篠路新川と雁来新川の合流点

篠路新川と雁来新川の合流点

2014年2月1日 冬のモエレ沼散策ツアー最後のエントリーです。

今回はモエレ山を望みながら、の合流点です。今回の3エントリーともですが、モエレ沼を中心とした篠路新川の合流は連絡水路を要するため非常に複雑になっています。自然のままではおきない合従がおきるているのです。

この篠路新川と雁来新川の関係も例に漏れずですね。

そもそも篠路新川の起点は、モエレ沼南端で雁来新川から水を分けて始まります。(モエレ沼起点のエントリー) そして流れとはいえないような流れを形成し、ここモエレ沼北端で再度雁来新川と出会うのですが、ここでモエレ沼の手を離れた篠路新川の水の流れは、雁来新川側と篠路新川本流へと2分されます。そして雁来新川は南進して 豊平川へと合流、篠路新川は北上し流れをつくり、拓北と篠路の境あたりで、伏籠川と篠路新川の合流点とあいなります。元々が石狩川、はたまた 豊平川、伏籠川の旧川道であるモエレ沼に人の手を入れた結果なのでしょうが、なかなか支流・本流の同定をするのが難しい流路となっています。まぁ、そんなことで頭を悩ませるのは私ぐらいなのでしょうが(笑)

ひとしきり写真をとった後の帰り道、モエレ沼公園の区域外に設けられている排雪場の整備をしているパワーショベルが夕日に映えてかっこいかったので、写真をとって帰路につきました。

孤高の龍

撮影場所 札幌市東区モエレ沼公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

雁来新川と雁来川の合流点

雁来新川と雁来川の合流点

昨年2013年12月14日の撮影になりますが、実は本日2014年12月13日もこの写真と同じように、ぐっと冷え込み風も強く、北側のみ青空で他三方は雪雲に覆われていた札幌です。

地吹雪が舞い上がるこの場所は東区東雁来の合流点です。手前の幅広河川の雁来新川に雁来川が流れ込む形にはなっています。雁来新川自体、札幌の東区を流れる小河川(等々)の水を豊平川に運ぶ役割をもっていますが、今回訪れた雁来川から派生された水路なのかは私にはわかりません。~~新川と名のつく川は、だいたい旧水路を治水などの理由でつけかえをおこなった時に名づけられるものだとおもっていましたが、の関係のようにその生い立ちがまったくかかわりのない河川があったりもするので、もしかしたら今回の雁来新川もその利用されている状況をみると、その関係性はそれぞれの1河川として合流してるだけかもしれません。

ところで、雁来新川に注ぐ名前のついてる川なのですが、調べていくとほぼ昭和56年の洪水の件をきっかけにどんどん整備されているようでした。伏籠川だったり、豊平川だったり、石狩川だったりがのこしていった広大な泥炭地だったはずで、そのため水はけががわるかったのでしょうね。

そんな未開の原野を想像できるような風景にこのTOPの撮影ポイントから振り向くと見ることができました。

DSC_0153_01
整備はされていても、広大な原野だったぽい東雁来野豊畑地区の風景に流れる雁来川です。

ただ、ここもどんどん宅地が進んでいるので、あと数年もすれば閑静な住宅地となるのでしょうね。

 

撮影場所 札幌市東区東雁来14条2丁目13−13
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

雁来新川と苗穂川の合流点

雁来新川と苗穂川の合流点
またもやモエレ山にのぼりました。理由は写真中央に見える橋の所にあるの合流点を写真に収めたかったからです。

昨年6月に撮影

昨年6月に撮影

この両河川の合流点、春の雪解け後には水の流れは草の中に隠れて水面が見えなくなります。

冬ならばと写真をとってみましたが、

昨年12月撮影

昨年12月撮影

これまた、いいポイントをおさえられず、惨敗してきました。

モエレ沼とさとらんどの間を通る道路はよく使う道路なので事あるごとにこの川面の状態を確認してみたりしていたのですが、なかなかいいタイミングがなく今回モエレ山から俯瞰撮影に臨んだのです。

 

この日はとても風がつよく、モエレ山山頂は立ってられないくらいでした。 公園に設置されているカナールの噴水もご覧の通り風にあおられ流出口でも水しぶきをおげていました。

この日はとても風がつよく、モエレ山山頂は立ってられないくらいでした。
公園に設置されているカナールの噴水もご覧の通り風にあおられ
流出口でも水しぶきをあげていました。

撮影場所 札幌市東区モエレ沼公園1−2
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nicon d3000

雁来新川と丘珠藤木川の合流点

雁来新川と丘珠藤木川の合流点
昨年訪れたシリーズの最後は昨年7月21日に訪れたの合流点です。

写真奥からながれてくるのが丘珠藤木川で手前の藪につつまれているのが、雁来新川です。写真正面に見えるがサッポロさとらんどのレストハウスです。この丘珠藤木川は丘珠通りあたりに端を発しさとらんどの園地内をながれここで雁来新川と合流をします。丘珠地区の排水用水の一旦をになってきた河川なのではないでしょうか。現在は治水も進み流量すくなくちょろちょろとした流れなのですが、前述のようにさとらんどの園地内を流れる川として景観の一翼もになっているようで、札幌市議会議員の宮川じゅんさんが自身のブログで面白いことを提言しています。曰く豊平川の水をポンプアップをして丘珠藤木川に流そうというのです。豊平川に並行してながれる丘珠藤木川との距離はだいた2~3km、この間に新しく水路を作って水を流しこむということはたぶん技術的に可能なのでしょが、水路用の用地の確保やその間の工期等を考えると、、、、。

でも、治水・利水目的以外で河川を活用するフェィズに現在は既になっているのでしょうね。実際は景観目的で復活された川なのですから。

やはり河川というのは人々の気持ちに何らかのアクションを静かに与えているのですね。

 

撮影場所 札幌市東区丘珠町624
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 casio CA007

篠路新川起点(モエレ沼)

篠路新川起点
今回は、札幌東部の市民の憩いの場モエレ沼公園の元となっているモエレ沼(篠路新川)のご紹介です。

まぁ、沼の形状からみても元は、近くを流れる石狩川か 豊平川の河川あとであることはあきらかです。かなり以前からこの河川跡はあったようで、アイヌ語の「モイレ・ペッ」(流れの遅い川)という言葉が由来だそうです。開拓時代にはもう存在していたのでしょう。その後このあたりの農地開発のための治水、埋めたて地として利用、などを経て現在はイサムノグチの設計による一大公園として札幌市民に親しまれています。

流路は写真の奥の橋が見えているところあたりに流れているから水を取り入れモエレ沼としてゆっくりとした流れを形成し、下流域で再度にあわせその後篠路新川として伏籠川との合流地点までながれていきます。

流れは緩慢ですが水質はそれほど汚染はすすんでいないようで、よく魚釣りの人が竿をたれているところも見かけます。

今回撮った写真はモエレ沼公園のシンボルモエレ山中腹からなのですが、反対側を眺めると、

ガラスのピラミッド

モエレ沼公園、もう一つのシンボル
ガラスのピラミッドなんかも望むことができます。

ガラスのピラミッドの中庭から少しいったところの野草畑

ガラスのピラミッドの中庭から少しいったところの野草畑

ほかにもいろいろなスポットがあるので機を見てはしょっちゅうおとずれていたりします。

昨年7月撮影

昨年7月撮影

昨年7月にもここで写真をとっているのですが、例のごとく小さいサイズしかなく今回改めてとりにいきました。

撮影場所 札幌市東区モエレ沼公園1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と雁来新川の合流点

豊平川と雁来新川の合流点
今回のエントリーは豊平川雁来新川の合流点です。

この雁来新川、すごく不思議な川なのです。

新川の名前が示すようにこの川も開削された人口河川で、この川が豊平川に流れ込む地点は、明治以降の開削によって出来上がった豊平川新水路に当たります。両方とも人の手によって作り上げられた川道なのです。ただ、そのような川や合流点は札幌のいたるところにあるので、そこが不思議な点ではありません。不思議な点はその流路なのです。この写真の撮影地は雁来排水機場がある場所なのです。なので豊平川に流れ込んでいるのはたしかなのですが、地図を見てみてください。モエレ沼がすぐそばによこたわっていますね。モエレ沼は雁来新川から水を取り込み篠路新川として伏籠川に流れ出る流路を形成しています。ただその篠路新川に対して雁来新川も結ぶ地点をもっているのです。二つの水系流域の川にまたがり合流点をもつ川のように見えるのです。実際のところはどうなのでしょう。

雁来新川に水を預ける3つの川(雁来川、苗穂川、丘珠藤木)の合流形状をみてみると、どの川も豊平川方面を向いて形をつくっています。このことから水の流れは豊平川方面へと押し出すようにながれているように感じます。では、篠路新川との合流点はどうなんでしょう。形状は伏籠川方面へと流れを押し出すようにも見えます。ただしみようによっては、モエレ沼は本体部分と雁来新川を含めて円形の沼にも見えなくもありません。

また篠路新川との合流直前に旧雁来川へ水を分ける部分があるのです。この旧川はしばらく独立してながれていきますが途中で篠路新川にあわせています。

このような点から推測をすると、以前の雁来川は雁来地域を流れ伏籠川へながれ、モエレ沼は三日月湖として横たわり、排水利水のために雁来川の流れを変更し新たに雁来新川をつくり豊平川へ水を預け、モエレ沼の供給川としての役割ももつようになり、その一方、モエレ沼の整備によってモエレ沼の出口の一部を引き受けた形になったと推測します。

まったくの根拠のない推理なので、実際のところはわかりません。もしご存知の方がいらしたらおしえていただきたいです。

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撮影場所 札幌市東区東雁来町337
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2