カテゴリー : 札幌市

伏籠川起点(伏古水再生プラザ)

伏籠川起点(伏古水再生プラザ)
「サッ・ポロ・ペッ」乾いた大きな川は、とのこと。

奥定山渓に端を発し幾多の川を合わせた豊富な水量とそれに裏付けられた急峻なながれ、そして扇状地を形成後のやわらかい地質によって暴れ川の名をほしいままに、その流路の変遷を重ねています。

開拓前期、江戸期には現在の中島公園あたりから、丁度札幌駅の辺りまで流れつつ、現在のの流路をたどっていたとのこと。そして、寛政年間の洪水で流路を変え現在の流路に近くなっていったようです。

取り残された流路は「フシコ・サッポロ・ペッ」と呼ばれ、それが転じて伏古川とよばれ、それが現在の伏籠川の元になっています。

開拓期の札幌の市街地はこの伏古川と、そこに流れる胆振川と小河川とメムで至る所に水場があったようです。そして、この伏古川、胆振川、豊平川の水を利用し、吉田堀、大友堀などが開削され、札幌の市街地が徐々に形付けられていくのです。

転じて現在、市街地を流れる河川はのみとなり、後は暗渠化か埋め立てられていきました。豊平川から切り離された伏古川はメムを水源に細々とながれていっていましたが、地下水位の低下からその距離を段々と短くしていき、現在は、この写真にもあるように、伏古地区の伏古水再生プラザ(下水処理場)によって高度処理された水を水源として茨戸の茨戸川との合流点まで水を運んでいます。

伏古水再生プラザ

伏古水再生プラザ

IMG_3614

最初はこんなたよりのない流れなのですが、東区、北区を流れる河川のほとんどをあわせていき、最下流では豊平川に次ぐ二番目の流量を誇る川として堂々とした姿を見せてくれています。

ここのそばには、伏古側の旧流路の一部と重複するように、道路がしかれ、その中央分離帯を利用して、

伏古大通

伏古大通

伏古大通なる緑地帯が整備されています。

伏古大通

伏古大通

区画間2600mで、道路の反対側にも公園が点在しており近隣の住民の方々のほどよい散歩道としてりようされていました。

私もこの日はそんな人たちに混ざってバウとの散歩をたのしんできました。

撮影場所 札幌市東区伏古8条1丁目2−35
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

北斗星最後の日(豊平川橋梁)

北斗星最後の日(豊平川橋梁)
最後の寝台特急「北斗星」の運行最後の日に、豊平川橋梁までいってきました。

沿線には、多くの鉄道ファンがいて、

ありがとう北斗星

ありがとう北斗星

最後の勇姿を目にやきつけていました。

これを最後に北斗星の客車はどうなるんでしょう? スクラップになるとかって噂がありますが、どこかで保存をしてほしいものです。

IMG_3602

いったタイミングが遅く、いいポジションがとれなかったのが悔やまれますが、
Last of The Blue

なんとか見納めをすることができました。

この豊平川橋梁ですが、札幌に鉄道がはしりだしてからこの場所にずっとあります。改装とかもあったでしょうが、札幌の母なる川、にかかり、いろいろな人模様を乗せた列車が渡っていたのでしょう。

 

撮影場所 札幌市白石区菊水元町1条1丁
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

小樽港(勝納川河口)~余市岳山頂より~

小樽港~余市岳山頂より~

今回の写真は、いつもと趣きを変えまして超遠景から望む河口の写真としました。かなたに見えるのは小樽港です。小樽港に注ぐ川は、(に注ぐ於古発川)です。この写真からは丁度小樽港の外洋防波堤が綺麗に二つの口をあけているさまがみてとれます。この外洋防波堤の真ん中あたりに勝納川の流入口があるので、今回は勝納川としてエントリーをしました。

そして、この写真をとったのは、余市岳の山頂からとなります。

ルートは以下の通り

今回は赤井川村のキロロリゾートのゴンドラを使って、標高1180mまで運んでもらう楽々ゴンドラコースをえらびました。

キロロスノーワールド

キロロスノーワールド

往復券1200円を払って、3.3kmをたった15分くらいで運んでいってもらいました。

ゴンドラ山頂駅が余市岳を望む

ゴンドラ山頂駅から余市岳を望む

ゴンドラの山頂を降りると、目の前にドーンと余市岳が出迎えてくれます。なんともおっきな山容でしょう。さすが札幌最高峰の貫禄ですね。この駅で入山届けをだして、駅の裏手?にある登山口からスタートをします。

余市岳ゴンドラコース登山口

余市岳ゴンドラコース登山口

ゴンドラコースは、余市三山(余市岳・朝里岳・白井岳)の間に広がる通称飛行場といわれる1180m付近の台地からスタートとなります。背丈ほどの笹に覆われまったく展望のない平坦な道を見たすら歩くことになるのですが、冬はまたちがった表情をみせてくれているのは、朝里岳沢川と朝里峠沢川の合流点~朝里岳登山~このときのエントリーをご覧になってください。

飛行場終盤より余市岳が見えてきます。

飛行場終盤より余市岳が見えてきます。

平坦な笹の刈りわけは非常によく整備されていてとてもあるきやすく、それも終盤になってくると笹の背がひくくなってきて余市岳がまた目の前に展開されてきます。

そして、だらだらと1290m付近まで2.5kmかけて標高を稼いだ飛行場が終ると、標高1240m付近の北東コルまで降りていき、そこからいよいよ本丸余市岳へとの登行路となっていきます。

北東コル付近から余市岳を望む

北東コル付近から余市岳を望む

ここから山頂までの距離は約1.5kmくらい。この距離標高差は約200mくらいです。

この壁みたいな道をえっちらおっちらと歩いていくのです。

山頂への急登

山頂への急登

急登の序盤は背の低い笹原。日光がばしばしあたります。気温も18~19度。山を登るには結構な暑さです。湿度も夏の湿度と来れば、早速体がばて始めます。

涸れ沢

涸れ沢

中盤からは、涸れ沢となり、ここだけヒンヤリとした気持ちのいい空気となりました。この辺で割と当たらし目の熊の糞をみつけました。(3日前くらい?) 熊さんも歩きやすい道がいいのかな~なんてぼんやりおもいつつ、この涸れ沢をすぎると、ハイマツが多く現れる肩の部分に飛び出します。ここまでくるとかなり眺望もよくまります。

余市岳肩のあたりから定山渓方面の山々を眺める。

余市岳肩のあたりから定山渓方面の山々を眺める。

目の前に独特な山容を見せる定山渓天狗岳の奥に、烏帽子~神威が見えます。この間苦戦しただけあって、感慨深いものがあると同時にこちら側から見る烏帽子岳の山容の凶悪な感じに、この間の苦労もうなずけました。

肩まで登ると、道はゆるやかになりすぐに偽ピークにたどりつき、そこから約300Mほどで余市岳の山頂へとつきました。
Floating on cloud Mt.Yotei
山頂からは羊蹄山がまるで富士山のような面持ちでしっとりとたおやかな姿で目をたのしませてくれました。

ほかにもTOPの写真のように小樽の海や、手稲山~石狩の海、余市の海、ニセコ連山、恵庭岳、などなど360度の大展望でした。さすが札幌最高峰です。こんな山にお気軽に(札幌からキロロまでは結構な距離ですが、、、)いけるなんて、、ゴンドラバンザイですね(^^

てなわけで、

札幌50峰 30/50座 余市岳(1488m) GETしました。

 

撮影場所 札幌市南区 余市岳山頂から
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon d3000

琴似発寒川と左水無川の合流点~荒井山ナイトハイク~

琴似発寒川と左水無川の合流点
海のない街札幌にもカモメは飛んできます。そんな写真がとれたのは、の合流点がある発寒川緑地です。

すすきのにもカモメが現れるので、別段珍しくはないことなのですが、カモメって人なれをしていて、彼らのほうからカメラを構えた私に撮ってくれといわんばかりに飛んできてくれました。

今回特別出演のカモメさん 魚道で魚待ち?

今回特別出演のカモメさん
魚道で魚待ち?

琴似発寒川はこのように魚道が整備されていて、魚がすみやすい環境を整えている川なので、カモメもそれを狙ってここまで登ってきているのでしょうか。

ちなみにもう一方の左水無川ですが、

左水無川と琴似発寒川

左水無川と琴似発寒川

ここ発寒川緑地に連絡するように延びている西野緑道に沿って流れている(途中暗渠になっているらしい)川です。

このポイントよりもう少し上流で琴似発寒川から取水し、西野緑道にそいながら西野の住宅街を流れここで再び琴似発寒川と合流しているようです。今度機会を作って西野緑道も歩いてみたいと思います。

で、今回はこの琴似発寒川から三角山を隔てた荒井山からの夜景撮影を目論んで実行してきました。ルートは以下の通りです。

発寒川緑地から車を走らせ宮の森へ。そこかから大倉山シャンツェの駐車場に車を止め、荒井山の入り口へと向かいました。

荒井山入り口

荒井山入り口

暗くなってきてからのスタートなので、山道は真っ暗、、、、この写真よりは若干あたりが見える程度。

ちょっとひるみました。

大倉山シャンツエの写真を意味もなく撮ってみたりして、

大倉山シェンツェ

大倉山シェンツェ

気分を落ち着かせます。

何回か帰ろうかとおもいましたが、携帯のライトを懐中電灯代わりにしてバウと一緒にスタートしました。

暗い道のりでしたが、荒井山山頂は一度いったことがあるし、木の段が整備されているのですぐに到着しました。

荒井山山頂

荒井山山頂

荒井山の山頂は木々にかこまれているし山頂標識もないので、昼に行っても夜にいっても変わらないですよね。

そそくさと写真をとり、そのまま今度は荒井山の展望台へと向かいます。

ここは傾斜のあるところは木段が設置されているので携帯のライトたよりでも何の苦もなくあるけるのですが、傾斜が緩くなったあたりから、木段はなくなり、土の歩道になります。そしてそこは実は片側が谷地形になっていたりするのです。まぁ落ちてもすぐにあがってこられるような場所なのですが、やっぱり暗い道では不安ですね。歩行中一回だけ道から片足が外れてこけそうになりました。。。。

やはりナイトハイクにはそれようのライトが必要ですね。

実は今回ナイトハイクをしようとおもったのは、前回の神威岳・烏帽子岳の11時間山行経験があったからです。結果的には日が落ちる前にかえってきましたが、もしもっと日の短いときの山行だったら、あの時の持ち物(携帯のライト)で無事に下山できていたかを確かめたかったのです。

結論はもちろん携帯のライトでは役に立たたないですね。

携帯のライトは、そこそこはてらしてくれるのですが、時間がたつと消えてしまいますし、ホールドが不安定です。非常用にもなりません。しっかりとしたライトを入手したほうがいいってことを思い知らされました。

草かぶりの道は特に怖かったです。

そんな実証をおこないながらすぐに、展望所につき、写真を数枚撮影。当然蚊もよってくるわけですが、今回なぜか虫除けスプレーをもっていかなったので、落ち着いてカメラの設定が出せず。測光設定も失敗し、

荒井山からの札幌夜景

荒井山からの札幌夜景

なんとか見れるのはこれくらいでしかもこれもピンボケだったりです。

あまり夜景撮影をしないので、やはり設定の判断が甘いですね。

ひとしきり写真をとった後は、元着た真っ暗な山道を登り返す気がおきなく、宮の森シャンツェと結ぶ一般道まで降りて、そこから大倉山シャンツェの駐車場までの坂道をのぼることとしました。

荒井山入り口からは約10分で山頂なのですが、そこから麓までおりて上り返すには、30分くらい必要でした。

今回の目的の一つライトの実証ができたし、思ってた以上に汗をかけたので、まぁよしとします。

撮影所 札幌市西区西野7条1丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 /

豊平川と百松沢川の合流点(砥山ダム)~神威岳・烏帽子岳登山~

豊平川と百松沢川の合流点
真夏の風があまりない早朝。早朝といえども、午前6時を過ぎて太陽もある程度の高度になってくると、空にかかる雲のおかげか、体感の湿度もあがってきます。そんな体にまとわりつく空気とはうらはらに静かに水を称えるここは砥山ダムのダム湖。ダムマニアの方々の中では、わりと有名なダムのようですが、川好きとしては、このダムはが丁度合流するポイントとして興味をそそられるのでした。

豊平川と百松沢川の出合い

豊平川と百松沢川の出合い

札幌の母なる川に出会う百松沢。夏もこの時期になると融雪水もほとんどなくなり、渇水期になります。この写真のようにダム湖へと流れる支流河川も勢いが薄いようにみえますね。ただ、それは大きなダム湖と比較しての勢いの話。流域の山麓から水を集めた中規模の河川の下流部。そんなおとなしい顔を見せているだけじゃありません。

百松沢の函
こんな荒々しい函ももっているのです。

この百松沢川が水を集めるのは、にも数えられている、神威岳山域の沢々です。

と、いうわけでチャレンジしてみました。神威岳&その向こうにそびえる烏帽子岳に!!

ルートは以下の通りです。

スタート地点

スタート地点

スタート地点は国道230号からすぐに豊平川を渡れる百松橋からちょっといった駐車スペースからとなります。前半はしっかりとした林道、百松沢林道をテクテクと豊平川脇を通り、TOP写真の砥山ダムから百松沢沿いに山の方向に曲がっていいき、百松沢の函がすぐそばに見える地点まで、のんびり林道歩きをおこなっていきます。

この段階では、お日様に時々雲がかかったり、薄曇の空模様となったりで湿度高めのまとわりつく空気ではありましたが、道端に咲いているおなじみのガクアジサイや、ふきの葉やら、崩落で露岩したような崖をながめながらのお気楽散歩をつづけていきました。

そして、百松沢の函をすこしすぎたあたりに、

短絡路入り口

短絡路入り口

神威岳登山口への短絡路入り口がでてきます。

地形図の等高線を見てもらうとわかるように、標高300Mあたりを等高線に沿うように進む登山道で、

神威岳短絡路

神威岳短絡路

きれいに整備されてとても歩きやすい道です。まわりの木々もあまり密集していなく、朝の光をしっかりと道端まで届けてくれています。これは冬のスノーハイクでも気持ちのいい雪歩きができそうだなって思える道です。

そんな気分のいい道をしばらく歩くと、

林道と再合流

林道と再合流

百松沢林道と再合流します。
ここからは、再び百松沢林道をとことこ歩き始めます。百松沢川とこの林道はこの時点でかなりの標高差があって、おいそれとは川に降りれるような場所ではなくなってきます。

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途中、長いピンクテープで進入をこばむような謎の刈りわけ道があったりするのですが、そのまま百松沢林道を進むと、自動車が通った跡の二本の轍がなくなり、あまり車がはいれないような林道となってきます。そんな道を少し歩くと、渡渉ポイントとなって、いよいよ登山道っぽくなってきます。若干草がかぶっている登山道を沢沿いに進むと、

神威岳登山口

神威岳登山口

やっと、登山口となります。

気分をあらたにすべく、

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登山口近辺で目についた、蝶や、花や、沢の写真をとり、これから本格的にはじまるであろう山歩きに期待を寄せていきます。

でも、ここまでほぼ一本の道なのに、なぜここまできてやっと登山道の標識がでてくるのが謎ですよね。もしかして、ここの直前までが林道扱いになっているってことなのでしょうか。

登山口からはまず軽めの傾斜地がはじまってきます。

登山口直後の傾斜地

登山口直後の傾斜地

この道も日の光を受けて、癒しの道です。かなり気分のいい山歩きです。

このあたりで右の靴の中に若干の違和感をかんじたのですが、少し我慢してあるきます。道もわりと平坦な山道ですし。

ただ、そんな気分も、

ロープ場一つ目。

ロープ場一つ目。

最初のロープ場の予想以上に高い様をみて吹っ飛びます。傾斜もおもったよりあるし、なによりその距離にびっくりしました。右足の靴を脱ぎ、その違和感の原因であろう小ゴミを取り払い、首からぶらさげていたD3000をザックにしまい、その代わりにDP2を首からさげて身軽装備にきりかえいざアタックです。

ただ、このロープ場いざのぼってみると、楽しくのぼることができました。ただ、初期装備のまま、D3000を首からさげていたら、余計な神経をつかっただろうなとは思います。

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カメラをDP2に切り替え、前方の加重がへり、若干フットワークは軽くなりました。目に付く花々をとりつつ、徐々に急になってくる傾斜をどっこいしょとのぼっていきました。

ところが、ここらあたりから、私の体の回りをブーンブーンと大きな羽音が聞えてきます。

もしや!!

スズメバチ???

かれらのテリトリーが登山路と重複してるのか???

威嚇にでているのか??

と、ここはなるべく彼らを刺激しないように、静かにそしてすばやくその領域をぬけることとします。

ただ、ここは結構きつめの坂道。貧脚、貧スタミナの私ではぬけ続けることもできなく、彼らの羽音が聞えなくなったあたりで、ヒーハーと乱れた息を整えるために休憩を取ることとなります。そして息がもとに戻ったあとで、歩みを進めるとまたもや、ブーンブーンと羽音。。。

そんな繰り返し、、、

当然、周りの景色を見ることもできず、もちろんカメラを向けることなんかできません。

そして気がつくと、急な尾根道は若干平坦となり、

神威岳がみえてきました。

神威岳がみえてきました。

木立の間から、神威岳がみえはじめました。

羽音で若干疲弊しはじめたメンタルも、目標が目に入ってくるとたちなりますね。

ここからは割りと平坦な道をすすみます。

そして、

ロープ場2本目

ロープ場2本目

二つ目のロープ場へとたどりつきます。

1本目のロープ場よりは傾斜があるものの、距離はそれほどなく、わりと楽勝でよじ登ります。

2本目のロープ場を登ったあとは所々広く刈り分けられた場所や、神威岳の山頂を眺めることのできる場所が現れてきます。

笹原のコル

笹原のコル

一旦、笹原の山頂したのコルまで降りて、再度急斜面を登り始めると、
SDIM9917SDIM9918稜線から、豊滝~簾舞あたりをみわたせ、神威岳山頂が、いつも見ている形とはまったく違った形で目をたのしませてくれます。

ただ、ここのあたりでも、あの羽音に悩まされます。

しかも、標高は900m前後となるのに、空気の重さはスタート地点から変わらず、爽やかな風も吹かず、あいも変わらず体にまとわりつきます。

しばらく急登りをあるくと、

最後のロープ場

最後のロープ場

最後のロープ場が登場します。ロープ場も三回目ともなると結構なれてくるもんで、段差の激しいガレ場よりも上りやすく感じるのでふしぎなものです。

ここをのぼりきるとややしばらくして、

神威岳・烏帽子岳分岐

神威岳・烏帽子岳分岐

神威岳と烏帽子岳の分岐に到着します。

ここで、時計を見ながら考えます。スタートからすでに4時間近く経過しており、水分も残り700ml程度。烏帽子岳へ向かうか神威岳を踏んでからいくか、それともどちらか一つにするか、、、。

悩んだ挙句、体力のあるうちに傾斜を登る回数を稼ごうと、神威岳から烏帽子岳ルートをとることにしました。

神威岳山頂

神威岳山頂

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先ほどの分岐からちょっと坂をのぼっていくとすぐに神威岳の山頂につきます。

山頂からは、百松沢山や、簾舞・豊滝方面の眺望が樹間から見えてきます。

したからみていた神威岳の岩塔の荒々しい雰囲気からは思いもよらない木々にかこまれた山頂でした。

しばらく休憩をして、ご飯をどうしようかなとおもっていたのですが、ここでも蚊に蝿がよってきておちつかないので、ちょっと休憩で、烏帽子岳に向かうことにしました。

山頂をおり分岐までいき、烏帽子岳方面に歩みを進めます。

烏帽子岳へのふみ跡

烏帽子岳へのふみ跡

いろいろな、記録やガイド本によると、神威岳から烏帽子岳へのルートは踏み跡を藪漕ぎしながらとのことでしたが、いろいろと紹介されているルートなので、かなりメジャー級になってきたのでしょう。ちょっと藪の多い登山道といった趣きでした。ふみ跡もしっかりみえているので、迷うことはまったくなかったですが、、、。

割と急な斜面を100m程度高度をさげていきます。しかもあくまでも踏み跡なので、サポートしてくれるような仕掛けはまったくなし。下土も滑りやすい土壌になっています。

順調に高度を下げて、烏帽子岳山頂下のコルあたりまでいくと、

烏帽子岳

コルから烏帽子岳

烏帽子岳が堂々とそびえているのがみえてきます。

ここからが大変で、凄く滑りやすい黒土の急斜面を周りの笹や低木につかまりながらのぼりだし、斜面がゆるんできたなとおもったら急な岩場ののぼりがはじまります。

岩場

岩場

すでに5時間経過・7km歩いた初心者登山者にとってはこれは効いてきます。標高は900m程度。夏のこの時期ではこれくらいの高度では涼しい風もふくわけはなく、じっとりと体にまとわりつき体力も奪います。一歩進むごとに帰ろうかとい思いがたち起こり、でも、ここまで来ると烏帽子岳の山頂が目の前にそびえているので、なんとか気力を振り絞ります。

岩場の急登をぬけると、

ロックガーデン

ガレ場にお花畑がひろがりました。これにはかなり癒されました。疲れていて写真をとるきもうせていたのですが、岩場にはりつきながらなんとかシャッターをおしました。もっと広いアングルでとれればよかったのでしょうが、この時はアングルを考えることもできませんでした。

ロックガーデンから神威岳

ロックガーデンから神威岳

このロックガーデンあたりからの神威岳の眺望もすばらしく、もっとスタミナがあればもっといい写真を撮れただろうにとおもいつつ、ふらふらと休み休み坂を上り稜線にあがり頂上を目指すのでした。

烏帽子岳山山頂

烏帽子岳山山頂

烏帽子岳山頂より定山渓ダム

烏帽子岳山頂より定山渓ダム

行程時間6時間をかけてなんとか山頂にたどりつくと、雲が迫ってきている状態。時間もきにはなりましたが、ここでご飯を食べることとしました。相当つかれていたのでしょう。いつもの山頂ご飯に比べると、味がまったくわからず、カロリー摂取の目的だけでおにぎりを口に運んでいる感じです。

なんとかご飯を食べ終わると、なんといきなりにわか雨です。

ざーー

っという音が見る見るちかづいてきます。

カメラをしまい、ザックから雨具代わりに常備しているウインドウブレーカー的な上下をきこみます。雨粒は大きく、やはり山登りには雨具は必要だよなとおもいはしたものの、これであるいて暑くならないかなという不安がたちあがります。

雨がふった時間はそれほど長くなく小降りになってきたので、下山をしようと雨具きたまますすみました。

ロックガーデンを過ぎ、岩場を無事に通過していったのですが、すべる黒土の急坂にさしかかったところで、、、

いきなり尻餅です。

靴のグリップが全然ききません。登るときも苦労したので、不安ではありましたが、やはりというかなんというか、、、。

急坂ではお尻をつきながら尻すべりとグリセードの中間のようなスタイルですべりおりていきました。

ただ、一箇所、脚をとられ尻餅をつきそのまますべりおちそうになったので、体を反転し滑落停止の格好で手に持っているポールの柄を地面にすり続けつま先をキックステップのような形で地面に踏ん張りなんとかとまりました。

軽い滑落体験です。広い稜線にふみ跡がついた直登なので、これで何とかなっていたのですが、これが細尾根だったり、トラバース路であったりとしたらゾッとします。

なんとかコルまでたどりついて今度は上り返しへとむかっていくのですが、ここも結構な傾斜で数歩進んでは足が止まります。しかもブーンブーンとした羽音とさっきの雨で濡れた木々や草からの雨だれで、精神的にも疲弊してきます。

ここで、ブーンブーンの主をはっきりと視認ができたのです。スズメバチかとおもっていたのですが、正体はアカウシアブでした。疲弊していたので、休み休みのぼっていると、なんと奴は目の前の木の枝に止まり、こっちを舌ナメづりするような格好で止まって様子をうがっているのです。

ウェアは雨具を着込んでいるので咬まれることはないでしょうし、顔だけ気をつければなんともないのでしょうが、まとわりつくのは正体がわかっても嫌なものです。

そんなこんなでなんとか分岐にたどり着き、天気は雨の気配もなくなったので雨具を脱ぎついでに上着も着替えました。

ここからまだ約7kmの道のりがまっていると気がおもくなってきました。よたよたとあるいていくわけなのですが、いつもの下山スピードにはとどきません。しかも時間も3時をすぎはじめてきたので、気がせいてきます。しかも蒸したまま。

これは肉体的にも精神的にもきついです。

一本道の登山道。途中やすめるような場所があるものの虻や蚊がうるさい。しかも途中でまたもや雨が降り、上着だけ雨具をつけましたので、どんどん蒸してきます。水も残り300mlくらい。すこしづつ口に含み水分の枯渇をふせぎつつ、2本目のロープ場をなんとかすぎ、あと少し最後のロープ場へ、ここは沢があるので熱をもった体を冷やせるとおもったところで、脚がまったく進まなくなりました。、、、

一旦ザックをおろし、きていた雨具を脱ぎ肩から提げていた空の水筒をザックにしまい、道端に腰かけ体をやすめました。行動食でもっていたチョコレートをほおばり少なくなってきたVAAMのペットボトルをすこしづつのみ呼吸を整えます。

雨がふっていたのでこの地点での虫の襲来はなかったのが幸いでした。

10分ほど腰を下ろし、なんとか立ち上がれるかなとおもいザックをせおったのですが、

Orz

まさにこの絵文字のような形で体がうごきませんでした。この格好のまま5分ほどじっとしたのち、やっと立ち上がり歩くことができました。

多分、熱中症的な状態によるバテだったのでしょう。チョコレートがきいてきたので、行動できるようになったのでしょうね。

そんな思いをした後の最後のロープ場下の沢を見たときの安堵感はものすごいものでした。水場ってほんとオアシスなんんですね。

さすがに沢の水はのみませんでしたが、顔を洗い頭を冷やし、進む元気を取り戻しました。ここからは傾斜もそれほどきつくない道になってもう少しで林道にでることになります。林道からの短縮路は日が落ちてしまったらいやだなとおもっていたので使わずに、広い林道を歩いて少し遠回りになるけどなんとか下山にあいなりました。

今回の山行かなりな反省点がありました。

  • 水の携行量
  • 体力
  • ヘッドライトの不携行
  • 防水の利いた靴の重要性
  • 行動時間の予測
  • もしものときのツェルトなどの非常用具
  • 防水性の高い雨具ズボン

おもに上げてもこれだけの反省点があります。

今回行動時間が長くなるのは予測していたので、iphoneの予備バッテリーを用意していったのはよかったです。

この状態でGPSが使えなくなったら不安量は格段にあがったでしょう。

登山路のある山でもこんなに不安になるのですね。

こんな気持ちになったのは地図も持たずに入った2本目の冬山の西岡焼山以来でした。やはり山遊びの不安要素っての経験と技術とギアと体力でまかなわなきゃいけないんですね。

というかなり勉強をしつつ、

往復11時間をかけて

札幌50峰 28座/50座 (神威岳 983m)

札幌50峰 29座/50座 (烏帽子岳 1109.4m)

の2座GETしました。

撮影所 札幌市南区小金湯 百松沢林道より
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000 /

あいの里修景水路「せせらぎ」を歩く。

あいの里修景水路「せせらぎ」
トンネウス沼を1週した後、あいの里地区の地図をみてみいてきになっていた、にいってみました。

この写真にうつっている水をポンプでくみ出しているところが、この水路の起点となっています。場所はあいの里公園のすぐとなりのたつのこ公園に高く盛られた土の上です。

なかなかにいい雰囲気をかもしだしています。造園センスがひかりますね。

せっかくなので、この水路沿いにバウと歩いてみることにします。ルートは上の図にGPSログを記載しています。総距離は約3kmでした。

たつのこ公園の噴出口をでた水路は、公園の外周を回り、

たつのこ公園内のせせらぎ

たつのこ公園内のせせらぎ

あいの里の住宅地の中へとながれていきます。

1980年代に住宅・都市整備公団によって計画的な整備がおこなわれた、あいの里地区です。住宅街といえども、無造作な宅地といった感じはまったくなく、

あいの里

あいの里

整然と、景観よく、しかもこの水路も街並の一部として景観の一躍をになっています。住宅のカラフルな外壁、水路脇を庭の花、程よく蛇行するする水路、とてもいいバランスです。たしか昨年くらいにこの水路を地域住民で綺麗にしようという運動があったようで、余計な藻などもなく綺麗な水面をみせてくれています。

たつのこ公園からまっすぐ西にむかっていた水路もあいの里北公園にぶつかるあたりで、一旦南下します。

あいの里北公園わき

あいの里北公園わき

この区間は、あいの里北公園と 鴻城小学校の間をながれていて、住宅の庭木はみえなくなり、柳の並木になります。

あいの里北公園通りをわたると、

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水路はなかなか和める蛇行具合となり、目をたのしませてくれます。

その蛇行区間を過ぎると、水路は再度西進します。その河畔は再び住宅街の中にはいっていくわけなのですが、

再度住宅街へ

再度住宅街へ

こんなおしゃれな区間があるのですね。なんだか高級住宅地みたいです。

うらやましい気持ちをいだきながらまだまだすすんでいくと、水路はあいの里公園通りへとぶつかり暗渠へ一時もります。

あいの里公園通り歩道橋

あいの里公園通り歩道橋

ここの歩道橋もしゃれているデザインですね。

あいの里公園通りを超えて、あいの里西公園にぶつかると、今度は一旦北上します。

白樺並木

白樺並木

今度は、並木が白樺の並木となります。変化のある流路にあきることなく歩みをすすめていけます。

あいの里三条郵便局あたりで、再度水路は西進をはじめ、水路の水も

SDIM9894
護岸幅いっぱいになりだし、そろそろ修景区間も終りそうな雰囲気をだしてきます。

あいの里循環通りをわたるあたりで、金網の暗渠となり、

金網暗渠

金網暗渠

この暗渠から顔をだした、水路は、

修景区間は終り。

修景区間は終り。

修景区間が終了したよと言いたげな三面コンクリート護岸で、藻もうく普通の水路の顔となります。

ここから先は、ニュータウンの造成地区とは違うのでしょうか、よくある普通の宅地の景観となりました。修景区間はおわりましたが、せっかくなのであるいていきます。周りは畑もみえだし、地域の散策路として整備されたあいの里緑道も交わりだしてくると、

そろそろ終り?

そろそろ終り?

畑の先へと、暗渠の中にすいこまれていきます。
川筋が見えなくなったので、どうすすもうか逡巡しましたが、このまま道路にそってあるいてみると、

水路然

水路然

車の板金屋さんの先で、このような水路然とした「せせらぎ」が顔をだしてくれました。
この水路のゴール、ペケレット湖まではあと少しのところです。このまま水路沿いにあるいて、藍の道に突き当たると、

探訪終了地点

探訪終了地点

水路はペケレット湖園の敷地内へとすいこまれていきます。
ちなみに、この水路を吸い込むペケレット湖園は、

ペケレット湖園

ペケレット湖園

現在は予約のみの対応とのこと。
いきなりははいっていけないし、お金かかるし、バウもいるし、今回の探訪の終了地点はここまでとしました。

ほかの地域ではなかなかみられない宅地の中を約3kmも水路が流れる美しい街。なかなか大規模な計画だったのでしょう。一時期は水路の水が藻で覆われ匂いもはなっていたのこと。人の手をかけ造成された設備なのだから、できれば今のこの美しい景観をこれからもきれいいに維持してほしいなと、部外者ながらおもってしまいました。

撮影所 札幌市北区あいの里
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000 / SIGMA DP2

トンネウス沼(拓北川)

トンネウス沼
水草がびっしりと浮かぶ水面で餌をとっている、バンの親子。ここは、その流路の大半を占めるトンネウス沼です。

この沼を中心に、あいの里地区最大の地区公園、あいの里公園は造成されています。この日は朝5時半くらいにいったのですが、朝野球の人たちの車がすでに駐車場に大挙してとめてあり、もうすこしで駐車できないところでした。ここから帰るときには、歩道上にもあふれてこの公園の利用者さんたちの車が駐車されていました。かなり人気の公園なのですね。

公園内の外周にはジョキングコースにも適するように、距離指標があったり、ほかにもテニスコートや遊具、そればかりではなく、芝生広場数箇所に設置されており、ゆっくりと緑の中を散策したいひとたちにもかなり魅力的な公園となっていました。

そんなあいの里公園の中心にあるのが、トンネウス沼。

トンネウス沼

トンネウス沼

北端から眺めてみると、この写真のように、河道のようにも見えます。実際この沼は拓北川の一部であり、安全柵のそばの看板には「川にははいらないように」と子供たちへの注意を喚起する文言が記載されていました。

地図からみる形状も、周囲の遊歩道をめぐってみた感想も、所謂普通の沼や池のように円形に近い形ではなく、ながひょろく川のような形になっています。

前回のエントリーでものべましたが、ここは開拓期には釜谷臼地区の三日月湖だったようなので、河川としての認識もあながち間違ってはいないのでしょう。

この沼、TOPの写真のバンのほかに、
わ~わ~にげろ~~
わ~わ~にげろ~~ posted by (C)ジプシー
おなじみの鴨がいたり、今回は声しかきけませんでしたがトンビや山鳩などの里の野鳥が沢山います。時にはオジロワシなんてのも餌をとりにやってきたりするみたいです。まさに野鳥の王国です。鳥撮りの人たちにはかなり有名なポイントらしいです。

DSC_0394
鳥だけじゃありません。こんな綺麗な睡蓮なんかがさいていたり、水草の茂りをみたり、植物も豊富。しかもあいの里公園内には昆虫広場なんてのがあって、いろんなトンボなんかが生息しているようです。

近年に造成されたあいの里の宅地のすぐそばにこんな自然たっぷりの公園があるなんて、うらやましい。

撮影所 札幌市北区あいの里4条8丁目 あいの里公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

茨戸川と拓北川の合流点

茨戸川と拓北川の合流点
国道337号線当別バイパスを挟んで撮影したのは、道路向こうを流れるの上部湖盆 に国道をくぐって合流するです。

合流する地点に見える砂利のようなものは、拓北川に繁茂する水草の群落です。この夏の時期はやはり緑がいたるところで生い茂りまさに草草にとって盛夏そのものですね。

茨戸川は言うまでもなく、 石狩川の河川跡湖なのですが、河川の名称がつけられているだけあって、そこそこの流れがありますし、ここにあわせる中小の河川も数あります。今回訪れた拓北川もそんな河川の一つなのですが、この拓北川もまた石狩川から取り残された旧川道(三日月湖)だったのではないでしょうか。

今昔マップにて、1916年のこのあたりの地図をみてみると、

このあたりは、釜谷臼の名称で、明らかに三日月湖のような表示がされています。このあたりが本格的に造成されていったのは、1980年にはいってからなので、この推測は間違っていないように思います。

拓北川はwikipediaによると、300m程度の短い川とかいていました。そしてのその大半を占めるのが、あいの里公園に横たわる、トンネウス沼です。その紹介は次のエントリーに譲ります。

撮影所 札幌市北区あいの里4条8丁目1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

うらうちない川環境整備区間

うらうちない川環境整備区間
今回は今年2015年に完成をした環境整備区間にいってみました。

札幌市内の河川の紹介のホームページをみてみると、地域の住民の方々や福住小学校の生徒さんたちと幾度のワークショップを重ね設計をし完成とあいなった経緯が紹介されていました。

河川と人とのかかわりの一つの形として興味深く期待をしていったのですが、この日は小雨交じりの天気だったためだったのと、この時期は渇水期なので、うらうちない川の水量も糸のような流れで、親水区間はただの水溜まりのようになっているためか、土曜の昼近くだったのにだれも利用者がいなく、なんだかさびしい風景でした。

こういった河川を利用した親水区間は人が使っていてこそ絵になるので写真にバウをいれてみましたが、、ちょっとバウ君の存在が小さいですね(汗;

と、いうことで、

バウ君と

バウ君と

バウ君主体でもう一枚。

同じうらうちない川に親水区間を敷設した福住小川公園はわりと大きな公園内に親水区間があるのですが、この環境整備区間は、

福住いずみ公園

福住いずみ公園

小さな街区公園の福住いずみ公園脇のアスファルト遊歩道を1分くらいあるくとアクセスできます。

この区間の前後のうらうちない川をみてみると、高いコンクリートの3面護岸とカードレールでしっかり囲まれていました。河川脇にもここ以外には遊歩道はなく、住宅街をひっそりと流れる忘れられそうな川といった雰囲気でしたので、元より河川に親しまれていた区間ではなかったのでしょう。なぜ、この区間を環境整備をしたのかが不思議です。

でも、こういった街区の中の環境インフラってのは長くそこにあり続けることが街になじみ街並の一つになるのでしょう。せめて市内にいくつかある忘れ去られ荒れてしまったような作りっぱなしの場所にならないことを祈ります。

影場所 札幌市月寒福住3条1丁目 福住いずみ公園遊歩道
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 Canon EOS Kiss X2

吉田川公園(吉田川)

吉田川公園
前回訪れた月寒公園のホームページをみてみると、吉田川公園のリンクがはられていたのでサイトをみてみました。吉田川公園のトップページを見てみると、

吉田川は旧吉田農場の中を流れていたことから名前がつけられたもので,豊平区東月寒と清田区北野の境を流れ厚別川に注ぐ川です。
一部は親水性河川と 整備さ れた河岸段丘の自然のコナラ林をそのまま利用したのがこの公園で,巨木が豊かな緑を提供する地域の憩いの場となっています。
四季折々の姿を見せるコナラは 秋にはかわいい実をつけ,ドングリを拾う子どもの姿も見られます。
園内には多目的広場(無料)やテニスコート(有料),パークゴルフ(無料)といった運動施設が設 置され,北野通を挟んで向かいには豊平区体育館もありスポーツ全般を楽しめます。
吉田川公園トップページより引用

なるほど、

の親水設備があるのならば、いかねばなりますますい!

ということでバウとともにいってきました。

公園種別は、地区公園とのことでしたが、なかなかどうして結構な規模の公園でした。敷地内に自然林を配してそこを中心に運動施設とパークゴルフ場や芝生の広場を両脇に抱え、東端に吉田川が流れそこに親水施設を敷設されていました。

吉田川公園芝生広場

吉田川公園芝生広場

園内はには、舗装されている歩道部や、芝生部、土の歩道などなど、一箇所足りとも未整備の部分がなく、バウ君が一番すきなタイプのブッシュのない公園でした。

そんな公園内の吉田川の親水施設でTOPの写真を撮しました。

この夏の時期の河原ってのはだいたいがブッシュでおおわれて近寄るのもためらわれるような場所になるのですが、ここはご覧の通り下草をほどよくかって、自然な雰囲気をたもちつつ河原へのアクセスを容易にしてくれています。公園管理の方々のご尽力のたまものですね。

ところで、この吉田川の出自なのですが、解説にあるとおり。元々は吉田農場ってとこにながれていた川を用水として整備したものだそうです。吉田川の東にはなどの羊が丘を含む月寒台地を源とする河川があるので、多分、開拓前の吉田川もそんな月寒台地を源とする流れの一つだったのではないでしょうか。このあたりの詳細は古地図を紐解かなければいけないのでしょうが、それは入手できていないので、推測の域をでていません。

吉田川公園をでて、吉田川沿いに少し散歩をしてみたのですが、どうやらこの川、相当地域の人にあいされているようで、この川に蛍をもどそうと環境美化運動がおこっているようです。流路は住宅街なので川の護岸壁のすぐ上にガードレールがはられれてはいるのですが、随所に川端までおりられるような階段がほどこされ、川の中の雑草は定期的に芝刈りされていて、美観にかかわるような草木は残されといった手法で整備されているようです。

吉田川内に育ったガマノホ

吉田川内に育ったガマノホ

多分、現在このような美化運動が起きているということは、この川も一時期は生活排水の受け皿として利用されていた経緯があるのかな?

ともあれ、吉田川公園はとてもいい公園でした。

撮影所 北海道札幌市豊平区月寒東3条19丁目19 吉田川公園
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X3