追分川起点
主な道路沿いには、雪がほとんどなくなった札幌なのですが、積極的に除雪がおこなわれていなかった場所はご覧のように雪が残っています。
ここは、追分川の起点となるところです。
この追分川、とてもいろんな不思議がつまった川です。現在はここを起点に宮の沢、手稲区西宮の沢をながれ、西宮の沢1条3丁目辺りのJRの線路あたりで、旧中の川と合流をしているのですが、中の川のことを追分川と呼んでいた時期もあり、旧中の川が追分川とよばれていたりと、そのつどそのつどで紆余曲折をしている川だったりしていました。
それに、このポイント、ほとんど中の川の河畔域なのですが、当の中の川からは取水をしているような流路がまったく見当たらないのです。万が一、どこか見えない所に追分川への分流取水口があったとしてもこの日の中の川の流量
(一つ前、二つ前のエントリーの写真を参照ください。)
を考えると、追分川のこの流量は不自然に少な過ぎます。
ただ、ここから水が湧いて、そこを源流としているとは考えにくいですし、どこかから、水が流れてきているのは明らかです。
中の川右岸のどこからかの生活排水を集めてここに流しているのでしょうか。そうすると、国道5号線を渡ったあたりから始まる追分川親水空間の衛生面での不安が残ります。じゃあ、浄水施設から水をひいているのかとあたりを見渡してもポンプらしきものが見当たりません。いったいこの水は どこからきているのでしょう。
追分川のこの二つのミステリー、いつか解いてみたいものです。
撮影場所 | 札幌市西区宮の沢2条4丁目7−51 |
アプローチ難度 | ★☆☆☆☆ |
景観 | ★☆☆☆☆ |
撮影機材 | Canon EOS KISS X2 |