旧月寒川と米里川の分流点・望月寒川と旧月寒川の合流点

旧月寒川と米里川の分流点・望月寒川と旧月寒川の合流点
光化学スモッグに覆われた札幌です。それが原因かはわかりませんが、目がかるくいたがゆいです。
そんな週末におとずれたのが、の分流点・と旧月寒川の合流点です。
写真奥にある樋門が望月寒川に旧月寒川が合流する樋門で右に流れてゆくのが米里川になります。

流路をみると右にながれれていく川道が本流にみえますが、この地点から米里川の起点となります。

旧月寒川はその名の通りの旧流路です。その起点はJR線の直下あたりに発しているようです。月寒川が流路の切り替えをおこなったときに残った川道なのでしょう。埋め立てられずにそのまま河川としてのこされているのは、周辺地域の排水のためなのでしょうか。現在の旧月寒川の流路に農地はなく住宅街の中をながれています。それが原因なのか、流量がすくないからなのか、三面護岸が原因なのか、ゴミがめだっていますね。

旧月寒川の合流地点も本来はここで月寒川と望月寒川が合流をしてそのまま北上し現在の豊平川と逆川の合流点へ進んでいたそうです。現在の地図もみてみると、この合流点からの起点までの途切れた部分も、道路が沿っていることが見て取れます。今度機会があればその旧川道を散策してみようかな。

ここのポイントも昨年写真をとりにっています。

CA3K0528

今回とった写真の反対側から旧月寒川を望んだアングルから撮影しています。
見えるのは旧月寒川と米里川の分流点ですね。

昨年8月撮影

昨年8月撮影

こちらの写真は望月寒川側の堤防に降りて今回とった樋門から望月寒川の上流側へのアングルです。
今回の写真でもおわかりの通り旧月寒川への水の流入は異常時でしか水が流れ込まないような段差が付いています。
望月寒川の堤防に降りても旧月寒川の水が望月寒川に流れ込んでいる所は一度もみたことがありません。

おまけ 駐車スペースのそばの花壇にさいていたガクアジサイ

おまけ
駐車スペースのそばの花壇にさいていたガクアジサイ

 

撮影場所 札幌市白石区北郷6条3丁目1−39
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 canon eos kiss x2

雁来新川と苗穂川の合流点

雁来新川と苗穂川の合流点
またもやモエレ山にのぼりました。理由は写真中央に見える橋の所にあるの合流点を写真に収めたかったからです。

昨年6月に撮影

昨年6月に撮影

この両河川の合流点、春の雪解け後には水の流れは草の中に隠れて水面が見えなくなります。

冬ならばと写真をとってみましたが、

昨年12月撮影

昨年12月撮影

これまた、いいポイントをおさえられず、惨敗してきました。

モエレ沼とさとらんどの間を通る道路はよく使う道路なので事あるごとにこの川面の状態を確認してみたりしていたのですが、なかなかいいタイミングがなく今回モエレ山から俯瞰撮影に臨んだのです。

 

この日はとても風がつよく、モエレ山山頂は立ってられないくらいでした。 公園に設置されているカナールの噴水もご覧の通り風にあおられ流出口でも水しぶきをおげていました。

この日はとても風がつよく、モエレ山山頂は立ってられないくらいでした。
公園に設置されているカナールの噴水もご覧の通り風にあおられ
流出口でも水しぶきをあげていました。

撮影場所 札幌市東区モエレ沼公園1−2
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nicon d3000

雁来新川と丘珠藤木川の合流点

雁来新川と丘珠藤木川の合流点
昨年訪れたシリーズの最後は昨年7月21日に訪れたの合流点です。

写真奥からながれてくるのが丘珠藤木川で手前の藪につつまれているのが、雁来新川です。写真正面に見えるがサッポロさとらんどのレストハウスです。この丘珠藤木川は丘珠通りあたりに端を発しさとらんどの園地内をながれここで雁来新川と合流をします。丘珠地区の排水用水の一旦をになってきた河川なのではないでしょうか。現在は治水も進み流量すくなくちょろちょろとした流れなのですが、前述のようにさとらんどの園地内を流れる川として景観の一翼もになっているようで、札幌市議会議員の宮川じゅんさんが自身のブログで面白いことを提言しています。曰く豊平川の水をポンプアップをして丘珠藤木川に流そうというのです。豊平川に並行してながれる丘珠藤木川との距離はだいた2~3km、この間に新しく水路を作って水を流しこむということはたぶん技術的に可能なのでしょが、水路用の用地の確保やその間の工期等を考えると、、、、。

でも、治水・利水目的以外で河川を活用するフェィズに現在は既になっているのでしょうね。実際は景観目的で復活された川なのですから。

やはり河川というのは人々の気持ちに何らかのアクションを静かに与えているのですね。

 

撮影場所 札幌市東区丘珠町624
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 casio CA007

厚別川と山本川の合流点

厚別川と山本川の合流点

今回から5エントリー分は昨年の7月20日から21日に訪れた川の合流点のご紹介となります。
まず最初はの合流点となります。

この写真は山本川からの写真で目の前を流れる川が厚別川になります。

厚別川はこのブログでも度々登場していますが、札幌市内を流れる川としては石狩川、豊平川についで3番目の流域規模をもっている川なのです。南区の滝野の奥あたりから流れ始め札幌市内の北東地域の中小河川を合わせながら、江別の角山で豊平川と合流をしています。さらに流路近くにはほぼ道路が通っておりアクセスしやすいので、いきおい訪れやすいポイントが多く紹介数もおおくなります。

この周辺流路は厚別新川ともよばれています。もとはちがった流路なのですが、治水のための開削により新水路として三理川との合流点あたりからほぼ直線な川として生まれ変わっています。

この山本地区及び米里地区は早くに開拓の手がはいるものの河川地域は昭和50年代まで洪水との闘いようだったようです。実に昭和36年までほぼ測量困難な場所だったようで、現在の川道や堤防がが完成したのは昭和51年までかかったとのことです。

この地域を流れる小河川や用水路はその地域の排水の目的でもあったのではないでしょうか。山本という地区名はここを開拓した山本家に由来しているそうで、この山本川の名前もそれに由来しているのかもしれませんね。

川はやはり人と自然との闘いの足跡でもあるのですね。

 

撮影場所 札幌市白石区東米里2040−63
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 casio CA007

篠路新川起点(モエレ沼)

篠路新川起点
今回は、札幌東部の市民の憩いの場モエレ沼公園の元となっているモエレ沼(篠路新川)のご紹介です。

まぁ、沼の形状からみても元は、近くを流れる石狩川か 豊平川の河川あとであることはあきらかです。かなり以前からこの河川跡はあったようで、アイヌ語の「モイレ・ペッ」(流れの遅い川)という言葉が由来だそうです。開拓時代にはもう存在していたのでしょう。その後このあたりの農地開発のための治水、埋めたて地として利用、などを経て現在はイサムノグチの設計による一大公園として札幌市民に親しまれています。

流路は写真の奥の橋が見えているところあたりに流れているから水を取り入れモエレ沼としてゆっくりとした流れを形成し、下流域で再度にあわせその後篠路新川として伏籠川との合流地点までながれていきます。

流れは緩慢ですが水質はそれほど汚染はすすんでいないようで、よく魚釣りの人が竿をたれているところも見かけます。

今回撮った写真はモエレ沼公園のシンボルモエレ山中腹からなのですが、反対側を眺めると、

ガラスのピラミッド

モエレ沼公園、もう一つのシンボル
ガラスのピラミッドなんかも望むことができます。

ガラスのピラミッドの中庭から少しいったところの野草畑

ガラスのピラミッドの中庭から少しいったところの野草畑

ほかにもいろいろなスポットがあるので機を見てはしょっちゅうおとずれていたりします。

昨年7月撮影

昨年7月撮影

昨年7月にもここで写真をとっているのですが、例のごとく小さいサイズしかなく今回改めてとりにいきました。

撮影場所 札幌市東区モエレ沼公園1
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と鴨々川の分流点

豊平川と鴨々川の分流点
今回はちょっと特殊な川のご紹介です。

からへの分流点となります。

左の大きな流れが豊平川、右に流れ込んでいるのが鴨々川です。この鴨々川は一般的には創成川としてしられているのですが、ここから中島公園の中をくねくねとながれ南7条でその流れを直線とする場所までは、特に鴨々川とよばれているのです。

札幌の川の開発というと、新川の開削、石狩川や豊平川の治水など治水を主としたものが多く、そして名をしられていますが、鴨々川はそれ以前、札幌村の開拓初期から密接に関わっているのです。

1866年(慶応2年)に幕府(箱館奉行石狩役所)の役人・大友亀太郎が札幌村を開く際に開削した用水路・大友堀が前身である。この堀は南3条付近から胆振川の水を引き、北6条、現在のJR札幌駅付近から東に進路を変え(現在の「ファイターズ通り」がその跡地)、逆S字を描くように流れたのち、大友の役宅の裏(現在の札幌村郷土記念館の東にある大友公園)で伏篭川に注ぐものであった。当初の大友堀は歩いてまたげるほどの小川だったと言う。

1870年(明治3年)南6条から南3条にかけての上流部には吉田茂八によって吉田掘が、また北6条以北の下流部には寺尾堀が掘られ麻生町の裏で琴似川(現在の旧琴似川)に付けられた。1871年(明治4年)に船が航行できるよう拡張し、それと同時に創成橋が架けられた。後にこの橋から名をとって、大友堀は創成川と呼ばれるようになった。1874年(明治7年)には鴨々大水閘と2か所の水門を設けてさらに便をはかった。1880年(明治13年)に札幌まで鉄道が通ると、水運は廃止された。[1]

1895年(明治28年)、道庁によって寺尾堀を延長し茨戸まで一直線に北上する現在の下流部が開削された。当時寺尾堀を含むこの新しい下流部は「琴似新川」とよばれたが、1925年(大正14年)ごろ北6条以東の旧大友堀の下流部が埋め立てられたこともあり、こちらを創成川とするようになった。(引用元:wikipedia 創成川

とのこと。

いつか古地図を入手して探索したいものです。

幌平橋から鴨々川取水口をのぞむ。

幌平橋から鴨々川取水口をのぞむ。

撮影場所 札幌市中央区南16条西4丁目1−12
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

豊平川と山鼻川の合流点

豊平川と山鼻川の合流点
昨年シリーズ2回目は、の合流点です。

本年の7月中盤の週は台風の接近により日本列島が大わらわの週なのですが、昨年の7月15日はご覧のようにとてもよい天気で気温もかなりあがっていました。写真中央の木立の奥の方には、豊平川ウォーターガーデンといって遊水施設がある緑地公園となっています。この日も家族連れが沢山訪れて夏のにぎわいを見せていました。

また写真右側から流れる山鼻川は豊平川からくみ取った水を藻岩山までくみ上げその落差を利用した藻岩発電所の排水も合わせるのでかなり流量も激しく、夏のこの時期には、

山鼻川でカヌーを楽しむ人たち

山鼻川でカヌーを楽しむ人たち

写真のようなカヌーを楽しむひとや、この流れに泳ぐ魚を狙う釣り人たちで大賑わいでした。

ちょうどこの日は暑いこともあったので私も、

バウと一緒に川べりですずみました。

バウと一緒に川べりですずみました。

暑い夏の程よい涼の撮れる場所、山鼻川のご紹介でした。

撮影場所 札幌市中央区南27条西7丁目1−6
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

厚別川と鱒見の沢川の合流点

厚別川と鱒見の沢川の合流点
今回のエントリーから三エントリー分は昨年訪れた合流点のご紹介をいたします。
まずは、昨年の7月14日に訪れたの合流点です。

すこしだけ敷地からははずれていますが、滝野の滝野すずらん丘陵公園にあります。

アシリベツの滝からしばらくは、滝野すずらん丘陵公園の敷地内を流れてくる厚別川が、鱒見の沢口駐車場のそばで写真左から流れ込む鱒見の沢川と合流します。

この鱒見の沢、上流にいくと、

鱒見の滝

鱒見の滝

滝野すずらん丘陵公園の4つの滝のうちの一つ、鱒見の滝にたどり着くことができます。

ここまで川をのぼっていた鱒がこの滝を見てこれ以上上流に行くことをあきらめた。というのがその名前の由来だそうです。いわゆる魚止め系の命名パターンですね。この滝、4つの滝のうち唯一そばまでよることができる滝です。この公園の中で一番滝の迫力を実感できる滝になるのではないでしょうか。

撮影場所 札幌市南区滝野鱒見口
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

豊平川と精進川の合流点

豊平川と精進川の合流点
早朝に中島公園と平岸を結ぶ幌平橋にの合流点へと撮影にいきました。

夏の早朝のうすくもりの時の空気の色、昔みた村上龍原作の映画「限りなく透明に近いブルー」で表現されていた空気感がいつも思い出されいつかとってみたいと思っていました。今回、それを狙って撮りにいってみたのですが、うまく表現できていますかね?

たぶん日の出夕暮れのマジックアワーとともにこの空気の色は私の写真趣味の中では大きなテーマの一つとなるのかなと思っています。

写真右中ほどに精進川の合流点があります。精進川はへ流れを分けたあと平岸の住宅地を抜け中の島を経由しこの場所で豊平川と合流を果たします。ご覧の通りこの場所の河川敷はとても整備をされており、近隣の住民の憩いの場となっています。中央区側からは中島公園を散策し、この幌平橋までが絶好のお散歩ポイントなのではないでしょうか。早朝にも関わらず散歩の人も数人あるいていました。あとは地域柄か、夜に働いていた人たちやのみ終わりの人たちの姿も。

この幌平橋は展望橋ともいえるような結構高い歩道用の橋を備えています。

バラと幌平橋

昨年撮影の幌平橋

今回の撮影はこの場所からなのですが、やはり豊平川は札幌の母なる川といった雄大かつ優しさにあふれた姿になりますね。

ここの場所も昨年撮りに行っています。

幌平橋より

昨年の7月の天気のよい日に幌平橋から札幌市街を撮りました。王道の撮り方かと思います。

写り・構図共に大好きな写真なのですが、ただ、残念なことに解像度が低く撮れていました。携帯写メだと少しズームすると解像度が下がるんですよね。

なので、今回撮りなおし&朝のブルーに挑戦をしてみました。

撮影場所 札幌市中央区南16条西4丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と逆川の合流点

豊平川と逆川の合流点
今回は曇りの早朝のの合流点にいってまいりました。

画面左の突堤部分が逆川が流れ込む場所です。

この逆川、もとはの下流域のことで、豊平川の水位が上がるたびにその水が月寒川を逆流していく様からいつしかこの流域を逆川と呼ぶようになったそうです。逆流する川というのは大体氾濫をするもので、この逆川も例にもれず氾濫をくりかえし近隣の住民をくるしめ、なんとか治水をしようとしていった歴史があります。まずは、豊平川の新水路開削、そして月寒川の切り替えです。その結果、月寒川は新水路をたどりこの地点より東進した箇所で望月寒川を合わせ、その後北上し現在の豊平川との合流点にて場所を定めています。そこまでの詳しい経緯は白石区のホームページに掲載されています。明治44年のこのあたりの地形図も合わせて掲載されています。豊平川の流路もしっかりと記載されいますのでご覧になってみてください。

2013年7月撮影

2013年7月撮影

写真の話しをすると、この地点は昨年の7月にも写真を撮っています。左の写真がそれです。

この写真、写りも構図もおきにいりなのですが、いつものごとく小さいサイズしか残っていなく今回写真改めて写真をとりに行きました。

この写真実は左すみに大きな鯉?うぐい?が一匹写っているのです。たぶん産卵かなにかで浅瀬まできていたのでしょう。

さらにこの写真にはうつっていませんが、カモメが悠々と豊平川の水面をこいでいたり、小魚がこの川岸辺近くで隊列をくんでいたりと、交通量の多い札幌新道豊水大橋のたもととは思えない野趣に富んだ場所だったりします。近くには桜の杜公園という桜の名所もありますので、散歩コースとしては非常に良い場所かと思います。

おまけ、

今年5月末に撮影した逆川河口からの札幌の夕景

今年5月末に撮影した逆川河口からの札幌の夕景

撮影場所 札幌市白石区米里1条1丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2