厚別川と三里川の合流点

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今回のエントリーは厚別川三里川の合流点です。

札幌の陸運流通を一手に引き受ける大谷地の流通センター&JR札幌貨物ターミナルのそばに位置しています。住所も札幌市白石区流通センター7丁目6−1となります。元々はこのあたりの地域名の通り広大な谷地がひろがっていたそうで、その後札幌の都市化が進んでいくにしたがって、谷地は範囲をせばめその代わり大きな空き地が広がりまたその後にこの場所が流通ターミナルとなっていたのです。付近には倉庫や燃料基地が立ち並ぶ倉庫街となっています。札幌には港がないので、この場所が港といってもいいのでしょう。

そんな流通街にて流れをあわせるのが厚別川と三里川です。三里川は里塚あたりを源として平岡公園を横ぎりこの地まで流れ込み谷地を形成していたのでしょう。流域は狭い谷間を作っていたことが現在の地形からも見て取れます。

さらにここはJR千歳線と函館本線が併走しだすポイントでもあるのです。写真奥に見えるのが函館本線の鉄橋、721系電車が走っているのが千歳線の鉄橋となります。見ての通り今回の撮影ポイントでは鉄撮りとしてはイマイチな場所ですが、ポイントをうまく探せば、千歳線函館線のランデブーもおさめることもできるのではないでしょうか。

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前年9月にも実は撮りにきていたのです。

←がそのときの写真です。私的にはかなりボーダーラインな写真なので、今回再チャレンジしてみました。

木々がこれでもかと生い茂り今回とったポイントへ立ち入ることもできませんでした。

 

撮影場所 札幌市白石区流通センター7丁目6−1
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

小野津幌川とポンノッポロ川の合流点

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今回のポイントは過去2回写真を取り入って見事に惨敗したポイントです。1回目は薄暗くなったときに三脚も持たず訪れ手振れ量産、2回目は撮ろうとおもったら電池切れ、、、。という情けない結果でした。。

今回は薄暗くもなく(三脚は車に常備していますがw)電池も満タンでいどめました。まぁ、前回UPした北の沢川と左北の沢川・右北の沢川の合流点と同じ日なのですがねw

それはさておきここはどこかというと、小野津幌川ポンノッポロ川の合流点です。

ポンっていうのはアイヌ語で小さいという意味だそうで、小さい川同士の合流点となるわけですね。このあたりはとても牧歌的な風景がひろがっていて、札幌副都心の新札幌からすぐの場所とは思えないような場所なのです。

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こんな光景が背後にひろがっています。向こうに見える丘は野幌原始林の端に当たります。この畑の奥のほうではきつねらしき生き物が2匹じゃれあっていました。もしかしたら巣が近くにあるのかもしれませんね。

小野津幌川はこの原始林にある瑞穂の池を水源にしているように地図では見えます。ただ暗渠を通ってこのポイントのすぐそばで地上にその流れを見せています。対してポンノッポロ川はというともっと奥のテクノパーク側から地上に流れをみせているので、地図をキチンと見るまでそちらが小野津幌川かと勘違いしていました。

この写真をとった日はとてもいい天気でやっと札幌にも春がきたかなと思える夕時なのでした。

 

撮影場所
札幌市厚別区厚別東1条6丁目8−20
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

 

北の沢川と左北の沢川・右北の沢川の合流点

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そろそろ札幌も氷点下になることがなくなってきました。雪解けもかなり進み路肩にはふきのとうもぽこぽこと出ています。

そんな春先のエントリーは、北の沢川左北の沢川右北の沢川の合流点です。今回も三川の合流点になります。札幌の丘陵~山間部には以前アップした厚別川と山部川・真栄川の合流点のように自然河川同士の3川合流がよくみられます。

今回の北の沢川と左北の沢川・右北の沢川の合流点ですが、写真奥の橋の方角から流れてくるのが、本流北の沢川、画面左から流れ込むのが右北の沢川、右から流れ込むのが左北の沢川です。左右逆かとは思うかもしれませんが、今回下流側からの写真なので、こういう風になっていますが、合流点の上流から望むと左右一致します。(^^

本流北の沢川はそれほど規模も大きくなく豊平川に注ぐものの1級河川石狩川水系の区間もなく、このあたりの地名と同じ名前なのに、札幌市の普通河川という区分になっています。道路でいうと市道みたいなものなのかな。3川とも両面コンクリート護岸されていますね。札幌の急峻な地域の小河川には多い姿かと思います。小林峠へ向かう道路沿いなのですが、川沿地区からここまで向かう途中でこの北の沢川を渡る橋の多いこと多いこと、、道路がクネクネって訳ではなくこの川が住宅街を流れている川の割には細かくクネクネしているのです。多分自然のまま流に任せると川筋を絶え間なく変えていくのが伺えそうです。護岸もいたしかたなしというところでしょうか。

この写真の川の両端をよくみてみると鴨がいるのですが、うちに帰ってきて写真を良く眺めるまで気づきませんでした。保護色って有効なんですね(苦笑;

 

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おまけ

北の沢川沿いに芽吹いたふきのとう。

 

 

撮影場所 札幌市南区北ノ沢1739−53
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

北白石川と旧豊平川

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今回のエントリーは北白石川旧豊平川です。エントリー名にいつものような合流点の文字がありませんね。これには理由があります。

左に流れている旧豊平川が流れ込むのは実は厚別川なのです。写真をみると奥から流れてくる北白石川に流れ込んでいるようにみえていますが、この落差工は旧豊平川の水位が上がったときに流れ込むか、北白石川が本流の豊平川の水位が上がったとき増水するので、その水を逃がす役割の地点なのです。では、旧豊平川は人口的に開削された河川かというとそうではなく、その名の通り豊平川の昔の流路なのです。もともとは豊平川自体この流路を通って厚別川を途中であわせ、江別の石狩川・千歳川の合流点の若干下流で石狩川と合流をしていたのです。そこを開拓期~昭和初期にかけていまの流路に変えるよう開削が所々でおこなわれたのです。 ちょうどこの地点は豊平川新水路と呼ばれる開削が行われ現在の中沼地域で石狩川と合流するように切り替えられた場所なのです。地図で豊平川の流れを追ってみるとこの雁来大橋付近から緩やかなカーブを描いて石狩川に合わさるのが伺えます。豊平川各地域の切り替え後の川筋は埋め立てられたりしているのですが、この旧豊平川だけはこのままにのこされ厚別川に流れ込んでいるのです。なので、この地点は合流点をエントリー名にはつけていません。あえていうなら旧豊平川の起点とも言えるのでしょうか。

また北白石川は人口的な河川と見えますし、実際用水としての役目ももっているのでそうなのでしょうが、紐解くとおもしろうそうな川です。この川の起点は、まっすぐ、ほんとにまっすぐに上流に上った川下公園付近となります。この川下公園には湧水している場所がありまして、そこの水からはじまったのでしょうか。それとも厚別川の昔の流路が厚別川の切り替えによって取り残された流れに端を発しているのでしょうか。

いずれにせよ、この二つの河川、札幌の都市開発や開墾の結果生み出された古の流れかと思います。札幌の古地図とか見れたら是非見てみたいものです。

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おまけ

雪に包まれていた札幌も4月の半ばになってやって草が芽吹くようになってきました。

撮影場所 札幌市白石区東米里
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 sony CyberShot dsc- W170

厚別川と山部川・真栄川の合流点

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4月にはいってから順調に雪解けがすすんできた札幌ですが、先日夕刻から強い風がついた雪が降ってきました。

まぁ5月にはいっても時々雪の降る街なので、そんなに驚きはしないのですが、でもちょっとテンションは下がりますね、、、。

それはさておき、今回のエントリーは厚別川山部川真栄川の合流点です。

前回の中の川・富丘川・西宮の沢川の合流点のように2つの河川が一つの河川に同時に合わさる交差点のような合流点ではなく、まず真栄川と山部川が合わさり、その直後山部川が厚別川に合流する形をとります。そしてこの写真は山部川から厚別川の合流点に向かってシャッターをきりました。

この写真をみてみると、または地図のこの地域を見てみると山部川が道なり?のような流をかたちづくりそこに厚別川が合流するように見えますが、右から流れてくる厚別川が90度近いカーブを描き、そのカーブの頂点に山部川があわさっているのです。とは言えこの地点までの川幅は厚別川も山部川もそれほど大差はなく、もし山部川の源流がもっと山奥で流域距離が厚別川よりも長ければ、山部川が本流になってたかも??なんていう妄想をしてしまいます。こんな妄想をしながら川をみるのもとても楽しいものですね(^^

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おまけ。
4月にはいっても新雪が積もる札幌なのでした。

撮影場所 札幌市清田区真栄5条1丁目8−10山部橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2