小樽内川と奥手稲の沢川の合流点~奥手稲山登山~
定山渓の奥、札幌国際スキー場へと向かう途中に春香小屋という登山届け小屋がある林道があります。
その林道をすすんでいくと、小樽内川と合流する写真手前の奥手稲の沢川の合流ポイントをみることができます。
小樽内川は言わずとしれた定山渓ダムがつくりあげたさっぽろ湖の主幹河川です。その川幅はここまで上流にくるとそれほど広くはかんじませんが、水量は厳冬期でさえしっかりと水をながしているあたりがさすがの風貌です。
一方奥手稲の沢川は、ここでは雪にうもれてみえていますが、なかなかどうして沢と名がついていますが結構な水量をほこっています。その名の通り、この沢は札幌50峰にかぞえられている奥手稲山の裾から流れている川なのです。
そして、この日私はこの沢にそってきられている林道を途中まで詰め奥手稲山へとアプローチしていったのでした。
実は、この場所は今回で3回目。過去2回は林道からこの奥手稲沢川をスノーブリッジを利用してわたってアクセスする「つげ山」という山にのぼろうとして、スノーブリッジが未完成だったので途中で撤退。
もう一回は奥手稲山へといこうと秀岳荘でレンタルしたスノーハイクにテレマークブーツで奥手稲山の尾根までのぼれたものの、途中の尾根取り付きの急のぼりで予想外に時間を使い途中撤退。
そして今回が三度目。奥手稲山へと目指すのでした。
今回の山道具はおろしたて
テレマークスキー道具でいどみました。
このスキーうろこ板でして、少しの斜面なら登坂用のシールを使わなくても登れるものです。
札幌で山のぼりをやっていると、特に私のように札幌50峰を狙っていると冬でしか登れない山があるわけで、そしてそのアプローチの長さもあって、どうしても山スキーという道具に気持ちがいくわけです。
そしてなぜか山スキー=テレマークスキー=歩けて登れるスキーという概念があった私は紆余曲折の上、このセットをそろえてしまいました。
実際つかってみると、、、
確かに林道程度の坂なら難なくのぼって進めたのですが、、、。
ラッセルが思ったより苦痛でした。スノーシューよりも水平移動時の負荷は感じないのですが、それに完全にスキーが埋まるラッセルがプラスされると、またたくまに負荷があがるものなんですね。
ただシールのひっかかりのない分軽快に進むことはできました。きっとラッセルの必要のない雪の状態でしたら快適なツアーができるんでしょうね。
そんなことを思いながらえっちらと林道歩きをしていき、尾根へとりつあたりで前回苦戦した急坂付近で今度は
シールを装着しました。
このシール、ポモカのクライムってシールなんですが、かなりのひっかかり具合で歩くときの負荷が半端ない代物です。
以前お試しでメーカーはわかりませんがシール歩行をした際は適度にすべりができたのですが、このポモカクライムはまったくすべる気配がありません。ズシッと脚に負担がかかってきます。
これも急坂クリアのためのものとおもったのですが、、、、
あまかった、、、
おもったより登れない、、
多分、フルサイズのスキー板にテレマーク金具の組み合わせに慣れていないのが原因かとはおもいますが、、、
多分、シールの貼り方が下手で、登坂の途中シールが外れかけていたのも原因かとは思いますが、、
多分、登坂最中K2のストックのバスケットがはずれストックの用を片方だけストックの役割をほぼなくしたからなのでしょうが、、、
まったくもってつらい、、、。
久々に山のぼり中につらくて帰りたくなりました。
それでもなんとかがんばって尾根へとのぼりきりました。
尾根は割りと緩い斜面でシール無しでも歩ける程度だったのですが、山頂を取るまでの地形図には若干急な斜面がありそうだったので、シールははずさずにがんばりました。
のこり1kmの標識にはげまされながら、なんとか歩みをすすめていくわけですが、ストックのバスケットの紛失とシールはがれがあだとなり、なかなか歩ききれていません。
山頂直下のちょっと急な斜面までたどりついた時点でタイムリミットの12:00まではまだ少し余裕があったので、ばたばたとスキーで登ろうかとがんばってみましたが、残り100Mきったあたりで、片方のシールが半分以上はがれ、とうとうイヤになって両方ともシールをはずし担いでのぼりました。もちろんシートラの準備なんてしてませんから、スキーを手にもっての登行です。
なんとか緩いところまでついたのでスキーを下ろしはきなおしてやっと
山頂到着とあいなりました。
雪で展望ゼロ。
心折れた状態で下山とします。
下山の滑走はというと、初めてのテレマークスキー、
まったくいうことをきいてくれません。楽しい予定だったすべりにも裏切られ、ただただ苦痛の下降となったのです。
これは山の前に要練習です、、、。
札幌50峰 37/50 奥手稲山(948.9m) GET
撮影場所 |
札幌市南区定山渓
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アプローチ難度 | ★★★☆☆ |
景観 | ★★★☆☆ |
撮影機材 | CANON EOS KISS X2 |
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