山部川・自然観察の森山部川渡渉橋上より。~西岡焼山登山~

山部川・自然観察の森山部川渡渉橋より
札幌の平野部で豊平川以東を流れる中規模河川、。この二つの河川の上流部に挟まれるように横たわっている、白旗山・西岡焼山にわたって敷設されている、自然観察の森。白旗山方面はバウの散歩コースとしてしょっちゅうあるいていますが、今回は、この自然観察の森のもう一方、西岡焼山方面から、この二山を分かつ厚別川支流の、へと向かってみました。

西岡焼山・白旗山そして、羊が丘・桜山の一部は、支笏火砕流堆積物によって形成された丘のような地帯だそうです。ただ、この地帯の両ピークの地質は、火山岩類によって形成されているので、支笏カルデラ噴火の火砕流堆積物が堆積する以前より、山として存在していたのかな?

その両ピークから標高差約200m前後で谷を形成してるのが山部川で、そのほとんどの流域をこの丘陵地帯に預けているので、その存在を知る人はこの森を遊び場としている人たちだけではないでしょうか。

そんな山部川への、ルートは以下の通りです。

スタートIMG_3777
スタートは、西岡~有明・真栄自然歩道のゴルフ場横の出合いからとしました。
天気は気持ちのいい秋晴れ。

前日までの長い雨から下草の雨粒を懸念してコロンビアのサンギルオムニテックをはいてスタートしましたが、おもったよりも道はかわいていました。

しばらく歩くと、遊歩道の西岡公園入り口と山部川分岐との分岐点となりますが、

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まずは、西岡焼山へとへと向かうべく西岡公園入り口方面へと進路をとります。

すぐそばには

焼山への標識

焼山への標識

道の状況は先ほどよりは細くなり草もしげってきますが、秋らしく草の勢いはそれほどつよくなく、低山の藪山の割には明るい林の中の道なのでバウにとってもご機嫌な散策路です。

焼山暫定山頂

焼山暫定山頂

そしてあっという間に今年の冬に泣きながら到達した見覚えのある看板。西岡焼山の暫定山頂標識です。真の山頂へは侵入禁止のようなので、この場所から写真だけとっておきます。

西岡焼山真の山頂方面

西岡焼山真の山頂方面

では、山部川へと向かうこととします。このまま着た道をピストンするのもつまらないので、地形図をたよりに焼山の山腹に縦横につけられている道をたどりつつ周遊してみることにします。

IMG_3786

東方面をみてみると、草かぶりではありますが、ひろくかりわけられた道がありますので、そちらに進路をとることにしました。草かぶりがひどかったのは最初だけですぐに整備された林道(作業林道?)となります。西岡焼山の山頂にはなにやら計測機器が設置されているので、それの保守用につけられている林道なのでしょうか。

風は心地よく、木立をさわさわと音をたててゆらします。道の脇はそれほどおおきな崖や谷もなく、植生はこの標高の割には白樺がおおく、お向かいの白旗山よりも数倍あかるい林の中をのんびりとあるいていきます。

いつものようにgeographicaをみながら、あるいていくと、

分岐

分岐

広めの林道と、笹の荒狩りの道を発見。特段標識もありませんでしたが、笹の荒狩りの道を進むことにします。この山域の特徴なのかもしれませんが、踏み入るのに躊躇しそうな道でも、その様子は最初だけで、はいりこんでいくと割とまともな道だったりします。まぁ、この道は荒狩りではありますが、しっかりと道幅が確保されていたので、藪漕ぎとまではいきませんでした。

IMG_3789

荒狩り道の出口

荒狩りの道をぬけると、ちょっとした林道風の道となりました。T字分岐なので、どちらに行こうかなとかんがえましたが、バウがいきたいほうにいってみることとします。途中、狸のため糞がそこかしこにつまれており、道も草かぶりの細い道となっていきました。人よりも狸他の野生動物の獣道として利用されることが多い道なのでしょうか。若干心持は不安になってきます。

そんな気持ちのままあるいていくと綺麗なカケスが道案内を買って出てくれるようにわれわれの前方の木々を5~6本ごと先行しつつ飛んでいってくれたり、

謎の実

謎の実

道の真ん中に謎の赤い実を見つけたり。

不安ながらも楽しい山歩きを堪能していきます。

自然歩道との出合い

自然歩道との出合い

そんな細い獣道のような道をあるきつめると、自然観察の森の自然歩道との出合いとなります。細道はこの写真の丁度笹の中なのですが、こうやって見てみると、自然歩道を歩いていれば、気づかないような道なんですね。これじゃあ、獣たちの道となってしまうこともうなづけます。

ここから山部川へあっという間でした。

山部川

山部川

山部川

山部川

ここで、写真をとりながらバウと戯れたあと、白旗山方面へと向かおうかなとおもいましたが、病み上がりの体に無理はさせたくなかったので、おとなしく帰ることとします。標高差約200mの上り返しを約1.6kmで登行する自然歩道ルートが丁度いいでしょう。

自然歩道

自然歩道

なんてなめていましたが、山部川の支流沿いにつけられたこの道、、道中いち一番細くて片側がきり落ちているせまい道。ちょっと慎重にあるいていきました。バウはいつものごとくうきうきであるいてくのですがね(笑

そんなこんなで、無事車に到着。

今回は雨にあたることもなく、あかるい秋の山歩きを堪能できました。

この陽気の割にはスライドした人は一人だけ、林の中は広葉樹主体の明るい林。一人静かに山歩きをたのしみたければ、絶好のルートをあるく事ができました。

 

撮影場所 札幌市豊平区西岡 自然観察の森山部川渡渉橋
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

真栄川と西真栄川の合流点

真栄川と西真栄川の合流点

ぐっと冷え込んだ2014年12月13日。雪もご覧のようにしんしんと降り積もってきます。本格的な冬の到来となりました。そんな日に訪れたのが、の合流点です。写真は真栄川方向からの撮影です。私有地を両岸に携え三面護岸の流路となるためこれ以上はちかづけませんでした。これ以上近づこうとおもえば、川の中に入る対岸の山に分け入るしかありません。その二つともこの雪の中では現実的ではありませんので、真栄川にかかる橋の上からの撮影としました。

ところでこの真栄川、左岸の有明の山の中から流れ出ているのですが、その川面を地上に現している区間が非常に短いのが地図から見て取れます。そのほとんどをゴルフ場の敷地内を流れているようなので、地図で現状の比較は難しいので、実地検証はできませんが、多分地図を信じるとゴルフ場内では暗渠になっているのではないでしょうか。そう考えるとこの真栄川の現在の利用方法は、ゴルフ場の排水利用が大きな割合をしめているのでしょうか。このあたりは結構な丘陵地域なので、高低差のある楽しいゴルフ場になるのではないかとは思います。ただ、ゴルフ場といえば、しっかりと整備された芝とフィールド。その整地にはやはり水はけとの戦いがあるでしょう。この真栄川もそれに一役かっているのかもしれませんね。

と、もうゴルフどころではない雪の日にそんなことを考えながら地図を見ながらこのブログを書いているのでした。

撮影場所 札幌市清田区真栄395
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

西真栄川と左真栄川の合流点

西真栄川と左真栄川の合流点

今回の合流ポイントは、厚別川支流系が左から流れてくると合流する地点です。札幌市内を流れる川の中で3番目の流域を誇る 厚別川だけあって、その支流も数多くあります。この今回の西真栄川と左真栄川は後に真栄川に合流するわけなのですが、西だの、左の、ほかにも東だのあって、もしかしたら右もあるのではないかという勢いです。それはさておき、真栄川流域は、厚別川と白旗山を中心とする丘陵帯をはさんで対に流れています。そして写真の奥に見える山を越えると今度は西岡~澄川の段丘地へと続きます。ちょうどこの真栄川流域は山地のハザマに流れている川ということになります。そんな場所なのですが、写真をみていただけるとわかるとおもいます、護岸のされかたがなかなかおしゃれな感じにみえませんか? 実は、この奥にハイテクヒル真栄っていうIT関係の企業を誘致した工業団地があったりして、緑地・環境保安林として整備されているのです。ちょうど、厚別区下野幌のテクノパークのような感じになるのでしょうか。ただ惜しむらくはこの場所、かなり交通の便が悪くなかなか誘致が進まなかったようです。拠点を置いている企業数があまり多くないのがそれをものがったいます。

ところで、山の狭間と先ほどかきました。

そうです。ここのそばには距離スキーで有名な 札幌50峰のうちの一つ白旗山への入り口があるのです。

と、いうわけで、

白幡山真栄口

白幡山真栄口

真栄口から入林します(^^

ここの入り口は札幌市の自然観察の森として整備されていて看板もおおいし、距離スキーをおこなう場所なので、道も整備されているだろうと、すすんでいきました。

5分くらい広めのゆるい坂の林道をあるくとまず、

最初の分岐

最初の分岐

最初の分岐らしき場所に到着しました。さすが整備されているだけあって、いろんなところにわき道がたくさんありました。あらかじめ頭にいれていた登山ルートにはこんなにいっぱい道なかったよ。。。と少し不安になりました。ここで、iPhoneをとりだし。、グーグルマップをみてみると、、、。そうだった、グーグルマップには道はしるされていなかったんだ、、、。

ん~~~。まぁ、こんな広々とした林道だし、まっすぐ行けば迷うことはないだろうと歩みをすすめました。

4番ポスト

札幌台方面への向かう観察路との分岐
4番

3分ほどあるくとまた標識がありました。札幌台や三角点(月寒)方面へと向かう観察路との分岐点とのこと。地図もあるのですが、この地図、札幌市自然観察の森の分しかなく、白旗山へ向かう地図が記載されていません。。。 またまた不安に、、、、。

看板がこんなにいっぱいあるのに不安になるなんて、、

とりあえず曲がらずに林道を歩いていきます。

白幡山の分岐広場

白幡山の分岐広場

気持ちの良い日だったのでカラマツ林の写真を取りながら10分ほどあるくと、白旗山への標識がある分岐広場にたどりつきました。

ここでやっとほっとして、歩みを矢印のほうへ向けていきます。道は先ほどの林道よりは狭くなり自然散策路ってな感じになってきます。

そこからさらに5分ほどあるくと、

白幡山への倒れた看板

白幡山への倒れた看板

道の分岐があったのですが、、、看板倒れてるよ、、、、。よく漫画である道しるべにだまされるパターンか。。。。とここでも若干不安になりつつも、矢印に従い細い坂道を登っていくこととしました。

そして5分登ると、

ふれあいの森分岐

ふれあいの森分岐

T字路につきあたりふれあいの森との分岐看板に行き当たりました(^^ 、またもやホッとしつつ矢印の方向へ。

ここからが、今回のルート中やっと登山道といえるような急坂になってきました。多分尾根道になるのでしょうね。階段が整備されているその坂をえっちらおっちらゆっくりのぼってい30分ほどで

白幡山山頂

白幡山山頂

白旗山の山頂へと登頂しました!

眺望は望めないのは、インターネットを調べてわかっていたので、この山頂標識をパシャパシャととって遊んでいきました。

時期のせいか、山頂にはだれもいなく、途中すれ違った人も2組と静かな山歩きができました(^^。

この時期の低山登山は軽く汗かいてくだりは涼やかな空気にあたりながら気持ちよく降りてこれるのでいいですね。

と、いうわけで札幌50峰7座目、白旗山(321・5m)約1時間ほどののんびり山歩きでした。

 

撮影場所 札幌市清田区真栄410−42
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

厚別川と山部川・真栄川の合流点

SDIM8532
4月にはいってから順調に雪解けがすすんできた札幌ですが、先日夕刻から強い風がついた雪が降ってきました。

まぁ5月にはいっても時々雪の降る街なので、そんなに驚きはしないのですが、でもちょっとテンションは下がりますね、、、。

それはさておき、今回のエントリーは厚別川山部川真栄川の合流点です。

前回の中の川・富丘川・西宮の沢川の合流点のように2つの河川が一つの河川に同時に合わさる交差点のような合流点ではなく、まず真栄川と山部川が合わさり、その直後山部川が厚別川に合流する形をとります。そしてこの写真は山部川から厚別川の合流点に向かってシャッターをきりました。

この写真をみてみると、または地図のこの地域を見てみると山部川が道なり?のような流をかたちづくりそこに厚別川が合流するように見えますが、右から流れてくる厚別川が90度近いカーブを描き、そのカーブの頂点に山部川があわさっているのです。とは言えこの地点までの川幅は厚別川も山部川もそれほど大差はなく、もし山部川の源流がもっと山奥で流域距離が厚別川よりも長ければ、山部川が本流になってたかも??なんていう妄想をしてしまいます。こんな妄想をしながら川をみるのもとても楽しいものですね(^^

SDIM8535
おまけ。
4月にはいっても新雪が積もる札幌なのでした。

撮影場所 札幌市清田区真栄5条1丁目8−10山部橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2