カテゴリー : 長沼町

フシコ第1枝川とフシコ第2枝川の合流点~瀞台ハイキング~

フシコ第1枝川とフシコ第2枝川の合流点

前回エントリーの富志戸川とフシコ第1枝川の合流点 (ながぬまコミュニティ公園)で遺構のワンダーランドながぬまコミュニティ公園の散策を終えたあと向かったのがここ、

写真手前から流れると出合いながぬまコミュニティ公園へと流れる直前のポイントです。両河川とも三面護岸の細い川筋ですが、この二つの川いずれも馬追丘陵から流れ出しています。

ながぬまコミュニティ公園から馬追丘陵を望む

ながぬまコミュニティ公園から馬追丘陵を望む

馬追丘陵は、長沼町・南幌町と栗山町・由仁町・安平町を隔てる丘陵地帯なのですが、地図をみてみると、日高山脈にもつらない夕張山地とはつながっておらず、それこそ石狩平野にポコッと突然湧いて出た馬の背のような丘陵地帯です。どうやら地質学的にもかなり興味をそそられる場所らしく、いろんな学者さんの研究の場としても有名だそうです。

しかし、最近の私にとっては、山や丘は登るものなのです。

と、いうわけでバウとともにのぼってきました。馬追丘陵の最高標高点、瀞台(273m)へ。ルートは以下の通り

スタートは馬追名水となりの馬追自然の森遊歩道Fポイントから入山します。

スタート

スタート

道幅広く、路面状況も適度に乾いて良好。前回登ったワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点 ~長官山へ~の長官山ハイキングと同様、春の馬追丘陵はバウとの山歩きには最適のロケーションです。

前回よりは小さな虫やまるはな蜂がでてきていましたが、刺す虫の姿は見えず、山菜とりやハイカーの方々もたまに入ってきていて、そばには自衛隊の演習地にもなっているし、地形的にも孤立した丘陵地帯なので、それほど熊の心配もなく、ツタウルシにさえ気をつけていればいい程度の快適なハイキングです。

快適な自然遊歩道

快適な自然遊歩道

ここを管理なさっている方々のご尽力によって倒木箇所もみあたらなく、傾斜も適度に楽しめる程度の区間なので苦行と感じることもなく、お気楽ハイキングです。

途中自衛隊の用地をわたらなければいけないので、

馬追名物トンネルくぐり

馬追名物トンネルくぐり

こんなコルゲート管のようなトンネルをくぐる場所や、自衛隊用地の林道がはしっていたりと若干山歩きとしては興ざめする部分もありますが、逆にいうとそれだけ遭難リスクの低い安心な山歩きが担保されているということでしょう。

今回ここをバウとのハイキングコースにした理由は、この季節の遊歩道沿いに咲く花の可憐に魅せられたのと

歩く距離を少しづつのばして、いままでよりもロングトレックに耐えられるようにトレーニングをしたいなとおもったからです。

今まではピークまで2km前後の山行でしたの、今回は2.8kmの遊歩道コースをチョイスしたわけです。

目指す札幌50峰の山の中には5kmを超えるコースも多々あり、それに向けて徐々に体をつくっていかなきゃいきなりはつらいですしね。

ただ、根性があまりない緩い初心者ハイカーの私はいきなり急登りのつづくような山でのトレーニングはいやです。

このコースの緩やかなアップダウンとあまりきつくない傾斜や、

ニリンソウステップ

ニリンソウステップ

こんなかわいいニリンソウに彩られた階段なんかがある、ほんわかでいままでよりもちょっと距離の長いこのコースは凄く楽しめてあるけるのです。

山頂直下の遊歩道

山頂直下の遊歩道

一時間くらいで、山頂直下の遊歩道までたどれて、そこからちょっとした傾斜をつめれば、

瀞台山頂

瀞台山頂

自衛隊の用地があるので、金網が張られていてちょっと残念ではありますが、その向こうに見える石狩平野はなかなかのものです。

瀞台山頂より石狩平野を望む

瀞台山頂より石狩平野を望む

雲がかかっていて遠景はききませんでしたが、長沼の街並までははっきりとみわたせました。

ここには入山ポストならぬ、

登山記帳ポスト

登山記帳ポスト

登山記帳ポストがそなえつけられていて、登ったみなさんがいろいろと書き込みをしていました。この日は私の前にはヒトリでしたが前日は結構な人がのぼっているようでした。

下山時には5組くらいの人とスライドしたので、結構人気のコースなのかもしれませんね。

ここで、恒例のバウとのおやつタイムをした後はのんびり下山をしていきます。

スミレロード

スミレロード

道端にさくスミレや、

ニリンソウロード

ニリンソウロード

ニリンソウや、

春紅葉

春紅葉

春紅葉に目を楽しませてもらいながら、

ご満悦なバウ君

ご満悦なバウ君

バウ君もご満悦な様子で無事下山となりました。

撮影場所 北海道夕張郡長沼町東7線北
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

富志戸川とフシコ第1枝川の合流点 (ながぬまコミュニティ公園)

富志戸川とフシコ第1枝川の合流点

長沼町のながぬまコミュニティ公園内に架けられている旧舞鶴橋からの撮影です。

この公園内の貯水池に流れ込む川は、写真の手前に写っているが公園の東端を沿うようにながれ

フシコ第1枝川

フシコ第1枝川

公園の西端でが流れ込みこ

富志戸川

富志戸川

そのすぐあとに、貯水池を抜け出し支流の山根川へとむかっていきます。

 

この公園は長沼町の大きな公園事業によって造成されていて、近くにはマオイオートランドというオートキャンプ場や、ながぬま温泉などの施設が盛りだくさんにそろっています。公園内のほとんどを占めるのはパークゴルフ場で広々とした公園で汗を流し、ながぬま温泉でご飯と温泉につかっていくのが定番メニューな感じなのでしょう。

しかし、私の興味は、、、

こちらに向かうのでした。

夕張鉄道25号機とさくら

夕張鉄道25号機とさくら

バウとハイキングしようと馬追丘陵の瀞台(馬追山)(瀞台山行は次のエントリーにゆずります)にむかっている途中、この公園そばを車で通過しようとしたときに、こいつが目に飛び込んできたのです。

夕鉄25号機正面

夕鉄25号機正面

パークゴルフ場の中にひっそりとは言い難いそのくろがねの勇姿をたたえ、雨だれや塗装の浮いた場所から覗く赤錆にも風格を漂わせる、旧夕張鉄道25号機の姿を!

夕鉄25号機後景

夕鉄25号機後景

大正10年製造

蒸気機関車49694として大正10年から札幌鉄道に乗り入れ主に室蘭本線で活躍、その後夕張鉄道へ払い下げられ25号機として昭和36年から昭和50年まで運用されていたとのこと。

私、撮り鉄はありますが今まで静態保存の車両にはそれほど興味がありませんでした。しかし、この桜の中にたたずむ夕鉄25号機をみると、、、やはり写さずにはいられませんでした。

夕鉄25号機機関室

夕鉄25号機機関室

このなんともいえない漆黒の鉄塊感。SLってのはやはり迫力がありました。

ちなみにTOPの写真の旧舞鶴橋ですが、

 長沼町舞鶴地区は、南長沼と恵庭市との境界にあって昔はこの辺り湿地が多く、丹頂鶴がよく見られたことからこの地名となったという。

「旧舞鶴橋」は道道45号栗山恵庭線が千歳川を渡るところに架かる橋で、昭和7年から千歳川屈曲部の切替工事が行われ、昭和11年陸軍大演習の際に重車両を通すために鋼橋に架け替えられた。
橋にかかる力を主に桁で支え、アーチで補強するランガーガーダー式という構造で作られた北海道で最初の橋で、同じ構造では全国でも2番目に古い橋とされている。

現在の舞鶴橋の完成により平成5年にその役目を終え撤去されたが、歴史的価値が評価され、平成7年に「ながぬまコミュニティ公園」内に移設・復元されて親しまれている。

とのこと。

ながぬまコミュニティ公園、、、

遺構好きにはまったくワンダーランドな公園でした。

 

 

撮影場所 北海道夕張郡長沼町 ながぬまコミュニティ公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

ワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点 ~長官山へ~

ワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点

笹も立ち下草もすこしだけ緑になってきて、そろそろ繁茂期もちかづいてきています。藪漕ぎに苦労せずに川に近づけるのはあと1~2週間くらいでしょうか。そんな春の日にいったのが、長沼町のの合流点です。

語感からアイヌ語由来とわかりますね。しらべてみると、ワッカ(川・水・水質の良い水)・ポップ(ポッケ・・温かい、煮立った)とのこと。温かい川の意味になるのでしょうか。

ここのすぐそばに馬追温泉という温泉宿があり、それも納得のできる名前です。馬追温泉は単純硫黄冷鉱泉単純温泉とのこと。水温は16度。これを加熱して湯にはっているとのこと。

この馬追温泉の建屋のすぐ後ろには、ワッカポップ枝川がさらさらとながれています。

今日はこの川の源流をもつ長官山へとバウと一緒にのぼってきました。

ルートは以下の通り。

馬追温泉の敷地のそとに車が置けるスペースがありましたので、そこに車を止めてスタートします。

スタート

スタート

写真左端に見えるのが馬追温泉の建屋です。そこのとなりの土手筋を歩くと、馬追自然の森遊歩道のCポイントがあります。ここから山に入っていきます。

遊歩道の様子

遊歩道の様子

遊歩道内はこんな感じで雪もすっかりなくなって、散歩スタイル&一本ポールで充分快適に歩けます。

途中尾根に取り付く際にちょっとだけ息が上がる急な坂があったり、雪解けの水か、前日の雨のおかげか水はけの悪いところでは、ぬたぬたの道もありましたが、気持ちのいい春の散策路といった趣きです。

尾根に取り付くまでのワッカポップ枝川沿いの道には、

エゾエンゴサク

エゾエンゴサク

エゾエンゴサクや、

フクジュソウ

フクジュソウ

などが咲いていてしょっぱなから目を楽しませてくれます。

ちょっとした急坂をのぼって尾根に上がると花はへりますが、

尾根道

尾根道

木々に葉がしげっていないので、いい感じで日がさして、道は若干すべりやすいところもありますが概ね足に負担のかからない心地の良い山道になります。

最近札幌近郊の山に登っていて見かけるのは鹿の糞がおおかったのですが、ここ長官山の歩道には狐や狸の糞がそこかしこにありました。熊の糞はなかったので一安心です。一箇所だけそれまでの道中とはちがった若干薄い獣の匂いのするポイントがありましたが、野生動物が潜んでいたのでしょうか。 バウはまったく無反応でしたけど、、。

そんな気持ちのいい山道を40分くらいのんびりあるくと、

長官山山頂

長官山山頂 札幌側眺望

長官山山頂 

長官山山頂 由仁側眺望

長官山展望台

長官山展望台

看板がおちてましたよ。

看板がおちてましたよ。長シナノキ山ってw

長官山(254m)山頂に到着です。

あいにくかすんでいて遠望はききませんでしたが、それでも茫洋な石狩平野を眺めることができ、のぼったかいがありました。

天気もよく風もそれほど強くなかったので、山頂展望台の上でバウといっしょにおやつタイムをして、下山することにします。

頂上付近の日が当たりやすく風からも逃れやすい場所には、

ヒメイチゲ

ヒメイチゲ

ナニワズ

ナニワズ

ヒメイチゲやナニワズなんかがさいていました。

帰り道

帰り道

帰り道もいい天気の下、バウと気分よくおりてきました。

途中、人が歩いてくる気配をかんじたのですが、登ってはこず、わき道もないところにその気配はなくなっていったのですが、もしかして、野生動物??

このときはバウも神妙な顔で私のそばにぴたりとよりそっていました。

熊鈴ひつようかな~~。

尾根をおりて、沢沿いにはいって

ワッカポップ枝川と無名沢

ワッカポップ枝川と無名沢

ワッカポップ枝川と無名沢が出合う地点の写真をまったりと撮って、無事駐車場所へともどってきました。

オオイヌフグリ

オオイヌフグリ

スタート時点ではきがつかなったのですが、駐車場所にはオオイヌフグリが群生していました。

その後、TOPの写真をとりにうろうろしてから、今日のバウ山行は終了となりました。

いや~春ですね~~。

撮影場所 夕張郡長沼町字フシコ
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

旧夕張川と馬追運河の合流点

記念すべき初投稿になります。
このブログでは私の趣味である、川の写真を撮り集めていきたいとおもいます。

今回のエントリーは

旧夕張川馬追運河の合流点です。

3月も終わりとなり本州では桜の頼りも徐々に聞えるころ、ここ北海道は重い雪が降ってきています。それでも今回訪れた馬追運河には白鳥が羽をやすめていました。 私のイメージでは、白鳥は雪解けの使者のイメージがあります。この鳥たちが来るとあと春までもう少しという気分になるのでした。

 

DSCF6406

川の氷もミシミシと音を立てて溶けていきます。はるまであと少し!

馬追運河概説

西長沼の道道3号札幌夕張線沿いを流れる総延長14.45kmの大規模排水運河です。
1894(明治27)年に起工、1896(明治29)年に完成しました。石狩低地帯は夕張川の氾濫、無数の残沼などが隠れた泥炭の大湿原で、開拓促進のため大規模排水運河の一つとしてつくられました。おかげで土地改良に著しい効果をあげるとともに、空知地域~江別間の舟運にも利用されました。
しかし大正から昭和にかけて、水害が発生し、1975(昭和50)年から大改修に着手し1991(平成3)年に完成しました。それを記念し、長沼町馬追運河改修促進期成会が運河河畔に「馬追運河の碑」を建立しています。
引用元 そらち産業遺構と観光

撮影場所 夕張郡長沼町西8線南
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100