カテゴリー : 川沿

豊平川と南の沢川の合流点

豊平川と南の沢川の合流点
8月も最後の週末となりました。今回は南区にお住まいの方には親しみ深い藻南公園のそばであわせる、の合流点です。

札幌市街地ではとうとうと水を流し母なる川にそぐわしい姿を見せてくれる豊平川ですが、真駒内あたりまでの中流域はご覧のように荒々しい姿を見せてくれます。以前紹介した豊平川と観音沢川の合流点豊平川と東御料川の合流点豊平川と北の沢川の合流点など、豊平川とあわせる際に滝、または滝状の流れをつくっている合流点は少なくありません。今回の南の沢川の合流点もその一つとなります。

これは大昔の支笏火山の噴火の際に出来上がった地質を豊平川の急峻な流れでけずりとられてできた地形だそうで、地質学に明るい方々にはとても興味深い地域でもあるとのこと。 門外漢の私にはすさまじく荒々しい景観だ。位の感想しかもてませんが、実際にこの地を歩いてみると、普通の岩や石よりも粘度?摩擦係数?が高い河原の岩に驚きます。一般的な川底や河原の岩盤よりもやわらかいのも実感できます。

そんな豊平川中流域だから見ることができる景勝地が

おいらん淵

おいらん淵です。

 

豊平川は札幌を形作った豊平川扇状地を作った川です。当然札幌市内を流れる川の70%が豊平川の支流といっても差し支えないでしょう。そんな豊平川ですから、当然水量も多く、しかも真駒内あたりまでは段丘地帯、そのさらに上流は山地帯となっているので、流れも急峻になります。その流れで岩盤は削られ深い淀みと激しい淵を形作ったのがこのおいらん淵です。春~初夏にかけては支流の雪解け水を一手に引き受ける豊平川なのでここまで淵の壁を見せることはありません。渇水期のこの時期でさえ、雨が降れば一気に水量を増し、この淵は荒々しい瀬となります。そんな気まぐれな景観をいつか青空とともにカメラにおさめたくおもっていたのですが、やっと今回かなうことができました。贅沢をいうともう少し流量が減っていればもっとローアングルからも狙えたかな、、という気持ちもありますが、なにせ相手は自然なのでこれでよしとしようかと思います。ただまだまだ機会があれば狙っていきたい景勝地の一つです。

おまけ バウと南の沢川の合流小滝をスナップ。 滝の大きさがわかりやすいでしょ?

おまけ
バウと南の沢川の合流小滝をスナップ。
滝の大きさがわかりやすいでしょ?

そして、恒例の実は、、、シリーズ(笑

昨年10月撮影

昨年10月撮影

 

昨年10月にもこのポイントは撮影に来ています。

薄暗くなってから撮影したので、ISOを上げコンデジの内臓ストロボを使用したのですが、案の定高感度ノイズがのってしまっていたので、せっかく青空が見えた今日、撮影しなおしとしておもむきました。

 

撮影場所 札幌市南区川沿6条2丁目
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

北の沢川と中の沢川の合流点

北の沢川と中の沢川の合流点
藻岩ダム周辺紀行の帰りに、前回中の沢川と左中の沢川の合流点の撮影時に合流点まではいったけれども写真を撮り損ねたポイントへとむかいました。

まずは、の合流点です。この場所、川沿地区の中心ともいえるような場所で、近くにイオンや北海道銀行やブックオフなどの大型商業施設がそろっています。このポイント昨年も撮影をしているのですが、あいにくの雨でしかも携帯からコンデジに持ち替えての初めての撮影となり写真の出来がいまいちでしたので、前回に再訪問したわけなのですが、、、。

2013年9月撮影

2013年9月撮影

まずは、昨年の写真を見てみてください。

イオンの駐車場からの撮影ですが川面がしっかりみえていて合流ポイントもしっかり視認できますよね。

ところが前回訪れた時は、橋の工事の影響かそれとも草の育ちがよいのか、同じポイントからはまったく川面が見えなくなっていました。

ついでに訪問した時間はちょうど夕刻一歩前の感じでイオンへのお客さんの出入りも激しくバウも連れ立っていたこともあって、撮影自体にすこし億劫になってしまいかえってきました。

今回は早朝でもありバウもつれていなかったので、じっくりと撮影ポイントをさがした結果、ちょうど合流ポイントに藻岩北会館という施設の駐車場がありそこから河原へ降りられる階段?があったので、そこからの撮影としました。

で、とってきた写真がTOPの写真となるわけです。実は昨年視認した合流ポイントのそばまでいったのですが、そこに川の流れはなく、もっと奥の方で川が合流しているようでした。

川ってこんな一年くらいで流路を数メーターずれることがあるのですね。

撮影場所 札幌市南区川沿2条2丁目5−50
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と北の沢川の合流点

豊平川と北の沢の合流点
暑い日が続く札幌です。札幌の母なる川はこの時期になってくると水もちょうどいい温度に温み流量もぐっとへります。豊平川で川遊びをする人もふえてくる季節です。

そこで朝早く私も豊平川との合流点へのアドベンチャーとしゃれこみました。

実はこの写真、豊平川につかりながら写真を撮っています。さらにこのポイントまで行くためには先ほどのエントリーの真駒内川との合流点から豊平川左岸の堤防内にはいり上流へ向かいます。河畔の草原におりてからは護岸コンクリをたよりに北の沢川の流路をみつけ川の中を歩いて下ってたどり着いたのです。合流点も北の沢川側は滝状となっており、河原もごつごつとしたやわらかい砂岩の塊になっていてかなり野趣あふれる趣でした。ちょっとしたジャングルクルーズ気分です。

北の沢川の鴨

北の沢川遡行途中に出会った鴨

北の沢川遡行途中に出会った鴨の写真なのですが、この鴨もこんなところに人がわけいるなんて思ってもいなかったのでしょう。ちょっと面喰ったように、仲間に侵入者のことをしらせ、写真右に写っている草原の岸をこっそりと上流へと泳いでいきました。私が彼らに危害を加えるような気はまったくなかったことが伝わったのか、飛び立つこともなくこそこそと移動していったのです。

捕食関係にない野生動物同士のすれ違いってこんな感じなのかなと思える不思議な体験でした。

撮影場所 札幌市南区川沿1条1丁目―1
アプローチ難度 ★★★★★★
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000