盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点~盤渓山登山~

盤渓川と無名川(盤渓川支流)の合流点

雪が舞い降りるクリスマス。中央区の山間部、盤渓地区の奥、盤渓市民の森の入り口付近で合わせる、の合流点を訪れました。

札幌市の河川区分では、丁度ここから盤渓川の名称となるようですが、もっと奥まで川筋は伸びています。

ここのポイントは妙福寺というお寺への連絡道を挟んで、山側に向かって左から盤渓川が道路の下をくぐり右側に流れている無名川と合流する地点となっています。写真では残念ながら合流ポイントはみきれてしまっていますが、こちらの写真のほうが、冬の季節感があり好きな構図なのでtopへと掲載しました。

ところで、無名川、、、、、。

別に私が勝手につけたわけでもなく、空知総合振興局の土石流危険渓流一覧から調べだしたものです。

この一覧表には札幌市内に流れる小さな沢に「無名川」として命名している河川もわりと多いようです。

ほかにはあきらかに通称・愛称のような名前の河川名も多く、見ていて飽きない一覧ですので、見てみることをお勧めします。

リンク→空知総合振興局土石流危険渓流一覧

 

ところで、この盤渓川はその名の通り、盤渓山から流れ出る河川です。2015年版の北海道夏山ガイドに掲載されて夏道もあることが、広く知られたようですが、それまでは冬の気軽に雪中登山ができる山としてしられていました。

そこで、今シーズの雪山初めとしてこの山を登ってみることにしました。

・・・・とはいうものの、三菱山(ばんけいスキー場)で山スキー体験してきたので、厳密には今シーズン2座目ですが・・・・
詳しくは、ヤマレコに記録をアップしていますので、こちらをみてみてください。

今シーズンの冬装備として、ワークマンの防寒ストレッチウェアと同じくワークマンの格安手袋を新調しましたので、その使い心地もためせるでしょう。 さらに久々の雪歩きなので、スノーシューもザックにくくりつけてスタートです。

最初は、妙福寺へとつながる車道をテクテクあるいていきます。

道路がカーブをしだすあたりに、

入山場所

入山場所

山火事注意の大きな看板がくくりつけられている木のあたりから入山します。

天気予報は降雪だったのですが、案外晴れ間がのこっており、気持ちよく歩くことができそうです。

かなりな人たちがこの山に入っているのでしょう。しっかりと踏み固められたトレースが遊歩道のようについていました。冬道でこんなに明瞭な道に出会ったことはないので、気分は夏山登山道をあるいているようでした。

しばらくあるくと、

盤渓川渡渉点

盤渓川渡渉点

盤渓川を渡渉するポイントになります。左岸の歩幅程度の細い沢を渡るわけなのですが、雪道での渡渉は初なので、かなり緊張をしました。水に濡れたら帰る気満々でえいやっと、川を渡ります。

無事にわたりきった後は遊歩道並みのふみ跡にみちびかれ林の中へと分け入っていきます。もちろんそんな状態なので、スノーシューをつけることもなく、また軽く雪が積もり、ふみ跡も程よくグリップするので、軽アイゼンもつけることなく、緩い傾斜を快適に登っていきます。

遊歩道のようなふみ跡

遊歩道のようなふみ跡

こんな快適な道を標高450m地点くらいまでいくと、

盤渓山が見えてきます。

盤渓山が見えてきます。

木々のあいだから盤渓山の稜線がみえてきます。

札幌の低山らしく、木々が密集した藪山なのですが、この時期は葉もないので、冬の木漏れ日が林の中までしっかりと届く気持ちのよい日差しを味わうことができました。

このまま天気が持ってくれればいいなと思いながら、トコトコと今回使っている尾根ともう一本南側の尾根が合流する場所あたりまで、来ると雲ゆきがあやしくなり、山頂下の急登区間になると見事に雪がおちてきました。

山頂下の急登区間

山頂下の急登区間

傾斜は奥三角山や、兜峰の急登のような傾斜具合なのですが、斜面が広く平均して同じ傾斜なので、直登ではなく斜めに斜めに登るようにふみ跡がついていましたので、それにしたがって登っていきます。

そして程なくして山頂へと到着。

盤渓山山頂

盤渓山山頂

展望自慢の山とのことでしたが、さすがに雪が降っているとその自慢の展望を楽しむことができません。

雪も風も強くなってきたので、そそくさと山頂をあとにしました。

一休みできそうなところを探して登って着た道をピストンでおりましたが、空模様も回復の兆しどころかどんどん雪と風が激しくなる始末。

のぼりには遊歩道並みの明瞭だったふみ跡も、20分前に着いたはずの私の足跡さえもきえていました。

雪山ならではの緊張感です。

降雪時のウェアの機能を確かめるのにも丁度よかったかも知れません。

果たして、その撥水性はというと、残念ながらイマイチといわざるおえませんでした。雪が降らないような状況でしたら、満足に足りるものですが、雪が降るとやはりつくりの弱さがでるのか、若干しみそうな気配がしてきます。

今回のような行動時間が短い山行だと許容範囲ですが、もっと長い時間を行動することとなったりとか、標高が高いところで行動となると、不安な感じがしました。

あと手袋も変に群れるので、突然風がついたりして体感温度が急激に下がるような状況だとこちらも不安な感じがします。

まぁ、今シーズンの冬山の計画としては、8時間以上の行動時間をかける山は登らないつもりなので、この装備で通そうかとはおもっています。

そんなこんなで、スノーシューは最後まではかずに雪面を快適に駆け下りて無事に下山となりました。

 

撮影場所 北海道札幌市中央区盤渓450
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sony DSC-W170

 

宮城沢川秋景~阿部山登山~

宮城沢川秋景
2015年秋の紅葉と川の風景をまた撮りにいきました。

今回は西区平和のです。黄色と赤と緑がちょっとした庭園風のバランスで宮城沢川の河畔をいろどっていました。

札幌の市街地に張り出した三角山~大倉山の札幌連山と手稲山との間に切れ込んだ平地部、西野~福井~平和地区の丁度ドンツキにある平和霊園の奥にあるの支流の川なのですが、流量が結構豊富な川でを落としている川として、このブログでも数度取り上げています。

今回も実は精竜の滝を撮りにいこうと思ったのですが、結論からいうと今回も見事に敗退してきました。

はい。3連敗中です。

なかなか合いにいけない精竜の滝。夏・冬そして今回の秋と敗退しているので、今度は春にでもアプローチをしみようと思います。

で、今回は以前訪れたときに一緒に敗退してきた札幌50峰に数えられる、阿部山へとリベンジしてきました。

一般には夏道のない山としてしられ、冬に登られる藪山とのことです。私も以前敗退して着たときは、冬の終りに登りにきていたのですが、インターネットをみてみると、どうやら夏道があるとのことだったので、秋も深まり藪の勢いもうすまったであろう今回チャレンジしてみました。

まずは、平和霊園のドンツキの林道ゲートをくぐり宮城沢林道へと入り、おなじみの宮城沢川の渡渉の鉄骨橋を渡ります。

宮城沢林道鉄骨橋

宮城沢林道鉄骨橋

今日は相方さんも一緒の山行で、

そろーりそろそろ

そろーりそろそろ

びびりながら慎重に鉄骨橋を渡って行きます。

今日は、雨混じりの天気予報なので、雨具を着込んでのチャレンジです。雨まじりなので鉄骨がすべるかもしれないとおもいつつ私も慎重にわたっていきました。

宮城沢林道をとっとこあるいていき、ちょっと大き目の宮城沢の支沢にかかる頼りなげな土盛の橋をわたったところが阿部山への踏み分け道の入り口です。

別に森林管理局なんかが管理している道でもなく、標識があるわけでもないのですが、ピンクテープが2本ほどぶらさがっていたので、「ああ、ここだな」とわかるようにはなっています。

国土地理院の地図だと、歩道マークが丁度、この沢の対岸についている場所でもあるのですが、この歩道もあるのかないのかわからない程度でした。

登山道?踏み分け?

登山道?踏み分け?

いざ突入

いざ突入

最初の取り付きこそ、藪に覆われて「本当にここにはいるの?」ってな雰囲気ではあるのですが、だいたい山の中の踏み分けとかちょっとだけマイナーなルートがそうであるように、今回も最初だけで中にはいっていくときっちりと笹が刈りわけられていて、ふみ跡というよりはれっきとした登山ルートとして確立されていました。
きっとボランティアで刈りわけつけている人がいるんでしょうね。使わせてもらって感謝です。

綺麗にかりわけられている笹原の中からは、

笹の絨毯と紅葉

笹の絨毯と紅葉

笹越しに、紅葉がちらほらと見えてきます。

雨が降り出しそうな気配ではありますが、これから先が期待できます。

笹原の道はわりと緩やかな傾斜で、それが過ぎると笹はなくなり薄い藪の急なのぼりとなっていきます。要所要所にピンクテープがさげられていますので、それを頼りに登ってきます。ただ、ピンクテープの位置が割りと高めにさがっているところもあったので、冬道としてもこのルートはつかわれているのかもしれません。

このあたりから雨が降り出しカメラをしまいました。

そこそこな急な登りで、ロープもあるわけでもなく、地面は踏み跡プラスαな状態でずるずるとすべる箇所もあり手を使って周りの藪や木々や地面をつかみながらの登りとなったので、カメラをぶら下げての登行よりはしまっておいて正解だったかもしれません。

その急なのぼりを越えると、一個目の細尾根にたどりつきます。標高は550m前後。このあたりから当たりは金色の世界となって行きます。

丁度日太陽がてってきて、

DSC_0187

こんな景色を静かな山の中でわれわれの貸切とすることができました。

この細尾根を少し歩くとまた軽い登りがはじまりますが、そこから先は写真をとることも忘れてしまうほどの金色の世界でした。

DSC_0186

遠くには、阿部山の東尾根の山肌が紅葉越しに見え、

DSC_0180

近くはまったくの金色の木漏れ日。

最高の紅葉狩りを堪能しました。

雨がふったりやんだりで、登りの時にはカメラを出すタイミングがはかれなかったので、上三枚の写真はくだりのときに丁度の一個目の細尾根についたときにまた日がでたので、写真をとりました。

2個目の細尾根のほうがこれの万倍も素敵な景色につつまれていのですが、残念ながらカメラをだしそびれていました。

そんな最高の秋色に包まれ、

阿部山山頂

阿部山山頂

阿部山山頂へとたどりついたのです。

山頂は若干広くかりわけられていて、東尾根へと続く踏み跡も明瞭にありました。

ここで、いつもの通り山ご飯としようとしたのですが、いきなり風が強まり雨音がきこえだしてきたとおもったら、すぐさま大粒の雨がふってきました。

ご飯を急いで食べ、登りのときはズボンだけだった雨具を上も着込み、雨の中装備にチェンジでおりていくこととしました。

帰りは厄介な倒木を行きとは逆側にまいたおかげで、あわや道迷いとなりそうでしたが、早めに気づきルートをもどしていきました。

でも、考えてみれば藪の薄い急登り区間だと、道迷いっていうよりも好きな場所を歩いていくってだけの感覚でしたが(笑

そんなわけで、夏山ガイドにもまだのっていないまだまだ隠れ家的な存在の阿部山夏道ルートを堪能してきたのでした。

いや~~、藪山は秋が最高ですね~~。

ただし、今回その藪山のおかげで雨具ズボンのお尻とスパッツの紐を破損してしまいました。

もっと丈夫なの用意しておかなきゃですね。

札幌50峰 35/50座 阿部山(703m)

撮影場所 札幌市西区平和
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon D3000

琴似発寒川と左水無川の合流点~荒井山ナイトハイク~

琴似発寒川と左水無川の合流点
海のない街札幌にもカモメは飛んできます。そんな写真がとれたのは、の合流点がある発寒川緑地です。

すすきのにもカモメが現れるので、別段珍しくはないことなのですが、カモメって人なれをしていて、彼らのほうからカメラを構えた私に撮ってくれといわんばかりに飛んできてくれました。

今回特別出演のカモメさん 魚道で魚待ち?

今回特別出演のカモメさん
魚道で魚待ち?

琴似発寒川はこのように魚道が整備されていて、魚がすみやすい環境を整えている川なので、カモメもそれを狙ってここまで登ってきているのでしょうか。

ちなみにもう一方の左水無川ですが、

左水無川と琴似発寒川

左水無川と琴似発寒川

ここ発寒川緑地に連絡するように延びている西野緑道に沿って流れている(途中暗渠になっているらしい)川です。

このポイントよりもう少し上流で琴似発寒川から取水し、西野緑道にそいながら西野の住宅街を流れここで再び琴似発寒川と合流しているようです。今度機会を作って西野緑道も歩いてみたいと思います。

で、今回はこの琴似発寒川から三角山を隔てた荒井山からの夜景撮影を目論んで実行してきました。ルートは以下の通りです。

発寒川緑地から車を走らせ宮の森へ。そこかから大倉山シャンツェの駐車場に車を止め、荒井山の入り口へと向かいました。

荒井山入り口

荒井山入り口

暗くなってきてからのスタートなので、山道は真っ暗、、、、この写真よりは若干あたりが見える程度。

ちょっとひるみました。

大倉山シャンツエの写真を意味もなく撮ってみたりして、

大倉山シェンツェ

大倉山シェンツェ

気分を落ち着かせます。

何回か帰ろうかとおもいましたが、携帯のライトを懐中電灯代わりにしてバウと一緒にスタートしました。

暗い道のりでしたが、荒井山山頂は一度いったことがあるし、木の段が整備されているのですぐに到着しました。

荒井山山頂

荒井山山頂

荒井山の山頂は木々にかこまれているし山頂標識もないので、昼に行っても夜にいっても変わらないですよね。

そそくさと写真をとり、そのまま今度は荒井山の展望台へと向かいます。

ここは傾斜のあるところは木段が設置されているので携帯のライトたよりでも何の苦もなくあるけるのですが、傾斜が緩くなったあたりから、木段はなくなり、土の歩道になります。そしてそこは実は片側が谷地形になっていたりするのです。まぁ落ちてもすぐにあがってこられるような場所なのですが、やっぱり暗い道では不安ですね。歩行中一回だけ道から片足が外れてこけそうになりました。。。。

やはりナイトハイクにはそれようのライトが必要ですね。

実は今回ナイトハイクをしようとおもったのは、前回の神威岳・烏帽子岳の11時間山行経験があったからです。結果的には日が落ちる前にかえってきましたが、もしもっと日の短いときの山行だったら、あの時の持ち物(携帯のライト)で無事に下山できていたかを確かめたかったのです。

結論はもちろん携帯のライトでは役に立たたないですね。

携帯のライトは、そこそこはてらしてくれるのですが、時間がたつと消えてしまいますし、ホールドが不安定です。非常用にもなりません。しっかりとしたライトを入手したほうがいいってことを思い知らされました。

草かぶりの道は特に怖かったです。

そんな実証をおこないながらすぐに、展望所につき、写真を数枚撮影。当然蚊もよってくるわけですが、今回なぜか虫除けスプレーをもっていかなったので、落ち着いてカメラの設定が出せず。測光設定も失敗し、

荒井山からの札幌夜景

荒井山からの札幌夜景

なんとか見れるのはこれくらいでしかもこれもピンボケだったりです。

あまり夜景撮影をしないので、やはり設定の判断が甘いですね。

ひとしきり写真をとった後は、元着た真っ暗な山道を登り返す気がおきなく、宮の森シャンツェと結ぶ一般道まで降りて、そこから大倉山シャンツェの駐車場までの坂道をのぼることとしました。

荒井山入り口からは約10分で山頂なのですが、そこから麓までおりて上り返すには、30分くらい必要でした。

今回の目的の一つライトの実証ができたし、思ってた以上に汗をかけたので、まぁよしとします。

撮影所 札幌市西区西野7条1丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 /

布敷の滝(琴似発寒川支流金鉱の沢)~手稲山登山~

布敷の滝(琴似発寒川)

今回のエントリーは夏らしく滝撮りです。

場所は、手稲山へ登る平和の滝ルート上にある、布敷の滝です。(下のルート図の薄い緑のマーカーの場所です。)

手稲山へと登る登山道脇に末広がりの急傾斜のナメ滝をサラサラと見せてくれるその姿、いろんな書籍やWEBで紹介されている写真をみて、その写真から心地の良いやわらかな滝音が聞えそうな気がしました。

いつかは訪れようとおもっていまして、山登りをし始めたのもこの滝を見てみたいという気持ちもあったりなかったり、、、。

そんな憧れの布敷の滝にやっとおとずれることができました。

カテゴリーとしては、として登録していますが、この滝をおとしている沢は琴似発寒川の支流で、ここから、少し下流に移って、琴似発寒川へと合流します。

札幌市河川網図では、無名川として分類されている川です。

まぁ、河川網図に表記があるのだから、一応札幌市でも管理対象の河川なのでしょう。

でも、わりと親しまれている沢なのでもしかしたら名前があるかもしれません。もしわかったらその時修正することとして、今回は琴似発寒川のカテゴリに含めておきます。


追記

この布敷の滝が落ちる川ですが、どうやら、金鉱の沢というそうです。

20年くらいまえに刊行されていた、緑の風というハイキングクラブ著作の「さわやかハイキング」という本に表記がありました。
で、今回歩いた手稲山への登山道平和の滝ルートはその道中の前半を琴似発寒川沿いを進んでいきます。そして約3.5kmほど歩いてこの滝へとたどりつきます。

当然、川を撮りながら、そしてお目当ての布敷の滝に到着した後は、そのまま札幌市民で1、2を争う有名山の手稲山へ登ることとしました。(ちなみに手稲山は、札幌50峰・北海道百名山になっています。)

ルートは以下の通りです。

 

まずスタートは平和の滝の公園駐車場からです。

スタートです。

スタートです。

空を見ると青空が覗いていい天気なのですが、日中徐々に曇りになるとのこと。

山頂で、いい感じの展望を得られるかなと淡い期待と貧脚の私ではまず無理だなという諦めの気分がせめぎあいつつ

ルート序盤の道路状況

ルート序盤の道路状況

こんな広い林道を琴似発寒川のせせらぎを聞きながら進んでいきます。

このルート、山側は鬱蒼とした林。谷側が琴似発寒川。 熊の絶好の通り道らしく、よく目撃情報や、糞や痕跡が報告されているルートでもあります。 合いたくないな~~とおもいつつ、結構人が入っている道なので、日中は出てこないよな~と根拠のない安心感をもちつつゆっくりと進んでいきます。

15分ほど進むと、

お休みどころ

お休みどころ

こんなお休みどころがあって、

そのすぐ奥に、

砂防ダム

砂防ダム

涼しげな水を落とす砂防ダムがありました。

このルート、このように琴似発寒川の横にきられているので、こんな涼しげな場所がほかにもあります。

琴似発寒川

琴似発寒川

ルートは途中琴似発寒川を高まいたり近づいたりしつつ付かず離れずすすんでいきます。

そして、琴似発寒川を離れるとすぐに、布敷の滝が落ちる無名川(金鉱の沢)沿いの道となります。

琴似発寒川支流無名川

琴似発寒川支流金鉱の沢

このちょっとした瀬の奥に、

お休みどころその2

お休みどころその2

二つ目のお休みどころがあり、ここからいよいよ道は傾斜を増しはじめていきます。

お休みどころ直後

お休みどころ直後

いままで、ゆったりとした道をあるいていたので、やっと登山をしている気分になってきます。途中、

緑のトンネル

緑のトンネル

楓の葉が頭の上にかぶさる緑のトンネルがあったり深山の雰囲気をかもしだしてきます。きっとこの場所紅葉時期に来ると見事な紅葉トンネルになるのでは、なんて期待をもちながら、どんどんあるいていきます。

一旦沢型にはいります。

一旦沢型にはいります。

一旦沢型にはいって川を渡ると、

IMG_2284

 

いよいよ、今回のメインディッシュ

布敷の滝へとたどりつきます。

ここで、いろんなアングルで写真をとりつつ、結構な時間をつぶしたあと、

布敷の滝 別アングル

布敷の滝 別アングル

先へ進むこととします。

ここをすぎると、

岩場がはじまります。

岩場がはじまります。

かなりおおきな岩がごろごろする岩場がはじまりだします。

さらに少しあるくと、

岩場

岩場

こんな尖った岩がまちうけています。

岩場は、八剣山でちょろっと経験したぐらいでこんな大きな岩は初めてみました。

先に進むのに四苦八苦しはじめます。

でも、ここの岩場、下から水の音がきこえてくるのです。

もしかしたら、ここってもともと沢だったのかな。

伏流水

伏流水

岩のフィルターを通しての伏流水ってはじめてみました。

川好きとしては、これはものすごく嬉しい経験です。こんな岩場を歩いた甲斐があるってものです。

ガレ場近し

ガレ場近し

平和の滝ルート名物のガレ場がはじまりだします。

夏山ガイドの本では、初級として紹介をされていました。

だけど、はじめてのさっぽろ山ガールって本では、紹介山岳の中では最高難度として紹介されていました。

どこをどう歩けと、、、。

どこをどう歩けと、、、。

これが問題のガレ場です。

いったいどこをどうあるけというのですか、、、、。

シングルポールで挑み、ザックには三脚(結局使わなかったです。。。)をくくりつけ、カメラは一旦ザックイン、、、。

ザックの重みと私の体重にポールはグリップを失い、、ずるずる滑るは、私の足元もどこを歩けばいいのかわからない岩場に戸惑い、ふらつくわ、、。かなり帰りたくなってきました。

布敷の滝過ぎてからの岩場で、若干やられ気味だった私の体はかなり疲弊していきます。

なんとかよろよろと広大なガレ場をとおりこして樹林帯にはいったと思ったら、まだまだ岩が続きます。。

ガレ場のあとにも岩が

ガレ場のあとにも岩が

もうね、やられまくりました。

冬山では、膝を折って休むこともしばしばありましたが、いままで夏山ではそんな体たらくに陥ることはなかったのですが、今回初の膝折です、、、。 さすが、「はじめてのさっぽろ山ガール」最高難度!! ちなみに私は男ですが、、、orz

バウや相方さんつれてこなくてよかった、、、、。

もう、なんども泣きそうになりつつも、

やっと

980ケルン

980ケルン

平和の滝ルートのゴールとして紹介されている、980Mケルンに到着すると、あたりは雲の中、、、orz

ある程度予想はしていましたが、やっぱりつまんないですね。

この先からは、激しい道はなくまったりとした山道と山頂までの林道に合流をしてから、手稲山おなじみのアンテナ群を潜り抜け、

手稲山山頂

手稲山山頂三角点

 

手稲っていいね。 BY ていぬ

手稲っていいね。
BY ていぬ

手稲神社奥宮

手稲神社奥宮

山頂へ到着です。

でも、、、まっしろけ、、、。

つまんないです、、、。

ここで、いつもの山頂儀式です。カロリー補給・水分補給・一服・生着替え をおこないます。

今回の登り工程時間、、、4時間、、、。orz

標準タイムより1時間押しです、、、。

山頂はとりましたが、久々の敗北感です。 岩場、、嫌いです、、、、。

そして降りるときも、、、

当然岩を歩かなければ、おりれません。

当然岩を歩かなければ、おりれません。

岩場をあるくわけですよね、、、。

なんだか、お腹いっぱいです。

慎重に慎重に、、よたよた歩きながら、

後続の下山者にもぬかされながら、

花の写真をとりつつ

下り、3時間、、、標準より40分押し、、

で降りてきました。

今回のこの敗北、、、

  • 岩場の歩き方。
  • 使わない三脚の携行(約2㎏)。

この2点があきらかな要因です、、、

三脚のおかげで、腕しびれたし、、、

岩場のおかげで、足裏いたいし、、。

ほとんど苦行の山行でした。

まぁ、岩場の歩き方はこれからも随所ででてくるでしょうから、なんとか研究しなければいけないですがね、、、。

と、いうわけで、

札幌50峰 24座/50座 手稲山(1023.1m) GETしました。

 

撮影場所 札幌市西区平和 布敷の滝
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

精竜の滝 (宮城沢川)

精竜の滝(宮城沢)

以前敗退した精竜の滝へリベンジしにいきました。結果としてはまたまた敗退なわけなのですが、、、、。

敗因としては、融雪期のの増水をきらって崖上を歩いていったため、結局は木々の隙間からしか写真を撮ることができなかったことなのですが、今回歩いてみてわかったのが、以前迷った藪の中から林道へはそれほど距離がなかったということです。

下記にGPSログを掲載します。

林道から10M~20Mといったところで、以前はうろうろしていたのです。今回は藪がないので、気楽にはいっていけました。

まぁ、今回は前回迷ったところの再確認という意味合いももってここに入っていったのでまぁよしとします。ただ、再度精竜の滝へは正規ルートを使ってアタックしようとも思っています。

で、ついでなので阿部山の麓を散策しようとおもいました。山頂へのアタックはこの日は午後から雨の予報がでていたので、はなから眼中にはありませんでした。どちらかというと次の冬山シーズンの山頂アタックへ向けて、宮城の沢ルートでの取り付きやすそうな場所 を踏査するといった意味合いです。

 

まずは、いつもの平和霊園の駐車場をスタートします。

スタート

スタート

平和霊園の中の道路はしっかり除雪されていて舗装もみえていたのですが、林道内はさすがに雪がこんもり。ただこの時期なので、つぼ足でいってみようと思います。一応カンジキはリュックに無理やりくくりつけてもっていきました。雪質は結構しまった雪で、つぼ足でもたまに脛くらいまでぬかるくらいでゆっくり歩くには丁度良い案配です。

しばらく歩くと、おなじみの第一渡渉地点です。

宮城沢第一渡渉地点

宮城沢第一渡渉地点

夏にきたときは宮城の沢川を長靴でジャブジャブわたっていったのですが、まだ水は冷たいでしょうし、今回は長靴とはいえどもトレッキング用の長靴なので、水に入るのはやめておきます。この鉄骨の橋をおそるおそるおちないようにわたることにしました。もう少しまえだとこの橋のよこにスノーブリッジができていて、百松沢山や阿部山へ登る人はそこを使うようです。ただスノーブリッジが落ちたあとでも渡った先の林道内には結構な数のトレースがありました。

SDIM9512

みなさん登っているのですね~。

ここからしばらくあるいてからTOPの写真を撮りに林道から外れて宮城の沢の崖の上を歩いて写真をとっていきました。脛くらいまではぬかったり、根開きしているところを見逃して腿あたりまでズボーっときたりしましたが、小鳥のさえずりを聞きながら気分よく歩いていき、やっぱりかという残念な気分で滝を写真に収めたあとは、377コブを目指して山の中に入ることにします。

いざ山中へ。

いざ山中へ。

丁度このあたりにピンクテープとトレースがあったので、それをたどることとしました。ここからは沢伝いに山の中へと進むのですが、目指す377コブをみてみると、一つ沢型を挟んだ向こう側、、、。雪に覆われていますが、もし下が解けていたら水ポチャ必至です。ここは無理をせずに、雪に覆われた沢と地図にものっている勢いのいい沢との間の尾根的なところ登っていきます。途中まであったつぼ足のふみ跡はいつしかなくなり、いつのまにかスキーの跡にかわっていました。まぁ、ちょうどいいやと思いゆっくりと疎林の中を歩いていきます。空はどんより曇り空。小鳥の声もいつしか聞えなくなってきました。これが晴れ間が出ていて小鳥のさえずりもきこえてきたのなら最高の気分で阿部山山頂をめざすのでしょうが、、この天気じゃぁね~~。

というわけで当初の計画通り377コブをめざします。といっても途中までは阿部山へのルートとほとんど同じ場所を通っています。ただ、進行方向右側の沢形がなくなる辺りで目処をつけてコブのほうへ逆進していきました。途中鹿のふみ跡を見ながらのまったりハイクです。風も少しふいたりしていますが、気温自体はそれほどさがっていないので、寒さもそんなにかんじません。

377コブの後ろコブ?

377コブの後ろコブ?

尾根にたどり着くとつぼ足のふみ跡が数本。ここを経由して阿部山に向かう人たちでしょうか?そんなことを思いながら377コブの後ろコブにたどりつきました。後ろをみてみると、阿部山の本尾根へととりつくかなりな急登りがみえます。私の足だとすぐには登れそうもない坂です。きっと阿部山山頂をめざしたら下山前に雨にあたってしまいますね。雪道で雨にあたるなんて最悪ですし、最後に渡渉もありますので、無理は禁物です。座右の銘はゆるゆる軽登山ですから。

そんなこんなで、377コブに到着しました。

377コブ

377コブ

コブ上からの景色はそれほど期待はしていなかったのですが、樹間からとはいえ360度山にかこまれている風景がみることができ、なかなか爽快でした。写真は377コブから阿部山山頂を撮ったものです。来シーズンはアタックしてみたいですね。

とりあえず目標地点まではたどり着いたので下山することにします。ただ帰り道は来た道とは違うところを通ってみようと、このコブの尾根伝いにおりてみることとしました。ただ、このコブの尾根は平和の滝の方面へ連なるので、それだと車を置いた平和霊園にはかなり遠回りをしてあるかなきゃいけません。そこで地図をみてみると都合のよさそうな場所に送電線があるのを発見、そこを目標に快速便でおりていこうとおもったのですが、、、、

そこは春山、おっきなトラップがありました。

気分よくコブから下り始めて10歩くらいで、

なんと!

胸までズボーーーーっ!! ときたのです。 首からさげていたDP2のあたりまでうまりました。。

うまった周りの雪は幸いにも硬く、つぼ足だったため笑いながら難なく脱出はできましたが、それ以降歩みは1/3のスピードに危なさそうな場所はストックでつつきながら確認、歩行方法もいつもの深雪くだりの大またでのかけるような歩きかたではなく、ゆっくりとクラストした急斜面をトラバースすかのように、一歩づつ足場をたしかめながらの歩き方となりました。春山の洗礼をしっかりとうけてしまい、ちょっとテンションがさがりかけてきたころに送電線につきました。

送電線

送電線

さぁ、ここから再度ルートを考えなきゃです。なぜかというと、送電線をたどるということは、
FullSizeRender
こんな沢をまた越えなきゃいけないということです。
先ほどしっかりと胸までズボをくらったので、沢そばはなかなか行く気がおきません。そこで、沢と尾根との中間ルートを取ることにしました。そこでも慎重に慎重に歩みをすすめていたので爽快感がえられませんでしたが、そのおかげかこんな光景にでくわすことができました。

雪面の緑

雪面の緑

松林に囲まれた一角の雪面が松の葉で覆われて白い景色の中そこだけ緑に薄く輝いていたのです。遠めからみると、いったい何事かとおもいました。凄く幻想的で不思議な光景でした。

この宮城沢沿いは、以前の時も緑に移る宮城沢の幽玄な写真がとれましたし、私にとっては、苦行をしいられながらもなにがしかのサプライズを用意してくれています。

今回もそんな自然のサプライズプレゼントをしっかりとうけとれました。

ひとしきり写真をとったあとはゆっくりと下山しましょう。周りをみわたすと熊さんの遊び道具となった立ち枯れの木が沢山ありました。そういえば、ここ阿部山山域は熊のすみかがあるというのをどこかのブログでよみました。幸い足跡はないので、直近にはここに立ち寄ってはいないようです。 それでもこんな光景の中熊さんが遊ぶすがたを想像すると、怖いようなかわいいような不思議な気持ちになりました。

ここからは小さな崖下にむかった尻すべりや木につかまりながら林道へとおりていき、無事渡渉もすませ車がおいてある平和霊園にたどりつきました。

撮影場所 北海道札幌市西区平和
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 / SIGMA DP2/iPhone5c

新川と琴似発寒川・琴似川の合流点(新川起点)

新川と琴似発寒川・琴似川の合流点(新川起点)
今回は札幌西部域の2大河川、が合流し、と名前が変わる地点です。私なりの感想ではありますが、この場所は現在の札幌市形成の最重要地点として認識しています。あまたの経緯を重ね西部域の発寒川と、中心部域の琴似川の流路を改修しという一大ドラマを感じてしまいます。

石狩川の背水の影響によって氾濫を繰り返していた、かつての琴似川や発寒川などの流域の治水と周辺湿地の排水、そして舟運などを目的として1886年(明治19年)から1887年(明治20年)にかけて「琴似川小樽内川大排水」として開削された。
(引用元 wikipedia 新川)

この新川の開削によって、手稲山に源を発し現在の付近の石狩川まで注いでいた発寒川は下流域と切り離され琴似発寒川と名をかえ、盤渓あたりに源を発し宮の森・八軒あたりを流れ丘珠を通りへ水を注いだ琴似川は、流路改修をうけ、この現在の新川通りにそうように流れ、取り残された旧川道はとなっていきました。

いたずらに川道をかえるはずもなく、札幌市の利水・治水・用水・排水などの水に係る諸事業の歴史の全てがこのポイントに集結しているような気がします。いまでは札幌市消防学校の奥にあり、琴似川左岸・琴似発寒川右岸の堤防沿いをちょっとした堤防道を散歩がてら歩く人か、釣り人しか訪れないくらいの場所ですが、川すきの私としてはなかなかテンションのあがった川めぐりでした。

今回は琴似発寒川右岸からのアプローチだったのですが、合流点からほんの少し上流に向かった場所にある西陵リンリン橋の上までいってみると川には鴨が沢山いました。TOPの写真はNIKON COOLPIX2500ですが、この写真はCyberShot DSC-W170にテレコンを装着したので彼らを狙ってみました。

撮影場所 札幌市西区発寒16条1丁目1
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON COOLPIX 2500

左股川と小別沢川の合流点

左股川と小別沢川の合流点
今回は札幌50峰の一つ西区福井にある五天山南ピークからの俯瞰撮影といたしました。ご紹介する合流点は、写真中央やや左にあるグラウンドの先で合流をしますです。

左股川は札幌南西部の百松沢山・烏帽子岳・神威岳・砥石山などを流れる沢をここの少し上流で集め左股川の名前を冠し流路を形成しつつグラウンドの手前側を流れ、もう少し下流でと合流をします。小別沢川は写真に見える山々の裾野を流れグラウンドの奥側まで流路を形成し左股川と合流します。

写真の中央に広がる山々の稜線は三角山や大倉山などの中央区に鎮座する山々です。

今回の合流点、どうも藪の中をこがなければいけなさそうで、なにか良い方法はないかと調べてみると、この五天山からの俯瞰で撮影するとちょうど良い感じに合流点を捉えることができることがわかりました。昨年はそれとは意識もせずにの一つ円山を登ったのだからどうせならと同じ札幌50峰である五天山にも挑戦してみようとおもいたちました。

五天山

五天山
山頂のように見えるとがった部分が南ピーク。
ここから今回の写真をとりました。

標高303メートル。前回の円山が225メートルなので80メートルほど高い山になります。登山は完全な初心者なので、登山ルートを調べ、カメラを運ぶ方法もいつものカメラバックからリュックにかえ、以前腰を悪くしたときに入手した杖ももち、タオル2枚・飲料水2本・などなど円山登山の際よりも初心者なりには準備をして望みました。

五天山神社入り口

出発点・五天山神社入り口

ネットで調べてみると登山口は現在二つ。五天山公園からとその裏側になる五天山神社入り口からとのこと。今回は五天山神社入り口から入山することにしました。この写真の場所から広めの林道を3分ほどあるくとすぐに五天山神社が現れます。

五天山神社脇の登山道

五天山神社脇の登山道

その脇にしっかりと踏み固められた登山道を発見!

いままで、渓流系の合流点や滝を眺めるために分け入った藪なんかを思い返すとロープもはってありなかなか良いかんじじゃありませんか!

そのままこの道をえっちらおっちらと3分ほど登りました。そうすると、

五天山の標識その1

五天山の標識その1を発見(^^

この先の道は若干下草がはえていましたが、木々にピンクテープが巻いてあり不安もなく歩みを進めます。

そして2分後今度は、

五天山標識その2

五天山標識その2発見(^^

この標識のそばに藪が刈られたあとや倒木を処理したものが積みあげられていました。道中伐採された木々もみかけました。事前のネットで調べた中に、五天山の登山道を有志の方が手弁当で整備をしてたブログをみていたので、その方々への感謝の気持ちをいだきながらありがたくのぼっていきます。

この標識をすぎてしばらくすると登山道一の急登区間がでてきます。そこを休み休み10分ほど上り詰めると、

五天山神社奥の院

五天山神社奥の院

五天山神社の奥の院と呼ばれる祠に到着します。ここのすぐ後ろが三角点のある五天山の頂上となります。

五天山山頂

五天山山頂
手前に三角点、おくの木に五天山標高の標識

五天山神社入り口からこの山頂までの所要時間は写真の時間記録をみると20分でした。

円山よりも行程時間が少なかったです。多分しっかりとした登山道を整備してくれた方々のおかげかと思います。ネットに転がってる昨年までの山行記録をみてみると迷っただの藪漕ぎしただのと、低山のわりにはかなりハードな山行がしるされていたので覚悟をしていたのですが、良い意味拍子抜けでした。繰り返し整備をしてくれた方に感謝です。

今回の山行は山頂GETが目的ではありません。南ピークと呼ばれる崖の上から写真を撮ることです。この山頂の奥にはまだ道がつづいているのは事前に調べてしっていましたが、この登りくだりが結構急なので、油断はできませんでしが、そのまま進むと約5~6分で南ピークに到着します。

五天山南ピークから

五天山南ピークから五天山公園を眺める。

まさしく崖の上です。いつも写真を撮るときは、「カメラは足をつかって構図を決める」の格言どおり一歩踏み出すように心がけているのですが、さすがにここでそんなことをしたら、あの世へ一歩踏み出すことになってしまいます(苦笑) しっかりと地べたに座り込んで写真をとっていきました。

五天山南ピークから札幌市街地を臨む

五天山南ピークから札幌市街地を臨む

絶景ですね~~(^^

ひとしきり写真をとって水分を補給したあとこのピークをあとにしました。

そして山頂へもどってみると、

五天山山頂のエゾリス

五天山山頂のエゾリス

山頂標高札のかかっていた木にエゾリスがとりついていました。しばし目を合わせた後、エゾリスは木を登り隣の木からまた隣の木へと場所を移し、この写真のようにじっとこちらをうかがっていました。

ひとなれしているのか、ある程度の距離をたもっていたらそれ以上逃げることはしませんでした。

人なれしているエゾリスがいるってことはここの山も結構な人がのぼっているんでしょうかね。ただ野生生物と出会いがしらに出会うと私も動物も一旦にらみ合いになるもんなんですね。これがもし熊だったとしたら、こんなに落ち着いてはいられないでしょうが、やはりその可能性も考えながら山歩きしなければとおもった出来事でした。

そしてこのリスとの出会いから約20分後には入山口に到着していました。

景観すばらしい山であり、現在の登山道がそのまま整備されていけばそれほど苦もなく上れる五天山。結構お勧めですね。

 

川撮りをしてくと山との関係はきってもきりはなせませんよね。当ブログでも川がテーマではありますが、今回のように登山もしていくことになるかと思います。

登山も楽しいね。

撮影場所 札幌市西区平和 五天山山頂
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

琴似発寒川と宮城沢川の合流点

琴似発寒川と宮城沢川の合流点
西区平和の宮城沢林道まで入りこんでみました。そこにあるのはの合流点です。

この渓相なかなか趣深いですよね。この地点までは平和霊園にある林道入口からはそれほど遠くなく合流点まではすこし藪こぎと藪蚊との戦いを強いられますが、まあたどりつくことができました。

ただ、この宮城沢林道をもう少しおく深くへいくと精竜の滝と呼ばれる滝があるということなので、少しの冒険心が湧きいってみることにしました。

 

宮城沢林道

こんな苔むした景観を眺めながら

林道をいい気分であるいていくと、

宮城沢林道

すぐさま難関出現

道が川で遮られていました、、、。

宮城沢林道

これは橋?

横をみるとこんなものが、、。橋なんでしょうか?

なんとか川を渡りあるいていくと、林道は車も通れないけもの道と化していきました。このころには写真を撮る元気もかなり失せてきて写真をとれていません。そのけもの道林道を歩いて行くとまたもや川に遮られていました。

ちょっとまてよと、きたのたき様の地図を思い浮かべてみると昇龍の滝は林道左側ではなかったかと?? 川の先をみると河原を発見、川底をみてみるとなんとか長靴で遡行できそうだったので、思い切って入渓してその先を確認することとしました。そして河原に到着すると、

宮城沢川

この先は明らかに滝がある!!

こんな風景がひろがっていました! ここで少し余裕ができてきて、周りを見渡してみると、

宮城沢川

猛々しい景観が!

こんな素敵な景観をみて癒されなんとか歩を進めることに、、

この先に滝があることは明らか、しかし一旦戻ってまた滝へのわき道をさがすのはちょっとつかれた、、。目の前をみるとなんだか通れそうな踏みあとが、、、。ということで、崖と藪の中へ、、、。

失敗でした。

とても失敗でした。

湿地にすねまで足をとられるは、踏みあとかと思い進んで行くとただの沢のあとだわ、崖を登ればなんとかなるかと上ってみると一面笹藪だわ、、、とりあえず滝の音は聞こえるのでそれを頼りに歩を進めてみると、、

精竜の滝

精竜の滝

ありました!精竜の滝!!

よし!と思い立ち滝正面へと回れそうな場所をさがしてみるも、、、、

ない、、、

 

ない、、、

 

あるのは崖だけ、、、、

 

無理でした。この写真で精いっぱいでした。

 

人間あきらめるのが肝心です。さぁ!けもの道林道へ戻ろう!と思ったところ、、、

そうです。小さな範囲ですが迷いながらここまできたのです。林道へ戻る道なんてあてをつけていません。。。

どうしよう、、でも、もどらなきゃ話しになりません。 先ほど頭にいれた略図を思い出し川の左岸に林道が走っているのでそちら方面へ、、、。

ここの笹藪ついに背丈を超えてました。。。ただ視界は確保できるほどでした。先ほど通った林道で記憶のあった松の木が目の前にたっているじゃありませんか。そこを目指して藪を漕いでいきました。

えぇ、つきましたよ。つきましたとも。けもの道林道へ。

来る時はうっそうとしげっている林道だなとおもったこのけもの道林道。藪こぎのあとだとなんとも頼もしい立派な林道に思えてきました!林道をゆっくりとあるき視界の素晴らしさを味わいながらかえってきました。

先ほどみちをふさいでいた川さえもいとおしく思えてきました。

宮城沢川

宮城沢川林道帰りに撮った林道をふさいでいた宮城沢川

こんな素敵な写真もとれました。

精龍の滝。いつかリベンジしたいものです!

撮影場所 札幌市西区平和397
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon D3000

琴似発寒川と永峰沢川の合流点

琴似発寒川と永峰沢川の合流点
やっと長い雨から解き放たれた札幌です。ただ午前中はまだ雲が低くたれこめていましたけどね。。。
そんな土曜に訪れたのはの合流点です。

この琴似発寒川、現在は北区新川あたりで琴似川と合流して新川を形成していますが、元々はそのまま北に流路をもち現在の発寒川の流路にて伏籠川と合流し、石狩川に合流をしていました。新川の開削によってその流れを琴似川とともに預ける形となったのです。この経緯からも想像がつく通り発寒川として元々はながれていた川なのです。

札幌北東部の人々は厚別川に、中央部・南部の人々は豊平川に親しみを持っていると思いますが、西部地域の人々はこの琴似発寒川にとても親しみをもっているのではないでしょうか。流路には様々な親水施設や公園をもち人々の憩いを提供し上流部にいたっては札幌の名山手稲山への登山道の脇を流れていくわけなのですから。

今回この合流点を写真に収めるとともに、その手稲山への登山口でもある平和の滝も写真にとりにいってみました。

平和の滝 俯瞰

平和の滝 俯瞰

札幌市民にとってはとっても有名な滝で、夏場の涼をもとめにとか、手稲山への登山口としてとか、休日は駐車場は満杯になるほどのスポットなのです。

平和の滝 正面

平和の滝 正面

滝の景観も美しく、川幅いっぱいに流れおちる滝は勇壮ささえ感じます。

平和の滝 下段の滝

平和の滝 下段の滝

この写真のように滝壺すぐ下は川幅が一気に狭くなり下段の滝といってもいいような姿を見せます。

見る角度によって姿をかえてくれ目を楽しませてくれる平和の滝。札幌市民にとって有名な滝になるのもうなずけますね。

CA3K0634琴似発寒川と永峰沢川の合流点は昨年もおとずれていて、このような写真も撮影しています。

ただ、この写真も携帯写メだったので曇りの日の白とびが激しく、今回改めての撮り直しとして再訪した次第です。

 

 

撮影場所 札幌市西区平和327−5
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

琴似発寒川と左股川の合流点


琴似発寒川と左股川の合流点

今回のエントリーは琴似発寒川左股川の合流点です。
手稲山を水源とする琴似発寒川と盤渓の山から流れ出る左股川。両方の川とも沢歩き、滝見、ハイキングなどのルートとして親しまれ、札幌の南西部の有名河川といっても差し支えないでしょう。その両方の川の合流点もごらんのように、冬でも趣き深い姿で目を楽しませてくれます。今回のアプローチ方法は札幌都心から小別沢線を走行して福井に入り手稲左股線を北上。福井一丁目の交差点をつきやまばし方面に右折。つきやま橋そばの広い道路で駐車して、琴似発寒川にかかっている発寒緑地への遊歩道の橋からの撮影です。
到達するまではそれほど苦のない道程でした。

SDIM8521

 

 

発寒川緑地への遊歩道は数少ない散歩の人たちの足跡で細い道ができてきますね。雪がとけるとまたちがった様相をしめすのでしょう。

SDIM8520

 

 

前日まで降り積もった若干重めの雪が昨晩の冷え込みと今朝の晴天のおかげでキラキラしていますね。3月でこんな光景を見れると、こんなときばかりは雪国に住んでいてよかったと思います。

 

撮影場所 札幌市西区福井一丁目山子橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sigmaDP2
exif f /7.1 – 1/1600sec – iso100 – 24mm -elv+0.7