鴨々川から創成川への切り替え点
今回は札幌のど真ん中を流れる創成川が鴨々川と切り替わる地点のご紹介です。
豊平川と鴨々川の分流点のエントリーの際にも記しましたが、行政的にな河川区分としては鴨々川という川は存在せず、豊平川から分流してからすぐに創成川となります。しかし、特に幌平橋下の分流点からここ南7条までの区間は創成川とは呼ばずに鴨々川と呼ばれています。なぜこうのような呼称になったかというと、
- ①サケを採る曲げわっぱ説
- ②京都の鴨川に因む説
- ③昭和4年に造られた料亭・鴨川の名に因む説
- ④往年川筋に鴨が多くいたからという説
- ⑤「鴨々川」が始まる「対山橋」の辺りが、「カムム」と呼ばれていた説
など等いろいろあり実際のところは、???の状態です。私が小さいころは鴨がいっぱいいるからと聞いた覚えがあるのですが、本当のところはどうなんでしょうね。
ただそんなにこだわるようなことでもなく付近の住民に鴨々川の名でいつの間にかしたしまれていった様は都市河川と住民の幸せな関係の一例なのではないでしょうか。
札幌の都心部は五番目にきっちりと区画整理され繁華街のすすきのさえも整然とした街並となっています。ただ、この鴨々川沿いにだけ斜めに走る道があったり、川に沿うようなカーブのついた区画があったりと、ここの区間だけは札幌の街並というよりも本州の古い街並といった趣きを見せてくれます。そして創成川へと名前が切り替わるここから伏籠川への合流点までは一変して定規でひいたような直線の流路となっていくのです。
ついでに、撮影帰りに豊平川橋梁にたちより
バウの散歩がてらこんな撮り鉄をたのしんできました。
撮影場所 | 札幌市中央区南7条西1丁目1−1 |
アプローチ難度 | ★☆☆☆☆ |
景観 | ★☆☆☆☆ |
撮影機材 | SIGMA DP2 |
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