さっぽろ湖(小樽内川)定山渓天狗岳山頂より~定山渓天狗岳登山その3~

さっぽろ湖(小樽内川)定山渓天狗岳山頂より
承前

熊の沢川へつり滝~定山渓天狗岳登山その1~

熊の沢川の滝~定山渓天狗岳登山その2~

上記の続きとなります。

本エントリーは熊の沢川の滝から定山渓天狗岳山頂までのレポートとなります。

熊の沢の滝を撮影したのち道の傾斜どんどん増して行きます。

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途中何度か沢を渡渉していきます。
これが熊の沢なのか、その支沢なのかは判別しがたいですが、どんどん水量は少なくなっていきます。いよいよ源頭にちかづいているのでしょう。

そして現れるのが、

源頭

源頭

大岩の涸れ沢です。

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写真で結構おおきな岩をよじ登っていったりしなければなりません。ここら辺から明らかに私のスピードは落ちていきます。急坂&障害物、、、。なかなかハードです。

でも、岩自体はかなり安定しているので、手稲のガレ場よりは楽にかんじました。

この岩場を乗り越え、樹林帯の急坂をエッチら上り詰めると

天狗岳がみえてくる。

天狗岳がみえてくる。

壁のようにそびえる天狗岳の頂がみえはじめます。

天狗岳は3峰にわかれていて、一番最初に見えてくるのがこの本峰です。ここをトラバースしていくと、

2峰・3峰

2峰・3峰

なんともフォトジェニックな姿を見せてくれる2峰と3峰が見えてきます。

三角点があるのは、もちろん本峰。そこにたどり着くためには、このルート最大の難所の、中央ルンゼを突破しなければいけません。

本峰を巻きながら登山道を辿ると、やってきました、中央ルンゼ。

どうやら三段階になっているらしく、

中央ルンゼ1段階目

中央ルンゼ1段階目

一段階目は、まぁ普通のロープ場で、足元も若干段差があるのでのぼりやすく、

中央ルンゼ2段階目

中央ルンゼ2段階目

2段階目は傾斜が強まるものの、足場が削れてこちらも登るのに苦労はしませんでした。

中央ルンゼ3段階目

中央ルンゼ3段階目

三段階目はさすがの難所・核心です。岩が削られ細い岩溝があり、手がかり足がかりを慎重に探しながらではないと登るのに苦労します。

落ちるという恐怖はのぼりにはかんじませんでしたが、くだりのときの不安が頭をよぎります。

でも、楽しい(^^

ただの急登よりロープ場登るのってたのしいですね(^^

そんなのぼりを終えると、

天空回廊

天空回廊

登った人にしか味わえない天空の回廊が待ち構えています。ストンときりたったトラバース路ですが道が平面に安定しているので、安全に仙人か天狗にでもなったような気分に浸れます。

そしていよいよ

山頂到着

山頂到着

山頂へ到着となるのでした。

山頂では先行の方々休憩をとっていましたが、順次下山をしていったので、次の人が来るまでは独り占め。その隙を狙ってTOPの写真をとったり生着替えや一服やカロリー補給の山頂儀式に興じていました。

天気は優しい日差しを山頂におとしてくれ、とてものんびりぽかぽかな気分で滞留することこができました。

いままでの厳しいルートがいっぺんにねぎらわれたようです。

今チャレンジしてる札幌50峰のうち、夏山ガイドに掲載されている山のラスボスとして最後に残していた定山渓天狗岳

ついにGETできました。

札幌50峰 34/50座 定山渓天狗岳(1144.6m)

撮影場所 札幌市定山渓 天狗岳山頂
アプローチ難度 ★★★★★
景観 ★★★★★
撮影機材 SIGMA DP2

熊の沢川の滝~定山渓天狗岳登山その2~

熊の沢川の滝
承前

熊の沢川へつり滝~定山渓天狗岳登山その1~

以下続き

本エントリーは熊の沢川のへつり滝からに落ちる熊の沢川の滝までのレポートをおこなっていきます。ルート図は以下のように登りました。


熊の沢川のへつり滝をクリアしたのちすぐに

ロープ場2個目

ロープ場2個目

ここで一旦たかまいてからまた熊の沢へとおりていくのですが、

熊の沢へ下降

熊の沢へ下降

かなり源頭部に近づいてくる雰囲気であたりは露岩も多く、そこから岩清水のように水が滴るさまも見れるようになってきます。

岩清水

岩清水

普段の山歩きや川の撮りあるきでここまで広く岩を伝う清水をみることがなかったので、なんだか感動してしまいました。
その後再び、沢伝いに歩き

 

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いよいよ沢から離れるかのようなロープ場が現れます。

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ここをのぼりきると、

早めの紅葉

早めの紅葉

早めの紅葉が目に飛び込みます。

ここ定山渓天狗岳は春は花の山として、秋は紅葉の山としてしられているようです。今回の山行は紅葉時期にはすこしはやかったですが、それでも紅葉の盛りを想像するとわくわくできそうな山にかんじました。

そして、いよいよTOPの写真の熊の沢の滝への景観ポイントへと到着するのでした。

滝の大きさは結構大きく落差は目測10M以上あるでしょう。上部は直瀑、下部は若干嘗滝のような様相で細い滝筋ながらも優雅な姿をみせてくれていました。

次のエントリーへ続く。

撮影場所 札幌市定山渓 天狗岳熊の沢ルート
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

熊の沢川へつり滝~定山渓天狗岳登山その1~

熊の沢川へつり滝

この小さな滝は、白井川の支流に落ちる滝です。

地形図にもこの滝の名称は書いておらず、インターネットの記録を探してもこの滝の名称を調べつくことができませんでした。

では、この滝、マイナーで名も知れない人もあまり訪れない滝なのかというと全然そうではなく、札幌50峰に数えられる定山渓天狗岳へと辿る熊の沢ルート上の難所としてものすごく有名な滝なのです。

という訳でこの滝の撮影もかねて定山渓天狗岳へと登ったレポートをしていきます。このエントリーはこの滝までのレポートです。

このルートの河原を源頭までつめ、急峻な尾根に取り付き山頂へとたどり着くルートとなります。

通常の登山道での登山というよりは、初心者用の沢登りルートといってもいいのかもと思える道中なのです。

でも最初は、天狗岳登山口までの間は天狗岳林道を約1.5kmあるきます。今回はメジャーな天狗小屋から林道に入らず、逆側のゲートに車を止めスタートとします。

天狗岳林道東ゲート

天狗岳林道東ゲート

林道は現在も使われているしっかりとした林道です。緩いアップダウンがあるものの登山前のウォーミングアップには丁度よい道のりです。

そしていよいよ天狗岳登山口です。

天狗岳登山口

天狗岳登山口

登山道に入ってすぐの様子はこんな感じ。

登山道の様子

登山道の様子

細めですが歩きやすい道です。

ややしばらくこのような道を歩いていくと、山頂まで約2.4kmのところあたりで、それまで道の下にあった熊の沢川の渡渉が始まります。とはいえこのルートはほぼ熊の沢川をつめていくので、渡渉という感覚ではなく靴の濡れない沢歩きの感覚にちかいのかも知れません。

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こんなように、なんどもなんども熊の沢をいったりきたり進んでいきます。道中はそれほどきつい坂はなくちょっとした探検気分で楽しみながら歩いていくことになるのです。
そしていよいよTOPのへつり滝が現れ、この滝横を登るロープ場が現れるのでした。

ロープ場

ロープ場

このロープ場、見た目はごついですが、手がかり足がかりのある岩場なので苦もなくなくのぼりきれました。そして上りきると滝の横をへつるロープが用意されています。そこのロープにしがみつきながら、熊の沢へつり滝を見た写真がこれ。

へつり場から

へつり場から

2段滝になっていて、その上部を覗くことができます。滝撮りをしているときにはこのようなアドベンチャーな場所からの撮影はいままで経験がなかったので、かなり楽しめました。

気分よく、さぁ山頂へと向かうのでした。

次のエントリーに続く。

撮影場所 札幌市定山渓 天狗岳熊の沢ルート
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2