中の川と上富丘川の合流点

中の川と上富丘川の合流点

この場所は手稲区西宮の沢のの合流点です。

丁度西区手稲区の境となる上富丘川を手前に、西区西部、手稲区の東部の基幹河川ともいえる中の川を奥の構図で写真を撮っています。

この上富丘川を挟んで、西区側の丘を宮が丘、手稲区側の丘を富丘という地域になっていて、それぞれそのあたりを両河川とも源流としています。もう少し、西進すると手稲の山々へと連なる山地となります。

で、先ほど、富丘との地名がでましたが、このそばにに数えられる、手稲丸山(富丘丸山)という低山があるので、のぼってきました。夏場は単なる藪山となるようで、登っても眺望も望めず、藪漕ぎのため森林浴にならないとのことなので、この時期に登ってみることにしました。多分、今年ののぼり納めでしょう。かつ初の雪山です、、、。

手稲丸山とりつき地点

手稲丸山とりつき地点

標高は141Mの低山です。様相はただの裏山?丘? な感じなので、明確な登山口はないようです。取り付けそうな場所をうろうろと探し、一番入山しやすそうな富丘6条あたりからアプローチすることとしました。 装備は長靴とトレッキングポール。冬もはじまったばかりなので、と緩くかんがえていましたが、いきなりの膝上まで埋まる苦行となりました。斜度は全然緩いのですが、いきなりいきがあがります。もう、この時点でスノーシューを買いに行こうか、いやいやあきらめて帰ろうかとおもいだしていました。

振り向けば、

手稲丸山入山地点から市街地を臨む

手稲丸山入山地点から市街地をのぞむ

木の葉がおちているので、想像よりは、良い景色がみえていました。きっと目の前の稜線の突端まで登ればもう少し良い景色が望めるかと気持ちをふり絞り、雪に足をとられつつのぼっていきました。写真では、わかりづらいですが、斜面が始まるあたりに、なにやら足跡らしきものがあったので、まずはそこまで、、、と登ってみると、どうやら、狐か狸の足跡のようでした。その足跡は山の稜線へと続いています。一人山歩きなのですが、なぜか心強い味方を伴にしたような気分になりその足跡をたどって歩みを進め、なんとか二本ある稜線の低いほうまで10分ほどかけて登りました。

手稲丸山稜線南端

手稲丸山稜線南端より手稲新発寒方面

のぼってみるとなかなかの景色。木立が少し邪魔ですが、これも構図の一部として夕日とかの時はもっと良い感じの写真を取れそうなポイントです。

とりあえず第一目標まで到達できたので、かえろうかと算段しましたが、ガイドの足跡をみてみると、それほど埋まっていない様子。まぁ、軽い動物なのだし、そんなに雪に埋まらないよね。と思いつつも恐る恐る足を山頂にむけてみると、、、。

おや?予想より埋まらないぞ、、。

そうとなれば、進んでみよう!ということで、足跡をお伴に稜線を登っていくこととしました。そびえる木立と手持ちのトレッキングポールを頼りに、さらに10分ほど雪山をのぼっていくと、

南側稜線からテーブル上の場所から

南側稜線からテーブル上の場所からのぼってきた場所を望む

木立に遮られてはいますが、札幌の市街地方面をみることができるくらいの眺望をえることができました。

なんか良い感じに気分があがってきました。上をみてみると、木立の影から青空もみえてきたので、ガイドの足跡からはなれ、コル状のところをたどり、山頂方面を目指していきます。平板な場所なので、雪深いかとおもいきや、木立のおかげかそれほど足を取られず歩みを進めることができました。

そして、さらに10分ほど登っていくと、

手稲丸山山頂

手稲丸山山頂

たどりつきました。山頂へ!ヤッホー!と叫びたくなりましたよ。

山頂から手稲のスキー場を

山頂から手稲のスキーコースを

山頂からは手稲のスキーコースが見えたり、

山頂から小樽方面

山頂から小樽方面

小樽銭函方面を木立の中から望むことができました。

写真をパシャパシャとっていると、風も吹いてきて、体感温度がさがってきたので、今度は自分の登った足跡をガイドに下山していきます。

15分くらいで、

手稲丸山下山

手稲丸山下山

登った場所へともどってきました。

なかなか楽しいアドベンチャーでした。

今度、スノーシュー買おうかな。

札幌50峰8座目 (手稲丸山141m)

撮影場所 札幌市手稲区西宮の沢5条1丁目2−17
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

幌向川と清真布川の合流点

幌向川と清真布川の合流点

そろそろ年もおしせまってきていますが、相変わらず川の写真を撮りにいっています。

今回訪れたのは、左側のまだ水が流れていると右側の川面が結氷をしたの合流点です。

夜間撮影でもあり、白と黒のコントラストが、なんとも重厚な雰囲気をかもし出してくれました。また、この合流点、グーグルマップのストリートビューで下調べをしたときには、中規模な河川と小規模な河川の合流点として見えて、あまりスケール感がかじられなかったのですが、訪れてみると、なかなかどうして堂々としたたたずまいでした。そんな雰囲気も写真で伝えられるとよいのですが、まだまだ私の腕ではそこまでは伝えきれていないかもしれません。

この合流点は、江別市の豊幌町にあるのですが、その流域のほとんどをが隣町の岩見沢市を流れています。そして、この両河川とも洪水常習河川として、同士の治水事業の要となっていたようです。その証拠に河川規模のわりには広々とした河畔をもち、高めの堤防を整備しています。もう少し下流に進むと夕張川との合流、そしてほどなくして、 石狩川との合流点があります。そしてそこからすぐに千歳川 と石狩川が合流します。要するにこの地域周辺の石狩川は、一挙に水量が増す地域なのです。大雨などで河川全体の流量があがれば、石狩川の水量増加の影響は数キロ離れたここまで及ぶのでしょう。そして護岸されていなければ、まったいらな石狩平野の終端に位置するこの地域では増水した水の行き場は自在に変わり、いろいろな場所へと流れ込むに違いありません。実際にこの場所に行くまでに通った道すがらいろいろな排水路をみることができました。きっと近々にこの地域の河川の写真を撮りに行くことなると思いますのでちょっと楽しみです。

撮影場所 江別市豊幌355
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

丘珠2号川と航路川の合流点

丘珠2号川と航路川の合流点

まっしろな季節となった札幌です。 そんな一日におとずれたのが、札幌市内の空の玄関口丘珠空港の敷地沿いを流れる、の合流点です。写真でいうと、左下の端のほうにポプラの木がみえますが、ちょうどその辺りとなります。丘珠2号川はちょうど写真正面に張り巡らされている飛行場のフェンス沿いを、航路川は、左の奥から流れてきています。

この両河川とも、このあたりの排水のための水路として利用されています。こう書くと空港の敷地の排水としてととらえられそうですが、その分もたしかにあるのですが、それよりも近隣の治水の意味が強いようです。

この地は、札幌扇状地の終端域であり、水はけの悪い泥炭地だったようで、そこに畑などの耕作地を開拓していくと、どうしても訪れる排水の問題。この問題は、かなり最近まで付近の住民をなやませたようで、この航路川もつい最近にさらに整備を受けているのです。

かなり便利に清潔になっている近代の札幌の都市設計なのですが、実は、場所によってはいまだに自然の驚異と戦っている地域もあるんだなと、この航路川の情報を調べてみると思うのでした。

丘珠空港

丘珠空港に着陸するプロペラ機

空港までいったのですから、飛行機の写真もぱしゃっととってきました。

 

撮影場所 札幌市東区栄町625
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

野津幌川と機農川の分流点

野津幌川と機農川の合流点

今回は久々の夜間撮影となりました、の分流点です。機農川は、ここで野津幌川と別れた水をへと運びます。世田豊平川との合流点は以前世田豊平川と 機農川の合流点でエントリーしています。野津幌川・厚別川沿岸の江別市大麻から角山辺りは泥炭地で、それはここを走る道路のうねりを見てみると一目瞭然です。そんな地域に人の営みを作ろうとすると、やはり排水・利水・治水との戦いなのでしょう。きっとこの機農川はその一翼をになっているのではないでしょうか。それでも、この機農川近辺は畑作よりも酪農農場が多く、畑作や稲作を広がらなかったのではないでしょうか。

そういえば、ここを走る大麻と角山を結ぶ道路ですが、雪解け期になると野津幌川と厚別川の間はよく冠水していたなと、この写真をとりながら思い出したのでした。

撮影場所 江別市大麻450
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2

真栄川と西真栄川の合流点

真栄川と西真栄川の合流点

ぐっと冷え込んだ2014年12月13日。雪もご覧のようにしんしんと降り積もってきます。本格的な冬の到来となりました。そんな日に訪れたのが、の合流点です。写真は真栄川方向からの撮影です。私有地を両岸に携え三面護岸の流路となるためこれ以上はちかづけませんでした。これ以上近づこうとおもえば、川の中に入る対岸の山に分け入るしかありません。その二つともこの雪の中では現実的ではありませんので、真栄川にかかる橋の上からの撮影としました。

ところでこの真栄川、左岸の有明の山の中から流れ出ているのですが、その川面を地上に現している区間が非常に短いのが地図から見て取れます。そのほとんどをゴルフ場の敷地内を流れているようなので、地図で現状の比較は難しいので、実地検証はできませんが、多分地図を信じるとゴルフ場内では暗渠になっているのではないでしょうか。そう考えるとこの真栄川の現在の利用方法は、ゴルフ場の排水利用が大きな割合をしめているのでしょうか。このあたりは結構な丘陵地域なので、高低差のある楽しいゴルフ場になるのではないかとは思います。ただ、ゴルフ場といえば、しっかりと整備された芝とフィールド。その整地にはやはり水はけとの戦いがあるでしょう。この真栄川もそれに一役かっているのかもしれませんね。

と、もうゴルフどころではない雪の日にそんなことを考えながら地図を見ながらこのブログを書いているのでした。

撮影場所 札幌市清田区真栄395
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

雁来新川と雁来川の合流点

雁来新川と雁来川の合流点

昨年2013年12月14日の撮影になりますが、実は本日2014年12月13日もこの写真と同じように、ぐっと冷え込み風も強く、北側のみ青空で他三方は雪雲に覆われていた札幌です。

地吹雪が舞い上がるこの場所は東区東雁来の合流点です。手前の幅広河川の雁来新川に雁来川が流れ込む形にはなっています。雁来新川自体、札幌の東区を流れる小河川(等々)の水を豊平川に運ぶ役割をもっていますが、今回訪れた雁来川から派生された水路なのかは私にはわかりません。~~新川と名のつく川は、だいたい旧水路を治水などの理由でつけかえをおこなった時に名づけられるものだとおもっていましたが、の関係のようにその生い立ちがまったくかかわりのない河川があったりもするので、もしかしたら今回の雁来新川もその利用されている状況をみると、その関係性はそれぞれの1河川として合流してるだけかもしれません。

ところで、雁来新川に注ぐ名前のついてる川なのですが、調べていくとほぼ昭和56年の洪水の件をきっかけにどんどん整備されているようでした。伏籠川だったり、豊平川だったり、石狩川だったりがのこしていった広大な泥炭地だったはずで、そのため水はけががわるかったのでしょうね。

そんな未開の原野を想像できるような風景にこのTOPの撮影ポイントから振り向くと見ることができました。

DSC_0153_01
整備はされていても、広大な原野だったぽい東雁来野豊畑地区の風景に流れる雁来川です。

ただ、ここもどんどん宅地が進んでいるので、あと数年もすれば閑静な住宅地となるのでしょうね。

 

撮影場所 札幌市東区東雁来14条2丁目13−13
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

伏籠川と篠路新川の合流点

伏籠川と篠路新川の合流点

前二つのエントリーと同じく2013年12月7日に撮影した合流点です。前二つの写真は方角としては南や西方面へ向けてレンズをむけているのですが、このの合流点を撮影したのは北の方面へとレンズをむけました。 同じ日の同じような時刻なのに、空の色がまったく変わります。冬のこの時期はこういった天気が札幌にはよく見られます。もっと極端になると同じ札幌市内でも北区は吹雪、南区は快晴なんてこともよくあります。

今回ご紹介のモエレ沼を起点とする篠路新川は人口河川として開削されていたものです。もう少し下流に行くとという川がありますが、昔伏籠川が二股に分かれていた片方を篠路川と呼んでいていました。今回の篠路新川とは直接のかかわりはないのでしょう。

この両河川とも直線的な流れを地図では見ることができますが、開削された歴史を持つ篠路新川は別として、伏籠川は

川の名の由来は、アイヌ語の「フシコ・サッポロ・ペッ」(古いサッポロ川)から。アイヌ語で「サッ・ポロ・ペッ」(乾いた大きな川)と呼ばれ、札幌の語源ともなった豊平川は、かつてはこの伏籠川の流路をたどって北に流れ、篠路で石狩川(茨戸川)に注いでいた。しかし江戸時代後期・寛政年間の洪水で流路を東に変え、現在の江別市対雁で石狩川に合流するようになった。それ以降、それまでの河道を「古川」の意で「フシコ・サッポロ」と呼び習わすようになったのである。
かつて幕末の札幌に掘られた大友堀は伏籠川に連絡し、琴似川もまた伏籠川に注いでいた。伏籠川は、札幌扇状地から流れ出る川の一つであったが、市街化の進展と地下水位の低下によって上流の長さを縮めた。旧流路の一部は、伏古公園の東から伏古拓北通の緑地帯として現在の起点まで伸びている。流域には、河川改修によって取り残された蛇行部が、ところどころに伏籠川の小さな支流として残っている。
引用元 wikipedia 伏籠川

とのことで、の旧川道としてのなごりでありその流路の歴史も紆余曲折があった川のようです。

何気なくみている大きな川も実はいろんな歴史があるのだと改めて思った伏籠川散策の一日でした。

撮影場所 札幌市北区篠路4条10丁目11−18
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

 

伏籠川と旧琴似川放水路の合流点

伏籠川と旧琴似川放水路の合流点

前回のエントリーと同じくこの写真も昨年2013年12月7日の撮影となります。写真奥でが左から合流してきます。

琴似発寒川の旧川道として取り残された旧琴似川のさらに分流となる旧琴似川放水路ですが、その水の流れは緩慢且つ流量のすくないものなのですが、このポイントを見るとそこそこの流量にもみえますね。川の合流点付近っていうのは、このように流量のすくない支流と流量の多い本流がであうと、支流のほうにも水がよどみのようにながれこみ川幅も広がっていくものなのです。多分、そんな場所には生き物や植物、堆積物、流入物など川の情報のありとあらゆるものが集積されているのではないでしょうか。その辺の生物学や地質学なんかに対してはまったくの門外漢なのですが、こうして川めぐりをしていくうちにその辺の知識も得られたらいいなと思う今日この頃です。

撮影場所 札幌市北区篠路町上篠路257−26
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

伏籠川と丘珠5号川の合流点

伏籠川と丘珠5号川の合流点

本エントリーから3回分は昨年2013年の12月7日におとずれた合流点の写真をお届けします。

さて、今回は札幌東部地域の基幹河川でもあると、その名前からも人口河川と推測できそうなの合流点です。地図をみていただけるとわかるのですが、このポイント周辺は広大に広がる耕作地とその中に丘珠空港があり、そのほかは宅地が点在している地域です。水はけのあまり良くない地域でそんな地域を耕作地へと開拓するために、あまたの排水路がつくられていったことでしょう。きっと、この丘珠5号排水もそんな排水路の一つだったのではないでしょうか。5号と名前がついているのだから、この近辺には1~4号があるのでしょう。機会を見つけて探してみたいと思います。

撮影場所 札幌市東区丘珠町427
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

千歳川と旧夕張川の合流点

千歳川と旧夕張川の合流点

12月に入りぐっと冷え込んできた札幌ですが、そんな日に訪れたのが、の合流点です。手前に見える結氷している川が旧夕張川で、写真の奥のほうで千歳川と合流しています。旧夕張川は、旧とつくぐらいなので、夕張川の旧川道です。現在の夕張川は、江別の美原あたりで石狩川と合流していますが、南幌のリバーサイドパークあたりから新しく開削された新川道で、それ以前は蛇行をしながら南下をし、ここで千歳川と合流していました。旧川道の常といいましょうか、この旧夕張川も流れは緩慢になっていて、氷点下の日が続くとすぐに川面は結氷します。その川には狐かなにかの足跡がついていたので、そこそこの厚みにはなっているのでしょう。撮影をした日は氷点下にはなってましたが、空は晴れていて、ご覧のようにすんだ青空と結氷した川と葉を落とした木々といった、北海道の冬らしい風景に出会うことができました。もう少し季節が進むとこの場所も雪で覆われ川岸まで近づくのは難儀になりますし、草がしげっているともっと川岸へはちかづくこともできませんでしょう。今の時期とあとは雪解け期が川に一番近づける季節なのだと改めておもいます。

撮影場所 空知郡南幌町南18線西23
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS KISS X2