カテゴリー : 藤野

藤野川~春景~

藤野川~春景色~

 

白い八重桜。

このあたりの住民が植えたのだろうか。綺麗な花壇とともに、3面張りのの川岸を彩ってるいる。

DSC_0730

 

もう、春とはいえなくなりそうな5月の末に札幌市内で綺麗な桜を見ることができるとはおもっていないかった。

遅咲きの八重桜だからなのだろうが、やはり桜は見ていて和む。

今回はこの藤野川とその支流の左藤野川の合流点を写し、札幌市の河川分類に掲載されている河川を当ブログで全網羅としよと企てたのだが、肝心の左藤野川を見つけることができなかった。

改めて機会をつくりさがしてみることとしよう。

藤野川は国道230号に当たる直前で、

DSC_0732

暗渠化されていく。

その後旧野々沢川と合流をするのだが、その地点から歩いて左藤野川を探す計画をたてようと思う。

あわせてこの日はここからほど近い豊見山へとハイキングをおこなった。

山頂カフェ

その模様は、ヤマレコにアップしたので、お目汚し程度にどうぞみていただきたい。

撮影場所
札幌市南区藤野5条5丁目13−11
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

 

オカバルシ川とポンオカバルシ川の合流点

オカバルシ川とポンオカバルシ川の合流点

 

5月の4週目の日曜。

ものすごく天気のいい週末を迎えられた。

今年になってこんなに光に恵まれた写真を撮ることができた。

とその支流の合流点。

オカバルシとはアイヌ語で「川尻に平岩のあるところ」の意味だそうだ。

豊平川との合流する地点では、そのような景観がみることができるのだが、上流域のこの場所では三面コンクリートの護岸がされている。そこに同じく護岸壁に守られた支流のポンオカバルシ川が流れ込んでくる。

藤野の地は急峻な地形が多く、このオカバルシ川も土砂災害を起こすことがたびたびあったそうだ。

治水の結果最近はとんとそんな話はニュースにはならないので、治水は成功しているということなのだろう。

この日ここからまだ山側に進路をとった、藤野聖山園までいってみた。

sapporo cloud city

藤野富士にのぼろうかとおもったのだが上り口がわからずじまいで、その計画はかなわなかった。

撮影場所
札幌市南区藤野6条1丁目420
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

 

豊平川と藤野沢川の合流点

豊平川と藤野沢川の合流点

 

札幌市南区藤野。 この地名の由来はこの地区を流れる二本の川に由来をしている。

一つは現在の藤野地区の西側を流れる野々沢川。

もう一つは藤野地区の東側を流れるこの

この二本の河川の頭の文字を取って「藤野」と1944年(昭和19年)の字名改正時に名づけられた。

それまでは、この地区は前述の二本の河川を中心にそれぞれ、藤の沢、野々沢として別々の地区だったようだ。

地形図をみてみてもこの二つの河川流域には、二つの地区を分かつ大きな山や谷があるというわけではないのだが、それは現在の価値観でみてのことだろう。

写真をみてわかるとおり、本流のに分け入る本河川の最下流でも、両岸が急な崖地でさながら深い谷の一部のように感じる。

現在こそ、この藤野地区を流れる河川は三面護岸が施され、アスファルトで固められた道路とともに、人の行き来には何の支障もないような状態ではあるが、開拓時にはやはりこの規模の河川が作る崖地でも日常の範疇での人の行き来には障がいになるだろ。それゆえに別の地区として存在していたとしてもうなづける話だ。

藤野沢の段丘より豊平川との合流を臨む。

藤野沢の段丘より豊平川との合流を臨む。

ところで、この写真を撮った藤野東公園内には、

定山渓鉄道 藤ノ沢駅跡

定山渓鉄道 藤ノ沢駅跡

定山渓鉄道藤ノ沢駅跡を示す標柱が立っている。

この崖地のすぐそばに駅があったのだろう。

そしてこの藤野東公園内には藤野沢川に架かっている歩行者専用の橋があるのだが、公園の規模と歩行者専用と考えるとかなり広い立派な橋だった。

これはもしかして、定山渓鉄道が藤野沢川を渡る際につかっていた橋脚を鉄道廃止後に活用していったのことなのだろうか。

国道230号線から数メートルのところに位置しているこの川を渡る人のためだけの橋を見てそういった妄想をせざるおえなかった今回の川・撮り歩きだった。

撮影場所
北海道札幌市南区藤野2条3丁目 藤野東公園
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sony DSC-W170

東野々沢川と西野々沢川の合流点~豊栄山(Fu’sスノーエリア)より~

SDIM0122

最近俯瞰の写真を撮っていないことに気づきまして、、、。

そうだ!

と思い立って、藤野の豊栄山に開かれたFu’sスノーエリアに行ってきました。

狙ったのは、の合流点。

写真見ただけではわかりませんよね、、、、。

説明をすると、ゲレンデベースの若干右斜め上に目線を移すと、木が密集している藤野公園があります。そのさきに白く開かれた土地が見えます。

今回のターゲットは、その右隅にあります。

東野々沢川は、この豊栄山の中腹あたりから流れ出していることは以前このブログでも紹介をしてます。翻って西野々沢川はというと、現在は藤野3条あたりの畑地が起点になっている直線的な河川です。札幌北東部の平野地だと、このような特徴をもつ河川はだいたいが灌漑または排水に使われた人口河川が元になっていることが多いのですが、ここは南区。元々山間の地です。開かれた街区は豊平川が作り出した大きな谷筋にそったもの。そうすると、、、もしかして元々あった河川なのではないだろうかという疑問が湧きます。

こまったときの今昔MAPをしらべてみたら、いつもの1916年の地図には藤野地区の地図はなく、1950年の地図が一番古いものになっていました。そしてそれを見てみると、

現在の西野々沢川の流路と思われるような川筋がぐいぐいと西に伸びていて、現在の簾舞中学校の裏山あたりで端を発しているように見えます。

ただ、途中にはがあります。ここから分流させていたのか、、それとも、、、、。

いずれにしても西野々沢川は以前より藤野の町の中をながれていた川なのでしょう。

もっと詳しく調べてみたい欲求が沸き起こってきます。

 

おまけ。

今回の豊栄山の山行のGPSログを下記にしめします。これはヤマレコに記録をアップロードしていますので、道中や豊栄山の山頂なんかの写真や、感想なんかもかいていますので、そちらでご確認ください。

撮影場所
札幌市南区藤野961 Fu’sスノーエリアダイミナミックコースゲレンデトップ
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

万計沼の滝(万計沢川)~空沼岳登山その4~

万計沼の滝
承前

真駒内川と万計沢川の合流点 ~空沼岳登山その1~

空沼岳無名沼 ~空沼岳登山その2~

青沼(万計沢川水域) ~空沼岳登山その3~

の続きとなります。

でたっぷりと濃密な静寂を楽しんだ後、程なくして、この滝にいきあたります。

雲の中と、滝のミストを合わせマイナスイオンたっぷりの癒しの空間です。

10M級の直瀑。滝の中間地点の倒木が、すこし邪魔ですが、まぁそこはご愛嬌。

この滝を落としている、グーグルマップには川の表記がないのですが、なかなかどうしてかなりな勢いの流量です。それもそのはず、次のエントリーで紹介する万計沼の豊富な水がそのバックボーンなのですから。

撮影場所 札幌市南区簾舞 空沼岳万計沢ルート
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

豊平川と東野々沢川の合流点

豊平川と東野々沢川の合流点

湿った大粒の雪が降る中の合流点を撮影しました。

2月上旬なのに雨の降る予報もあるような珍しい1日です。冬はスキー、夏は熊で有名なフッズスノーエリアあたりに源流を持ち、藤野の住宅街を流れ豊平川に合流をします。この野々沢の名称なのですが、どうやら藤野地区はその昔、西側の藤の沢がながれる藤の沢地区と東側の野の沢が流れる野の沢地区の二つの地区にわかれたようで、この東野々沢川は野の沢地区の東端、簾舞との境界を流れていた沢だったのでしょう。

ところで、この写真の奥のほうにかすかに山陰が、、、、。

そして、私のiPhoneにはなんとGeoGrapichaというGPSアプリが、、、。

と、いうわけで登ってきました! 白川市民の森に横たわる青山(530m)へ!

スタート

白川市民の森入り口から藤野地区を眺める

白川市民の森の駐車場へ車を止めていざ出発です!広く除雪していてくれていたので、結構な車の数がとめられそうでした。

白川市民の森はその名の通り札幌市が整備をしてくれている自然歩道なので、各分岐には標識があるようなので、初心者でも安心登山がたのしめそうです。そして、GPSの使い勝手も試せそう(^^

 

今回は 26-6-7-8-21-20-19 の案内版を目指すこととします。一番の最短距離なのでしょう。道中ほとんどトレースがありました。トレースありがとうございます。

案内版26

案内版26

五分くらいで案内版26に到着です。最近あまり雪がふっていなかったようなので、スノーシューは袋にいれてかつぎつぼ足でスタートをしました。

ここから案内版6までのルートは実は急登になっていました。丁度つぼ足なので、ざっくざっくと雪に足をさすような感じでのぼっていきます。最初っから急なのぼりでちょっとおどろきましたが、まぁきっとこの後は緩くなるだろうと期待しつつ10分ほどで、

案内板6

案内板6

案内板6へ到着。 この案内板ご覧のように等高線がついています。目指す案内板7までのルートをみてみると、のぼりはそれほどない様子。 予想通りです。

さくさくとあるきましょうと、、、おもったのですが、だんだんつぼ足では足のぬかり具合がひどくなってきました。道の途中で担いできたスノーシューを袋からとりだし、装着します!。そして袋はザックの中へ、、、ザックが満杯だよ、、、。今回の携行品はいつもと同じように、カメラ2台とペットボトル2本とチョコバーと財布とタオル。そこにスノーシュー袋を突っ込むと押し込むような感じになっていきました。 カメラ機材を考えるともう少し大きなザックがこれから必要になるかも、、、。

そんなこんなで緩やか林道を15分くらいあるいて

案内板7

案内板7

案内板7へ到着。

ほんのすこしだけ傾斜がつき始める林道を風の音を聞きながら10分ほどで、

案内板8

案内板8

案内板8に到着。

ここから、道は大きくジグザクとなって高度をあげるようです。それに伴いさっきよりも傾斜がきつくなっていきます。

案内板での距離はそれほどはないのですが、きつくなっていく傾斜にうんうんいいながら20分かけて、

案内板21

案内板21

案内板21へ到着。

案内板の等高線をみると、ここがこのルートの核心部かとおもい水分やカロリーを摂取して気合をいれてすすみます。

案内板21~20

案内板21~20の途中

最初は雪もちらちらとふってきていたのですが、このあたりから風つよく雪の勢いも激しくなってきました。山道をのぼっているので、体は冷えはしないのですが、首からさげているDP2がちょっと心配です。

そんなこんなで15分かけて

案内板20

案内板20

案内板20へ到着です。

ところが、

山頂への19へのルートをたどるようなトレースをみると、、

青山山頂へ

青山山頂へのトレース

げっ、、

いままで緩い林道を歩いてきて、きっとこんな感じで山頂までのお気楽ツアーかなとおもっていたところで、まさかの急登。。

林の中を尾根筋めざしかしがしのぼっていきます。

スノーシューでの急登、ちょっとした登りなら経験はしていましたが、そのときよりも距離もあります。。ところどころ、ズルズルとすべったり、林の木につかまったり、本で読んだキックステップをためしてみたり、スキーのようにハノ字でのぼったりと悪戦苦闘で尾根筋に、、、。

さえぎる者がすくなくなってくるので風も雪も強くなってきました。

そんなこんなで一つ目のこぶあたりまでいくと、、、先行者さんのトレースはそこで、ひきかえしていました。

細尾根をのぼっていくので、ここが頂上と思っていたしかたないようですが、まだ先にはここより高いところがあります。

iphoneのgeograpichaをたよりに山頂ではないことを確認し、ノートレースの稜線をあるきはじめます。

ノートレースの山頂尾根

ノートレースの山頂尾根

雪は結構しまっていて、トレースをたどっているときよりも足取りはかるくあるけました。

はじめてのノートレースハイク。ちょっとドキドキしつつ軽い吹雪の先に見えそうなピークをめざしていきます。

そしてやっと先の20番から30分ほどかけて

青山山頂

青山山頂

青山山頂へ到着です!

青山山頂2

青山山頂2

たどり着いたときは、

「やっとついたー!」と思わず声がでました。

そして、つぎにでたことば、「なんもみえねー」でした、、、

カメラのタイムスタンプをみてきづいたのですが、最後の分岐からここまで30分かかっていたのですが、そんなに時間がたっている感じはしませんでした。きっと道中いろいろと逡巡をしたり、雪庇ぽくかぶったこぶを巻く道を考えたりしながらあるいてきたので、林道15分歩きと同じ位の時間感覚でした。

山登りのたのしみって、こんなところにも見出せるものなのですね。

山頂で、お尻をついて大休止。水分補給&カロリー補給と下げっぱなしのDP2をザックにしまい、下山することにしました。

山頂からの下山ルートはいままで通ったところをそのままかえるのですが、急なところでは最初のうちはすべったり転んだり、、でもだんだん感覚がつかめてきて、林道ルートにはいってくるころには、ちょっとしたショートカットをしてみたり尻すべりをしてみたり、たのしみながら40分くらいでおりてきました。

下山

下山

今回のルートのSSついでに。

青山

青山登山

まっすぐになっているのはきっとGPSがとんじゃっているのかな、、。

今回の課題はザックの容量確保と、スノーシューでの急登の登坂方法です。

研究しなければ、、、。

撮影場所 札幌市南区藤野1条9丁目6−12
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2