琴似川と琴似八軒川の合流点

琴似川と琴似八軒川の合流点
リラ冷えの札幌です。しかも雨降りです。

それはそうと今回のエントリーは川がみえませんね。それもそのはず、琴似川琴似八軒川の両河川とも暗渠の中なのです。

ここは桑園の札幌競馬場のすぐ裏手。札幌競馬場乗馬センターとの境を走る環状線です。この下に琴似川と琴似八軒川が暗渠として合流しています。そんなことなぜわかるかというと、いつもお世話になっている川の名前を調べる地図様で新川水系をしらべていたら琴似川と桑園新川との合流点から、すこし上流側にちょろっと盲腸のようにのびている川の記しがあったのです。名前をみてみると、琴似八軒川と記載されていました。ほかに情報があるかとインターネットをしらべてみてもなかなか有用な情報がありませんでした。

このあたりはメムと呼ばれる湧水地がそこかしこにあったというのは、サクシュ琴似川~桑園新川切り替え点のエントリーにも書きました。多分、この琴似八軒川もそんなメムに端を発していたのでしょうか。 それが、都市化によって暗渠になったのでしょう。河川の改修や付け替えがおこなわれていくと、その名前を失い地図上からもけさられていくのですが、琴似川のこの流域は昭和30年代まではまだ地上にあったとの記述もインターネット上にはありましたので、わりと最近まで琴似八軒川はその姿を地上にあらわしていたのではないでしょうか。

札幌の都心部を流れる琴似川水系はこのように暗渠化されている区間も多いようです。そんな川の写真を撮る際はこのように、合流点の住所に当たる場所での撮影になります。さすがに暗渠の中にもぐりこむことはできませんのでね。

影場所 札幌市西区八軒3条東5丁目3
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2