カテゴリー : 石狩

石狩川右岸河口~石狩川河口導流堤~

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暑い夏ももう少しで終わるのだろうか。

7月の暑さが過ぎると少しだけ涼しさが加わってきた8月の初旬。

せっかくの夏だからと海に行く。

行き先は、石狩川の河口。

もちろん遊泳禁止区域。

泳ぐわけではなく、海を眺めにいくだけ。

石狩川河口導流堤

以前も写真を撮りにいったが、そのときとは打って変わって穏やかな、波。

釣り人も何人かきていた。

そのおこぼれをもらいに来ているのだろうか。

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かもめも何羽も舞っている。

ゆったりとした時間をすごすにはちょうどよい場所だった。

撮影場所 石狩市厚田区聚富618−11
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

千歳川~江別港跡~

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7月8日相変わらず暑い日が続く中、の最下流、との合流まであと少しのところに向かった。

ここは以前このブログでも千歳川と早苗別川放水路の合流点のエントリーで取り上げた旧江別港跡につくられた江別市防災ステーションの敷地内。

現在も船着き場があり、小船が係留されている。

たまに、学習船として弁天丸というクルーザークラスの船も発着するらしい。

国道12号線の江別橋の先には王子の製紙工場。

そして反対方向をみると、

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JR函館本線、千歳川橋梁を渡り終えた列車をみることができる。

舟運の要の地は現在各陸上輸送路の通過点としてひっそりと存在している。

撮影場所
北海道江別市防災ステーション
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 iPhone 5c

支笏湖(イチャンコッペ山前峰より)

支笏湖(イチャンコッペ山前峰より)

正面に風不死岳と樽前山の堂々とした姿を携える。いうまでもなくの源流域になる。

支笏カルデラはやはり美しく。周りを取り囲む山にひょいと登れば、その美しいカルデラの様子をいろいろな角度で眺めることができる。

その様子は本ブログでも、の各山行記としてアップしている。

今回は、へとつなぐ登山路の途中にある前峰から支笏湖を撮影した。

ちょうどこの前峰からは、

恵庭岳

恵庭岳の堂々たる姿をみることができ、支笏カルデラのすばらしい展望台となっている。

真夏の暑い日だったので、空気がかすんでしまっているのが残念だが、標高800m前後のこの場所でも樹林帯から抜けているので、時折吹くさわやかな風がきもちいい。

そんなイチャンコッペ山の山行記をしるしたいと思う。

スタート

スタート地点は国道453号線の支笏湖展望台にもなっているポロピナイ駐車場のヘアピンカーブの頂点のところにある。

ここから、いきなりの急登が始まる。冬に幌平山へ訪れたときと同じ道をたどるのだが、久々のきついのぼりとこの暑さのせいで、すぐに息があがってしまう。

休み休み登っていき、幌平山トラバースの笹の刈りわけわけ道へとたどり着く。

幌平山トラバース

幌平山トラバース

今回の山行、前半に難所が控えているようだ。先ほどの急登然り、この笹かぶりのトラバース路然り。道の難儀さにあわせ、8月の夏山の難敵が襲い掛かってくる。 アブ・湿気・暑さ。そしてマダニ。

特に、この幌平山トラバース、行きはなんともなかったのだが、帰路に通過した際、10数メートル進んだだけで、ズボンに大量のマダニが付着。払い払い歩くこととなった。山用のズボンを履いていてよかった。これが、ジーパンや、丈の短いパンツや、タイツ類だと確実にマダニに食われていただろう。食われていなくても、家まで連れてかえるリスクが跳ね上がったに違いない。

今年の支笏湖近辺はマダニが元気なようだ。それとも支笏湖北部域は元々マダニの密集地なのだろうか。

こぶ裏

笹かぶりのトラバースを抜けると、ちょっとしたこぶの裏手に登山道は続いている。このあたりの道はしっかりと整備されていて、一級国道と感じられる。

一箇所だけ、

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ごらんのように、かんばの樹が道に多いかぶさっている箇所があるが、それほど難儀することなく進んでいける。

のんびりとしたトレッキング路だ。

もちろん山をのぼっているのだから途中傾斜のきつい道はある。

イチャンコッペ前峰

イチャンコッペ前峰

そうこうしているとTOPの写真をとった前峰がでてくる。

運動不足の身にはかなりきつい傾斜を休み休みのぼり、広く平らな前峰の上へと飛び出す。

ここからイチャンコッペ山への道は樹林帯はあまりなく、笹に覆われた尾根をしっかりとした道をたどりながら歩いていくことと成る。

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前峰からはそれほどあえぐことなく、イチャンコッペの山頂にたどり着くことができた。

遅いスタートだったので、この時点で午後2時近く。だが、今年より、エスビットの固形燃料ストーブとモンベルのクッカーを入手したので、山飯としゃれ込むことにした。

なんとはないインスタントラーメンなのだが、山頂での暖かい汁物はうまいものだ。

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支笏湖(千歳川起点)~紋別岳山頂より~

支笏湖(千歳川起点)~紋別岳山頂より~

 

5月末の長閑な空気が流れる紋別岳の山頂から、の起点となるを眺める。

千歳川へは、写真左側に見える入り江のようなところからだ。

それにしても、支笏湖は広い。

標高865.6mの紋別岳の山頂からみても、全貌を一枚の写真で治めることがかなわない。

北海道の地図をひらくと、札幌の南西方向の大きな水色として、相応の面積をつかっているのもうなずける。

とはいえ、この紋別岳からの景観はなかなかよい。

支笏湖
支笏湖 posted by (C)ジプシー

正面に、樽前・風不死岳の両秀峰を伺え、視線を返せば、恵庭岳の凛たる姿をみることができる。

なかなかの景観よしのこの山頂までの山行記録を記しておく。

紋別岳登山口付近

紋別岳登山口付近

支笏湖温泉街そばのNTTの管理道を使い、ゆったりとした散歩道の山行となる。

入山届け

入山届け

少しあるくと入山届けのポストがあり、ここからこの山につけられた管理道をのぼっていく。

道の状態は、舗装がされ、所々傷んでいる場所はあるが、概ね安全な道だ。

小学生の登山遠足につかってもなんら問題が起きそうもない道のり。

ただ、若干つまらない林の中を1時間ほど歩いていくと、

紋別岳が見えてくる。

紋別岳が見えてくる。

紋別岳の山頂が見えてくる。

ここまで標高を上げてくると、道路につけられている、背の高いガードレールの隙間から、時折支笏湖の姿を見ることができ始める。

見えるたびに、その姿をかえていくので、いままで景観の望めない林の中の車道を歩いていった道のりに、程よいアクセントを添えてくれる。

恵庭岳が見える。

恵庭岳が見える。

山頂まであと少しのあたりから、台地状に笹原と疎林の彼方に恵庭岳がみえはじめ、

残雪

残雪

山頂をぐるっと巻くように敷かれている管理道の北側に出ると残雪が見え始め、それまでの歩行でほてったからだを丁度よい温度まで下げてくれる。天然のクーラーだ。

アンテナ

アンテナ

アンテナ施設までくると、あとはほんの数歩で山頂となる。

紋別岳山頂。

紋別岳山頂。

アンテナ施設内のほんの少し盛り上がった土の部分が紋別岳の山頂に届く。ここに三角点もある。

ここからの景観はなかなかのものだ。

しかし、今回は若干遠望がかすんでいて、そのすばらしい景観を綺麗に写真に収めることができなかったのが悔やまれる。

山頂で、バウと相方で、おやつを食べたり、コーヒーを沸かしたりのんびりとすごし、日暮れ前までにかえろうと、午後4時過ぎくらいに山頂をあとにした。

 

撮影場所
北海道千歳市紋別 紋別岳山頂
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 canon EOS kiss x2

当別川と三番川の合流点(青山貯水池)~神居尻山山頂より~

当別川と三番川の合流点(青山ダム)

残雪の残る斜面の向こうにかすんで見える樺戸山地の谷あいに流れるをせき止める青山ダムによって作られた青山貯水池。

ここ神居尻山から流れ出すとの合流点もある。

神居尻山は石狩郡の当別町の町内に属しているのだが、ここの稜線をたどり樺戸山地のピンネシリまでたどり着けば空知のそれも中部地区である新十津川町へと抜けることができる。

北海道の各支庁(現振興局)の区切りはだいたいが水系とその分水嶺を元に区切られている。

だが、石狩と空知の境界の根拠がいまいち把握できていなかった。

しかし今回自宅の札幌から当別川に沿って流れる道道28号ふくろう街道をたどりここまできてみると合点がいった。

の下流で合流している当別川との両河川の流域を石狩地方としているのだ。

同じく石狩川下流域で合流している河川には、もありその流域の大部分は空知地方なのだから、その認識は違うという向きもあるだろが、元々夕張川は南幌と北広島の境界あたりで、千歳川と合流していた。その地点はが流れていることを現在でも確認できる。その流路は夕張川とあわせてすべてが空知地方であるのだ。

開拓期の舟運の要であった、江別およびその下流に位置する当別に流れている千歳・当別両河川をたどって石狩としたのだろう。

多分、開拓史などを丁寧に紐解けばすぐにわかったのだろうが、元来の不精ものの私は、ここまできてさらに神居尻山へと登る山道の中でやっとその考えにいたれた。

 

以降は、その神居尻山への山行記録を下記に示す。

スタートは道民の森・神居尻地区の学習センターの臨時駐車場から。

道民の森・神居尻地区

道民の森・神居尻地区

春紅葉が美しい。このアスファルトの車道を山に向かって歩き出ししばらくすると、林の中へと遊歩道が切られている。

道民の森遊歩道

道民の森遊歩道

三番川のそばに切られたこの遊歩道上には丁度桜が見ごろをむかえていた。

この静かな遊歩道をゆっくりとあるき、再度車道に行き当たると、

神居尻山登山口Bコース

神居尻山登山口Bコース

神居尻山Bコース登山口だ。

ここで登山届けをだして登山道へとはいっていく。

序盤は九十九折の坂道を春の息吹を感じながら穏やかに登っていく。

この日の気温は割りと高めで、まだまだ葉が茂りきっていないな林の中は日の光がどんどん射し込んでくる。

道中には里山の春の花がそこかしこにさきみだれていた。

IMG_4201IMG_4210IMG_4197IMG_4223シラネアオイ

ゴゼンタチバナ

ミヤマスミレ

カタクリ

ほかにも、エンレイソウ、ツツジ、ショウジョウバカマ、エゾエンゴサク、ニリンソウ、エゾイチゲ等々、枚挙にいとまがない。

そんな花の山をたのしみつつ歩いていくと、

標高400mあたりくらいから、

階段地獄

階段地獄

果てしのない階段の急登が始まる。

ひたすらこの階段を登っていくのだ、

稜線は目の前にみえているのだから距離はそれほどのないのだろうと登るのだが、なかなか稜線へはたどりつけない。

途中に休みどころがあり、中間点かとおもいきや、標識を見てみると登山口から800mとかいてあった。

まだ、800mしかすすんでいないのかと愕然とした。

登山道の総距離が2.7kmと短いことからこのBコースを選んだのだが、失敗だったとこのとき不覚にも思ってしまった。

この階段を少し登り足を止め、少し登りまた足を止めを繰り返し息を切らしながらのぼっていく。

夏山登山の感覚を徐々に取り戻しながらもくもくと登る。

神居尻山への稜線

神居尻山への稜線

階段の林を上りきると、やっと稜線の道へと飛び出す。

ここからは大パノラマの連続だ。

増毛山地をながめつつ

増毛山地をながめつつ

まだ芽吹かないだけかんばの隙間から雪をたたえた増毛の山々を背後に感じながら、深く切れ込んだ左右の谷をぐるっと回るように稜線は続く。

途中、途中、大小のこぶを越えていく急な坂道もある。

だが、そのこぶに乗ったあとの展望が疲れを癒してくれる。

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趣味として登山を始めて、二年目になるが、夏山での規模は小さいがダイナミックな稜線歩きは始めての体験だ。

今、写真を見返しても気分が上がる。

山頂への急登を息を切らせながらゆっくりと歩いていると道警のヘリがぐんぐんちかづいてきた。

稜線上を旋回している。

遭難者でもでたのだろうかと一抹の不安を抱えながら、急坂を登りきり、

山頂が目の前のところまでくる。

ピンネシリが見える。

ピンネシリが見える。

遠くにレーダードームを携えるピンネシリと、Aコースの稜線上に建つ非難小屋。

この風景を見たくてここまできたのだ。

高所にある小屋をみるのも始めてなので、うれしくなる。

ニコニコしながら気分よく後は山頂を踏むだけと、歩みを進めていくと、山頂には4人ほどたっていた。

どこかのパーティかとおもいつつ山頂に到着をして、そのうちの一人と挨拶を交わす。

曰く、

BコースとCコースの間辺りで羆の発見があったとのこと。

そして、

先ほどから上空を旋回している道警のヘリは、女性二人の登山客が救助要請を出したために飛んできたとのこと。

その女性客は非難小屋あたりに居ることを山頂からも確認できた。

道警ヘリは稜線を旋回し、その女性客の上空でホバリングをし女性を吊り上げ、救助作業をはじめた。

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神居尻山救助作業

 

期せずして神居尻山からの山頂写真はヘリによる救助作業の光景も写ることとなったのだ。

道警ヘリは女性二人を回収しとびさっていった。

残された山頂の3人と私を含めた4人。

件の三人にはパーティではなく、別々にのぼってきた3人だそうで、羆の知らせがあり道警ヘリが飛んでいたことで、即席のパーティを組みBコースを使って下山をするとのこと。

私も誘われた。

今回の山行用にエスビットのコンパクトストーブとモンベルのクッカーを新調し山頂で湯を温めようとおもっていたのだが、どうやらそんな悠長な雰囲気ではなくなってしまっていた。

私も即席パーティに加わることを決め、下山を開始した。

パーティのリーダー格となった男性はこの山へはよく来ているようで、私を含めた残りの三人は始めてなので、彼の指示とペースに従い進んでいった。

初めての身内以外でのパーティだ。

途中途中休みながら山談義をしつつBコースをおりていく。

登山中もそうだったのだが、Bコースには羆の気配は微塵もなかった。

春先とはいえ、昼の1時くらいの真昼間。気温も20度をこえている晴れ。人里からはなれているとはいえ、治山の工事や自衛隊の演習が入っているこの山。羆がそんな時間に活発に動くとは思えない。

でも、発見報告があり、道警ヘリも存在を確認したようなので要ることはたしかなのだろう。

まったくもって穏やかな天気の中、羆の気配に注意をしながら4人で無事に到着できた。

帰りしな道民の森の管理人氏にねぎらいの言葉を受け、4人とも思い思いに車に乗り帰路についた。

撮影場所
北海道石狩郡当別町青山奥 神居尻山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★★
撮影機材 CANON EOS KISS X2

 

千歳川と島松川の合流点

千歳川と島松川の合流点

 

、両河川とも恵庭・北広島地域ではかなり知名度の高い河川なのだが、その合流点はというとご覧のようにひっそりと静かなたたずまいをみせている。

IMG_4183千歳川の堤防沿いからは若葉が茂る河畔林にさえぎられ、その合流地点を見ることができまかった。

それではと、堤防まで降りてみるとなにやら河川改修をおこなっていた。

そのための工事用の臨時橋梁が島松川との合流直前にかけられており、今度はそちら側から合流点の写真を撮ろうと橋の上から、カメラをむけてみた。

 

 

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残念ながら、島松川側でも両岸には河畔林がたちそびえ春の若葉が元気に茂っていた。

ここから合流点のあたりに目を凝らしてみると、周りの木の茂り具合に比べると、まだまだ藪化していなかった。

まだまだ若葉が萌え始める春なのだ。

もう少しあとだと、足を踏み入れるのも躊躇してしまうくらいの藪になるだろう。

これはしたりと合流点の突端へと進み、撮った写真がTOPの写真となった。

踏み入れてみるとわかったことなのだが、島松川の岸辺まで一筋のふみ跡があった。

釣り人が少なからず訪れているのだろうか。

漂着したのか、置き捨てられたのかはわからないが少しのゴミも散見されていた。

突端まで潅木があり、なかなかすっきりとしたぬけのいい写真がとれなく、なんとかTOPの写真をおさめてこの合流点をあとにした。

おもったよりも地味な合流点であったのだが、

THE GATE
THE GATE posted by (C)ジプシー

工事用の臨時橋梁のゲートがいい雰囲気で無骨感をかもしだしていた。

この工事が完成したら一体このあたりはどう変わるのだろうか。

様子をみてみるとまだまだ終りそうにない工事状況なのだが、完成した際にはまたおとずれてみたく思う。

帰り道、河川敷に一輪だけさいていた、名前のわからない黄色い花に目を奪われた。

黄色い花
黄色い花 posted by (C)ジプシー

撮影場所
北海道恵庭市北島
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

石狩川マクンベツ湿原

石狩川マクンベツ湿原

 

の下流域。地名で言うところの石狩市の生振や船場町、美登位等々、現在は広大な農地が広がる札幌近郊の食料庫としてなくてはならない存在だ。

ところがこの地域、かつては北海道の三大湿原の一つとして数えられていた石狩湿原に覆われていたのだ。

もちろん湿地は農耕に適さない。

必然、人と自然との戦いが始まるわけだ。

生振捷水路、当別捷水路などで石狩川本流をショートカットし、がうまれたのをはじめ、この地には数々の用水・排水の水路が存在し、この広大な湿地の排水事業をおこなっていくのである。

その結果、石狩湿原は地名として消失し、現在の同地区の農耕地としての拡大がかなったのだ。

だが、その名残はある。

それが、ここマクンベツ湿原なのだ。

石狩川下流域の堤防内の馬鹿みたい広い河川敷に残されたこの湿原は、葦原とハンノキの林に覆われ、原初の石狩湿原の姿を垣間見ることができるのだ。

そして北国の遅い春の訪れとともに、この湿原には水芭蕉の花が咲き乱れる。

マクンベツの水芭蕉

マクンベツの水芭蕉

 

写真を撮るようになり、風景を撮りに出かけ、以前よりも季節の移りかわりに敏感になった。

花は季節の移り変わりを感じられる絶好なアイコンだ。

なので、行く先々で花を撮ってみたりしている。

水芭蕉は春の訪れを一番最初に感じさせてくれる。

昨年は手稲の星置緑地に水芭蕉目当てで訪れたし、山に登っていったときも、道沿いの湿地に水芭蕉をみかけたりして、そのたびにカメラを向けたり見ほれていたりしていたのだが、このマクンベツ湿原の群落は見事なものだった。

広いハンノキの林の中に水芭蕉がそこかしこに密集しているのだ。圧巻だった。

石狩湿地がもっと広大だったときはもっともっとすさまじい景観だったのだろうか。

マクンベツ湿原の中には木道が敷かれており、ハンノキの林、葦原、の湿原の植生を堪能できる散歩道となっている。

この木道をずっとあるいていくと、雪解け水によって水かさが増している石狩川本流を見ることができた。

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マクンベツ湿原木道をぬけて石狩川へ

 

春の霧の向こうにかすんで見える対岸にこの川の大きさを感じた。

撮影場所
石狩市船場町
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

急行はまなす最後の日(輪厚川橋梁)

急行はまなす最後の日(輪厚川橋梁)

 

昨日のカシオペアに引き続き、本日3月21日午前6時07分着にて急行はまなすが廃止となりました。

札幌近郊で、このはまなすを見るには、22時30分以降の夜間か、6時以前の早朝。

ダイヤとしても札幌~青森間の急行なので、地味な存在なのでしょうか。

それでも、札幌駅を利用する残業帰りのサラリーマンのみなさんにとっては、カシオペアや北斗星や、トワイライトエクスプレスよりも、この「青い寝台列車」を見る機会がおおかったのではないでしょうか。

でも、もう札幌駅には「青い寝台列車」は入ってくることはないのです。

残業帰りのサラリーマンのみなさんの記憶に少しだけ残って、ひっそりと「急行はまなす」はさっていくのです。

最後の急行 最後のブルートレイン

 

撮影場所
北広島市美沢1丁目7−16
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon D3000

 

島松川とカシオペア

島松川とカシオペア

 

道道46号江別恵庭大通りを通行していたところ、道々の線路が見えるポイントでカメラを抱えた人たちがそこかしこに準備をしていました。

あっ!

今日は、カシオペアの運行日!

今年の3月20日に運行が通常の運行が廃止される予定のブルートレインです。

丁度D3000をもってきていたので、よさ気な場所を!と考えながらロケーションをさがし、道道46号がをわたる橋の横に陣取り構図をかんがえようとしたところ、いきなり現れたカシオペア。。。

あわてて写真をとりはじめたので、島松川が見切れてしまっています。。

でも、あと何度カシオペアを撮り、公開できるかがわからないので今回のエントリーとしました。

写真を撮るには準備が必要だという反省もこめてです。

札幌方に向かうエアポート

札幌方に向かうエアポート

 

カシオペアがさった後すぐにやってきた快速エアポート789系。

こちらの写真のほうが島松川の姿がみえているという、、、orz

撮影場所
北広島市南の里
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

柏木川とルルマップ川の合流点

柏木川とルルマップ川の合流点

 

1月30日16:46 この時期のこの時間の川の色が大好きです。

黒くそして、空の青や赤が混じりあい、夕刻のなんともいえないせつなさと、夜へと向かう重厚さがまじりあった川の色。

そんな素敵な色をみせてくれたのが、恵庭のはずれの合流点でした。

あたりを見渡すと、

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雪に覆われた農地がひろがり、北広島の丘まで見渡すことができます。

寂寥とした冬景色といった言葉がとても似合う風景です。

こんな風景に出会えるのも川をとりあるいている楽しみの一つですね。

 

撮影場所 恵庭市穂栄234
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000