熊の沢川へつり滝~定山渓天狗岳登山その1~
この小さな滝は、白井川の支流熊の沢川(白井川支流)に落ちる滝です。
地形図にもこの滝の名称は書いておらず、インターネットの記録を探してもこの滝の名称を調べつくことができませんでした。
では、この滝、マイナーで名も知れない人もあまり訪れない滝なのかというと全然そうではなく、札幌50峰に数えられる定山渓天狗岳へと辿る熊の沢ルート上の難所としてものすごく有名な滝なのです。
という訳でこの滝の撮影もかねて定山渓天狗岳へと登ったレポートをしていきます。このエントリーはこの滝までのレポートです。
このルート熊の沢川(白井川支流)の河原を源頭までつめ、急峻な尾根に取り付き山頂へとたどり着くルートとなります。
通常の登山道での登山というよりは、初心者用の沢登りルートといってもいいのかもと思える道中なのです。
でも最初は、天狗岳登山口までの間は天狗岳林道を約1.5kmあるきます。今回はメジャーな天狗小屋から林道に入らず、逆側のゲートに車を止めスタートとします。
林道は現在も使われているしっかりとした林道です。緩いアップダウンがあるものの登山前のウォーミングアップには丁度よい道のりです。
そしていよいよ天狗岳登山口です。
登山道に入ってすぐの様子はこんな感じ。
細めですが歩きやすい道です。
ややしばらくこのような道を歩いていくと、山頂まで約2.4kmのところあたりで、それまで道の下にあった熊の沢川の渡渉が始まります。とはいえこのルートはほぼ熊の沢川をつめていくので、渡渉という感覚ではなく靴の濡れない沢歩きの感覚にちかいのかも知れません。
こんなように、なんどもなんども熊の沢をいったりきたり進んでいきます。道中はそれほどきつい坂はなくちょっとした探検気分で楽しみながら歩いていくことになるのです。
そしていよいよTOPのへつり滝が現れ、この滝横を登るロープ場が現れるのでした。
このロープ場、見た目はごついですが、手がかり足がかりのある岩場なので苦もなくなくのぼりきれました。そして上りきると滝の横をへつるロープが用意されています。そこのロープにしがみつきながら、熊の沢へつり滝を見た写真がこれ。
2段滝になっていて、その上部を覗くことができます。滝撮りをしているときにはこのようなアドベンチャーな場所からの撮影はいままで経験がなかったので、かなり楽しめました。
気分よく、さぁ山頂へと向かうのでした。
次のエントリーに続く。
撮影場所 | 札幌市定山渓 天狗岳熊の沢ルート |
アプローチ難度 | ★★★☆☆ |
景観 | ★★★★☆ |
撮影機材 | SIGMA DP2 |
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