不老の沢川(野牛沢川)源頭部~野牛山登山~

不老の沢川(野牛沢川)源部

今回は合流点ではなく川の源流部をおとずれてみました。

場所は、札幌市南区の滝野に横たわる札幌50峰の一つ野牛山の山腹にあるの源頭部です。

この山の山肌の雪解けはほぼ終り、残るは伏流水や雨水を流す水のみとなり、比較的穏やかな春の沢といった様相をみせてくれています。

この写真よりもう少し上流につめればきっと本当の源流にいきあたるかとはおもいますが、そこまでの装備も知識もありませんし、今回はバウ連れ登山ですので、このままこの沢を倒木をつなぎながら渡って野牛山山頂へと登るのでした。

今回のルートは以下の通り。

スタート地点

スタート地点

今回のスタート地点はいままでの山に比べると探すのが大変でした。

道道341号線を札幌市青少年山の家の看板を頼りに曲がり、そのまま滝野すずらん丘陵公園をやり過ごし、細い生活道路になり、そこからまた車一台走れるくらいの林道に入っていかなければいけませんでした。車3台くらいしかとめられないような場所でした。

写真の土嚢の下に流れている川はアシリベツの滝へとつらなるでしょう。この沢をわたり土嚢も超えて対岸の林道へとはいっていきます。少し歩けばゲートがあり、そのゲートをくぐってさっき通ってきた林道よりも立派な林道を歩いていきます。

清水沢林道

清水沢林道

せめて、こっちの林道まで車ではいれたら、もっと野牛山へ訪れる人も多いのだろうなと思いつつもこの日であった人は5組。意外と人が入ってきています。そのほとんどは山菜取りの人で、山登り・写真撮り・犬の散歩の人は、我々のほかはいませんでしたね。山菜の知識はまったくゼロなので、出会った人に竹の子いっぱいあるよって言われてもどれがどれやら歩いていてもさっぱりわかりませんでした。

しばらく歩くと、土場のような開けた場所にたどりつきます。

 

DSC_0265

写真のおくに見える山道はどこにたどれるのだろう?

歩いてきた道はこっちの写真に撮っています。

DSC_0266

山道の誘惑にかられながらも、登山口を目指します。

途中、

長八コース分岐

長八コース分岐

青少年の家に向かう長八コースとの分岐看板がありました。

各看板が綺麗なのは、きちんといつも管理されているのかな。

そうこうしているうちに、

野牛山登山口

野牛山登山口

ここから登山道へとはいっていきます。

野牛山登山道

野牛山登山道

いままで歩いてきた林道には花が終ったようで、新緑の林の中といった感じでしたので、登山道に入れば花が見れるかなとおもいましたが、ほとんど見当たらず、ひたすら山道を登る山行です。

登山道は写真のようにわりと広めにかりわけられていて、笹が覆いかぶさっている場所は数箇所といったところでしょうか。でも、木々には緑の葉がつき始めそろそろ鬱蒼としだしてきています。

この日の平地での最高気温は14度程度、汗かきの私としては心地よく山道を歩けるボーダーの気温です。まだ湿気がないのがすくいかな。

しばらくあるくと、

小さな沢を渡る

小さな沢を渡る

小さな沢に架けられている木の橋を渡り、緩くのぼっていくと、

TOPに写真の不老の沢川(野牛沢川)の源頭部へ到達です。

ここを過ぎると、いよいよ急登のはじまりです。

急登はじまる。

急登はじまる。

道幅もせまくなり、斜面も急になりだし、

ロープ場登場

ロープ場登場

ロープ場も登場しだします。

ロープのある登り道はバウは初めてですが、自分の体長程度の木の段差くらいならあまりきにせず上ります。

ロープ場

ロープ場

坂が急と言うよりも、いやもちろん坂は急なのですが、木の根や岩との段差が高かったりする場所が多いのでロープを張っているのではないでしょうか。実際私がロープに頼った場所はそうした段差の激しい場所だけでした。

そんなロープ場を2つくらいクリアしたあと3つ目のロープ場で

バウ君にちょっとした受難が襲いかかりました。

それまで快調にとばして、私を先導していたバウなのですが、段差の激しい場所に差し掛かったとき、私の後ろから登ろうとしたバウ君。いままで先行していて後ろについたので、脚にリードがひっかかて、それに気づかず岩に登ろうとしたところ、足をとられ、ドスンと落ちてしまいました。それほどの高度はなく、落ちたといっても、家でソファの背もたれから足を滑らして床に落ちることもあるバウなので、ダメージはゼロだったのですが、いままで快調さとのギャップからか、

U(´・ω・`)Uしょぼーん

こんな顔になって、意気消沈です。

おいで、って声をかけても一向に登る気なしで、しょうがないので、ザックにカメラをしまって、バウを抱えて途中まで登ります。

ギャップのない場所でバウをおろしたら、いままでのことは忘れたかのようにバウ君元気でのぼりはじました。

そして最後のロープ場をクリアしたら、

最終ロープ場、頂上付近から撮影

最終ロープ場、頂上付近から撮影

野牛山山頂

野牛山山頂

野牛山山頂(539.2m)に到着です。

バウ君も

三角点にタッチ

三角点にタッチ

三角店にタッチをします。

山頂は結構広めの広場になっていました。

北の方角は若干ひらけていて、眺望を得ることができました。

野牛山山頂より

野牛山山頂より

滝野の丘越に若干真駒内方面?の街並が春霞とともに見ることができます。山頂には写真にもうつりこんでいますが、ヤマザクラが少し咲いていて、今回の山行で初の花撮りとなりました。

ここで、バウとおやつタイムをして

野牛山名物 かみなり落ちたオンコの木

野牛山名物
かみなり落ちたオンコの木

野牛山名物のオンコの木をとって下山としました。

下山のバウ君、さっきの意気消沈はどこえやら、超快適に下山していきます。のぼりの半分のスピードで登山口までおりてきました。

のぼりのときもそうでしたが、途中大きな獣の糞を2~3箇所バウ君がみつけました。熊かな??なんて思いながらびびりつつこの登山道をあるいていたのです。狐にしては太かったし、、。帰ってきてからネットで熊のフンの画像検索をしましたが、見つけたものと同定できるようなものがなかったので確定はできませんが、、、。

そういえば、帰りの林道でバウがいきなり耳をピンとたてて走りだしたので、その方角をみてみると、おっきな狸が林道の土手の上に向かってのそりのそりとのぼっていました。そのときバウの反応は吼えはしなかったので、なかなか良い反応です。

もし、熊だとしてもこれくらいの静かな反応だと相手を刺激しないですみそうです。

今回の山行、花もなく眺望もそれほどよくなくアドベンチャー要素もそれほどない、山行でしたが、バウの訓練と、急登の登り練習にはなったかな。

と、いうわけで

札幌50峰 18/50 野牛山(539.2m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区滝野 野牛山
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000
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