カテゴリー : 中央区

鴨々川から創成川への切り替え点

鴨々川から創成川への切り替え点
今回は札幌のど真ん中を流れると切り替わる地点のご紹介です。

豊平川と鴨々川の分流点のエントリーの際にも記しましたが、行政的にな河川区分としては鴨々川という川は存在せず、から分流してからすぐに創成川となります。しかし、特に幌平橋下の分流点からここ南7条までの区間は創成川とは呼ばずに鴨々川と呼ばれています。なぜこうのような呼称になったかというと、

  • ①サケを採る曲げわっぱ説
  • ②京都の鴨川に因む説
  • ③昭和4年に造られた料亭・鴨川の名に因む説
  • ④往年川筋に鴨が多くいたからという説
  • ⑤「鴨々川」が始まる「対山橋」の辺りが、「カムム」と呼ばれていた説

など等いろいろあり実際のところは、???の状態です。私が小さいころは鴨がいっぱいいるからと聞いた覚えがあるのですが、本当のところはどうなんでしょうね。

ただそんなにこだわるようなことでもなく付近の住民に鴨々川の名でいつの間にかしたしまれていった様は都市河川と住民の幸せな関係の一例なのではないでしょうか。

札幌の都心部は五番目にきっちりと区画整理され繁華街のすすきのさえも整然とした街並となっています。ただ、この鴨々川沿いにだけ斜めに走る道があったり、川に沿うようなカーブのついた区画があったりと、ここの区間だけは札幌の街並というよりも本州の古い街並といった趣きを見せてくれます。そして創成川へと名前が切り替わるここからへの合流点までは一変して定規でひいたような直線の流路となっていくのです。

おまけ 今回の撮影ポイントで見つけたきのこ。そろそろ秋の気配がやってきてますね。

おまけ
今回の撮影ポイントで見つけたきのこ。そろそろ秋の気配がやってきてますね。

ついでに、撮影帰りに豊平川橋梁にたちより

豊平川橋梁を渡る733系電車

豊平川橋梁を渡る733系電車

札幌行きL特急スーパーカムイ785系電車と苫小牧行き733系普通電車のすれ違い。

札幌行きL特急スーパーカムイ785系電車と苫小牧行き733系普通電車のすれ違い。

バウの散歩がてらこんな撮り鉄をたのしんできました。

 

撮影場所 札幌市中央区南7条西1丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

豊平川と鴨々川の分流点

豊平川と鴨々川の分流点
今回はちょっと特殊な川のご紹介です。

からへの分流点となります。

左の大きな流れが豊平川、右に流れ込んでいるのが鴨々川です。この鴨々川は一般的には創成川としてしられているのですが、ここから中島公園の中をくねくねとながれ南7条でその流れを直線とする場所までは、特に鴨々川とよばれているのです。

札幌の川の開発というと、新川の開削、石狩川や豊平川の治水など治水を主としたものが多く、そして名をしられていますが、鴨々川はそれ以前、札幌村の開拓初期から密接に関わっているのです。

1866年(慶応2年)に幕府(箱館奉行石狩役所)の役人・大友亀太郎が札幌村を開く際に開削した用水路・大友堀が前身である。この堀は南3条付近から胆振川の水を引き、北6条、現在のJR札幌駅付近から東に進路を変え(現在の「ファイターズ通り」がその跡地)、逆S字を描くように流れたのち、大友の役宅の裏(現在の札幌村郷土記念館の東にある大友公園)で伏篭川に注ぐものであった。当初の大友堀は歩いてまたげるほどの小川だったと言う。

1870年(明治3年)南6条から南3条にかけての上流部には吉田茂八によって吉田掘が、また北6条以北の下流部には寺尾堀が掘られ麻生町の裏で琴似川(現在の旧琴似川)に付けられた。1871年(明治4年)に船が航行できるよう拡張し、それと同時に創成橋が架けられた。後にこの橋から名をとって、大友堀は創成川と呼ばれるようになった。1874年(明治7年)には鴨々大水閘と2か所の水門を設けてさらに便をはかった。1880年(明治13年)に札幌まで鉄道が通ると、水運は廃止された。[1]

1895年(明治28年)、道庁によって寺尾堀を延長し茨戸まで一直線に北上する現在の下流部が開削された。当時寺尾堀を含むこの新しい下流部は「琴似新川」とよばれたが、1925年(大正14年)ごろ北6条以東の旧大友堀の下流部が埋め立てられたこともあり、こちらを創成川とするようになった。(引用元:wikipedia 創成川

とのこと。

いつか古地図を入手して探索したいものです。

幌平橋から鴨々川取水口をのぞむ。

幌平橋から鴨々川取水口をのぞむ。

撮影場所 札幌市中央区南16条西4丁目1−12
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

豊平川と山鼻川の合流点

豊平川と山鼻川の合流点
昨年シリーズ2回目は、の合流点です。

本年の7月中盤の週は台風の接近により日本列島が大わらわの週なのですが、昨年の7月15日はご覧のようにとてもよい天気で気温もかなりあがっていました。写真中央の木立の奥の方には、豊平川ウォーターガーデンといって遊水施設がある緑地公園となっています。この日も家族連れが沢山訪れて夏のにぎわいを見せていました。

また写真右側から流れる山鼻川は豊平川からくみ取った水を藻岩山までくみ上げその落差を利用した藻岩発電所の排水も合わせるのでかなり流量も激しく、夏のこの時期には、

山鼻川でカヌーを楽しむ人たち

山鼻川でカヌーを楽しむ人たち

写真のようなカヌーを楽しむひとや、この流れに泳ぐ魚を狙う釣り人たちで大賑わいでした。

ちょうどこの日は暑いこともあったので私も、

バウと一緒に川べりですずみました。

バウと一緒に川べりですずみました。

暑い夏の程よい涼の撮れる場所、山鼻川のご紹介でした。

撮影場所 札幌市中央区南27条西7丁目1−6
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

豊平川と精進川の合流点

豊平川と精進川の合流点
早朝に中島公園と平岸を結ぶ幌平橋にの合流点へと撮影にいきました。

夏の早朝のうすくもりの時の空気の色、昔みた村上龍原作の映画「限りなく透明に近いブルー」で表現されていた空気感がいつも思い出されいつかとってみたいと思っていました。今回、それを狙って撮りにいってみたのですが、うまく表現できていますかね?

たぶん日の出夕暮れのマジックアワーとともにこの空気の色は私の写真趣味の中では大きなテーマの一つとなるのかなと思っています。

写真右中ほどに精進川の合流点があります。精進川はへ流れを分けたあと平岸の住宅地を抜け中の島を経由しこの場所で豊平川と合流を果たします。ご覧の通りこの場所の河川敷はとても整備をされており、近隣の住民の憩いの場となっています。中央区側からは中島公園を散策し、この幌平橋までが絶好のお散歩ポイントなのではないでしょうか。早朝にも関わらず散歩の人も数人あるいていました。あとは地域柄か、夜に働いていた人たちやのみ終わりの人たちの姿も。

この幌平橋は展望橋ともいえるような結構高い歩道用の橋を備えています。

バラと幌平橋

昨年撮影の幌平橋

今回の撮影はこの場所からなのですが、やはり豊平川は札幌の母なる川といった雄大かつ優しさにあふれた姿になりますね。

ここの場所も昨年撮りに行っています。

幌平橋より

昨年の7月の天気のよい日に幌平橋から札幌市街を撮りました。王道の撮り方かと思います。

写り・構図共に大好きな写真なのですが、ただ、残念なことに解像度が低く撮れていました。携帯写メだと少しズームすると解像度が下がるんですよね。

なので、今回撮りなおし&朝のブルーに挑戦をしてみました。

撮影場所 札幌市中央区南16条西4丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

界川と円山川の合流点

円山川と堺川の合流点
今回は川面が一切みえません。琴似川と琴似八軒川の合流点と同じく、円山川も暗渠の中なのです。

札幌の都心部を流れている、または流れていた川の殆どは暗渠化または埋め立てられていることが多いのです。

円山川は幌見峠あたりから端を発し円山西町~円山動物園の際を流れながら円山公園の池を終点として暗渠に入ります。

円山川終点

円山川終点
円山公園の池を通過したのち暗渠に入ります。

 

円山公園の池

円山公園の池
人慣れしたカモがいつも御出迎えしてくれます。

この写真は昨年の9月頃に撮ったものです。

手ぶれでいまいちの写真ばかりでしたので、今日改めて撮りにいきました。

まぁ、今日はTOPの写真の通り札幌神宮例大祭の神輿渡御があったので、その写真もとりたかったのですがね。

 

一方界川はというと、藻岩山に端を発して円山の南側あたりから暗渠に入っていきます。昔は藻岩村と円山村の境界の川だったので、界の名前がつけられていたそうです。また二十四軒や八軒といった西区区域と中央区区域の境界でもあったりします。

界
この写真は昨年円山登山をバウと行った時にとった円山山頂から界川あたりをのぞんだときの写真です。

写真共有サイトphotohitoのbeautiful japan[境]コンテストに入選した写真でもあります。

昨年の写真が多くなっていますので、今年の神宮例大祭の写真もすこし

2014年札幌神宮例大祭

2014年札幌神宮例大祭

あいにくの雨でしたが、みなさん一生懸命でした。

2014年札幌神宮例大祭

2014年札幌神宮例大祭

おまわりさんも大変ですね~~。

今回はお祭り気分のエントリーとなりました。

撮影場所 札幌市中央区北1条西28丁目2−15
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SONY CYBERSHOT DSC-W170