西新川と新琴似川の合流点

西新川と新琴似川の合流点

 

久々の冬の青空とともに川の写真を撮れたような気がします。ただ、もっていったNIKON D3000 にメモリカードをいれわすれてしまい、iPhone での撮影です、、。

場所は北区と西区の境目新川通りから一本北区側にはいった新川西の道路上です。

そして撮影したのは、写真奥から写っている。そして雪でせきとめられているような場所に実はながれているはずの、

新琴似川はその昔、原野排水事業として周辺の開拓のための大きな一翼をになっていた人口河川です。現在はそれほど重大な役割をもっていなくひっそりと、からこの新川西へと結ぶ連絡水路としてその姿をみせています。冬のこの時期だと、写真のように見事に雪の下にかくれているくらい流量の少ない川なのです。

だけど、うめたてられもせずにその姿を残しているのはきっとなにか役割をもっているのでしょうね。この川がとうとうと豊かな水をたたえている姿を一度はみてみたいものです。

一方西新川はその名の通り、の隣で流れている細い河川です。基点は、1丁ほど南西にくだった場所。あたりはいまだ原野の雰囲気を残している場所です。その原野の開拓のための排水路としての役割をきっとこの川ももっていたのでしょう。機会をつくってこの川の起点をおとずれようと思います。多分まったく面白みのない写真となる予感しかしませんがw

 

撮影場所
札幌市北区新川西2条1丁目4−15
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 iphone 5c

発寒川と新琴似川の分流点

発寒川と新琴似川の分流点

前回のエントリーで排水路としてのの姿に触れましたが、この写真がと出会う直前の発寒川の姿です。ご覧のように流路は一面草に覆われており水面をみることができない、まるで湿地のような様相をしめしています。ただ、ここのポイントから発寒川をみると護岸物がその草で覆われ、河畔にはえている木々がその川幅をしめし、青々と茂る草が川筋にきれいにしたがってその背丈を変えているので、どこが川筋かが一目瞭然となっていて実に写欲をそそるポイントとなっていました。普段は、このような水面をみることができない川に出合うとまったく写真を撮る気がうせるのですが、朝もやの幻想的なスパイスも手伝ってか、何回もシャッターをおしていました。

ちょうど写真からは見きれていますが、この発寒川右岸に

樋門

樋門

このような樋門が設置されていて、ここからとの分流点にもなっているのです。

分流点?

と思った方もいらっしゃるでしょう。その戸惑いは当然で、樋門があるとだいたいは合流する場所だったりするのですが、新琴似川はれっきとした新川水系の河川として区分されています。

開拓初期では、この流路を原野大排水となづけられており、札幌北部~西部にかけての水はけの悪い石狩砂丘域で農地開発をするために重要な排水路として開削されていった人口河川なのです。現在はその役割も薄くなりほかの排水路とおなじように、夏のこの時期は水面をみることのできない河川としてひっそりと流れ、その存在はこの川を渡る時に橋の欄干や橋そばに立つ指標により人の目に川があることを示している程度になっています。

このような河川と河川を結ぶ連絡水路のような河川は札幌市内近郊問わず結構な数があり、そのたびにどちらの川から水をわけどちらの川に水をあわせているのかに迷うこと多いのですが、今回のこの二つの河川は、一方の新琴似川が新川水系、もう一方の発寒川が石狩川水系として区別されているので判別がしやすい分流点でした。

撮影場所 北海道石狩市花川404
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

発寒古川と西新川の合流点

発寒古川と西新川の合流点

前田森林公園を後にし、帰路の途中で撮影したのが、の合流点です。

この二つの河川名、 新川と、そこそこの規模のメジャー河川の名前を冠しています。

西新川はその名の通り新川の西側を流れている人口河川。発寒古川は、発寒川とその流域を同一にしており、発寒川はへと合流をする石狩川水系、かたやこの発寒古川は新川水系となっています。かといって連絡水路といったものでもなく、単純に発寒川の旧川道かというと、実はそうではないようです。発寒川は元々新川が開削される前までは、現の流域からつらなっており、その流路は現在の新川起点から石狩の藤女子大あたりの線に流路をもっていたのです。と、いうことは、この発寒古川、、、発寒川の残された川道ではなく、発寒川へと注ぐ小さな支流を用水路として?それとも利水のために残していた川道になるのでしょか。

とにかくこの名前元とは直接の関係がないこの二つの小河川が合流するというのもなかなか面白い感じがしますね。

 

撮影場所 幌市北区新川西1条7丁目6−2
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

新川と中の川・発寒古川の合流点

新川と中の川・発寒古川の合流点
中の川散策第三弾エントリーは、新川と中の川・発寒古川の合流点です。

中の川が流れ込む新川。この川は札幌市内を流れ海に流れ込むたった3つの本流河川のうちの1つです。現在は二級河川(参考:wikipedia 二級水系河川法として道の管轄に置かれています。この新川、札幌の開拓史とは切っても切れない人口河川です。

 

石狩川の背水の影響によって氾濫を繰り返していた、かつての琴似川や発寒川などの流域の治水と周辺湿地の排水、そして舟運などを目的として1886年(明治19年)から1887年(明治20年)にかけて「琴似川小樽内川大排水」として開削された。

引用:wikipedia:新川(北海道))

この新川の整備とともに、あるいは人の営みの変遷とともに、札幌市内に流れている川はその時々によって流れを変え、新たな川が生まれ、またはそれまであった川は姿を消していきました。
このブログでも時々触れている札幌市内の川の変遷の影にはこの新川が大きく影響していることが多いのです。西区手稲区においてはこの新川がその地勢の形成に大きく関与しています。

もうひとつ写真奥に見える排水機場は発寒古川の合流点です。この川もまた不思議な川で、同じ流路には発寒川をもっておりそちらは石狩川水系の伏籠川に流れを預けているのに、この発寒古川は逆の新川に流れを預けています。しかもこの流路、過去にさかのぼっても発寒川が流れた形跡はないようです。 百花繚乱@シニア様の::歩行記(手稲追分川・旧中の川を歩く)によるとこれは追分川の流路あとのようです。中の川と同じくここにも迷走河川ミステリーがありました。川歩きってほんと楽しいですね。

影場所 札幌市手稲区前田10条10丁目9−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 Canon EOS Kiss X2