ムイネシリポロトー(湖水川水系)~無意根山登山その2~
の続き
無意根山の元山ルートは、札幌市と京極町の境界の無意根山の尾根をたどるようにきられています。その登山道が若干京極町よりに入っていったところから、無意根山の北西側に当たるえぐられた地形のところにひっそり佇むのが、地理院地図上の表記 大沼 こと、ムイネシリポロトーが佇んでいます。
水系的には地図上は湖水川の源流となっています。ただ、ここを降りて実際に口をみていないので、なんともいえません。沼畔までたどるには、さきほどエントリーした記事中にも載せた刈りわけを200Mくらいくだらないといけないのです。
夏山ガイド本にはここで豊羽の人たちの釣り大会がおこなわれていたとのこと。巨大なイワナもいたとのことなので、いまでも釣り人がはいっていたりするのでしょうか。
しかしこのたたずまい、なんとも神秘的ではありませんか、山奥にまさに水色の沼面を輝かせ訪れるの人間は稀にくる数奇物くらいで、あとは野生動物だけのほとんど手付かずの状態でその姿をみせてくれています。
今回の山行のハイライトです。ややしばらくここから写真をとりつづけていました。ここから女神が出てきてもおかしくないような優美な姿に目を奪われない人はいないでしょう。
ここから無意根山への登山道は若干あれてきます。
登山道は道へはみ出した下草の下になったり、いきなり崖のトラバースになったり、
歩く歩幅は自然と小さくなっています。
そんな道をあるくと、
いよいよ、無意根山の頂が見えはじめてきたころ、
道は薄別コースと出合います。
そこから登山道はまた明瞭となり始めますが、道は露岩し始めます。ただ、丁度よい感じで岩がころがっているので、階段を登るような感覚になってきます。
こんな情景をたのしみながら、いつしか道は、ハイマツの回廊となります。
そんな道をあるいていくと、
無意根山の最高点がひょっこりと現れます。
ただ、ここからの眺めはそれほどでもなく、ここから約250m先の三角点設置場所を案内する看板があってそれにしたがって歩みを進めます。
先行者の方はそろそろ山頂へと到達しそうです。
そして私も、
まだ雲が京極方面を覆っていた頂上へと到達しました。
山頂の様子は続きは次のエントリーにかきます。
撮影所 | 虻田郡京極町無意根山登山道元山ルート上 |
アプローチ難度 | ★★★★☆ |
景観 | ★★★★☆ |
撮影機材 | NIKON D3000 |