中の川と西野川の合流点
西区の住宅街の真ん中で合流を迎える、中の川と西野川の出合いにいってきました。
手稲山からつらなる山地帯にその源を持ち西区の住宅街を双子のように併走して流れ、両河川はこの場所で左に湾曲をしながら合流をします。
この近辺、住宅がひしめきあい、そこにぽっかりとそこそこ広い幅をもった護岸された川が二つ合流する景色。結構不思議な感じがします。
住宅街に面する多くの都市河川は、暗渠に入りそこで合流がおこなわれるか、住宅街の切れ目あたりや、大きな道路に境界をつくられたような所で合流がおこなわれているものです。
詳しい地史はわかりませんが、近くには西区の古くからの幹線道路ともいえる山の手通りがはしっており、以前よりこの辺りは西野地区の中心部的な地域に程近いことが想像できます。
宅地ももしかしたら以前より集落として確立しており、そこが近代的になっていったのかもしれません。
そこそこの川幅や規模があると埋め立てると、水の逃げ場を確保しなければならないでしょうし、暗渠化したとしてもその上を道路として使うには、すでに立派な幹線が存在している状態なので、うまく活用できないのかもしれません。
そんないろいろな要素が重なって河川としての様相を保ったまま今にいたっているのでしょうか。
撮影場所 | 札幌市西区西野2条9丁目2−23 |
アプローチ難度 | ★☆☆☆☆ |
景観 | ★★☆☆☆ |
撮影機材 | NIKON D3000 |
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