カテゴリー : 前田

旧軽川~桜景~

旧軽川~桜景~

 

4月も終りになりやっと札幌にも桜の便りが届く。

今年は、若干桜の開花がはやいようだ。

ゴールデンウィーク時期に咲く遅い春の使者とはいえ、やはり桜を見ると春の陽気と新年度への期待が毎年沸き起こる。

子供のころより刷り込まれた日本人の文化的背景なんだろう。

閑話休題

札幌にも桜の名所は数多くある。円山公園や、中島公園、モエレ沼公園などこの時期には桜を見るための人が沢山訪れる。

そんな古くからの名所や有名どころ以外にも、すばらしい桜並木を見せてくれる場所が多々ある。

特に流域の手稲区側、あたりは地域の人たちの尽力で川沿いの緑地にはそれは見事な桜の景色を見せてくれている。

今回訪れた、の旧軽川緑地周辺もそんな並木を見せてくれる穴場の桜スポット。

特にここの桜並木は、様々な桜が絶妙なバランスで目をたのしませてくれる。

旧軽川桜並木

旧軽川桜並木

 

旧軽川緑地

旧軽川緑地

三面コンクリート護岸で、河道さえもコンクリートに削られた人口的で味気ないたたずまいの旧軽川。しかしこの時期だけはこの形状が功を奏し、護岸壁の中に入り桜と川面に落ちる花びらとを、風の強い日でもゆっくりと楽しむことができる。

桜鏡

人ってのは贅沢なもので、普段は護岸された河を見るたび興ざめだのなんだのと毒づいてみたりしても、それに雅や美しさが加味された途端、色めきたつ。

そんな人の業を改めて感じてしまった、今年の花見行。

DSC_0649

 

撮影場所
札幌市手稲区前田 旧軽川緑地
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材 NIKON D3000

新川とアカシア川の合流点

新川とアカシア川の合流点

今回から2エントリーは昨年2014年2月2日手稲の前田森林公園散策で撮影した合流点の紹介となります。

まずは、と前田森林公園内を流れるの合流点です。

アカシア川は、アカシア排水とも呼ばれており人口的に開削された排水路になります。

この写真でもわかるように、石狩湾からほどちかいこの地域、水はけの悪い湿地帯だったのでしょう。そこに畑作などの農業を営むためにはしっかりと排水のできる用水路は必然でしょう。

この日は前田森林公園から手稲山をとりたかったために、この場所まで足をのばしていました。前田森林公園内では歩くスキーで散歩をしているかたがたやクロカンの練習をしているクロカンスキーヤーの方々でにぎわっていました。そんな公園内をまたもや長靴つぼ足で、、、散策路は普通にあるけたのですが、展望の利く森林公園内の施設にいたるまでは膝下が埋まるような新雪帯となっていました。

そんな思いをしながらとったのが、

重い空

この写真です。
今回も前回のモエレ沼の写真同様HDR処理をしています。

撮影場所 北海道札幌市手稲区前田10-5
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

第一わらび川と第二わらび川の合流点

第一わらび川と第二わらび川の合流点
中の川散策もいよいよ大詰めとなりました。

今回の目的でもある桜の写真も前回のエントリーの新川と新発寒桜川の合流点以降結構撮り歩きました。

まずは、今回のエントリーは、第一わらび川第二わらび川の合流点となります。以前お伝えした中の川と第一わらび川の合流点 でもかきましたが、第一わらび川は中の川をそうようにながれています。一方第二わらび川は軽川にそうように流れています。中の川・軽川に挟まれたこの地域の治水のために作られた川なのでしょうか。それとも中の川迷走の影響をなのでしょうか。こういう川筋を見ると妄想をしてしまいます。

今回の写真は桜を前景に排水機場を収めてみました。中の川左岸は奇麗に桜並木がそろっています。このポイントにも写真のように桜満開で目を楽しませてくれます。

中の川桜堤

中の川左岸の桜堤です。綺麗に咲き揃っています。

中の川桜堤

小さな桜のトンネル、成長をしたらどんな風になるのか楽しみです。

影場所 札幌市手稲区前田7条6丁目6−12
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

新川と新発寒桜川の合流点

新川と新発寒桜川の合流点
中の川散策第4弾です。

今回は新川新発寒桜川の合流点です。

桜川なんてなんともロマンチックな名前ですね。写真もいつもとはテイストをかえて水路をおさえずに排水機場をメインにメルヘンタッチに撮ってみました。この川、中の川に右岸に沿うように流れています。発している所は中の川と旧中の川の合流点あたりです。前回お伝えした第一わらび川と中の川をはさんで同じような流れで、新川まで流れています。たぶんですがこの名前がついたのも最近なのではないでしょうか。中の川・軽川の桜堤ができたのは、1990年代ですからね。ただ、この川が流れている区間の中の川左岸には桜並木は中の川・旧中の川合流点付近に少しだけだったりします。これから植樹でもするんですかね。

中の川左岸の桜

中の川左岸の堤防に上ると桜並木があります。手稲山を背景こんな光景も見ることができます。

 

影場所 札幌市手稲区前田10条10丁目9−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

新川と中の川・発寒古川の合流点

新川と中の川・発寒古川の合流点
中の川散策第三弾エントリーは、新川と中の川・発寒古川の合流点です。

中の川が流れ込む新川。この川は札幌市内を流れ海に流れ込むたった3つの本流河川のうちの1つです。現在は二級河川(参考:wikipedia 二級水系河川法として道の管轄に置かれています。この新川、札幌の開拓史とは切っても切れない人口河川です。

 

石狩川の背水の影響によって氾濫を繰り返していた、かつての琴似川や発寒川などの流域の治水と周辺湿地の排水、そして舟運などを目的として1886年(明治19年)から1887年(明治20年)にかけて「琴似川小樽内川大排水」として開削された。

引用:wikipedia:新川(北海道))

この新川の整備とともに、あるいは人の営みの変遷とともに、札幌市内に流れている川はその時々によって流れを変え、新たな川が生まれ、またはそれまであった川は姿を消していきました。
このブログでも時々触れている札幌市内の川の変遷の影にはこの新川が大きく影響していることが多いのです。西区手稲区においてはこの新川がその地勢の形成に大きく関与しています。

もうひとつ写真奥に見える排水機場は発寒古川の合流点です。この川もまた不思議な川で、同じ流路には発寒川をもっておりそちらは石狩川水系の伏籠川に流れを預けているのに、この発寒古川は逆の新川に流れを預けています。しかもこの流路、過去にさかのぼっても発寒川が流れた形跡はないようです。 百花繚乱@シニア様の::歩行記(手稲追分川・旧中の川を歩く)によるとこれは追分川の流路あとのようです。中の川と同じくここにも迷走河川ミステリーがありました。川歩きってほんと楽しいですね。

影場所 札幌市手稲区前田10条10丁目9−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 Canon EOS Kiss X2

中の川と三樽別川の合流点

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昨日に引き続き、今回のエントリーも昨年写真におさめることはできたのですが、川筋本体を捉えることのできなかなった川を撮りにいきました。

中の川三樽別川の合流点です。

写真を見ると二つの川ともそこそこの規模に見えますが、夏~秋の渇水期に訪れると潅木や河原の藪やイタドリに阻まれて、ここまでなかなか近づくことはできない場所なのです。

とはいえ軽い山登りの格好さえしていけば、短い藪漕ぎですむのでしょうが、なにぶん愛犬バウをつれながらの散歩ついでなので、なかなか藪漕ぎは難しい行為なのです。

というわけで、今時期が川筋を拝む最適な時期になるわけです。

 

CA3K0625
前回訪れた時の写真がこちらです。

このようにわしゃわしゃと緑が茂っていたので、すぐそばの橋からズームで撮ったわけです。

この写真を見ると川撮り始めて約1年たって少しは写真の腕があがったかな~、という自己満足の気持ちもわいてきました(^^

撮影場所 札幌市手稲区前田1条4丁目5−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170