オクノ沢川の滝氷瀑 真冬の平取町ツアー『平取町モニタリングツアー』参加

オクノ沢川氷瀑

平取町は日高の内陸部に位置し冬の降雪量はすくなく、日照時間が割と長い地域です。その代わり町の中央を流れるとその脇を固める河岸段丘の地形により風の向きが低く土地を吹き抜けるので凍結深度も高い町とききます。

そんな町だからこそ、このような見事な氷瀑が町の中心部からすぐそこ、幹線道路の国道237号日高国道からすぐの場所でみることができるのです。

沙流川に敷かれた二風谷ダムのダム湖に注ぐの最下流にある若干人口的な小さな滝でさえ見事な氷瀑具合。

実は、平取町の市街地そばに流れる小さい沢の砂防ダムでさえ見事な氷瀑をつくっているのです。今回はその写真をとることはできませんでしたが、昨年のこの時期に訪れたときはその美しさに目をみはったものでした。

町に住む人にとってはその光景は日常なのでしょうが、門外の私がそれを目の当たりにすると感嘆するしかありませんでした。

実際、今回ここを訪れたきっかけの平取モニタリングツアーの参加者の一人の札幌在住の少年はこのオクノ沢川の氷瀑をみて普段の寡黙さからは想像できない「すげー!!」という声をあげていました。

川をとって歩くとそ川や自然をみて声を上げる人がいるって体験は新鮮でありうれしくもありました。

おまけ ツアーの体験プログラムの寒ジメほうれん草収穫体験

おまけ
ツアーの体験プログラムの寒ジメほうれん草収穫体験

撮影場所
北海道沙流郡平取町二風谷
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon D3000

沙流川とオクノ沢川の合流点

沙流川とオクノ沢川の合流点

先ほどのエントリーしたからすこし東に進み丘陵地帯を越えると日高胆振をわけるがながれています。2014年には国土交通省がおこなっている全国一級河川水質調査の第一位に輝いたこともある清流です。北海道最大のアイヌコタンのある二風谷の二風谷ダムにより作られたダム湖に注ぐとの合流点です。この近辺にはチセを復元した集落や、アイヌ博物館などアイヌの歴史を伝える施設がおかれていて、北海道のその昔の空気を感じることができる地域でもあります。

そしてこのオクノ沢川はこのダム湖公園の中を綺麗に整備された川道をつくっており、その途中には

オクノ沢川の滝

オクノ沢川の滝

こんなやや人口的ではありますが、小さな滝をおとしていて、ちょうど冬枯れがはじまったこの時期は、昔の北海道の冬の雰囲気をかもし出すような荒涼さを味わうことができました。

このダム湖公園を歩いている途中、少し大きめの動物の糞をみつけました。場所も場所なので、もしや!!熊のフン!と、おもいまして、近くの方に聞いてみたところ、狸のため糞だといわれました、、。そうですよね、、、こんな人の匂いバリバリの場所に熊なんか、、、と、思っていたところ、その方、冗談めかして「もし、熊のフンでもそんなにきにしなくていいよ、このあたりの熊は人になれているから(笑)」と、、、、まぁ、実際にそんな場面にであったらそんな悠長なことは言ってられないでしょうが、コタンの中でそのような冗談をきくと、イオマンテな光景を想像してしまいました。

撮影場所 沙流郡平取町二風谷227
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2