小樽内川と沙流沢の合流点~小天狗山山行~

小樽内川と沙流沢の合流点
道道1号定山渓レイクラインにかかる湖水大橋上かからの撮影です。

によって集められた、定山渓の山域の水は定山渓ダムによってせき止められ、その水量は満水となっています。約一ヶ月前、小樽内川と滝の沢川(小樽内川支流)の合流点 ~四ツ峰へ~のエントリーの時に訪れた際は、まだ山の肌も見えダムの水量も半分くらいしか満たされなれていなかったのに、たったの一ヶ月でここまで水が満ちるものなのですね。

そして、この湖水大橋の下を流れ、小樽内川(さっぽろ湖)に注いでいるのが、です。
川の名前を調べる地図には名称不明として、また、通常の道路地図なんかにも名前がのってはいないのですが、湖水大橋のプレートにはしっかりと沙流沢とかいていました。

この沙流沢の前後の沢は、としっかりと地図にも名前が載っています。多分定山渓ダムができる前までは、名前はあったけれどもそれほど治水・地理的にそれほど目立った沢ではなかったのでしょう。なので地域での呼称としてはあったけど、地図に載せるほどでもないといった具合だったのでしょうか。

今では、さっぽろ湖の水がこの沢筋を伝ってわりと奥のほうまで、水が入り込んでいるのは、地図を見てもわかるところです。

ところで、この写真の正面にどーんと写っている、定山渓レイクラインのガーディアンのようにそびえている小天狗岳。に数えられているこの山に今回のぼってきました。

ルートは以下の通り、

スタートはこのさっぽろ湖を作っている、定山渓ダムの下流園地内にあります。

定山渓ダム下流園地

定山渓ダム下流園地

定山渓ダム下流園地

定山渓ダム下流園地

天気は、この下流園地では、若干の曇り空で気温は約9度くらい、汗かきの山行にはちょうどいい気温で風もありません。ただ、山のほうに雲がかかっているのが不安な点でした。

服装はポリエステルのジャージと山ズボン。インナーはスポーツ用のTシャツ。雨は降っていないのでアウターはザックの中といった感じです。

今回の山行はバウ連れではなく相方さんとの行動です。

小天狗岳登山口

小天狗岳登山口

登山口で入山届けをだして、いざスタートします。

看板には八百段の階段がある登山道とかいていますが、、、。

スタートをして、道道1号の下をくぐる登山道をてくてく歩きはじめると。

ニリンソウロード

ニリンソウロード

ニリンソウが満開です。

春の山行はこんなかわいい花に彩られながら歩けるので気分がいいです。しかも虫もあまりいないし。

この登山道、道道1号の橋の下の小さな沢型に沿って途中まで切られています。

渡渉ポイント

渡渉ポイント

小さな沢なので、渡渉も困難ではなく靴をぬらすことはありません。

沢を渡ったあとは、登山道は小天狗岳の山腹へと切られていきます。

山中にはいっていくと、そこからは急な坂が現れだします。ロープ場ではなく、階段を施す程度の坂なのです。所々に大きな倒木も現れます。

倒木

倒木

またいだりくぐったりをくりかえし、坂が急になり始めたところで、現れました!!

小天狗岳名物

鉄杭坂

鉄杭坂

びよーんと起立する鉄の杭。

階段の板を止めていたものなのでしょうが、この急坂と柔らかな土壌。雨の降りやすい地形。階段の板は腐りおちていったのでしょうか。

昔のガイドブックを読む機会があったのですが、その写真にはしっかりと階段が写っていて、ガイド記事にも階段があって気軽に登れるとかいていたのですが、見る影もなくなっています。

ただ、この鉄杭、この日みたいな道が濡れているような日はしっかりと鉄杭を認識しさえすれば滑り止めの役にたつのかもね。と相方さんがいっていました。実際急坂では私も足場にしたり手がかりにしたり充分に活用をさせてもらいました。

この小天狗岳の登山道、ひたすら急坂を鉄杭に注意しながらのぼりつづけます。

急坂がんばる。

急坂がんばる。

円山川春景 ~円山登山~の時には登行序盤でへたっていた相方さんですが、この日は絶好調!。するすると登っていきます。

逆に私が息が上がる始末。ダイエットもかねての登山趣味だったりもしていますので、自分の体重に心肺機能が追いついていないのです。ひーひー言いながら登るハメになりました。

心がおれそうになること数度、なんとか我慢して、やっとの思いで

岩頭部

岩頭部

登山道の終盤戦となる岩頭までたどりつきました。

ここからは主尾根をたどる道となり、前調べではそろそろ眺望がということなのですが、、、

しっとり雲の中

しっとり雲の中

しっとりとした雲の中へと突入してしまい、眺望はまったくえられませんでした。

最近の山行はわりと眺望のえられる良い日にあたっていたので、つらい登りのご褒美がえられたのですが、、、、

この日はご褒美もなくひたすらのぼっていきます。自分の汗と雲の露のおかげで体はオーバーヒートすることはなかったので、歩みはそれほどおちなかったのですが、さすがにこの急坂、後続のグループに道を譲らなければなりませんでした。

丁度、それをきっかけに首から提げていたカメラをザックにしまいました。かなりぬれはじめましたので大事をとったわけです。

そして、あいも変わらずな急坂を上って、

小天狗岳山頂

小天狗岳山頂

山頂に到着しました。

もちろん、眺望はまったくありません。

山頂にはつつじの木がつぼみをつけていて目をなごませてくれました。もう少し時期をづらせばつつじの花がお出迎えしてくれる素敵な山頂になるのでしょうね。

小天狗岳山頂つつじ

小天狗岳山頂つつじ

ここで、タイムをみてみると、登山口から1時間30分。標準タイムでのぼってこれました。

予想としては、2時間かかるかなとおもったいたので、ちょっとうれしかったのです。

これから先、札幌50峰の中に距離の長いルートも沢山でてくるので、標準タイム内で納められるようにしておかないとと思っていたので、良い傾向かな。

ただ、この雲の中の山頂でちょっとゆっくりしていると、段々体がひえてきました。気温もさがっているし雨ではないけど雲の中の湿気だし、体は汗でぬれているし、、、。

この状況はあまりよくありませんね。薄いウインドウブレーカー的なアウターはもってきているけど、防寒の役に立ちそうな衣類はもってきていなかったし、、、。

こんな天候も加味した山用の装備を考えなきゃですね。

あとは、カメラの扱い。首から裸で提げているのだけど、こんな急坂や倒木を交わす登山道だと、歩行の邪魔になるし、かといって、ザックの中にしまっておくと写す時にいちいち出さなきゃいけないし、、、。

この点も課題ですね。

小天狗岳の花の写真のスライドショーを下にはっておきます。

くだりはカメラはザックの中のまま、変わりに相方さんが自前のカメラを取り出し、撮影しながらのゆっくり下山となりました。

今回の山行中であった人は2組。わりと人気の山なのかもですね。

と、いうわけで

 

札幌50峰 19/50 小天狗岳(765m) GETしました。

撮影場所  札幌市南区定山渓 湖水大橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000