支笏湖(千歳川起点)~紋別岳山頂より~
5月末の長閑な空気が流れる紋別岳の山頂から、千歳川の起点となる支笏湖を眺める。
千歳川へは、写真左側に見える入り江のようなところからだ。
それにしても、支笏湖は広い。
標高865.6mの紋別岳の山頂からみても、全貌を一枚の写真で治めることがかなわない。
北海道の地図をひらくと、札幌の南西方向の大きな水色として、相応の面積をつかっているのもうなずける。
とはいえ、この紋別岳からの景観はなかなかよい。
正面に、樽前・風不死岳の両秀峰を伺え、視線を返せば、恵庭岳の凛たる姿をみることができる。
なかなかの景観よしのこの山頂までの山行記録を記しておく。
支笏湖温泉街そばのNTTの管理道を使い、ゆったりとした散歩道の山行となる。
少しあるくと入山届けのポストがあり、ここからこの山につけられた管理道をのぼっていく。
道の状態は、舗装がされ、所々傷んでいる場所はあるが、概ね安全な道だ。
小学生の登山遠足につかってもなんら問題が起きそうもない道のり。
ただ、若干つまらない林の中を1時間ほど歩いていくと、
紋別岳の山頂が見えてくる。
ここまで標高を上げてくると、道路につけられている、背の高いガードレールの隙間から、時折支笏湖の姿を見ることができ始める。
見えるたびに、その姿をかえていくので、いままで景観の望めない林の中の車道を歩いていった道のりに、程よいアクセントを添えてくれる。
山頂まであと少しのあたりから、台地状に笹原と疎林の彼方に恵庭岳がみえはじめ、
山頂をぐるっと巻くように敷かれている管理道の北側に出ると残雪が見え始め、それまでの歩行でほてったからだを丁度よい温度まで下げてくれる。天然のクーラーだ。
アンテナ施設までくると、あとはほんの数歩で山頂となる。
アンテナ施設内のほんの少し盛り上がった土の部分が紋別岳の山頂に届く。ここに三角点もある。
ここからの景観はなかなかのものだ。
しかし、今回は若干遠望がかすんでいて、そのすばらしい景観を綺麗に写真に収めることができなかったのが悔やまれる。
山頂で、バウと相方で、おやつを食べたり、コーヒーを沸かしたりのんびりとすごし、日暮れ前までにかえろうと、午後4時過ぎくらいに山頂をあとにした。
撮影場所 |
北海道千歳市紋別 紋別岳山頂
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アプローチ難度 | ★★★☆☆ |
景観 | ★★★★☆ |
撮影機材 | canon EOS kiss x2 |
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