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豊平川と砥山沢川の合流点~八剣山登山~

豊平川と砥山沢川の合流点

札幌岳を遠くに望み写真下に流れるに丁度右隅に流れ込む。この写真を撮ったのは札幌50峰の一つ八剣山山頂下の剣の一つからとったものです。

こういう写真で川の合流点を撮りたくて山に登っているようなものなのですが、なかなかこういう抜けの良いロケーションに出会えることはないので、今回は大満足の撮影山行でした。

こういう風にみてみると札幌の豊滝地区は札幌岳の凄く大きなカールにもみえてきます。実際は豊平川が作った大きな谷筋とそこに流れ込む沢がつくり上げた地形なのでしょうね。

ここまで登った八剣山。かなりスリリングで且つ見所たっぷり、しかも札幌都心から30分程度の場所にあって、一度は登ってみて欲しい山でした。

多くの山のガイド本にも紹介されていますが、その評価は初心者向けとして紹介されています。登山口にも「気軽に登山の雰囲気を楽しめる山です」との文もあったりしますが、なかなかどうして、山を初めて登ってみようって方(ほぼ初心者の私含む)にはなかなか手ごわい山行となるでしょう。

今回のルートは以下の通り。

スタートは3つある登山口より一番使われていると紹介されている南口をつかいます。

八剣山小屋

八剣山小屋

八剣山小屋で登山名簿に記帳をします。思えば札幌50峰を含め20座くらい登ってきましたが、初の登山名簿記帳です(^^)。これが私の本当の登山デビューになるとはこのときは思ってもいませんでした。今回は事前にネットで調べた結果ガケ・岩が多いようなの、バウは大事をとって不参加です。のぼってみるとこれは正解だったと思っています。

八剣山南登山口

八剣山南登山口

さぁ、スタートです、、、とこの登山口の先をみてみると、、、。

( ̄□ ̄;)!!

いきなり岩場

いきなり岩場

そして、、、

足場のない壁のような木の根の坂

足場のない壁のような木の根の坂

。。。。(;д;)

この時点でバウをつれて来なかったに安堵をしつつ、冷や汗を心の中でながしていました。

でも、私の足元はイオンの靴屋さんの改装セールで格安で手に入れたコロンビア・サンギルでかためてるし~~と意味のわからない鼓舞を心に打ちつけ(ちなみにサンギルって、スニーカーと登山靴の中間のような扱いらしいです。)

うんとこどっこいしょとのぼっていきます。

ここを登れば普通の山道でした。
朝の気持ちのいい山道をゆっくりのぼっていくと、

中央口分岐

中央口分岐

もしかして、中央口からくるとさっきのプチ難所を通過しなくてもいいのかな、と少しの後悔をしつつ山道をのぼっていきます。

道端には、

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

ヒトリシズカや、

シラネアオイ

シラネアオイ

シラネアオイが目を楽しませてくれます。

若干きつめの傾斜をのんびりは朝の林の気持ちよさを味わいながらのぼっていくと、

ガレ場登場

ガレ場登場

ガレ場の登場です!

家に帰って写真をみてみるとヒカリゴケがあったのですね。この写真の下のほうにうつっています。

このガレ場をクリアをすると樹林帯を抜け出し、稜線へとびだします。

稜線登場!

稜線登場!

ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

前情報で想像をしてはしましたが、その想像以上の岩だらけ!!

視線を逆に向けると、

藤野方面眺望

藤野方面眺望

藤野石山の方面を綺麗にみることができました。

綺麗に見ることができるってことは、はい!この下はきれ落ちています、、、(^▽^;)

岩山を登りはじめます。

岩山を登りはじめます。

ここからは八剣山の本領発揮なのでしょう。岩につけられた道を慎重にたどりながらこんな岩をのぼっていきます。

豊滝方面眺望

豊滝方面眺望

その岩を登ると豊滝方面の眺望を望むことができました。

なかなかの高度感で気分がよくなります。

でも、稜線上の岩をまくようにまだ道はつづきます。

岩の稜線を巻く道

岩の稜線を巻く道

この道がなかなかスリリング

巻き道

巻き道

道幅の狭いところにこんな木がたっていたりしています。朝早く登り始めたのでのぼり時には私を抜かした人としかスライドしませんでしたが、ほかの登山者とスライドするときも気をぬくことができなさそうです。バウをつれて来なかったことを改めてよかったおもいました。しかも実はこの時点でポールが手からするりとぬけてがけ下へとおちていきました。。。

岩壁を逆に向かい

岩壁を逆に向かい

時には岩壁を逆に巻き高度を稼ぎ、また岩壁の北側に回りこみを繰り返し、

今回最大の難所セクションに到達します。

八剣山核心部

八剣山核心部

細い道幅、がけ側に道は傾き、山側は道にせり出してきています。

この日初めてもらった水筒をザックにぶら下げていったのですが、こいつが歩みを止めるたびにぶら~んぶら~んと右へ左へとゆれるのです。その反動で私の重心も右へ左へと持っていかれます。。。。

こ、こ、これはまずい(; ̄ー ̄A

 

びびりの足元にこれはやばい(; ̄ー ̄A

とはいえ、この狭い道でザックをおろしてポジションを返ることもかなわずなんとか慎重に一歩づつあるいていきます。

超岩場!

超岩場!

この細道を冷汗ものであるいてくと、なんと初心者の私には目が飛び出るほどの岩壁さんが登場です!

ガイド本で得た三点支持の知識を総動員してゆっくりと足場を確認しつつよじ登ります。

ここをやっとの思いでクリアをすると、あとは岩の稜線の細道をあるくだけです。

あるくだけとは言いつつも両端が切れ落ちた稜線。慎重さは忘れてはいけません。

そしてTOPの写真を撮れた岩のポイントまでたどりつきました。

なかなかの絶景です!

でも、まだ山頂ではありません。

山頂直下

山頂直下

山頂はこの写真の右に写っている岩のてっぺんあたりです。

ついている道を忠実に慎重にたどり途中急なガレ場もクリアし、なんとか

八剣山山頂

八剣山山頂

八剣山(498.8m)へ到達です!

藻岩山より低い山なのに、このアドベンチャー感!そして山頂からの眺望

充実感MAXです!

体力的にはそれほど消耗をしていませんでしたので、水分補給やカロリー補給もそれほどおこなわずすみました。

この山体力をつけるというよりも山登りの技術をつける山なのですね。

下山時はカメラをしまい、慎重に岩の稜線をくだっていきました。

時間は8時半を回りだしたころから、どんどん人が登ってきます。スライドしたのは10組前後いたのではないでしゅうか。

登山口につくと、ゴールデンレトリバーをつれた人ものぼろうとしていました。きちんと訓練したワンコなら登れるのですね。

バウよ、、、、見習ってほしいものだよ。。。

てなことで、

札幌50峰 17/50 八剣山(498.8m)GETしました。

撮影場所 札幌市南区砥山 八剣山
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材  SIGMA DP2

豊平川と滝の沢川(豊平川支流)

豊平川と滝ノ沢川(豊平川支流)の合流点

前日の雨と雪解け水によって増水濁流の大迫力のに流れ込んでいるのは、を撮影にいきました。融雪期の河川での川遊びはやめましょう。というアナウンスがよくこの時期ラジオなどでながれますが、こういう風景をみると納得できますね。流れのスピードもものすごく速く、落水したらひとたまりもないですね。100万人超えの大都市圏に流れる川としては例外的に急峻な川と言われている豊平川ですが、こういう風景をみるとその本性をみたようなきがしました。

滝の沢川(豊平川支流)

滝の沢川(豊平川支流)

一方その濁流豊平川に流れる「滝の沢川」ですが、今回で同一名の川三本目の登場です。

おなじ、市内に同じ名前の川、しかも同じ水系に今回だけで二つ。上記リストの上の二つはそれぞれ滝だったり、山登りや釣りなんかで、したしまれていると思うのですが、今回の滝の沢川は母なる豊平川へ直接流れ込む支流なのにイマイチ知名度がひくいのか、なかなか情報を得ることができませんでした。

地図を見る限りでは札幌岳の中腹を源にもち豊滝地区の丘陵地帯を流れ国道230号線を暗渠でくぐり、豊平川へ合流する直前で山部沢川と合流をして豊平川へと流れおちます。途中暗渠化されているようなので、川幅も含めそれほど規模の大きな川ではないのではないでしょう。その河川規模からか、またこの近辺の豊滝・砥山・小金湯地区に流れる沢の多さからか、それほど特に着目をされることなく、さらさらとながれている川なのでしょう。

この滝の沢川という名前、札幌市内にまだまだありそうです。きっとこのブログをすすめていくうちにいろんな場所の滝の沢川を紹介することになるでしょう。

八剣山

八剣山

今回の写真を撮った砥山栄橋から札幌側をながめてみると、山頂に急峻な岩をいただく八剣山がその勇壮な姿を朝日とともに見ることができました。この日この八剣山にものぼりました。その山行報告は次のエントリーに書くことにします。

撮影場所 札幌市南区小金湯 砥山栄橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材  SIGMA DP2

豊平川と西定山渓川の合流点 ~朝日岳 敗退~

豊平川と西定山渓川の合流点

早春の様相の定山渓の温泉街のちょっとはずれ、いこい橋の上からと屈曲しているところに小さく流れ落ちるの合流点の写真をとりにいきました。

豊平川はエメラルドグリーンの深い色合いで雪解け水をながし幅広くその姿をみせているので、西定山渓川がこの写真では目にとまりにくいでしょうが、合流直前の西定山渓川は

西定山渓川

西定山渓川

こんな感じで春の渓流の様相をみせてくれています。

この日、山菜とりの人やこの渓流の様子を見に来ている人がいました。結構知るひとぞ知るポイントなのかもしれませんね。

そして、ここからはの一つ朝日岳がそびえているので、前回の登山で春山登山の気持ちよさを味わった私とバウのコンビで登ろうとやってきました。

バウ連れで山歩きってことは、もちろん天気は晴れ。気温も暖かい春の陽気。ってことで装備はお散歩装備&1本ポールとこの間バーゲンセールで買ったコロンビアの登山靴のシェイクダウン気分のお気軽状態、、、、

 

が、

 

これが失敗でした。

ルートは以下の通り、タイトルにも書いていますが、頂上いかずに見事敗退してきました。


スタートから、

スタート

スタート

いこい橋へは車がはいられないような残雪がのこっていました。

この豊林荘コースは南斜面に登山道がきられているので、きっと残雪は所々に少しある程度だと高をくくって出発して、TOPの写真をとったりして、林道ゲートに到着しました。

林道ゲート

林道ゲート

ゲートは開いていましたが、倒木がゲートの代わりに行く手をはばんでいました。

この倒木をバウ抱えてまたいで林道に入り、しばらく進むと豊林荘コースの登山口が現れます。

豊林荘コース入り口

豊林荘コース入り口

ここから先は若干の雪原がひろがっていましたが、そこそこ締まっていたしその先はしっかりと土がでているのを視認できたので、そのまますすんでいると、

エゾアカガエル?

エゾアカガエル?

冬眠から覚めたばかりのエゾアカガエルがのんびり雪の上を散歩していました。啓蟄だね~~なんておもいながら

登山道

登山道

傾斜のはじまる登山道へと入りこみます。
予想通り、南斜面の登山道陽の当たる場所はしっかりと道がでています。
木々もまだしげっていないので、いろいろなガイド本やインターネットの記事には眺望の悪い山との紹介されているこの朝日岳でも、この時期は木々の間からそこそこ遠望ができます。

朝日岳からの中山峠側の山を望む

朝日岳からの中山峠側の山を望む

こんな風に見渡せるのはこの時期だけだよな~~。春はいいよね~~なんてのんきに明るい山道をバウとのぼっていきます。

倒木からこんにちは

倒木からこんにちは

所々倒木をまたいだり、くぐったりしていちょっとアドベンチャー気分を味わいながら高度を稼いでいきます。

ところが、標高450mあたりからいきなり残雪が多くなってきました。

残雪が多くなってきます。

残雪が多くなってきます。

日の当たる場所はまだ道が見えているのですが、谷地形にはいってくると、一面雪になります。

日が当たらないので気温もぐっとさがってきます。

雪面自体は締まっている場所が多かったので、たまにズボっと来る場所があるくらいで、バウと一緒に岩戸公園コースとの分岐までがんばってみましたが、その先のルートが不明瞭だったのと今回の装備とバウの足が冷たそうだったので、ここで撤退をきめました。
一人できていたら、雪面をつないでクリアできたと思うのですが、バウと一緒だと春先の所々藪が顔を出す斜面を登山道のアシストなしの登坂はちょっと不安にかんじました。

無理は絶対しない。

というのが、私の山行のモットーなのです。

山は逃げないしね(^^

撮影場所 札幌市南区定山渓892 いこい橋
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

豊平川と厚別川の旧合流点跡(旧豊平川 落合橋端付近)

豊平川と厚別川の旧合流点跡

最近、旧河川跡の散策がシリーズ化しつつありますが、今回はいつもの合流点めぐりと休河川めぐりの中間にいちするようなポイントにいってまいりました。場所は、の落合橋付近です。
ここは、が昔合流した場所で、このそばにかかる落合橋も、以前ここらあたりで2つの河川が合流していたのでつけられた地域名とのことです。

いつもの今昔マップさんをみてみると、

見事にこの場所まで厚別川がきていたことが1916年の地図に明記されています。ただ、この時点ですでに厚別川新水路が開削されており、1916年の地図では、「新川」となづけられた直線的な水路となって現在の角山付近までその足を伸ばしているのがみうけられます。また1916年の地図では、新水路ができているからなのか、新水路以降の厚別川の川幅が若干細くなっているようにも見えます。

また豊平川への架橋事業は札幌の都市化に伴わないくらいにおくれており、この落合地区から対岸の対雁へとわたるためには、渡船場から渡し船を利用していたとのことが、白石区のホームページのコーナー、白石歴しるべに記載されていました。(伴の渡し(PDF:219KB)

そんな豊平川本流がここ東米里地区を堂々とながれていたその昔に比べ、現在はヒッソリと静かな流れともつかない水をたたえた旧豊平川に流れ込むように、大きめの排水?が往時の厚別川の面影なのでしょう。

旧豊平川に流れ込む厚別川の旧川道を利用した排水

旧豊平川に流れ込む厚別川の旧川道を利用した排水

春先のこの時期だからこそみることができますが、きっと繁茂期になれば一面緑に覆われその姿を拝むことができないでしょう。

 

撮影場所 北海道札幌市白石区東米里2053
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

豊平川とオカバルシ川の合流点 (硬石山より)

豊平川とオカバルシ川の合流点

久々の俯瞰写真は、木立の間から垣間見るの合流点です。

丁度写真からは見切れてしまいましたが、藤野4山の一つ藤野富士を源に藤野の市街地を流れ硬石山のふもとで豊平川と合流を果たすオカバルシ川。インターネットの情報を探してみても、この川自体の記録はあまりなく、ウォーキングなどの経路にある川としての紹介が多いようです。支流としてポンオカバルシという河川もあり、語感からアイヌ語のようなのですが、その由来の情報は得れず、もっとアイヌ語も勉強しなきゃいけないかなと思う次第です。

撮影場所は、札幌50峰に数えられている硬石山の峰の一つからです。天気の良かったこの日に硬石山への山行もおこなってきました。

では、その山行記といきますか。

今回はジオグラフィカで記録したGPSログをグーグルマップに読み込ませて地図を表示させてみました。

スタートは黄色のマーカーのところ、進路は反時計周りです。

スタート地点

硬石線南の沢側冬季通行止めゲート
スタート地点

スタート地点は硬石線の冬季通行止めのゲートからです。いろいろな記録をみてみるとだいたいこのあたりから各人それぞれ取り付きを探しているようなので、私もそれにならってみました。が、、、、ここの左側は南の沢川の割りと深い沢地形、しかも雪解けもすすみ程よいスノーブリッジもなく、、。ひたすら硬石線を歩くことに、、、。

で、やっとたどり着いたのが南の沢市民の森の入り口でした、、、。

南の沢市民の森入り口

南の沢市民の森入り口

あとからしったのですが、この硬石山線この時期工事をしていたらしく立ち入りが制限されていたようです。到着した段階では、人もいなかったので堂々と歩いていたのですが、、。(地図のマーカー茶色の地点です。)

ここからスノーシューを装着し雪面へと歩きだしていきました。雪質は表面カリカリの薄い層、中はざくざくのシャーベット状となっていました。少しでもラッセルのないことを期待しての早めの時間の出発をしたので、予想どおりでホクホク気分で歩き出します。尾根の右手に藤野の街並が見え自然歩道上なのでわりと広めの林間コースです。朝の光と気持ちのいい空気を吸いながらこつこつとあるいていくと、最初の山場276ポコが現れます。

276co

276co

2~3日前のトレースもみえますね。最初の急登なので気合をいれて所々ジグをきりながら登っていきます。マップでは紫の場所です。ここまではスタートから約1時間くらいはかかっていてほかの人たちの記録からみると超スローペースなのですが、それでも自分としてはなかなか快調なウォーキングでした。このこぶをのりこえると、、、雪山といえども登山道のない藪山の洗礼を受けることになるのです、、。

倒木祭り!

倒木祭り!

ご覧のように密集した林の中、且つ倒木がいくてをさえぎります。しかも雪解けもすすんできているので、木の根開きもおおきくなり、倒木との隙間でいきなりズボーと来る場所もありそうな気配。初心者にはなかなかきつい洗礼です。それでもなんとか時間をかけてゆっくりと標高をあげていくと、今度は倒木&超痩せ尾根コーナーとなります。

痩せ尾根エリア

痩せ尾根エリア

痩せ尾根エリアその2

痩せ尾根エリアその2

ドキドキしながら痩せ尾根進み、写真のように木の根元からごっそり倒れた倒木をどうやって巻こうか考えながら歩くこととなりました。先ほどの倒木エリアも気持ち的にかなりつかれましたが、この痩せ尾根は疲れとドキドキが合わさって妙に神経が高ぶります。 マップのマーカーは薄い黄色のところです。かなりなアドベンチャーな気分を味わいつつ痩せ尾根エリアをクリアして少しだけ広い、けどきつい登りをのぼって、スタートから2時間半をかけて、

硬石山西峰

硬石山西峰

西峰へと到着しました。(マップのマーカーは赤です)天気は快晴、たまに強めの風がふくけどかなり気持ちの良い山頂気分でした。標高は397m。三角点のある硬石山本峰は370.8 m。本峰よりも高い西峰。ご丁寧に標識もあります。そして近くの木には硬石山山頂は東に500Mの標識もあったりしています。少し眺望を楽しんだ後本峰へと向かいます!、、、が、ここらへんから帰りのルートを変えようという気分がわきたってきました。だって、、、さっきの倒木&痩せ尾根を歩く気にはならなかったので、、、。しかもここから一旦わりと急なくだりをおりていくし、、、。ただ、このくだりの雪質結構サクサクな感じで適度にグリップが効いてこの日初めての気持ちの良いウォーキングができました。

そして、コースはTOPの写真をとった前コブへと向かうのですが、この前コブ、、結構な曲者です。どこを通ると効率的かと考えて巻きながら斜めに登ろうとしたのですが、雪が割りとふかくしかも湿り気があるのでなかなかグリップしてくれません。そんな悪戦苦闘を硬石山名物のミズナラの巨木さんが静かにみまもってくれていました。

硬石山名物ミズナラさん

硬石山名物ミズナラさん

そしてとれたのが、TOP写真となります。

そしてスタートから三時間かけて、やっと硬石山山頂へとついたのでした。

硬石山山頂

硬石山山頂

ここから採石場方向へ降りると眺望が得られることを知ったのはかえってきてからインターネットでほかの方の記録を見てでした。ここまできたら一仕事終えた気分になりかえる算段をするのが人情というものですよね。

で、この山頂約10分休憩と帰るルートの考察をやっていました。GPSログをみていただければわかるとおもいますが、帰り道は前コブ、西峰を谷側をトラバースしてなるべく登り返しのないルート、そして今回の往路よりも人がはいっていそうなな最短ルートを選びました。

ところが、楽をするために選んだこのルート、それほど楽ではありませんでした。谷側のトラバースはかなりな傾斜とクラストした雪面と所々に現れる雪面のヒビにひやひやしながら、帰りの尾根は往路と変わらないくらいの傾斜を往路と変わらないくらいの倒木の量を超えながらでした。

結局山頂からの下山にも2時間くらいかけてしまいました。

そしてやっとのこと

無事下山

無事下山

下山してきました。

ただ、今回の山行、常に眼下には藤野の町や南の沢の町が視界にはいってくるので、その点はすこし安心できる山行でした。

札幌50峰 13座/50座 (硬石山 370.8m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区 硬石山
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

豊平川と穴の川放水路の合流点

豊平川と穴の川放水路の合流点

そろそろ、街の中の雪も消えかけてきた札幌です。そんな日に訪れたのが、ここの合流点です。大都市札幌の豊平川は、その各流域ごとにいろいろな姿をみせたのしませてくれますが、札幌の街区としての様相が見え出す、ここ南区の藤野から石山にかけての姿は、上流の急峻な渓谷美から、すこしずつ都市を流れる大型河川としての鷹揚な姿が混ざりあうような得もいわれぬ美しさを見せてくれる場所と私は思います。定山渓から続く山塊を背後に広い川幅を激しく流れてくるその姿は四季折々とても絵になります。そんな中でもこの石山大橋から眺めるこの時期の早朝は格別です。そんな日の写真を撮れてホクホクした気分で次の目的地へと向かうことができた朝の瞬間でした。

 

撮影場所 札幌市南区 石山大橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon d3000

逆川を歩いてみる。

逆川を歩いてみる。

今回はちょっと趣向を変えてみます。札幌の市街地は暗渠になっている河川や埋め立てられた河川が沢山あります。今回ご紹介するも、そんな川の一つで、その暗渠部を歩いてみます。

逆川の歴しるべ

白石区には所々にこんな開拓の歴史をしるした白石歴しるべなんて小粋な看板があったりします。

 

逆川との合流部のそばにこんな看板があります。

要約すると、
「逆川ってのは、月寒川の下流域をさしていて大雨のたびに豊平川の水が逆流をしてきて周囲を水浸しにしてきた暴れん坊の川だったので、こんな名前でよばれていたんだよ。でも、それじゃみんな大変だからと月寒川両方の新水路を作ってその被害を軽減させるようにしたんだよ。」

ってことがかいてあります。

じゃあ、ってことで地図をみてみると、望月寒川との合流点あたりから、この逆川と豊平川の合流点あたりまで、不自然にカーブが描かれている道路がつながっています。

では、国土地理院の地理院地図の電子国土WEBの空中写真で平成20年と昭和36年の写真をくらべてみましょう。

逆川流域(平成20年)

出展:国土地理院の地理院地図の電子国土WEB平成20年

昭和36年 逆川流域

出展:国土地理院の地理院地図の電子国土WEB 昭和36年

 

昭和36年の写真には豊平川に注ぐ月寒川の旧流路がしっかりと写っています。

豊平川に注ぐ前に2本の河川、望月寒川と小沼川が合流しているところもしっかりとうつっていますね。そして、月寒川の新流路となるべき用水の経路もしっかりとうつっています。

距離にして、1~2kmくらい、河川域の周囲は稲作地帯であったことも、このあたりのシンボルでもある、高速道路のジャンクションもなかったことも、はっきりとわかりますね。

では、ってことであるいてみます。

望月寒川と旧月寒川の合流点

望月寒川と旧月寒川の合流点

まず、スタートは望月寒川と旧月寒川の合流点です。現在の旧月寒川は望月寒川に水を預けることはほとんどないようなのですが、樋門はしっかりとありますね。またこのあたりの左岸には水道局の豊平川処理場があって、そこから浄水された水が望月寒川に流れ込みます。水温はきっと高いのでしょう。冬のこの時期でもしっかりと川幅いっぱいに水が流れています。そして、ここは鴨たちの憩いの場のようで、沢山の鴨が四季問わずあつまってきています。

望月寒川

鴨たちの憩い。

この写真には数羽しかいませんが、もっと沢山の鴨がゆらゆらと水にうかんでいます。TOPの写真はそんな鴨の二羽が川岸にあがっていたので、モデルになっていただきました。

では、いよいよ逆川探査です。

現在の逆川の源流は菊水元町の豊平川処理場で間違いないでしょう。

豊平川処理場

豊平川処理場

望月寒川の堤防からおりて、菊水元町と、米里の境界となる道路を歩いていきます。ほとんどの境界は河川の流路を境にしている通り、やはりここが逆川の流路なのでしょう。

菊水元町9条2丁目

菊水元町9条2丁目交差点

この道路を豊平川に向かって北上するのですが、不自然なS字カーブが地図からでもみてとれていました。

菊水元町9条の不自然なS字

菊水元町9条の不自然なS字

こういった不自然なカーブがある所はだいたいは川を埋め立てられたあとか、暗渠の上に道路があることが多いものです。

このS字良い感じで続いていきます。

逆川S字

逆川S字

逆川S字

逆川S字

 

現在、逆川は暗渠の中をながれているということなので、きっと、この道の下にはしっかりと水路になっているのでしょうか。

ここまで、現在の地形に影響を与えているってことは、暗渠を作る際に、川の上にふたをしたような造りになっているのでしょうか。3面護岸ではなく、4面護岸ですね。

 

このS字を歩き終わると、今度は米里1条2丁目の南7条米里通りの交差点にあたります。

米里1条2丁目の南7条米里通りと交差点

米里1条2丁目の南7条米里通の交差点

流路はこのまま北上をして、札幌新道(豊平川)へと向かって大きくカーブをしていきます。ちなみに、南7条米里通はこのまま直進すると、高速の札幌JCへと向かいます。このあたりから札幌新道を利用しようとすると、この逆川の暗渠の上の道をたどっていくわけです。

札幌新道へ

札幌新道へ

写真では伝わりづらいのですが、この道、結構な幅と歩道の幅があります。これは逆川の下流域の広さのなごりなのでしょうか。

この道をどんどんあるいていくと、逆川が地上へと顔を出す地点にたどりつくことができます。

逆川お目見え

逆川お目見え

そして、逆川は豊平川へと合流をするのです。

豊平川と逆川の合流点

豊平川と逆川の合流点

この流路、ほとんどが住宅地であり、往時の田園風景はほとんど見ることができませんが、豊平川との合流点あたりに農協の倉庫らしき建造物が散見され、稲作の拠点であったことをしめすなごりを見ることができました。

今回の経路を下にGPSログとして記します。

逆川流路を歩く

iPhone ジオグラフィカでのGPSログで逆川流路をたどってみてました。

 

旧流路をたどってみるのも楽しいものですね。 またほかの川でもやってみたいものです。

撮影場所 札幌市菊水元町9条2丁目~札幌市菊水元町9条1丁目
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 nikon d3000 / SIGMA DP2 / iPhone5c

 

豊平川と東野々沢川の合流点

豊平川と東野々沢川の合流点

湿った大粒の雪が降る中の合流点を撮影しました。

2月上旬なのに雨の降る予報もあるような珍しい1日です。冬はスキー、夏は熊で有名なフッズスノーエリアあたりに源流を持ち、藤野の住宅街を流れ豊平川に合流をします。この野々沢の名称なのですが、どうやら藤野地区はその昔、西側の藤の沢がながれる藤の沢地区と東側の野の沢が流れる野の沢地区の二つの地区にわかれたようで、この東野々沢川は野の沢地区の東端、簾舞との境界を流れていた沢だったのでしょう。

ところで、この写真の奥のほうにかすかに山陰が、、、、。

そして、私のiPhoneにはなんとGeoGrapichaというGPSアプリが、、、。

と、いうわけで登ってきました! 白川市民の森に横たわる青山(530m)へ!

スタート

白川市民の森入り口から藤野地区を眺める

白川市民の森の駐車場へ車を止めていざ出発です!広く除雪していてくれていたので、結構な車の数がとめられそうでした。

白川市民の森はその名の通り札幌市が整備をしてくれている自然歩道なので、各分岐には標識があるようなので、初心者でも安心登山がたのしめそうです。そして、GPSの使い勝手も試せそう(^^

 

今回は 26-6-7-8-21-20-19 の案内版を目指すこととします。一番の最短距離なのでしょう。道中ほとんどトレースがありました。トレースありがとうございます。

案内版26

案内版26

五分くらいで案内版26に到着です。最近あまり雪がふっていなかったようなので、スノーシューは袋にいれてかつぎつぼ足でスタートをしました。

ここから案内版6までのルートは実は急登になっていました。丁度つぼ足なので、ざっくざっくと雪に足をさすような感じでのぼっていきます。最初っから急なのぼりでちょっとおどろきましたが、まぁきっとこの後は緩くなるだろうと期待しつつ10分ほどで、

案内板6

案内板6

案内板6へ到着。 この案内板ご覧のように等高線がついています。目指す案内板7までのルートをみてみると、のぼりはそれほどない様子。 予想通りです。

さくさくとあるきましょうと、、、おもったのですが、だんだんつぼ足では足のぬかり具合がひどくなってきました。道の途中で担いできたスノーシューを袋からとりだし、装着します!。そして袋はザックの中へ、、、ザックが満杯だよ、、、。今回の携行品はいつもと同じように、カメラ2台とペットボトル2本とチョコバーと財布とタオル。そこにスノーシュー袋を突っ込むと押し込むような感じになっていきました。 カメラ機材を考えるともう少し大きなザックがこれから必要になるかも、、、。

そんなこんなで緩やか林道を15分くらいあるいて

案内板7

案内板7

案内板7へ到着。

ほんのすこしだけ傾斜がつき始める林道を風の音を聞きながら10分ほどで、

案内板8

案内板8

案内板8に到着。

ここから、道は大きくジグザクとなって高度をあげるようです。それに伴いさっきよりも傾斜がきつくなっていきます。

案内板での距離はそれほどはないのですが、きつくなっていく傾斜にうんうんいいながら20分かけて、

案内板21

案内板21

案内板21へ到着。

案内板の等高線をみると、ここがこのルートの核心部かとおもい水分やカロリーを摂取して気合をいれてすすみます。

案内板21~20

案内板21~20の途中

最初は雪もちらちらとふってきていたのですが、このあたりから風つよく雪の勢いも激しくなってきました。山道をのぼっているので、体は冷えはしないのですが、首からさげているDP2がちょっと心配です。

そんなこんなで15分かけて

案内板20

案内板20

案内板20へ到着です。

ところが、

山頂への19へのルートをたどるようなトレースをみると、、

青山山頂へ

青山山頂へのトレース

げっ、、

いままで緩い林道を歩いてきて、きっとこんな感じで山頂までのお気楽ツアーかなとおもっていたところで、まさかの急登。。

林の中を尾根筋めざしかしがしのぼっていきます。

スノーシューでの急登、ちょっとした登りなら経験はしていましたが、そのときよりも距離もあります。。ところどころ、ズルズルとすべったり、林の木につかまったり、本で読んだキックステップをためしてみたり、スキーのようにハノ字でのぼったりと悪戦苦闘で尾根筋に、、、。

さえぎる者がすくなくなってくるので風も雪も強くなってきました。

そんなこんなで一つ目のこぶあたりまでいくと、、、先行者さんのトレースはそこで、ひきかえしていました。

細尾根をのぼっていくので、ここが頂上と思っていたしかたないようですが、まだ先にはここより高いところがあります。

iphoneのgeograpichaをたよりに山頂ではないことを確認し、ノートレースの稜線をあるきはじめます。

ノートレースの山頂尾根

ノートレースの山頂尾根

雪は結構しまっていて、トレースをたどっているときよりも足取りはかるくあるけました。

はじめてのノートレースハイク。ちょっとドキドキしつつ軽い吹雪の先に見えそうなピークをめざしていきます。

そしてやっと先の20番から30分ほどかけて

青山山頂

青山山頂

青山山頂へ到着です!

青山山頂2

青山山頂2

たどり着いたときは、

「やっとついたー!」と思わず声がでました。

そして、つぎにでたことば、「なんもみえねー」でした、、、

カメラのタイムスタンプをみてきづいたのですが、最後の分岐からここまで30分かかっていたのですが、そんなに時間がたっている感じはしませんでした。きっと道中いろいろと逡巡をしたり、雪庇ぽくかぶったこぶを巻く道を考えたりしながらあるいてきたので、林道15分歩きと同じ位の時間感覚でした。

山登りのたのしみって、こんなところにも見出せるものなのですね。

山頂で、お尻をついて大休止。水分補給&カロリー補給と下げっぱなしのDP2をザックにしまい、下山することにしました。

山頂からの下山ルートはいままで通ったところをそのままかえるのですが、急なところでは最初のうちはすべったり転んだり、、でもだんだん感覚がつかめてきて、林道ルートにはいってくるころには、ちょっとしたショートカットをしてみたり尻すべりをしてみたり、たのしみながら40分くらいでおりてきました。

下山

下山

今回のルートのSSついでに。

青山

青山登山

まっすぐになっているのはきっとGPSがとんじゃっているのかな、、。

今回の課題はザックの容量確保と、スノーシューでの急登の登坂方法です。

研究しなければ、、、。

撮影場所 札幌市南区藤野1条9丁目6−12
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

豊平川と穴の川の合流点

豊平川と穴の川の合流点

今回は俯瞰撮影になります。撮った場所は南区の藻南公園の展望所からなのですが、写真に写っている河川敷からひいこひいこら、

この写真の左上に写っている場所まで登っての合流点を撮影しようとがんばったのでした。

去年のこの時期の藻南公園は紅葉もおわりかりつつあったものの、場所によってはとてもきれいなもみじを見ることもできました。特にこの展望所まで行く間は、それこそもみじに囲まれた森林浴をすることができます。

さすが札幌の紅葉ポイントとして数えあがられるだけありました。

ところで穴の川はどこだろうと写真を見てもわからないかもしれませんが、丁度豊平川がカーブをしているあたりにその合流点があります。

そしてこの穴の川、なにやら地質的に面白いところらしいのですが、その話題はまだ調べていないので、今度穴の川がこのブログに登場した際のお楽しみとしてください。

 

撮影場所 札幌市南区石山1条1丁目12−6
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 SONY CyberShot W-170

豊平川と白井川の合流点

豊平川と白井川の合流点

これで、2013定山渓道中記は終ります。最後はこれまた定山渓の紅葉景勝地、錦橋から撮影をしたの合流点です。

ちょうどこのあたりは一の沢ダムによってさえぎられるあたりなので、水の流れもかなりゆったりとした感じになっていますね。写真手前から流れているのは豊平川で砂州の向こうに見えるのが白井川になります。まだ緑の葉を残した木々もありますが、この時雨橋の歩道の上には

こんな感じで落ち葉がしきつめられていました。

そして橋の反対側から定山渓温泉を眺めてみると、

定山渓 時雨橋より
これまた良い感じの紅葉を眺めることができました。さすが錦秋を楽しめるスポットとしていろんな情報サイトや情報誌に載るだけのことはありますね。

ひとしきり合流点をめぐったあとは、

定山渓二見公園の遊歩道をゆっくりバウと散歩してきました(^^

撮影場所 札幌市南区定山渓温泉東1丁目61 錦橋
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★★
撮影機材 SONY CyberShot W-170