豊平川と西定山渓川の合流点 ~朝日岳 敗退~
早春の様相の定山渓の温泉街のちょっとはずれ、いこい橋の上から豊平川と屈曲しているところに小さく流れ落ちる西定山渓川の合流点の写真をとりにいきました。
豊平川はエメラルドグリーンの深い色合いで雪解け水をながし幅広くその姿をみせているので、西定山渓川がこの写真では目にとまりにくいでしょうが、合流直前の西定山渓川は
こんな感じで春の渓流の様相をみせてくれています。
この日、山菜とりの人やこの渓流の様子を見に来ている人がいました。結構知るひとぞ知るポイントなのかもしれませんね。
そして、ここからは札幌50峰の一つ朝日岳がそびえているので、前回の長官山登山で春山登山の気持ちよさを味わった私とバウのコンビで登ろうとやってきました。
バウ連れで山歩きってことは、もちろん天気は晴れ。気温も暖かい春の陽気。ってことで装備はお散歩装備&1本ポールとこの間バーゲンセールで買ったコロンビアの登山靴のシェイクダウン気分のお気軽状態、、、、
が、
これが失敗でした。
ルートは以下の通り、タイトルにも書いていますが、頂上いかずに見事敗退してきました。
スタートから、
いこい橋へは車がはいられないような残雪がのこっていました。
この豊林荘コースは南斜面に登山道がきられているので、きっと残雪は所々に少しある程度だと高をくくって出発して、TOPの写真をとったりして、林道ゲートに到着しました。
ゲートは開いていましたが、倒木がゲートの代わりに行く手をはばんでいました。
この倒木をバウ抱えてまたいで林道に入り、しばらく進むと豊林荘コースの登山口が現れます。
ここから先は若干の雪原がひろがっていましたが、そこそこ締まっていたしその先はしっかりと土がでているのを視認できたので、そのまますすんでいると、
冬眠から覚めたばかりのエゾアカガエルがのんびり雪の上を散歩していました。啓蟄だね~~なんておもいながら
傾斜のはじまる登山道へと入りこみます。
予想通り、南斜面の登山道陽の当たる場所はしっかりと道がでています。
木々もまだしげっていないので、いろいろなガイド本やインターネットの記事には眺望の悪い山との紹介されているこの朝日岳でも、この時期は木々の間からそこそこ遠望ができます。
こんな風に見渡せるのはこの時期だけだよな~~。春はいいよね~~なんてのんきに明るい山道をバウとのぼっていきます。
所々倒木をまたいだり、くぐったりしていちょっとアドベンチャー気分を味わいながら高度を稼いでいきます。
ところが、標高450mあたりからいきなり残雪が多くなってきました。
日の当たる場所はまだ道が見えているのですが、谷地形にはいってくると、一面雪になります。
日が当たらないので気温もぐっとさがってきます。
雪面自体は締まっている場所が多かったので、たまにズボっと来る場所があるくらいで、バウと一緒に岩戸公園コースとの分岐までがんばってみましたが、その先のルートが不明瞭だったのと今回の装備とバウの足が冷たそうだったので、ここで撤退をきめました。
一人できていたら、雪面をつないでクリアできたと思うのですが、バウと一緒だと春先の所々藪が顔を出す斜面を登山道のアシストなしの登坂はちょっと不安にかんじました。
無理は絶対しない。
というのが、私の山行のモットーなのです。
山は逃げないしね(^^
撮影場所 | 札幌市南区定山渓892 いこい橋 |
アプローチ難度 | ★★☆☆☆ |
景観 | ★★☆☆☆ |
撮影機材 | nikon d3000 |
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