精進川の滝~天神山ナイトハイク~
薄暮の滝を撮りたくて、お手軽にいける平岸の精進川におちる、精進川の滝へといってきました。
薄暮時だけあって、シャッタースピードを30秒まで上げる事ができます。その結果水の流れは乳白色のベールのように映し出され、なんとも不思議な感じが出てきます。
だけど、ほぼ暗くコントラスト差がないので、カメラのAFがききません、、、。
露出も含め、フルマニュアルで試行錯誤の結果やっとまともな一枚をとることができました。
夜間撮影は最近あまりおこなっていなかったので、勘が鈍って悪戦苦闘をしていました。
ところで、この精進川の滝、西野集塊岩層の複雑な地層と豊平川と精進川の流水によって形成されていいた平岸河岸段丘のエンドになっています。文献によっては、この滝を川尻の滝と表現することもあるように、またアイヌ語では精進川自体を「オ.ソ.ウシ」(川尻に滝がある川)と呼んでいたように、この滝を平岸河岸段丘の切れ目として古くから認識されていたようです。
段丘地帯とはその字のごとく階段状に丘になっている地帯で、実際、この滝から精進川右岸をながめてみると一段と高くなり、その傾斜は段々に西岡へと続いていっていきます。
そんな平岸の段丘地にはたった89mの標高で札幌50峰として紹介される天神山があります。この丘のような天神山が札幌50峰として数えられるのはきっと平岸段丘から豊平川左岸地帯を見渡せる場所としての要所としての意味もあったのでしょうか。以前登ったときはそんなことを意識せずに登ったので、今回はこの川尻から平岸段丘の要所天神山へと登ってみようと思います。
ルートは以下の通り。精進川の滝からスタートです。
ルートは天神山緑地の駐車場からのルートです。
今回はバウと一緒です。
夜間撮影に弱いD3000。内臓フラッシュをたいたり、ISO感度を上げたりと四苦八苦。歩留まり最悪の状態で、天神山緑地をうろうろします。夜なので、以前登ったときのルートも見つけることができず、気の向くままにあるいていったので、GPSトラックが迷い迷いなのを見て取っていただけるでしょうw
そんなこんなで山頂の相馬神社に到着。
やっと山頂について、後は下山ですが、この天神山、市内を身近に見渡せる山とのこと。案の定展望スポットが用意されています。
平岸~幌平あたりの住宅地を越えて札幌駅方向の夜景を見ることができます。
ここの駐車場も夜9時まであいていますので、気楽に付近の人たちが訪れるのでしょう。この日も何名かスライドしました。
この写真からは段丘具合はみてとれませんが、途中の散策路をあるいていると段丘の意味が見て取れました。
川・滝・山 きることのできないこの三者の関係をコンパクトに感じられる天神山~精進川周辺。なかなか楽しめる散歩コースでした。
撮影場所 | 札幌市豊平区平岸1条17丁目9−3 |
アクセス難度 | ★☆☆☆☆ |
景観 | ★★★☆☆ |
撮影機材 | NIKON D3000 |