伏籠川と伏籠古川の合流点

伏籠川と伏籠古川の合流点

 

篠路五ノ戸の森緑地に端を発したは、

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篠路の街をのぞむことのできる、篠路ハルニレ公園の脇を通り、

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いきとどいた庭を持つ家々が立ち並ぶ住宅街をぬけ、TOPの写真の右にうつっている、オレンジの小規模な樋門をくぐりへと合流します。

この流路を今回たどったのですが、その形状といい、流れの淀み具合といい、その昔もこのようなながれだったのであるならば、伏籠川が残していった三日月湖説をとりたくなります。そうすると、伏籠川の旧流路であるから伏籠「古」川であるという論もなりたつようなきがしてきます。

はてさて実際の所はどうなのでしょうかね。

撮影場所 札幌市北区篠路4条10丁目9−12
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon D3000

 

伏籠古川起点

伏籠古川起点

 

フシコ・サッポロ・ペッ(古いサッポロ川) 伏籠川の名称由来。

サッポロ・ペッは、サッポロ川の意で現在の豊平川のこと。その川道が江戸後期の洪水によりその流路をかえ、本流から取り残された川道は、札幌扇状地の湧水を源にし、 茨戸川へとその水を預けていくようになった。現在はその湧水も枯れ、東区の伏古水再生プラザをその源とし、流域の中小の河川や用排水の水を集め茨戸川へと注いでいる。

そんな伏籠川に、なる支流が存在している。

元々が「古い」を冠した河川名のさらに古い川、、、、。

名前だけを見ると、数多に変遷のあった伏籠川の旧流路かと思うのだが、どうやらそういう訳ではないらしい。

場所は、北区篠路の篠路五ノ戸の森緑地。開拓期に青森の五戸出身の開拓民によって開墾された地の中の庭園だった場所。そこの湧水を源としてながれていた小川だったとのこと。なぜ、伏籠古川の名が冠されているのかはわからない。もしかしたら、水源の湧水は伏籠川から届けられる染み出した水だったかもしれないし、この川自体が伏籠川が残した三日月湖なのかもしれない。ただ確実なのは、開拓の人々によって認識された時点では、ただの小川であったのだろう。

伏籠古川の起点

伏籠古川の起点

そんな伏籠古川の流路の篠路五ノ戸の森緑地は、

篠路後五ノ戸の森緑地終点

篠路後五ノ戸の森緑地終点

秋の渇水期なのに水が散策路にあふれ出るような有様で、きっと川の底の泥や、いろいろな堆積物によって、水の流れが悪くなっているのでだろう。

緑地内も倒木が随所にあり、あまり管理されていないような印象をうけた。小規模な緑地だといたしかたのないことなのだろうが、きっと夏は蚊の丁度よい繁殖地になってしまうのではないだろうか。でも、それを狙っての小鳥たちも辺りの林の中には沢山いるので、いいバランスなのかもしれないが。

 

撮影場所 札幌市北区 篠路3条10丁目 篠路五ノ戸の森緑地
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon D3000