野津幌川と厚別西川の合流点

野津幌川と厚別西川の合流点

前回のエントリーに続き、昨年2013年11月30日に撮影をした、の合流点です。

気温が低く積雪があると、写真のように、ふわっとした雪が撮れますね。そしてよくみる狐?かなにかの動物の足跡が見て取れます。こんな風景も冬の野外撮影の醍醐味ですね。

ところで、厚別西川。多分、近隣の住民もこの川の存在は知らない人が多いのではないでしょうか。厚別区厚別西の住宅街をひっそりと流れ、厚別通り、北13条通り、JR函館線なんかをくぐってこのポイントまで流れ込んでくるのですが、この川を渡る橋らしき橋も一本あるかないかくらいで、その存在感が非常に薄い川です。 かくゆう私も、川撮影を始めた去年にこの川の存在をしりました。多分、このような積雪のある日出なければ、ここを訪れたとしてもがっかりしてかえってきたのではないかと思います。

でも、このように積雪があると味わい深い写真を撮ることができたので、この日は満足感にひたってかえってきた覚えがあります。

白樺白く
白樺白く posted by (C)ジプシー
おまけ。
この合流点の目印にもなる、白樺をHDR処理で現像してみました。

撮影場所 札幌市厚別区厚別町山本1066−384
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

野津幌川と小野津幌川の合流点

野津幌川と小野津幌川の合流点

今回のエントリーは昨年2013年11月30日に撮影をしたの合流点です。

昨年のこの日は、見ての通り積雪があり、真冬の様相をしめしていました。 今年の札幌は去年よりも積雪が早かったですが、今日現在は雪は積もっていません。ただ、明日は雪模様のようです。

ところで、ここから見る野津幌川と小野津幌川、積雪でもしていなければ、川筋を見ることができないくらい河畔の藪と潅木が生い茂っています。

野津幌川と小野津幌川

夏の野津幌川と小野津幌川を厚別北側から撮影

この写真のように、まったく川面が見えなくなってしまいます。

積雪初期は合流点の撮り歩きには絶好の日和なのです。

と、いうことで今年もそろそろ良い季節となってくるのでした。

撮影場所 札幌市厚別区厚別町山本645
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

美々川とトキサタマップ川の合流点(ウトナイ湖)

美々川とトキサタマップ川の合流点(ウトナイ湖)

夕暮れに羽を休める白鳥とともにウトナイ湖を撮影してきました。表題にはと記載していますが、ウトナイ湖の説明看板にはウトナイ湖自身をとして区分しています。さらに、ウトナイ湖へながれこむトキサタマップ川の河岸にはこれまた勇払川の表示看板がありました。で、なぜこんな表題となったのかというと、この勇払川が曲者でして、

北海道胆振総合振興局苫小牧市と石狩振興局千歳市の境にある支笏湖畔のモラップ山に源を発し苫小牧市あけぼの町で新旧河川区間に分離。①旧河川(沼ノ端):旧勇払川として沼ノ端を流れた後にウトナイ湖下流の美々川と合流 ②新河川(沼ノ端):植苗の合流点でトキサタマップ川と呼称を変えてウトナイ湖に流入した後に美々川として湖から流出。②が①と合流点となるJR千歳線新勇払川橋梁の手前で美々川から勇払川に呼称を返上。更に湿地帯の勇払原野で③旧河川(勇払):三日月湖(呼称は勇払川)と④新河川(勇払):蛇行改修の本流 が合流した勇払川は河口付近の勇払で安平川水系本流の安平川に統合されて太平洋に注ぐ。
ウィキペディア 勇払川 より引用

となっていまして、これにならって今回のエントリータイトルとしました。

勇払原野を流れる各河川は離合集散を繰り返しその川を特定するのがむずかしかったでしょうし、さらに開拓期には勇払川自身の治水による新旧河川の分離などもあったでしょう。さらに原野を流れてくる川をいってに引き受けた大湿地の親玉格のウトナイ湖から流れ出る川筋の呼称を最初に美々川としたのもその原因だったのでしょう。なかなか複雑な生い立ちをもっているようです。

こんな生い立ちがあるから、最終的に太平洋に流れる際には安平川にその水を預けているという区分になっています。あくまでも支流としての扱いですね。ただ地図からその川道をながめてみると、安平川の直線的な流れに比べ勇払川の蛇行具合というか、自然河川のままの川筋というかが目立ちます。本流のような風格がみてとれるのです。 ただ、勇払川と安平川の合流点には一度も訪れたことはないので、今後宿題として、機会を作り訪れてみたいと思います。

撮影場所 苫小牧市植苗 ウトナイ緑地
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon d3000

沙流川とユオイ沢川の合流点

沙流川とユオイ沢川の合流点

平取町二風谷に鎮座する二風谷ダムを望める展望所から見えるのは、(二風谷ダム湖)に注ぐ写真の針葉樹の河畔林にかこまれたの合流点です。

紅葉時期を逃しはしましたが、冬枯れのなんとも味わい深い光景がみることのできました。ここに住まわれている人たちの話を聞いていみると、平取は冬でも雪がつもるのが2~3回くらいで、札幌のような豪雪地域に比べると冬の労力が少なくすごしやすいとのこと。加えて景観がすばらしく、またアイヌ文化の伝承地としてエキゾチックな雰囲気もたたえているので、本州や道内別地域からの移住者も多いと聞きます。札幌へのアクセスも高速道路を使えば1時間少しででき、その手前には苫小牧・千歳といった中堅地方都市もあることから、ここを訪れた人の中には平取に魅せられる人も多いのではないでしょうか。写真を趣味とする私も、北海道の有名写真撮影地域といえば、美瑛や東川などの上川や、ニセコなんかの羊蹄山麓、女満別や釧路湿原の道東オホーツク地域なんかを考えていたのですが、いやはや、この日高東部地域もなんとも凄く写真に収めたい場所ばかりだったので、もっともっとみなさんにもしってもらいたいものです。

撮影場所 沙流郡平取町二風谷 二風谷ダム展望所
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon d3000

沙流川とコンカン川の合流点

沙流川とコンカン川の合流点

初冬の朝の光を受けながらJR日高線沙流川橋梁を渡るキハ40形の写真でお送りするのは、の合流点です。

肝心のコンカン川はJR鉄橋の影に隠れてみてとれませんが、丁度沙流川が左にカーブをしたあたりで流れ込んでいます。丘の上に見える白い建物は富川高校でその裾野に日高富川の街並が広がっていきます。海沿いの町なのですが札幌近郊の小樽のような急峻な台地や山・丘がない広々とした平地が続く胆振~日高の沿岸部は、十勝の広い平野と並び THE 北海道 といった光景ではないでしょか。多分、本州の人たちが思い描く、北海道の景色の一つがこの地域にはあると思います。

この日高町、平成の市町村大合併によって、沿岸部の門別町と途中平取町をはさんだ山間部の日高町の合併によって生まれた行政域で、間に平取をはさんでの飛び地となっています。ただ以前より、日高門別・日高富川など門別町の各地域のことを呼称していたので、門別町ではなく、日高町となっても私はそれほど違和感はなかったりしますし、この地にあまりゆかりのない人たちは元々そんな名前だったのでは??なんて感想を持つ人もいるのではないでしょうか。 同じく平成の市町村大合併にて生まれたすぐそばの新ひだか町の静内町・三石町の合併のインパクトに比べると薄いのも原因かもしれませんね。

門別・富川~平取にいたる日高西部。気候も穏やかで冬もそれほど雪が積もらないとのこと、馬産の地として勇名をはせるのもうなずけます。

 

撮影場所 沙流郡日高町富川 沙流川橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 nikon d3000

沙流川とオクノ沢川の合流点

沙流川とオクノ沢川の合流点

先ほどのエントリーしたからすこし東に進み丘陵地帯を越えると日高胆振をわけるがながれています。2014年には国土交通省がおこなっている全国一級河川水質調査の第一位に輝いたこともある清流です。北海道最大のアイヌコタンのある二風谷の二風谷ダムにより作られたダム湖に注ぐとの合流点です。この近辺にはチセを復元した集落や、アイヌ博物館などアイヌの歴史を伝える施設がおかれていて、北海道のその昔の空気を感じることができる地域でもあります。

そしてこのオクノ沢川はこのダム湖公園の中を綺麗に整備された川道をつくっており、その途中には

オクノ沢川の滝

オクノ沢川の滝

こんなやや人口的ではありますが、小さな滝をおとしていて、ちょうど冬枯れがはじまったこの時期は、昔の北海道の冬の雰囲気をかもし出すような荒涼さを味わうことができました。

このダム湖公園を歩いている途中、少し大きめの動物の糞をみつけました。場所も場所なので、もしや!!熊のフン!と、おもいまして、近くの方に聞いてみたところ、狸のため糞だといわれました、、。そうですよね、、、こんな人の匂いバリバリの場所に熊なんか、、、と、思っていたところ、その方、冗談めかして「もし、熊のフンでもそんなにきにしなくていいよ、このあたりの熊は人になれているから(笑)」と、、、、まぁ、実際にそんな場面にであったらそんな悠長なことは言ってられないでしょうが、コタンの中でそのような冗談をきくと、イオマンテな光景を想像してしまいました。

撮影場所 沙流郡平取町二風谷227
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

鵡川と 似湾川の合流点

鵡川と似湾川の合流点

いつもは札幌近郊の写真を載せていますが、今回から数エントリーは仕事で訪れた胆振日高方面の写真が続きます。

まずは、胆振東部むかわ町を流れるとそこにそそぐの合流点です。ここは道々59号線上にある、鵡川にかかる栄和橋上から下流方向をとっています。川筋がカーブをしたあたりの山間にそって似湾川がながれてこんでいるのですが、この写真からは見えずらいですよね。

鵡川は胆振東部の代表的な川で、その流れは上川の占冠村の山地に発してます。ネイチャーアクティビティも盛んなようで、源流域から河口までをカヌーで下るツアーなんかもおこなわれているようです。上流域の急峻な箇所を除くとこの写真のようにわりと川幅の広いゆったりとした感じの流れと周りの低い山々の景観がなんとも日本の原風景的な景色をみることができました。なんだか心が洗われたような気持ちになります。多分、ここまでたどり着くまで牧場のたたずまいや、丘を切り開いた畑や、林業をのための作業道が縦横にはしっている山なんかの合間を通ってきたせいもあるのでしょうね。なかなか素敵な景色を常にみることのできるルートでした。

ちなみに上流側をみてみると、

鵡川 栄和橋から上流を眺める

鵡川 栄和橋から上流を眺める

これまた山間を流れる素敵な川の風景を眺めることができました。

撮影場所 勇払郡むかわ町穂別栄 栄和橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SIGMA DP2

発寒川と東屯田川の合流点

発寒川と東屯田川の合流点

今回のご紹介は昨年2013年11月24日に撮影をしたです。

かなり川幅の広い川ですが、この発寒川、実は現在の流路はそれほど長くありません。しかも山間部から流れ出ているわけではなく、平地の真ん中を起点としています。元々はこの発寒川、手稲山から流れ出ている現在の 琴似発寒川の流路をたどっており、その名前も発寒川という呼称でした。札幌の開発の早い段階からその流路は変遷を重ね、  新川の開削により、その流れは分断され、新川より上流は新川の支流琴似発寒川として名をかえ、新川より分断された下流の旧川道は発寒川と名を残し近隣の小河川を集めへとそそぐこととなりました。

そんな発寒川の河畔にある、遊水地へと流れ込み、発寒川へと注ぐのが東屯田川です。その遊水地は東屯田川遊水地として、近隣の方々の憩いの場となっています。パークゴルフ場もあったりするのですが、それ以上に名前を知られているのが、バードウォッチャーの方々や鳥撮りの方々たちに野鳥の聖地としてではないでしょうか。

この日も数名のごっついカメラを抱えたカメラマンさんたちがこの遊水地をめぐっていました。多分狙いは、

東屯田遊水地のオオバン

東屯田遊水地のオオバン

このように遊水池にあつまる野鳥なのでしょう。写真にもみてとれるように、この遊水地には池を横断するボードウォークなどもあり、鳥や水草など水辺の自然観察にはもってこいの環境を整えてくれています。

川辺は様々な親水施設があるので、そのような場所をおとずれるとほっこりとした気分になりますね。

TOPの写真の反対側をみると、手稲山が雪をかぶってきれいにその姿をのぞかせていました。
発寒川から手稲山を臨む
発寒川から手稲山を臨む posted by (C)ジプシー

撮影場所 札幌市北区屯田町1007
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

小野津幌川とポロベツ川の合流点

小野幌川とポロベツ川の合流点

今回のご紹介は、昨年2013年11月23日に訪れたの合流点です。

写真右から流れ込んでいるポロベツ川は、野幌原始林の百年記念塔あたりの谷間をその源流にしていますが、その半分を暗渠の中を流れてきています。

暗渠化されているのは国道12号線をくぐったあたりからになるのですが、そこには森林公園パークタウンという新興住宅地がここ20年くらい前に造成されていった結果なのでしょうか。この合流点のそばにはポロベツ緑地という緑地があり、その川筋の跡を今に残すような呼称となっています。
くんくん。
そのポロベツ川緑地をバウとゆっくりと散歩してきました。

撮影場所 札幌市厚別区厚別北3条4丁目1−1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 FUJI FinePix S9100

柾里川河口

柾里川河口

今回は晩秋の小樽は朝里から日本海に注ぐ河口のご紹介です。

JR朝里駅の踏み切りのすぐそばを流れるこの川。地図にその名前を記すことはあまりない小河川ですが、この川沿いはここに流れ落ちるまでは結構急峻な地形で、そのわりには昔からあるであろう住宅が立ち並んでいて、排水を目的とした人口河川とはちょっとちがう雰囲気をかもしだしています。

どうやら、調べてみると、アイヌ語のモ・アサリが語源のようです。アイヌ語のモは小さいといった意味でして、約すると小さいアサリといった意味なのでしょう。そしてこの川の河口はこのようになんともいえないひなびた雰囲気をかもしだしていました。

ところで、今年は朝里近辺によくいきました。そして今回も目的は、

朝里の海岸を走るC11

朝里の海岸を走るC11

今年で最後になるであろう函館本線乗り入れのC11蒸気機関車を撮影することでした。さすが有名スポットだけあって、到着したときにはすでにたくさんのカメラマンたちが三脚を並べていました。
The Last Show
そんな人気スポットの人垣の合間をぬいつつ、

クラブツーリズム号2014

クラブツーリズム号2014

なんとか写真をとってきました。

クラブツーリズム号2014

クラブツーリズム号2014

遠景は逆光ポジションだったので、はっきりとした写真にならず、SLが近づけば今度は人垣、、、。

なかなか思うようにはとれないもんですが、、今年のSL撮影は、いろんなパターンをとれたので、まぁよしとしてこれにて〆となりました。

2014年 SL撮影リスト

 

撮影場所 小樽市朝里1丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2