銭函川河口

銭函川河口
夏といえば海ですね! というわけで、海にいってみました。

、、が、あいにくのうすぐもりのです。

新川と山口運河・樽川の合流点の写真を撮ったあと、西の方角をみると若干青空がみえたので、淡い期待をもちつつのぞんでみましたが、そうは問屋がおろしませんでした。

実はこの銭函川、石狩平野最西端の川なのです。右岸は、ドリームビーチからつらなる平野部なのですが、左岸は札幌と小樽を隔たてる張碓山塊が作り出した台地の崖が迫っています。この銭函川はこの奥手稲山を源にこの台地の際を通りながら日本海に流れ込んでくるわけです。

しかし、こう書くと銭函の行政区が小樽というのもなにか不思議な感じがします。私の感覚では手稲~銭函は同じ文化圏のような気がするのですが、どうもこの街の歴史をみるとかなり古いようです。1780年に松前藩士が銭函以北の鎮守をもったのが最初だそうで、その頃は現在の新川河口からこの近辺をオタルナイと呼び現在の小樽の名称の由来ともなっています。その後、海運の中継点の要衝・良い漁場としてなど大活躍をし小樽発展の要の地区なのです。

張碓の崖もものともせず、場所をつくっていた先人たちの行動力に感服します。

銭函川橋梁

銭函川にはJRの橋梁もかかっています。
撮影中ちょうど721系電車が銭函駅を発車しました。

 

撮影場所 小樽市銭函1丁目23−6
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2