アーチのかかった幌平橋のすぐ先、豊平川の左岸に精進川の合流点が見えます。ここは藻岩山の山頂。
札幌の市民にとてもなじみ深い、山と川をいっぺんに楽します。
豊平川の右岸には中島公園の緑がビル群の合間に見えます。幌平橋のちょっと上流側には、中島公園を流れる鴨々川への取水口がありますがこの写真ではちょっとみきれています。
鴨々川もまた創成川とつらなり、札幌市街化の礎を作った河川です。
札幌の市街地を一望できる藻岩山は、豊平川の流路を中心に札幌の河川を眺めるのにも、最適な展望をえることができます。さすがアイヌの人たちからインカルシペ(いつも上って見張りをするところ)と呼ばれた山です。
そんな山へ、今回は小林峠側から登ってみることにしました。ルートは以下の通り。
まずはスタート。
小林峠口
小林峠は、南区と西区を結ぶ幹線の峠で、車がビュンビュン走っています。近くの駐車帯から、この登山口までをその道路を歩いていくのですが、歩道がありません。緊張しつつ登山口へたどり着き、登山道へと入っていきます。
登山道の様子はというと、
小林峠ルート登山道の様子
かなり整備された登山道というか遊歩道です。最近、ワイルドな山行がつづいたので、とても快適な気分で森林浴をたのしめました。
登山道の様子はある程度予想していました。今回は半そでのポロシャツでのぼっていったので、放熱という意味でもかなり効果があったらしく水の消費もおさえられたかと思います。
山道は、藻岩山へと連なる標高300m前後の稜線を4つくらいのポコを上り下りしながら、旭山記念公園コースとの合流点
T6分岐
T6分岐へと向かっていきます。
道中は、それほどの難所もなく、たまに片斜面の道がありますが草かぶりもそれほどないのでまったりと歩くことができます。
ただ、最後のコルからT6分岐へと向かう道だけは、笹かぶりの道となっていて、
T6分岐から小林峠を見る。
半そでポロシャツの身としてはちょっといやな感じがしました。
T6分岐からは、道もしっかり踏み固められ、横に4人くらいたっても余裕があるような広い道となります。
馬の背分岐
1級国道とか、藻岩山ハイウェーと呼ばれるのもうなずけます。下土は小林峠からくると、舗装道路のような硬さが足裏からかえってきます。慈啓会口からの登山道との合流点馬の背までくるとさすがに人が増えてきます。
ここから傾斜のきつい道がはじまります。昨年はこの馬の背までくるまでにかなりばてていましたが、今回はそれほどバテもなく、最後の登りに挑むことができました。最後ののぼりは若干の岩場となるのですが、もらいものの20年くらい前の登山靴キャラバンシューズスタンダードの岩の上でのグリップ具合をたしかめるように、一歩づつのぼってみていました。
いつもはいているコロンビアのサンギルオムニテックよりも靴底が硬い分、足裏への衝撃がすくなく楽にあるけました。ただグリップに関してはまだわからないなっていうのが正直なところ。
靴底の固めの靴は登りのときの脚運びでフラットフッティングをしやすいようにかんじ脚運びが楽に思えます。もしかしたら気のせいかもしれませんけどね。なんせ20年前の廃盤の靴と1年前に廃盤になった靴を比べるているわけですから、工作技術の進歩があるわですしね。
そんなこんなで、
藻岩山山頂展望台
山頂につきました。
今回の山行は1年の進歩を感じられた山行となりました。
撮影場所 |
札幌市 南区藻岩山 |
チ難度 |
★★★☆☆ |
景観 |
★★★★☆ |
撮影機材 |
NIKON D3000 |