伝いに帰るとします。

隣のポコにつくとまたもや、DP2のレンズキャップを落としていたことに気づき山頂近くまで戻ることになったのですが、隣のコブまで稜線は割合なだらかなので、のんびり散歩気分で行き来していました。

で、隣のコブからみた風景はというと!

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

どーん!!と定山渓天狗岳

無意根山

無意根山

遠くのほうに無意根山。

がしっかりと見える絶景!!

いいですね~~。顔がほころびます。隣を見ると烏帽子岳もみえていたのですが、送電線が邪魔でしたので、ほんの少し高度を下げると、

烏帽子岳

烏帽子岳

電線にかぶらず烏帽子岳をみることができました。

ここから眺める定山渓天狗岳も格別でしたよ。

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

ご満悦です(^^)

いつまでも見ていたい気分になりますが、そうはいきません。

それに写真ばかりとっていて体が動いていないので、ちょっと風が冷たくかんじてきました。

ザックからうんとこどっこいと防寒ジャンバーをとりだし羽織ました。写真とりたくて山にはいってきているので、写真とっている間の防寒対策って必要なんだと思う瞬間でした。やはりザックは大容量が必須だと、ここでしみじみと思うハメに、、、。

青空に映える定山渓付近の山々を撮れて気分よく下山をはじめます。

次のコブ下のこんな谷形をトラバースしていくと、

トラバース

トラバース

きれいいに開けたオープンバーンが!!

オープンバーン

オープンバーン

スキーやスノボをやっている人には大好物っぽい斜面ですね。

そんな風景をたのしみつつ南東の大きめな尾根のはじまりまで快適に飛ばしていきます。
雪山のくだりは大好きです。登りはかめのごとく人の数倍かかる私なのですが、くだりは適度に埋まる足と坂の反動を利用して、人並みのスピードで降りられます。

下山するにしたがって樹林が濃くなり、勢い木の少ないほうに足を向けてしまって、途中沢に入り込みそうになりましたが、早めにきづいたので修正をして、(トラックログでは水色のポイント)尾根づたいにしっかりと降りて、林道へと到着です。

林道到着

林道到着

登りはここから頂上まで、3時間かけていったのですが、くだりは山頂からここまで、1時間30分(途中撮影大会や、キャップ探しなんかやっていたので実質1時間きっています。)で下山でした。

このあとはこの林道をのんびりあるいて、今回の目的の一つ、小樽内川と滝ノ沢川の合流ポイントの撮影をしっかりとして駐車場にかえってきました。

今回の山行では、やはりザックの容量問題になやまされました。現状のザックでは行動時間5時間までですね。これから先登るであろう山はもっと時間がかかりそうな山も多くなると思うので、なんとか対策をしなきゃいけませんね。

札幌50峰 15座/50座 (四ツ峰 789m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区定山渓 滝ノ沢林道
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材  NIKON D3000

滝の沢川(小樽内川支流)と一ノ沢の合流点

滝ノ沢川(小樽内川支流)と一ノ沢の合流点

春の山っぽい写真がとれました。

ここは、定山渓の滝の沢林道に沿いの合流点です。写真を横切るのが滝ノ沢川なのですが、その正面の滝を落としている沢が一ノ沢ではなく、手前のスノーブリッチの下をながれているのが、一ノ沢です。あきらかに正面の滝にフォーカスがあたっているわけですが、実はこの二つの河川の合流点を狙いにここまできたわけではなく、滝ノ沢との合流点を狙いにとの四ツ峰を登りにきたのです。その写真と四ツ峰山行は次のエントリーに譲りますが、四ツ峰へと向かう林道の途中で、滝の沢にあわせる大き目の沢とその正面に流れる滝がなんとも春っぽい山の風景だったのでシャッターを切っていたのでした。

そして、帰ってきてからインターネットでいろいろとみていると、どうやらこの大き目の沢、名前を一ノ沢といって、この沢が雪でうまっている時期にその沢型を利用して烏帽子岳へと登るルートとして、三~四番目くらいには利用されているルートであるということだったのです。

それならばということで、このブログへとアップしようときめました。そういえば、この沢のそばに新たらしめのピンクテープがくくりつけられていました。今年もだれかかれかのぼっていっていたのでしょうね。

ところで、この一ノ沢のタグがえらい長いことになっていますね。小樽内川の支流の滝ノ沢川の支流の一ノ沢なんてね。これだけ山の中にはいってくると、沢の命名も似たような名前が沢山出てきます。そこで苦肉のさくとして、こんな長い名称をタグとしてつけました。だいたいこの沢を合わせる川の名前、滝ノ沢だって札幌市内だけでも結構な数があります。このブログでも星置川支流の滝の沢という川も紹介していますしね。

そういえば、この滝の沢って名前、こういう名前がついている川はだいたいは滝があるに決まっています。その一つが、写真正面に写っている無名沢から流れ落ちる滝なのでしょうか。滝として流れているこの沢は、なにもこの雪解け期だけの沢だけでもないようで、ほんの少し上に目を上げるとしっかりと砂防ダムがあったので、きっとかれることのない沢なのでしょうね。ほかにもこの滝ノ沢川、

雪解けを集める小沢

雪解けを集める小沢(滝ノ沢林道にて)

いたる所から小沢に雪解け水がながれていました。見ている分には春の山の雰囲気倍増でとてもたのしいのですが、下山するときには沢型には入らないようにと心に決めて林道を歩いていったのでした。

 

撮影場所 札幌市南区定山渓 滝ノ沢林道
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材  NIKON D3000